PHILOSOPHY

私たちのナチュラルな思考と提案

自然派ワインの中には共生の思想・哲学がある

Pensée et Philosophie de vivre ensemble dans le vin nature. 自分だけよければ良いという、超エゴの思想では、自然派ワインは造れないし、売れていかない。 造り手は、草、微生物、土壌、地中深くの鉱物、太陽、月、宇宙、造り手仲間と共生しなければ自然派ワインは造れない。 売り手も、インポーター、卸業者、同業者、お客さん、と共生を考えた方が自然派ワインは売れていく。 すべてが繋がると、自分が楽しい、友達も楽しい、周りも楽しい、皆が楽しい、地球が楽しくなる。 3月13日は多くの人が、ワインで繋がったマジックな小宇宙空間だった。 自然派ワインを飲むことで多くの もの、こと、人と繋がっていきます。

偉大なエネルギー‼2017年,地中海に今年の太陽が!

2017年、地中海に昇る輝く太陽。 世界中の多くの人の、夢と希望を叶える為に。 この光のエネルギーを葡萄木が光合成でワインの素を造ってくれる。 太陽は人を選ばない。 すべての人に、すべての葡萄木に光を降り注ぐ。 エネルギーを十分使いきれるか否かは?受け手の人の考え方次第。 ワインは造る“人”の生き方次第で天と地ほど差が出てくる。 だからワインは、面白い。 良い悪いは別にして、最も贅沢なワインとは? 価格が法外に高いワインでもない。 特級格付け、有名なワインでもない。 この太陽の光エネルギーを真っ直ぐにうけて、濁りなく液体に 転写されたピュアーな飲み物。 幸いにも、すべての人が同じ考えではない。 今年も、やりがいのある仕事が待っている。

ナチュラルワインと素敵な出会い

私は昔から飲むことが大好きです! 特にフランスに幼いことから住んでいたこともあり、ワインは大好きでした。 しかし学生時代は飲むだけのワインというか、飲めればいいと思っていて、2ユーロで購入できる 『ロゼ・ド・ピシェ』 (どこにでも売っている安いロゼワイン)をガブガブと飲んでいました。 友達と家で集まり、安上がりのワインを飲んでいると、私の父が部屋に入り、『ワインを飲むのならば、ちゃんとしたワインを飲め!』と手渡されたワインが、『シャブリ』でした。 生産者など全然忘れてしまいましたが、20歳の私たちは、このワインの価値が不思議と分かり、飲んだこともないのですが、『シャブリ』と見ただけでウオオオオという高級なものだとは分かっていました。普段飲んでいたものとは全然違う濃厚さ、ミネラル感などを味わい、何も分かっていないのに私たちはそこからちょっとワインに対しての感覚が変わったと思います。 そんな経験から3年が経ち、私はエノ・コネクションのドン、皆様が知っている伊藤さんに出会うのです。 彼に会って初めて飲まされたワインが、『Prieuré Roch』。 今でも覚えているのが、何か違うという感覚。飲みなれていた濃厚な赤ワインに比べると、とてもジューシーでなめらかで、優しいという味わい。イチゴ?ブドウ?なに?!と考えているうちに飲み干してしまった事も・・・(笑) でも不思議と素直に体が取り入れたというか、スーッと通っていく液体に不思議な力?何か惹きつけられた思いがあります。そっからドップリと自然派ワインにハマった自分がいると思います。 ビオ、ナチュラル・・・・様々なジャンルの『ワイン』がある今の世の中、具体的に違いは何?!と思っている人はたくさんいると思います。 簡単に言うと、ビオワインは、畑では殺虫剤や化学肥料など使用しない。環境を尊重しながらのブドウ栽培を行う。 しかし醸造の段階では、化学物質を加えて液体の修正をすることが可能。                    ナチュラルワインは、畑では殺虫剤や化学肥料など使用しない。 環境を尊重しながらのブドウ栽培を行う。 醸造の段階でも、ブドウの力を信じて手を加えない。 まさにテロワールを大いに感じられるのが、このナチュラルワインだと思います。 私はパリで、この2つのジャンルを扱ったワインバーで働いたことがあります。 やはり、本場のフランスでも、ナチュラルワインは変な味がする。ガスがある。いつものワインと違う!というお客さんはいました。 …

ナチュラルワイン専用アプリ Raisin

ナチュラルワイン専用アプリ Raisin!(レザン、フランス語で葡萄の意) もうダウンロードされましたか? 世界のどこでも、美味しいナチュラルワインを飲めるお店を検索できたり、ナチュラルワイン好きな仲間とつながれる楽しいアプリです。 oeno connexionは、日本でのナチュラルワインを紹介するオフィシャルパートナーとして情報提供をしています。 皆さんも是非ダウンロードして、私たちとつながってください!

