Beaujolais

ボジョレー:ファンキーでジューシーなフルーティーワイン
ワイワイガヤガヤと、下町のビストロでお客さんがみんな一緒に飲んでいるようなイメージ

長い時間をかけてしか築くことができないコト!真の信頼関係

なんの世界でも、流行というものがある。 セッカチで新しいモノ好きの人達は、人が知らないものが出てくるとそれに飛びつき、また次の新しいモノがでるとそれに飛びつく人達がいる。 今、ワインの世界がそんな感じ、特に極の自然派ワイン好みの人達に多い。次々と、とっかえていくことはイノヴェーションとはいわない。 ワインの世界は長いスパンで付き合っていかないと、ワインの本当に大切なことが見えてこない。 色んなタイプがあり、自然派ワイングループに属しているワインだけがワインではない。 色んなタイプが存在してワイン文化があり、深いところは、その造り手の人生、哲学、環境、土壌に対する対応の仕方など長い付き合いをしていかないとエッセンシエルのところが見えてこない。 そして、何より人もコトも次々と進化していく。一つの醸造家をじっくりと追い続けることは、ワインの根本的なものを理解することに繋がる。 安定した美味しいワインを造るには、少なくても2世代ぐらいの長いスパンで取り組まないとできない。 ESPOAが最初にラフォレー醸造と付き合いだした時は、トーマとピエールがまだ小学生の頃だった。 醸造は完璧にこの二人が実施している。 醸造中は、SO2を使用していない自然な造り。瓶詰時に少量を添加するのみ。 ESPOAとラフォレー醸造には、長い時間をかけてしかできない不動の信頼関係がある。 これがあってこそ、これからの時代に最も必要な人と人がこころで繋がっていくワイン流通が可能となる。

これからの商いに最も大切なこと、“不動の信頼関係”を築く

今、コロナで世界中が騒いでいる。 インターネット販売、スーパー関連の売上が好調である。 あまり、人と人が心を通わせない世界である。 こんな時こそ、心がかようモノ・コトを望んでいる人達も多い。 ESPOAは、造り手と売り手の間に不動の信頼関係を築くことを目指している。 そして、その信頼関係を飲み手まで繋がっていくように皆で努力している。 今年も、ボジョレ・ヌーヴォーの販売量は殆ど変わっていない。 造り手の方も、このコロナで大変な時期にこそ、より美味しいものを造ろうと一生懸命に努力した。 その努力が認められてギード・アシェット(ワインガイドブック)にて、クードクール賞を受賞した。 2020年のラフォレー醸造のヌーヴォーは、過去最高の仕上がりとなった! 今年も、各ESPOA店には、多くのファンがラフォレー醸造のヌーヴォーを楽しみにしている。 醸造元との繋がりを緊密に保つために、毎年、ESPOA店の誰かが交代で醸造元を訪問している。 ラフォレー醸造の健全な進化を目の当たり見てきた。 お父さんのジャン・マークから息子達、トーマとピエールに世代交代が行われつつある。

2019年にESPOAグループはラフォレーにこのメンバーで訪問しました

ESPOAのワイン戦略は、ただ売るだけではない。 限りなく造り手との心の通った付き合い方をしている。遠い親戚のような感じ。 造り手にとっても誰がどんな風に、自分の造ったワインを紹介・販売してるかを知っていることは大切なことだ。 造り手にとって、美味しいワインを造れば、それで完了ではない。 その先に、売る人達のことも考えて、飲んでくれる人達とも心を通わせられるようなワインを目指している。 ESPOAワイン戦略はワインを通して造り手から飲み手までが心で繋がって、“喜び”が倍増していくことを目指している。 更に、ESPOA店が、自分のお客さん達とツアーを組んで、造り手までやって来る。 エスポアワイン戦略は、もうそこまでのことを実現している。

自然派の原点マルセル・ラピエールが開始したマルセル・カンボン・ヌーヴォー

マルセル・ラピエールとシャとは幼馴染の親友、この二人とマリー・ラピエールの3人で始めたシャトー・カンボン。 今は、マルセルが抜けたカタチになっているけど、マルセルのエスプリと原点の造りはここカンボンに生きている マルセルと共に初期から自然派ワインを伝道してきたこの二人が醸すヌーヴォーは自然派ヌーヴォーの王道!! マルセルの時代から蓄積された造りが原点として表現されている。 ヌーヴォーはやっぱりこれは絶対に外せない。 2020年は、世が妙なカタチになっている。そんな世相とは反対に天と地のエネルギーは最高の条件を満たしてくれた。 内容が詰まっているトビッキリ美味しいヌーヴォーが完成した。 今、世界が必要としている“力強さ”と“爽やかさ”を備えている。 ヌーヴォー解禁を機に世の流れを変えよう!! 若き人達も素晴らしいヌーヴォーを醸しているけど、やっぱり原点は大切!絶対に外せない!!

