大切な人とゆったり食事、とびっきり美味しいワインを静かに楽しみたい。
自然派ワインを飲ませてくれるバーは沢山あるけど、ゆったり大人の落ちついた雰囲気で時を過ごしたい時、
意外とそんな店が少ない。
ワインに熱い人や店は沢山あるけど、静かに美味しいワインをゆったりと飲みたい時もある。
今夜はパリ3区にあるCLOWN BARにやって来た。
こんな時は落ち着いたワイン、しかもチョット普段あまりお目にかかれないワインがいい。
しかも、大切な人と、だから欠陥があるようなワインは遠慮したい。
確実性の高い造り手で、文句なしに美味しくて、落ち着いたワインをゆっくりやりたい。
ワインメニューより、ジュラ地方のStephane Tissotステファンティソー醸造のプールサール・アンフォール18を選んだ。
な・なんて美味しいんだろ。今夜の飲みたい雰囲気にピッタリだった。
まるで、ブルゴーニュの銘醸畑のワイン飲んでいるような錯覚になってくる。ゆったり感がある。
今夜はワインがメーンではないけど、ここまで美味しいと、やっぱり造り手、あの葡萄園が浮かんできてしまう。
いつも元気でニコニコのStephane Tissotステファン・ティッソ。
2億年前のトリアス期の粘土を手に持ったステファンの顔が浮かんできた。
La vie est belle?
ラ・ヴィ・エ・ベル? いい人生を送っている?
これはステファンの挨拶だ。
やっぱりエネルギー溢れる人が造ったワインを飲むと、心の深いところに染みわたってくる。