今、何故、自然派なのか

フランスワインの現状 フランスワインは華やかな部分と地味な部分と2極分化している。 華やかなグランクリュを中心にした部分は、フランスワイン全体から見ればほんの一部分でしかない。 フランスの葡萄栽培農家の70%は農協に属している。 フランスワイン業界全体を語る時、この農協の影響力と現況を無視して、華やかなグランクリュだけを語っても全体が見えてこない。 農協系農家 70% 醸造設備を持っていない農家。 収穫した葡萄を農協に持ち込んで、葡萄重量に対しての対価(価格/kg)を受け取る。 独立系農家 30% 自分で醸造設備を持っている小中規模の葡萄栽培農家、醸造元。 グランクリュもこの中に属していて、この中でもほんの数%を占めるに過ぎない存在である。 このフランスワインの全体像を認識した上で、これからの話を進めていきたい。 全体のほんの数%にしか属さないグランクリュ、超有名ワインは常に顧客がついている。 ロシア、中国のニューリッチ、マフィア的お金持ちなど、世界中のリッチを顧客にした華やかな特級、一級グラン・クリュ・クラッセの世界は常に顧客がいる。 農協が倒産する時代 それに反して、フランスワイン業界の70%を占める農協が今、経営上、瀕死状態である。 農協ワインが売れなくて困っているのである。既に倒産した農協が多くある。 倒産しなくても、決して良好な経営状態ではない。 …

Club Passion du Vin が提唱する自然派ワイン分類方法

A ブドウ栽培はビオ、ビオディナミ栽培をして創意工夫・努力しているが、美味しいワインを造ろうという意志が見当たらない。自然な栽培をすることで満足しているタイプ。収穫量を多くとってしまったり、醸造途中で補糖したり、香り付人工酵母を使用したり、酸化防止剤を必要以上に使用したりするタイプ。ビオワインの見本市へ行くと、不味いワインが沢山あるのに驚く。 CPVとしては、ビオ・ワインである事がイコール自然派ワインではないことを強調しておきたく、このカテゴリーは自然派から外したが、ブドウの潜在能力は概して高いので実に勿体ない。 最近、ビオを名乗ると売れやすいので、ビオに転換する醸造元が増えているのだが、このタイプが急増しているのは残念なところ。 ただ、地球環境を考える時、少しでも多くの畑がビオになることは喜ばしいことである。理由の如何を問わずリスクの多いビオ栽培をする決断と努力に対しては強く評価したい。でも、ワインは美味しく造ってほしい。 B 栽培上は除草剤、殺虫剤、化学肥料などを使用しているにも関わらず、 醸造では自然派を名乗って酸化防止剤の使用を控えたりするものの、栽培される土壌が弱っているために酵母菌も居なくなるので発酵もされず、結局はテクニックに頼らざるを得なくなってしまう偽自然派になってしまいます。 土台や柱がいい加減な耐震性のない建物と同じで、最近はAと同じくこのタイプも急増しています。 最近の大手有名どころのワイナリーが日本でセミナーをやると、ほとんどのところが自分は自然派であるかのように云うのには驚きである。 すべては畑を見れば一目瞭然である。CPVの推薦する醸造元は必ず我々が実際に畑をみて醸造所もみて現場をみて判断している。 C 栽培上も除草剤、殺虫剤、化学肥料、なんでもござれ、土壌に微生物など皆無の状態。こんな状態の畑からとれたブドウはエネルギーがないので、いろんな醸造テクニックを駆使して化粧する必要がある。ブドウジュースを濃縮したり、酸を足したり、補糖したり、人工酵母を使用したり、テクニックで化粧されたワイン。栽培も醸造も工業的な画一化されたワイン。ただ自然派という観点から外れれば、常に(毎年)同じ味、収穫量は確保出来るという点を評価する人たちもいる。 D 栽培はビオ、ビオディナミ、または公式機関に登録してなくても自然な栽培をしていること。、最重要なことは土壌が生きているということ。 公式ビオ機関の公認を受けている否かは重要なことではない。公認は一つの目安にはなるけど自然派の条件には入らない。 CPVの認める自然派は我々が自分の目で畑を確かめたものに限る。これらカテゴリーはそれにあたる。 ワインは畑で造られると云っても過言ではないほど、CPVでは栽培、農作業を重要視している。健全な土壌に育ったブドウの木は、根が真っすぐ地中深く伸びて土壌のミネラルが詰まった健全なブドウが収穫される。そのように健全なブドウを原料として醸造すると、人工酵母を添加しなくても、酸化防止剤の使用を極力控えても、素晴らしいワインが出来る。 醸造元がよく云う、『私は美味しいワインを造ることが目標であり、その為には美味しい健全な葡萄が必要であり、その為には土壌を生かすビオ的な栽培が必要であった。勿論、一本の木からとれる収穫量を少なくして濃縮した葡萄をつくり、醸造上も極力ワインに圧力がかかるようなポンプなども使用せず,土壌から得た純粋な葡萄の旨味を最大限に表現したワイン』 これが自然派ワインである。 …