ガメ品種の可能性を極限まで追求するLapaluラパリュだからこその2020年!!

ワイン造りで最も大事なのは、言うまでもなく畑で行う葡萄栽培の作業。 葡萄栽培には、ワインの品質を左右する大切な節目が幾つかある。 その節目、節目を、その年の気候条件に照らし合わせて、経験と感性をもって色んな角度からとらえてテロワールを最大限に表現できるように可能性を広げてやる栽培方法を臨機応援にやり繰りすることが大切。 これがジャンクロード・ラパリュが毎年やっていること。 まるで子供の教育のように、大人になってその子が人生を思うように表現ができるような可能性を残す教育してやることに似ている。 ジャンクロード・ラパリュは云う、 『ワインが完成した時に、そのワインのスタイルや、酸のあり方、タンニンの質などすべてを栽培まで遡って説明できる精確な栽培。例えば、あの時の雨が、あの時の作業の遅れが、あの時の作業のドンピシャリのタイミングが、この味覚に影響を与えているんだ。と明確に指摘できることが大切。』 その点、今年はコロナのお蔭で、訪問者が少なく、訪問者の対応で作業が遅れるということがなくほぼ完璧にできた年だ。 それにしても、2020年は、またしても超特殊なミレジムとなった。 5,6月の開花時の天候不良で、結実に時間がかかりミルランデーズといわれる小さい粒の葡萄が育った年。 7,8月の40度を超す猛暑と乾燥の年。特に西日の当たる箇所は、日射と乾燥で葡萄果実内の水分が蒸発して葡萄がシワシワになって糖度も濃縮して、酸も同時に濃縮している葡萄が見られた。 しかし、全体的に見れば、健全な葡萄が収穫されたと云ってよい。最も危険な腐った葡萄は皆無だった。 特に、Lapalu醸造の古木のあるオー・フォルトの畑では果実の濃縮度が高かった。 2020年のオー・フォルトは名前どうりフォルト(力強い)スタイルになるだろ。でも酸も濃縮しているのでキリットしたパワフルな特殊なスタイルになるでしょう。あとあとまで語り継がれるミレジムとなるでしょう。 超期待のミレジムです。 ★さて、2020年ミレジムのヌーヴォーはどんな感じ?? ヌーヴォーは、ヌーヴォーらしく仕上げる為に早く収穫したり、標高が高いところの区画で糖度が比較的低くく収穫した葡萄を使用するなど、ジャンクロードがいろいろ工夫をしてます。 まだ、アルコール発酵がすべて終わっていない状況なので最終的にどの程度の度数になるかわかりません。 ジャンクロード曰く 『比較的、力強いスタイルになりそうだけど12.5度前後の果実味タップリで、フレッシュな酸もキリットありの内容の詰まったワインになりそうです。』 …

★あのマルセルの息がかかった三大お勧め“家飲みワイン”★

すこぶる軽快で、フルーティーで、果実味が豊かで最高に心地よいい。 そして、何よりも嬉しいのは、求めやすい価格帯であること。 欠点は、美味し過ぎてスイスイ入ってしまうので、早く一本が終わってしまうこと!! 1-Raisins gaulois レーザン・ゴロワ(野村ユニソン社) 2-Cuvee Passion キューヴェ・パッション(ESPOA社) 3-La Cuvee du Chat ラ・キューヴェ・ドゥ・シャ(テラヴェール社) あの自然派ワインの原点の人マルセル・ラピエールに深く繋がりがある人達のワインです。 勿論、ガメ品種100%、マセラッション・カルボニック醸造で、果実味が全面にでたグイグイワインです。 家で気分を変えるには、もってこいのワイン達!!元気がわいてきますよ!! こんな時こそ、やっぱり原点は大切!!   

