11
Déc

Caviste Japonais Espoa MORITAKA a visite chez Mylen BRU avec ses clientes

★ESPOA もりたか さんがお客さんを伴ってミレーヌ醸造を訪問★     石川県小松市にある酒販店ESPOAもりたか の森高さんは、フランスグルメとワインのツアーを3年に一回企画している。 今年も大切なお客さんを伴ってやって来た。 モンサンミッシェル、ロワール地方、ボルドー、カルカッソンヌ、ラングドックと世界遺産の街とワイナリを歴訪。 今日は、ラングドック(コルビエール)の三ツ星レストラン、Auberge du Vieux Puisオベルジュ・デュ・ピュイで昼食。 そして、ここコルビエール出身のミレーヌ・ブリュを訪問。   今年の一月にミレーヌさんとブルノは、小松市の森高さんの店に行っている。 今日来た皆とは1月以来の再会となる。 造る人から飲む人まで繋がる素晴らしい世界を築いているESPOAグループは凄い! 自然派ワインで人と人が広く深く繋がっていく。世のシステムが変わっていく。単なるビジネスではない世界。 森高さんはミレーヌさんが無名の頃から、顧客さんを説得して販売している。 決して安くない無名のワインを販売することは、決して楽なことではない。難しいことだ。 でも、森高さんは、ミレーヌが葡萄園でやっていた仕事を尊敬していた。そして、美味しかったからだ。 自分が心から気に入ったワインは無名だろうが、そんなことは関係ない。それが森高流ビジネスだから。    Monsieur Moritaka a tanté de vendre le vin de Mylène presque depuis le premier millésime. Personne ne conaîssait, même en France non plus. C’était très dûr! Mais il l’a fait. Parce qu’ il a […]

10
Déc

加賀百万石の北陸・小松市に エスポア・もりたか あり

先日、10数年来の付き合いの森高さんより電話が入った。 『伊藤さん、北陸はカニが解禁になったよ!遊びに来ない?』 私はカニに滅法弱い!カニと聞けば何処でも飛んで行ってしまうほどである。 それはボジョレ・ヌーヴォー解禁の前夜だった。つまり11月19日水曜日に小松に飛んだ。 森高さんは毎年フランスまでワインの買い付けツアーに来るほどの熱心なワイン屋さんだ。時々はお客さん15名ほどを連れてフランスまでワインツアーを組んで来てしまうほどである。外見は明るく砕けたしぐさをして人を楽しませてくれるけど内心は超真面目で頑固な性格だ。人を楽しませようと努力する仕草に人間としての優しさを感じる。どちらかと言えば堅物だ!決して商売も上手ではない。でも、そこがお客さんに信頼されている、というか愛されているところである。つまり妙な嘘が付けないところが良いのだろ。つまり佳い人だ! 十数年前に醸造元・訪問ツアーをしている時、ある夜、一緒に飲んだ。私はオードヴィを不覚にも意識が飛ぶほど飲んでしまった。 翌朝は当然二日酔い。その日は誰もが黙る超有名ワイナリーへの観光訪問だった。不覚にもそのワイナリーの庭の隅で吐いてしまった。そんなだらしない私を見て一挙に親近感を感じてくれたらしい。 それ以来、親戚のような付き合いをしてもらっている。ありがたい人である。 自然派ワインの品揃え中心にバランスのとれた構成になっている。 左はロワールのシモニッティ、 右はアルザスのブルノ・シュラーだ。 シュラーには2回ほど一緒に行った。 その時の写真をワインと一緒に陳列している。 ラングドックを代表する情熱醸造家シルバン・ファダ氏の醸造すろオーピアックのキューヴェ・コカリエールだ。 ファダ氏が多くのものを失いながら命がけで開拓した標高500メートルの山の上の畑で造られたものだ。 今、パリでもあまり手に入らないワインが沢山品揃えされている。ここ北陸の街では買えるんだ、素晴らしいことだ! 南ロ−ヌの代表的自然派の一人ジャン・ダヴィッドだ。 ケランヌのマルセル・リショの友人だ。 森高さんは10年前より“和飲学園”と称してワイン教室を やっている。既に卒業生が400人を超えている。 人口10万人の街でワイン伝道士として孤軍奮闘している。 まるで醸造家が自分の畑を耕して、土壌を活性化させるごとくに、自分の周りの普通の人達にワインの魅力をコツコツ説いて開拓している。時間がかかるけど確実な方法だ。 10年続けた今は小松市ではワインと言えば森高と言われるようになった。一朝一夕ではできない仕事だ!!頭がさがる! 和飲学園の授業風景 今夜は2008年度の最後の授業とのこと。つまり08年期生の卒業日だ。 今日のテ−マはワインと料理の相性についてだ。 普段、日本人が家庭で食べている料理を中心に話が進められてた。 じつに大切な事だと思う。前半は理論を学び、後半は実際に馴染みのある料理を食べながら実際に試してみる、と言う大変興味深い内容だった。 このようなコツコツした啓蒙活動をしている森高さんに醸造元に代わって感謝!感謝!である。 生徒さんは小松では有名な料亭のご主人、お医者さん、オペラ歌手、家庭の主婦、OL風の女性、圧倒的に女性が多い楽しいクラスだった。 生徒さんは毎回8本くらいのワインをテーマ別に実際に飲みながら自分の好みのワインを探すことができる。そして、毎回、授業の後半は食べながら、飲みながらのパタ−ンになるそうだ。 そして、2年に一回卒業量旅行として15名ぐらいでフランスまでワイナリ−巡りにきてしまう。 そのツア−で知り合った同士が結婚したとのことである。 店とワインを通じてコミュニティ−ができている。ここまでくると単なる小売店の範疇を越えてしまっている。いい仕事をしているね!森高さん!! 二次会は近所のレストランを貸切で、待ってました!カニの登場だ! お店のむかえにあるリョウコちゃんのレストランだ。 リョ−コちゃんも2回程フランスに来ているからもう友達だ。益々美人になっていた。 二次会には以前フランスまで来られた人達、いや友が集まってくれた。 フランスで一緒に飲み食いした友達ばかりだ。 森高さんが連れてくる人は皆気さくで佳いひとばかりだ。 小松の人はカニに詳しい。 呼び方も違うらしい。色々教えてくれたけど忘れた。カニを食べる時は耳がふさいでしまう。 何て美味しいんだろう! 素材そのものでこんなに旨みを備えた食べ物は他にはない。世界一だ! フランスにはこんなに美味しいものはない。 24時だ!ボジョレ・ヌ−ヴォ−の解禁だ! カニを夢中で食べていたらアっと云う間にヌ−ヴォ−のカントダウンが始まり、解禁の乾杯になった。 マーク・ラ・フォ−レのヌーヴォ−だ。 来日の数日前に出荷確認のために行ったばかりの醸造元だ。 あのコ−ト・ド・ブルイの見える丘の黄葉した畑が目に浮かぶ。 ラ・フォ−レ夫妻の顔が目に浮かぶ。 あのワインが今、この小松でこんな風に楽しく飲まれている!感無量だ!! 9月の初旬に行った時はまだこんな葡萄だった。それが……今こうして、不思議だ! 自然の力、宇宙の力、人間の力は偉大だ!! ワインの仕事をしていて本当に良かった。この葡萄が、このワインがこんな素晴らしい人達と巡り会わせてくれた。 […]