2016年の世界動向と自然派ワイン

世界は大きく動いている。大略的に見れば世がより佳くなるために、人類が乗り越えなければならない課題が浮彫になって来たといえる。愚連隊のような連中が国まで造って平然と世界中の国を相手に戦争を仕掛け、人殺しを当たり前の如くにやっているイスラム国が存在している。 地球温暖化現象がいよいよ表面化して異常気象や環境変化による災害が具体的、日常的になってきた。この年末年始の暖かい気温はフランスではフランス気象台始まって以来の暖かい気温が  記録された。春に咲くべき花が12月に既に開花となった。南仏の春に咲くミモザが12月に満開だった。北極ではこの時期は-50度が普通の気温、しかし今年は+2度という異常な気温となっている。 この2点、1イスラム国の蛮行、2地球温暖化現象の深刻化が、人類のあらゆる方面の活動に、具体的に大きな影響を与えている。単に新聞上のニュースとしてではなく、人々の日常の生活にも、大きく影響を及ぼしている。 15年11月のフランスでの銃撃・爆弾テロは世界中を震撼させた。実行犯はフランス人である。もともとはイスラム教とは無縁だった若者達がある日突然にイスラム国に行って変身しての行動だった。 フランス中にイスラム国の戦闘員が数千人も生活している。彼らの殆どはフランス国内の落ちこぼれた若者達である。彼らは仕事もなく将来の希望が全く見えない状態から脱出をかけて過激イスラム国に入信していった。 自分の価値を認めてくれる集団いや国がある。今、お先真っ暗な状態とは全く違う。自分の存在価値を活かせる場がある。 でたらめな偽イスラム教論理を造って、世界中の人達をできるだけ多く殺戮 することが神に報いること、という出鱈目な理論だ。自分の命を捨てて、可能な限りの殺戮をすることが、人間として立派で価値のあること、という理論を組み立てて入信した若者を徹底的に洗脳している。こんな信じられない狂った集団が国まで造ってしまった。 こんな集団をここまで世界が何も行動せずに放置しておいた、という事実自体が、今までの世界倫理からも考えられない事実現象である。 イスラム国のテロ実行犯の殆どは、イスラムとは関係のない外国人集団なのである。世界中の若者、特にヨーロッパには社会からはみ出された若者が多い。貧富の差の拡大も広がっている。若者達にとって夢を抱けない社会は問題である。特にフランスはいい意味でも悪い意味でも大人の世界の国だ。若者が前面に出れる場が少ない。社会システムにやや問題がある。彼らの溢れんばかりのエネルギーを良い方向に善用できる道があるはずだ。 社会システムが造り出したエントロピー 資本主義社会で勝ち組、負け組の発生、その格差の拡大。自分の会社のみが儲かるシステムで勝ち続けなければならない宿命を持った資本主義社会システム。その限界が生む出した社会の歪が、偏った宗教と結びついてとんでもない国を造ってしまったのである。国、会社、個人の行き過ぎたエゴが生み出したエントロピーと云ってよい。これらの事件は多くの世界中の人達に、色んな事を考えさせる大きな切っ掛けとなっている。この事件は単にテロによる殺戮行為ばかりを非難することより、社会システムの在り方をかんがえさせられた。人々に生き方の変化を迫る事件として捉えることもできる。 第2の地球温暖化現象 昨年末に、テロで緊迫した状態のパリで、世界から195か国が集まり環境対策会議COP21が開催された。 厳戒態勢にあった危険なパリに、なんと147か国の首相、大統領など各国のトップ政治家が集結した。 アメリカのオバマ大統領、ロシアのプーチン、中国の李首相、ドイツのメルケル首相、日本の阿部首相など世界を動かしているトップ政治家がほぼ全員が集まったのは凄いことである。 この事実だけでも、今までにない環境問題の重要性を世界中が認知していることを示している。 この国際会議中、アフリカ、アジアの小国で環境破戒されている現状が次々と発表された。大国の利益追求の企業活動が地球の裏側の小国の国民が多大の環境破壊の被害を受けている現状が明らかになった。  この問題も今までの社会システムが造りだしたエントロピーと云ってよい。 つまり自分の国、自分の会社だけの利益を確保するために行ってきた企業活動が環境 破壊、公害、温暖化、地球破壊に繋がってきたのである。 …