あれから一か月半、ラフォーレ醸造のヌーヴォーが瓶詰された

収穫から一か月半が経過すると、畑の景観もすっかり紅葉していた。 葡萄木が青々として見事な葡萄房を、楽しそうに摘まれていってからたったの一か月半。 もうヌーヴォーが瓶詰されました。 ここラフォーレ醸造では、毎年熟度が高い葡萄をヌーヴォーに使用する。 なんと13度を超すアルコール度にも関わらず、酸もあってタップリの果実味を備えたスタイル。 ヌーヴォーというよりワインとして素晴らしいバランスに仕上がりました。 あの葡萄達が、助っ人仲間の酵母達の力を借りて、もう液体に姿を変えて、我々に“喜び”と“勇気”を与えてくれる楽し飲み物になっていました。 醸造家にとっては、気が休めない一か月半、やっとこれで一息つけられます。 お父さんのジャン・マーク、後継者のピエール、トーマもよく頑張りました。ありがとう。Merci !! いよいよ、ヌーヴォーの季節がやって来る。

伝統文化を守るボジョレ・ラフォレー醸造の収穫

フランスにおける葡萄収穫は無形の伝統文化財と云ってよい。 特に、ここボジョレは、剪定がゴブレット方式なので機械摘みがやりにくいとこもあって、最もこの収穫文化が残っている地方の一つ。 その中でも、ラフォレー醸造は、できるだけ楽しく、かつ有効にやる収穫に家族全員で一つになって努力している。 25人程の収穫人はフランス全土より集まってくる。 ほぼ、2週間の合宿生活をしながら収穫する。 つまり、朝、昼、夕と食を共にしながら美しい葡萄園で葡萄を摘みながら生活を共にするわけです。 大体は男女の数は半々の方が雰囲気が良く、仕事がはかどる。 この収穫で男女が結ばれるケースが結構多い。 これも一つの収穫文化と云ってよい。 ここラフォーレ醸造は、まさに伝統的な収穫文化を継承することにこだわっている蔵元の一つ。 今、フランス中でこの伝統収穫文化が消えようとしている。理由が幾つかある。。 1-機械収穫が増えている。 2-労働法がやたらと複雑になっている。 3-2週間も朝、昼、夕と25人分の食事を作ることができる奥さん、裏方がいない。    (料理専門シェフを雇う必要がある。) 4-公的機関の衛星管理の許可を得られる宿泊施設を備えているところが減ってきている。 (基準が厳しくなっている) ここラフォーレ醸造はすべてクリアしている。 収穫人も、居心地がいいので、50年、30年、20年連続できている古参の人達もいる。 今年も、皆、笑顔が絶えない素晴らしいエネルギーの流れの中で収穫が行われていました。 …

動かざること山の如しDESCOMBESデコンブ醸造のジョルジュ・最も遅い収穫

周りの醸造家が9月最初から収穫を初めていても、ヌーン(ジョルジュ)は動かなかった。 じっと自分の葡萄が熟すのを待った。 デコンブの畑は殆どが標高の高いところにある。 葡萄が熟すのが遅い。朝と日中の温暖差が大きくなってから2週間ほど待つ。 酸を残しながら葡萄がほどよく熟した9月中旬を過ぎた16日から収穫を始めた。 もう多くの生産者がもう終わった頃に始めるのが常のデコンブ醸造。 だから、デコンブ醸造のワインの酒質はしっかりしている。 勿論、酸を残しながらである。 タンニンも果実味もタップリありながら、同時に爽やかな酸が存在するスタイルがデコンブ流義。 収穫は夜明け前に蔵を出る。今年は小型バスを借りて移動に使っている。 全員は乗り切れないので、車に分乗する。 朝日が昇る前に葡萄園に到着。 Fleurieフルーリーの高台から観る朝日が格別に美しい!!思わず、手を合わせてしまう。 今年は、屈強なポーランド人チームを導入したデコンブ。 皆、2週間前から他の醸造元で収穫をしていたチームなので、すこぶる慣れていて、もの凄いスピードと確実さで収穫が進んでいく。 ポーランド人ファミリーがグループを作って、出稼ぎにボジョレにやって来る。 リーダー格の男が指揮をとっているので、やりやすい。 濃縮感ありそうな葡萄が実っている。標高が高いので5月のマイナス5度の寒波にも耐えられた。 ジョルジュが狙った通りの品質の葡萄が収穫された。小一時間でトラックが一杯になった。 涼しい朝一番で収穫した葡萄は冷やさないでダイレクトに発酵槽に入れることができる。ジョルジュは醸造所まで即走った。 ★DESCOMBES …

