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精度に磨きがかかるJean-Claude LAPALU ジャン・クロード・ラパリュ-NO3

フランスでは地球温暖化にともなう気候の変化によって、毎年天候による災害が増加している。 発芽時期が毎年早くなってきている。そして、4月の寒波の再来で芽が凍ってしまう、という現象が毎年の如くに起きるようになってきた。また、異常な乾燥や、異常な湿気からくる被害もますます増えてきた。 でもジャン・クロードは云う 『天候も大きく変化しているけど、自分自身も変化している。そして自分の畑の土壌、葡萄木も進化してきている。ここ3年前から葡萄木の自主調整機能・治癒能力が活発になって、ボルドー液などの撒布回数も激小になってきている。』 2014, 2015,,2016年と収穫量も品質もともに良好になっている。 たとえば、16年はフランス中、難しい年で、ボジョレでも極小の収穫量が普通だった。 ところが、ラパリュでは、過去最高の収穫量と高品質の葡萄を収穫することができた。 ジャン・クロードの畑・葡萄木にたいする観察力の鋭さは凄いものがある。 土壌が、葡萄木が今何を必要としているかが分かる。的確な対処をずっとやってきた。その成果が出てきた。 一言で云えば、栽培上でもPrecision精確さという言葉がピッタリである。 つまり、やるべき事を、まさにやるべき時にピタリと合わせてやることの精確さ。 言葉でいうのは簡単ですが、本当に実行するのは難しいこと。葡萄とその土壌の状態、その環境を完璧に理解していないとできない事なのである。 長年の精確な自然栽培を続けたお蔭で、根っ子も地中深く入り込んで、葡萄木のエネルギーがアップしている。 だから葡萄木の自主調整機能・治癒能力がアップしてきたのだろう。 ★今、ジャン・クロード・ラパリュが狙っていること!★ 醸造上で今、ジャン・クロードが最も狙っている事と進化していること、 『2012年より、“限りなく水に近いワインL’eau forteロー・フォルトを造っている。このお陰で多くの大切なことが分かって来たんだ。難しいけど、今、狙っているのは、“薄くても内容があって余韻の長いスタイルのワイン”』 今、ジャンクロード・ラパリュは一流の境地に入りつつある。 今後の進化が更に楽しみだ。

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Avr

精度に磨きがかかるJean-Claude LAPALU ジャン・クロード・ラパリュ-NO2

Jean-Claude LAPALU polit de plus en plus sa precision de sa propre facon.. ★独自な発想と旺盛な探究心でガメ品種の多様な側面と可能性を表現! ジャン・クロードの頭には色んな疑問、アイデアが浮かんだ。 ★ガメ品種でボルドーワインのような濃密感のあるスタイルのワインはできないのだろうか? Cuvee des Fous, ★ガメ品種を超遅摘みで超完熟させて収穫・醸造したらどうなるのだろう? Cuvee Le Rang du Merle ★果実味タップリで、ブルゴーニュのような上品さだすにはどうしたらよいか? La Croix des Rameaux, ★ガメ品種をアンフォラで醸造したらどうなるのだろう?  Alma Matert ★スート体に沁み込んでいくようなワインにするにはどうしたらいいのか? Tentation ★限りなく水に近い透明感のあるワインはできないのだろうか? L’eau forte ジャン・クロード・ラパリュには、自分の疑問に答えるワインを栽培・醸造を駆使して、試作、検証を繰り返して、同じガメ品種で全く違うスタイルのワインを生み出していった。 これがジャンクロード・ラパリュの凄いところだ。 最初から自然派グループに属していたいたら、こんなワインは造らなかっただろう。 これがジャン・クロード・ラパリュの独自性を造りあげた。 我々に、ガメ品種の多様な側面,可能性を表現して、楽しませてくれている。