マルセル・ラピエール 追悼

マルセル・ラピエールが亡くなって、もう5年の歳月が過ぎた。自然派のパップが昇天しても、自然派ワインは大きく成長を続けている。フランス最大のワイン雑誌、ラ・レヴュ・ド・ヴァン・フランスがマルセル追悼記念の記事を掲載した。 自然派にとってあまりにも偉大な存在だったマルセルがいなくなってから、自然派の中心、土台、柱が無くなった感がある。その代わりに、各地方に小粒のリーダーが多くできている。自然派の勢いは益々盛んで、増えている。マルセルが示した道は偉大だ。 偉大なるマルセルの命日が10月11日である。世界中の自然派ワインファンが、まるでマルセルの復活祭のように、マルセルに敬意を祝して自然派ワインを飲む日だ。勿論、マルセル・ラピエールを持っている人はCUVE MARCELを飲むだろう。 歴史にもしはありえない。しかし、もしマルセルの存在が無かったら自然派ワインが今のように発達しなかっただろう。より遅く、違う形になっていただろう。今、我々がこうして自然派ワインを楽しめるのはマルセルによるところ大きい。有難う、MERCI MARCEL ! Marcel LAPIERREは日本が大好きだった。マルセルと富士山に行ったことがある。雄大な日本の象徴である富士山をみて大変喜んでいたことを思い出す。マルセルは自然派ワインの世界の富士山だった。雄大で、深く、多くの人に安らぎと勇気を与えてくれた。乾杯!!マルセル!

2014年 自然派ワインの展望

自然派ワインがいよいよワイン界の主流になる! 昨年、夏に自然派ワインのトップを走るフィリップ・パカレの事をLE MONDE ル・モンド紙(フランスで最も権威ある新聞)が掲載した。 “L’HOMME QUI VEUT SAUVER LA VIGNOBLE FRANCAIS” “フランスのブドウ園を救う男” というタイトルで何と一紙面・全ページを使って取り上げた。 世界の政治経済を語る権威と信頼のあるル・モンド紙がである。パカレ氏について1ページを割いたのである。 何故、無名のフィリップ・パカレなのか? フィリップ・パカレはワイン造りにおける葡萄木の概念を今までと全く違う発想と捉え方でもっている。彼の葡萄木に対する考え方は、今、普通に行われているワイン造りを根幹から覆すのではないだろうか?と投げかけているのである。ひょっとしたらワイン造りの最も重要なことであり、多くのことを変えられるのではないだろうか? ル・モンド紙が今のフランス葡萄園や葡萄木の現状・実態についてのパカレ氏の持論をここに紹介している。ここで何故?フィリップ・パカレなのか?何故、シャトー・ムートン・ロッチルドやペトリュスやロマネ・コンティでもなく、 フィリップ・パカレなのか? 非常に大切なところである。今の現実に起きている葡萄園の状況を変えるのは全く違ったアプローチが必要だと判断したからなのだろう。今の一般的な企業経営システムを取り入れている葡萄園経営では何も変わらないだろう。 多くの有名ブランドワイナリーは企業として利益至上主義に化し過ぎた姿になってしまっている。 利益を上げることは決して悪いことではない。むしろ健全といってよい。しかし利益至上主義が過ぎるとワイン造りには問題が出てくる。 第一にワイン造りは地球の一部である畑を使うということ。 …