ボジョレー若手世代が躍進中・存在感が大きいレミー・デュフェートル19年収穫

今、ボジョレは新世代の躍進が凄い。しかも、彼らは、先輩達を尊敬しながらも、先輩と同じやり方はとらない。 自然派ワイン造りの基本はキッチリ守りながらも、自分達の感性いかしながら、自分の狙ったスタイルを追求している。 その中でも、レミーの存在感は傑出している。 Remi DUFAITREは、ほぼ毎日の如くに逢っている先輩醸造家が2人いる。 お父さんの様に慕っているジャン・フォワラールとお兄さんの様に慕っているジャンクロード・ラパリュの二人。 ワインのスタイルもどことなく、この二人に共通するものを持っている。 しかし、最近は明らかに“レミー・スタイル”と云うようなものが確立されている。 ますます楽しみな醸造家の一人である。 まずは、本人が若いだけに、収穫人も若い人達が多い。 例年の如く、収穫現場はLaurenceローランスが指揮をとっている。 若手だけに収穫された葡萄を厳しくチェックして完璧な葡萄だけの摘み取るように指導するフローランス。 この収穫の雰囲気は、本当に大切なんです。ただ葡萄を収穫して発酵槽にいれればOKという訳ではない。 この明るい爽やかな空気は実に大切。 レミーは2週間の収穫期間に専門料理人を雇っている。レミーにとってテーブルを囲んで一同にとる食事は超大切。 昼、夜の食事は皆で一緒にとりながら、話しかけて、やる気と規律と楽しさのバランスを管理している。 レミーは、太っ腹にも、自慢のマグナムを開けて振る舞っている。 君たちが収穫した葡萄が、こんな風になるんだよ、と若い人達を啓蒙している。 今年は、5月のマイナス5度という寒波の影響もあって、小粒のミルランデール化した葡萄が比較的多かった。 果実の濃縮感のニュアンスが得られるスタイルになりそう。 …

ガメ栽培・醸造の名人技・Lapaluラパリュ醸造の19年収穫

今年も見事な葡萄を実らせて、品質、量ともに過去最高の収穫になりそうな勢いのラパリュ醸造。 ラパリュのワイン大好き人間、将来、ワイン造りをしたい若者達が集まってエネルギータップリの収穫! 温暖化で異常気象が続く近年で、ジャンクロード・ラパリュだけは、常に普通の収穫量を確保できていた。 昨年もベト病がフランス中に蔓延して多くの蔵元の生産量が少なかった。 ジャンクロードは過去最高の生産量だった。 今年も、5月の冷害、7月、8月の40度を超す猛暑、その上に水不足、8月中旬の大雨、と色々なことが起きたにも関わらず今年も見事な葡萄が収穫されている。 特に今年は、ジャンクロードが狙っている“涼しさ”“伸びるミネラル感”が表現できそうな品質の葡萄が収穫できている。 ジャンクロードはもうニコニコ。 今年のラパリュは凄い!!    人間としても、常に控え目で謙虚な性格のジャンクロードは多くの醸造家に好かれている。 ジャンクロードのところには、いつも若手醸造家が集まってくる。 若手醸造家にとっては、皆のお兄さん的な存在であり、古参の醸造家にとっては可愛い弟のような存在なのだろう。 私にとっても人間的に最も尊敬できる醸造家の一人である。 ワインは人とよく言われる。信頼できる人が造るワイン。ジャンクロードのワインには確実性がある。 ジャンクロードは常に収穫人と一緒に自分も収穫している。 自分の手で葡萄に触れながら葡萄の可能性をチェックしている。    収穫人にとっても、ジャンクロードと話しながら、しかも、ここまで美しい健全な葡萄を切り取るのは、本当に気持ちのいいものだ。    …