2013年は自然派ワインが次元の違う世界へ突入する

12年における自然派ワインの広がりは実に大きいものだった。もう自然派ワインという範疇を超えて一つのワインのスタイルとして認知されてきたと云った方がよい。 つい最近までは自然派ワイン専門ビストロやレストランなど狭い世界で限られた人達の中でしか飲まれなかった時代だった。 そして数年前からミッシェラン三ツ星レストランや3年連続世界第一位レストランになったデンマークのNOMAなど、テースティング能力があり視野の広いソムリエがいる一流店が自然派ワインを扱うようになっていた。 12年はその枠がさらに拡大して、“品質重視”をポリシーにおくビストロやレストランが率先して自然派を扱い出した。 それを期に、今まで無視し続けていたワイン雑誌が一斉に自然派ワインを取り上げて称賛しだした。ワイン評論家も自然派ワインを高得点で評価しだした。 自然派ワイン(VIN NATURE)と云う言葉を使わずテロワール・ワインとしての“造り”の違いを評価している。 自然派ワインがフランスから世界へ輸出が拡大 12年は蔵元から世界に向けての輸出も大きな広がりを見せた。北欧諸国・ノルウェー・スエーデン・フィンランド、そしてデンマーク、さらにドイツなどへの広がりが著しかった。そしてワインのうんちく文化の国・イギリスが自然派に動きだした。 12年5月にロンドンで盛大に自然派ワイン見本市が行われた。そして何と言ってもアメリカが自然派ワインに本格的に目覚めたという感じだ。 12年は多くの自然派醸造家がアメリカまで市場開拓に行っていた。 アジアの大国、中国へも自然派ワインの輸出が始まった。上海には自然派ワイン専門のフレンチ・レストランも既にあり結構繁盛している。 まだ僅かではあるが韓国、台湾、シンガポールにも自然派ワインが輸出されだした。 3年前までは、フランス国内のコアな自然派ファンと日本輸出が自然派醸造元を支えてきた、と云っても過言でない時代があった。 この自然派ワインの広がりを見るに、自然派ワインの発展に全精力を費やしてきた我々にとって心から嬉しさが沸いてくる思いである。 13年はさらに大きく伸びることが予想される。 自然派ワインの造り手が急増している 造り手の状況も、大きく様変わりしているのを感じる。 自然派が初期から数年前までは、特別な人達が個別に自然な造りを孤立して造っていた時代。マルセル・ラピエールを中心にグループが形成されてきた。 そしてワインライターのシルビー・オジュロやカトリーヌ・ブルトンがデーヴ・ブテイユという自然派ワイン見本市を開催して以来、孤立していた自然派ワイン醸造家同士の横の繋がりが一挙に増えた。 …

2012年厳しい社会情勢の中、自然派ワインはどうなる?

予想される激動の2012年が始まった朝、地中海に浮かぶ初日の出(撮影:伊藤) 自然派ワインを愛する皆さん、新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 私は毎年、この初日の出を拝むために年末年始は地中海の街ラ・グランドモットに滞在する。2012年1月1日、ここ地中海は快晴に近い晴天だった。 気温は何と百数年ぶりの暖かい小春日和だった。テレビでは19度と公表、でも街のレストランのテラスでは25度にもなっていた。本当に気持ちの良い日だった。でも、地球は大丈夫かな?とやや心配になってしまう。 あらゆる分野で世界の激動が予想される2012年の門出には穏やかすぎる小春日和の元日だった。 しかし、ここヨーロッパは正月そうそうまさに激動の金融危機が動きだしている。この12年に入って1ヨーロが100円を切る安値を記録して、その後も更新が続いている。 ギリシャを筆頭にイタリアでも崩壊的な厳しい経済状況下にある。それを救おうとしているフランス、ドイツ大国も決して楽な状況ではない。金融市場のみならず資本主義社会システム自体が行き詰ってきているのを多くの人が感じている。 もう一つ、自分だけ、自社だけ、自国だけの儲けを第一に追及した人間社会の超エゴが造りだした地球環境の悪化。 2012年の元日に象徴されるような温暖化など地球環境の悪化による人間も含む生態系存続の危機を多くの人達が認識するようになった。 厳しい社会情勢の中、なぜか爆発的に人気が伸びている自然派ワイン そんな厳しい社会情勢の中、ヨーロッパにおける自然派ワイン市場をみるに、販売、伝搬が急激に伸びている現実がある。 まるで、この厳しい社会情勢が追い風になっているのではと思わざるをえない状況がある。フランスのワイン屋での自然派ワインの売上が急激に伸びている。 自然派ワイン専門ビストロは連日超満員の活況。自然派ワインは決して安くはない。グランクリュと比べれば安いけど、一般的には知名度の割には高い方である。 だから、安いから売れているのではなく、消費者が明らかに意志を持って選んでいるのである。昔あったスタイルのボルドーワインを中心にしたワインバー、ワインビストロは跡形もない。ミッシェランの三星レストランも自然派ワインを普通のワインの如くリストアップしているところが多くなった。2010年、2011年と二年連続レストラン世界1位に選ばれたNOMAのワインリストの中心は自然派ワインである。 だから、もう自然派ワインは品質的にも味覚上から見ても立派にワイン業界の中心に成りつつあるように思う。これは偶然ではない。 明らかに社会情勢や地球環境の変化が、人々の社会生活の価値観を変えているのに違いない。貧困層が増えている反面、ワインを飲める層の人達のライフスタイルが激変してるのを感じる。 カルチャー・クリエーティヴ層の人達(文化的創造性を持つ人々)が急増中。 社会的権威への不信感、危機感が人々の価値観、ライフスタイルを変えている 今までの社会的権威への不信感、そこから発生してくる危機感が人々のライフスタイルを明らかに変えている。今までの社会システムの最もお堅いはずだった銀行が、不健全な世界金融システムの中の泥沼に入りこんでいる。世界中の真面目に仕事をしている人々の生活をひっくり返してしまうような状況を造り上げてしまった。極度のエゴの塊のような人間達(今の自分だけ、今の自分の会社だけ、今の自分の国だけ儲かればいい)の組織が造り上げてしまった地球環境の悪化。世界的科学者、国も勧めていた原発も不安定きわまりない存在であった事実。 この不幸な事実が世界の人達に与えた影響は計り知れなく大きいことなのである。 …

我が人生を変えた生産者Le Casot des Mailloles ル・カゾ・デ・マイヨル

数年前に初めてここル・カゾ・デ・マイヨルのワインを飲んだことが、自然派ワインの世界に身をおきたいと思うようになったきっかけだった。自然派ワインの経験値が低かった当時の私にとって、ジズレヌとアランの二人が作り出すワイン(記憶では、当時初めて飲んだ一本はSoula V)の力強さ、いくつものスパイスが混ざり合ったような複雑さ、はこれまで経験したことの無い衝撃的なもので、自分の舌と記憶に深く刻み込まれることとなった。このワインに出会った当時は、自然派どころかワインとはまったく無縁の業界に身を置いており、Soula Vに関しても当時から通い詰めているパリの自然派ワインブティックCrus et Découvertesのオーナーであるミカエルに勧められるがまま購入した一本だった。ところが、結果的にはまさにこのSoula Vこそが私の人生の方向性を大きく変更し、決定付けた一本だったと言える。それ以来、パリにいながらも時折、試飲会などでル・カゾ・デ・マイヨルのワインを口にする機会(訪問の一週間前にもカーヴ オジェでの試飲会にジズレヌがいらっしゃっていて、2010年の各キュヴェを試飲させていただいたところだった)には恵まれていたものの、いつかこの土地を訪れて、彼らのワインをより直接的に、よりよく理解したいと思うようになった。 そして、この度ついにその機会に恵まれたのだ。 お客様のラングドックおよびルシヨン地方巡りに同行した折に、途中から一行と離れてひとりバニュルス・シュル・メールの街に残った。その日は、楽しみでなかなか眠ることができず、翌朝のアランとの待ち合わせに備えて、待ち合わせ場所である醸造所の下見に行った。醸造所は、自然派ワインバーや酢のショップが並ぶ街の中に位置していた。 待ち合わせ時間の10時を少し過ぎて到着しても醸造所の扉は固く閉じたままだったが、写真撮影などしていると、ほどなくしてアランが登場した。ジズレヌにはパリの試飲会などでお目にかかる機会がこれまでにもあったが、アランとは初めてお会いすることができた。赤黒い鼻と、握手した時に感じたゴツゴツした大きな手が印象的な優しそうな人だった。 挨拶もそこそこに、早速アランの車に乗せてもらって畑巡りを開始。ル・カゾ・デ・マイヨルの畑は、海に近いバニュルス・シュル・メール (1ha60)と内陸のTrouillasトゥルイヤ (2ha、バニュルス・シュル・メールから40kmほど離れた平地に位置し、土壌は粘土砂質)に区分され、それぞれ地質も環境も全く異なる。今回は、アランに海に近いバニュルス・シュル・メール のいくつかの区画(主に古樹が植えられており、土壌はシストで乾燥質。このバニュルス・シュル・メールの畑からは現在、赤のキュヴェが3種類、白のキュヴェが1種類作られている。古樹は、同じ区画に複数の品種を植えている)をご案内いただいた。そして、さらに、バニュルス・シュル・メールの畑は、大きく分けて海沿いの区画と内陸の区画とに分かれており、以下、「海沿いの区画」と「内陸の区画」それぞれの特徴を記す。 地中海を見下ろす絶景のブドウ畑 海沿いの区画 Banyuls-sur-Merの畑のうちでとりわけ特徴的なのは海側の区画で、地中海を一望できる標高200メートルほどの高台の急な斜面に広がっている。畑の周囲はgarrigue(ガリッグ: 野生のハーブ等の低木草)が生い茂る環境で、歩いているだけで強いガリッグの香りが鼻腔をくすぐる。また、この区画のもうひとつの大きな特長は、陸側からの強風(tramontane : トラモンターナ)および海風にさらされていることである。これらの風がガリッグの強い香りをブドウ樹に吹き付け、ブドウに風味を与えるとのことである。また、何も遮るもののない日当たりのよいこの区画が2003年の猛暑に耐えることができたのは、海の近さと海風のおかげだということである。 内陸の区画 海からは少し離れた内陸の区画の特徴は、標高100メートルから350メートルまで様々な場所に区画が点在している(例えば、ゴディという区画は標高250メートルに位置し、古樹のなかでも樹齢の高い樹が植えられている。他には、標高300メートルに位置するグラタイユルや周囲の森によって淡水が確保されているためバニュルス・シュル・メールの畑のうちで最も水分に富み、涼しい区画であるシャタニエなどがある)ことである。海沿いの区画に比べて、土壌の乾燥度が低いため、岩盤が詰まって層を成しているシスト土壌を見ることができる。 「ワインは周りの環境全てによってできあがる!」 …