今やボジョレを代表する中堅醸造家クリスト・パカレ19年収穫中

ほぼ2週間をかけて約12ヘクタールの収穫を明日終了予定。 マルセル・ラピエールに背中を押されて醸造を開始して21年。 2019年は、気候上のトラブルのオンパレードだった。それにも関わらず栽培努力の結果こんなに素晴らしい葡萄を収穫することが出来ました。 これは、元ジュル・ショーヴェ氏が所有していたシャペル・ド・ゲンシャ村の畑。 白葡萄のシャルドネも僅かに混植されている。 自社畑のフルーリが5ヘクタールと借りている畑などすべて入れると約12ヘクタールほどの規模になった。 20名ほどの収穫人と共に15日間かけて丁寧に確実にいい葡萄を収穫できた。 それでも、例年と比較すると、雹でやられたり、45度という猛暑でやや疲れた葡萄もあったので、蔵に持ち込んで厳密な選別作業をして、完璧な葡萄のみを発酵槽に入れた。 この蔵での選別作業は初めての決断だった。 家族全員で対応、お父さん、長男、長女と従兄など皆で傷んだ葡萄粒を除去した。 日本からBMOのMasakoさんもやってきた。 クリスト・パカレ 『今年は小さなトラブルがいっぱい発生したけど、何とか切り抜けたよ。運搬用の車が故障したり、冷却用のコンテナが作用しなかったり色んなことがあったけど、今年は最初に決めたんだ。“何があっても絶対にイライラしない!”って。』私達が行った時もコンテナを新しいものに代えている最中だった。でも全く落ち着いていて、色々指示をだしていた。 流石に21年目の収穫。自分にも周りにもストレスを感じさせない仕事の流儀が徹底していた。 収穫、ワイン造りには、大切なことだ。ストレスはそのままワインの中に転写されていく。 今年は12度チョットの軽快でフレッシュな酸もあり、まさにボジョレらしいスタイルになりそう! 今年のヌーヴォーもクリスト・パカレは欠かせない!!

自然派の原点Lapierreラピエール家の19年収穫

流石のラピエール家、このエネルギーは凄い!! 世界中から自然派ワイン大好きな若者達が集まってくるラピエール家。この中にはもう18年間も毎年来ている古株もいる。 今年、19年は、春先の霜被害、猛暑被害、最近の雹の被害、どれも少しずつ被害が出たけど、その都度の対策が功を奏して大きな問題にならずに済んだ。特に8月中旬の大雨の後は、夏休みを返上して畑仕事に精を出した結果だった。 カミーユもマチュもいい顔していた。 カミーユに質問した。 『今年は過去の何年に似ているか?』 私は毎年この質問をする。何故なら、ラピエール家にはマルセルのお父さんの時代から、収穫時の葡萄の状況を細かく記録した日記が残っている。勿論、マルセルもこの記録を残している。 だから、カミーユもマチュもこのよくこの記録を参考にして、対応策を毎年練っているのを知っているからである。 でも、今年は、カミーユが即答した。 『過去のどの年にも似ていない!』 昨今の地球温暖化からくる気候変化は異常なことばかり、いよいよあのマルセルも経験したことがない気候条件の中でワイン造りをしなければならない時代が到来した。 今年も直接な醸造担当はカミーユがやっている。勿論、マチュも総合的な観点から葡萄園の収穫から醸造所までの流れを管理監督している。 今年から、一部の醸造は食堂の向えの敷地にある赤い建物の中でも行っている。 次々と運ばれてくる葡萄を醸造所内に運びこむカミーユがいた。 勿論、除梗なしで、ベルトコンベヤーで発酵槽の上まで持っていて重力で発酵槽に運び入れていた。 マチュは蔵で木製発酵槽の洗浄をやっていた。 そして、今年から、垂直式プレス機をもう一つ導入した。 マチュがある醸造家の倉庫で寝ていたプレス機を交渉して手に入れて、周りの柵の部分を特注で創ってもらった。 葡萄園での収穫は、ベテラン収穫組が新人を教育して徹底した選果を実施していた。 皆、明るい雰囲気が漂っていた。 …

クリストフ・パカレ醸造のドゥニー・ペノDenis Pesnot

芸術家、ソムリエなど多彩な才能を持つ、ご存知、ミュスカデ、セネシャリエールのマルク・ペノの弟。1987年にマルセル・ラピエールとの出会いからボジョレーに根をおろし、まさに30年間以上。自然派ワインの流れのど真ん中にいた男。ラピエール学校第1期卒業生と言える。 またこの30年の気候の変化を感じ、それに対応する術も知っている。 そんな経験豊かなドゥニがクリストフ・パカレの右腕として、その才覚を思う存分発揮して長らく経つが、そんなドゥニさんも59歳。 今年2019年、来年2020年の収穫、醸造で定年となる。。。 まさに開花真っ只中で、すでに収穫に向けて、頭の中はアイデアがいっぱい。 2018年クリストフはフルーリーに自社畑をカーブと共に取得。新しい冒険がスタートした。 マドンヌと同じく、標高が花崗岩の風化した砂質になった区画のポテンシャルは凄い!とドゥニは言う。 凝縮度とフレッシュ感を合わせ持つワインのできる区画だと! 野生酵母の重要性を熱く語るドゥニ。今週はクリストフがカナダ遠征で不在だったが、 ドゥニ節をゆっくり聞けた貴重な時間だった。 最後に簡単ですが、2018年のクリストフ・パカレ。凝縮度の中に各クリュのテロワールがはっきり出ているミレジム。 ボジョレー・ヴィラージュはいちご、グレナデン。シルーブルはブラック・チェリー。 フルーリーはエレガント、ムーラン・ア・ヴァンはタンニンとキャラメルのような甘みが。コート・ド・ブリュイは火山岩を感じるミネラル感。 最強コンビ、クリストフ&ドゥニ。