頑張れ!ニッポン!!RECREATION JAPON  日本再構築 – PART 2

Domaine Roger Perrin*ドメーヌ・ロジェ・ペラン Depuis les tragiques évènements de la fin de semaine, je reviens juste au domaine aujourd’hui. Nous tenions …

頑張れ!ニッポン!!RECREATION JAPON  日本再構築 – PART 1

今回の巨大地震に2万人を超える人達がお亡くなりになりました。心からご冥福を祈ります。 今、日本は戦後最大のピンチの中にいる。 被災地の災害に直接遭った人達には、生活の再構築に向けて元気な再出発を心より願っています。 今、世界中の人々が日本に注目しています。 今こそ、勇気と活力が必要な時はないでしょう。 常に、自然と共に生きているヴィニョロン(ワイナリー)にとって自然の偉大さ、ある時は非常なまでに過酷な現象をもたらすことをよく知っています。 今回の事象には、我が事のように痛みを理解しています。 こんな時こそ、天(宇宙)と地(地球)のエネルギーがたっぷり詰まったワインで元気を出して欲しいのです。そして、ヴィニョロン達のエネルギーも届いてほしい。 CPVでは長い時間が必要となる復興のために、じっくりと応援を続けたいと思います。 これからの再構築のためにワインをとうして力になりたいと思っています。 多くのヴィニョロン(ワイナリー)よりメッセージをいただいております。 ヴィニョロンの心も皆さんと繋がっています。 そして、元気の出るワインも何とか届けたいと模索しています。 日本を象徴する山、富士山のように、どっしり、ゆったり、美しい日本を再構築したい。 頑張れ!!日本!! 頑張れ!!東北!! Christine Commeyras / Domaine de …

フランスから日本へのエール・メッセージ

日本の皆様、 あまりにも言葉が足りませんが、今の日本の状況を見ていると、本当に心が痛みます。 フランスのテレビでも、ずっとずっと日本のニュースばかり流れています。 恐ろしい映像がずっと流れています。 家族や友達、知り合いなどを失ってしまった方のインタビュー、子供達の泣いている姿、言葉を失う位悲しい映像が流れています。 自然の力を目の前に、何て人間は小さな生き物なんだろうと思います。 この状況を目の前にした人々、彼らの恐怖や悲しみは、その場を経験していない私には想像できない位苦しいことだと思います。彼らの気持ちを考えると、涙が出てきます。 まだ連絡が付いていない方々、バラバラになったまま合流出来ていない方々が沢山いると思います。それでも信じる事を諦めないで、大切な人が無事である事を心から祈っています。 頑張って立ち直ろうとしている日本人達。 少しでもいいから前に進んで行こうという姿勢。 その姿はとても誇らしく、世界中が日本人の強さ、冷静さに関心しています。世界中が今の日本から力を貰い、そして生きていこうという心の強さ、そして諦めない心の強さを見習おうとしています。 フランスから、沢山の生産者から日本の皆様にメッセージが届いています。 心温まるメッセージ、勇気付けられるメッセージ、日本人の強さに心を打たれたと言うメッセージ、遠い場所からでも皆応援しています。繋がっています。 何かをしたい、どうにかして力を貸したい。そんな思いが溢れるメッセージです。 どうか、フランスからの応援が少しでも皆様に元気、勇気、希望を与えて、未来に繋がっていきますように。 言葉では全然足りないですけれども、どうかこの苦しみから皆様が早く立ち直れる事を祈っています。 どうか早く皆様が、そして日本がまた明るい日々を暮らせるよう心から祈っています。 パリ事務所、スタッフ全員から カトリーヌ・ベルナール(ラングドック)の幼い息子から、こんなメッセージが届いています: 『日本人は強いから大丈夫だよ。また新たな津波が来ても、絶対に立ち向かえるようになるよ。日本の島を船に変身させて、サーフィンのように、大きな波の上を超えられるよ。きっとだよ。』 …