我らの友クリストフ・パカレのST-AMOUREサンタムール

今日は、Beaujolais に来ている。 明日からBBB ボジョレ大試飲会が開催される。 別件で昨日からボジョレ滞在中。 昼にフルーリFreurie 村のビストロにやってきた。 旅とテースティングの連日、何か軽く食べて、美味しいワインをあおりたい。そんな時はボジョレにかぎる。 我らの友Christophe Pacalet クリストフ パカレのSaint Amourサンタムール17を開けた。 名前もアムール“愛”、暖かさが伝わってくる。個人的にも大好きなクリストフのワインの一つ。 17年は軽やかで優しくて爽やかでガメの心地よさがすべて揃っている。 花崗岩のミネラルは何故か、元気が出てくる。明日のBBB試飲会、気合を入れていこう。

年初め恒例のアンジェ・ソミュールの大試飲会も終了

南仏から始まった2週間に及ぶ自然ワイン耐久テースティング大会もディーヴ・ブテーイユを最後にすべて終了した。 休みなしでどれだけのワインを試飲したんだろうか。口中が荒れてきている。 日本出張から帰った翌日に南フランスのモンペリエに移動して、即アンジェに移動しての テースティング。 一年に一回とはいえ、ますます試飲する量が増えていて、訪問者も増えていて、我慢大会のようなテースティングレースになってきた。 特に、2周目のAngersのエキサイティングな試飲は、体力と精神力の集中が必要だった。でも大変興味深いものだった。 それぞれの試飲会に特徴あり。 1) Les Pénitentes レ・ペニタント試飲会 参加蔵の規模は最も少ないけどペニタントは自然派の各地のトップクラス、大御所が揃っている。 レベル的には最もレベルが高い会場であるい。 会場のやや小さめなので人で溢れる会場である。朝一番に会場入りして混む前に大切なところを試飲する必要がある。 2) Saint Jean サンジャン試飲会 当初はニコラ・ジョリーがやっていたルネッサンス・デ・アペラッション試飲会だった。 つまりビオ・ディナミ農法のメンバーが主体の試飲会。 …

孤高の醸造家ニコラ・カルマラン

(Les Affranchis レ・ザフランシ試飲会) 人里離れた山の中で一人で孤軍奮闘のニコラ。 マルセル・ラピエールのことを大好きだったニコラは、マルセルの畑から分けてもらったガメ品種を栽培している。 太陽がなかなか現れない山の中でワインを造る。 フェール・サルバドールという特殊な葡萄品種から、薄めの色合いの中にスーット伸びてくるミネラル感がたまらない。 マルセルから教授された自然なワイン造り、自生酵母、SO2の添加なし、除梗なしのセミ・マセラッション・カルボニック醸造。   (問合せはイーストライン社です)

Beaujolaisボジョレのエネルギー溢れる元気印の3人組

(Les Affranchis レ・ザフランシ試飲会) ボジョレの次世代を支える3人組 ★Rémi DUFAITRE レミー・デュフェートル ボジョレの番長 風貌に似合わない優しく繊細なスタイルのワインを醸すレミー。 (問合せはサンフォニー社) ★Damien COQUELETダミアン・コクレ ボジョレの暴れん坊ダミアン、ボジョレの重鎮ジョルジュ・デコンブDescombesデコンブのファミリーの長男。ジョルジェ仕込みの果実味と酸の凹凸がクッキリしたスタイルのガメを醸す。 (問合せは日酒販) ★Keke DESCOMBESケケ・デコンブ デコンブ・ファミリーの継承者の一人。今は独自の蔵を設立して、体もお父さんに似てきたケケことケビン。心やさしい性格でお兄さん格のダミアンと共にボジョレの一角を守るケケ。 ブルゴーニュのフレデリック・コサールに愛されている。 (問合せはヴァンクール社)