2011年 RECREATION セミナー・レジュメ

1976年に渡仏して、34年間のフランスとの付き合い。ワインの仕事について28年の歳月が過ぎました。特に1998年にワイン商として現地法人をパリ設立して以来、12年間フランス中の葡萄園を飛び周るのが私の仕事です。この1990年からの20年間の変化はすさまじく大きかったと思います。過去から現在、そして未来へとワイン業界の流れを総括する時期に来ているのではと感じています。 フランスでは、10月11日に自然派ワインの父と云われたマルセル・ラピエールの死という大きな出来事がありました。師は醸造元として、一人間として、地球人として自然派ワインの尊さ、ワインのあるべき姿を多くの若き醸造家達に示してきた偉大なる人物でした。人間的にも偉大なる人物でした。 そのマルセルの死を契機にもう一度、マルセルの遺志を引き継いで自然派ワインの重要性を皆さんと共に再確認すると共に、我々ワインに携わる人間として、胡麻化しのない本物ワインとしての“自然派ワイン”の重要性を認識し合いたいと思います。 現場のフランスの状況、不況に悩む日本のレストラン業界、小売業界の状況を考慮しながら、どのように色んな問題を解決することが出来るかを、皆さんと共に考えていきたいと思います。 自然派ワインが誤解されている 1) ビオワインと自然派ワイン(VIN NATURE) について 1-1)多くの人がビオ・ワイン=自然派ワインと思っている間違い。 1-2)ビオ・ワインはすべて美味しいか?残念ながら90%は美味しくない。     普通の栽培ワインとほぼ同じ比率で美味しくない。 ビオ栽培はスポ-ツをやる為の基礎体力・筋肉を鍛えること、筋肉を付けて外見だけはイチロ選手と同じになること。でもイチローのような野球の技はできない。ビオ栽培は、スポーツをやる為の基礎体力を作ることに似ている。つまり美味しいワインを造る為の土台ができましたよ、というに過ぎない。 2) 美味しいワインを造る為の3つのポイント 2-1)収穫量を押さえること 2-2)発酵槽に入れる葡萄が健全なこと 2-3)収穫、醸造を慎重に細部まで気を配ること     清潔度、温度管理、ポンプなど荒々しいワイン器具を使用しない。(重力を使うワイン移動) その年の葡萄状態に合わせた醸造の選択 …

偉大なる醸造家マルセル・ラピエ-ルが我々に別れを告げた!

Marcel nous a quitte ! 世界中の多くの人々に勇気、ひたむきさ、シンプルさ、真っ直ぐさ、自然であることの大切さ、生きることの喜びを与え続けてきたマルセル・ラピエ-ルが我々に別れを告げた。最後の最後まで葡萄園に立ち続けた人生にピリオドを打った。60年間という濃縮したあまりにも早い人生だった。一ヶ月前までは元気に畑に出ていたマルセルだった。2010年の収穫が終わるのを待って、その2日後、10月10日にモルゴンを去った。 『マルセルには多くのことを教えてもらいました。人間としての厚み、深み、生き方、人に接する時の暖かさ、勿論、ワインについても多くのことを学びました。今思うと、彼の人生そのものがワインの要素になっている。ワインを通して人が集まり、その人生を楽しみ、人生に温かみを与えてくれる。まさにマルセルの人物そのものではないか。』 2010年8月18日撮影 この笑顔のシワに刻まれた深みが人物としての厚みを感じ、瞳の奥に暖かみが。 誰にこんな笑顔ができるのだろう! 多くを語らないマルセルは、常に行動で語っていた。 多くの悩める若き醸造家を真っ直ぐな方向に導き、その方向を自らの行動とワインで行くべき道を示してくれた。 我々のような外人ワイン関係者にも隔たりなくワインのあるべき姿の真実とプュア-さを教えてくれた。 ありがとう!マルセル!言葉では言い尽くせない感謝で一杯! GRAND MERCI! MARCEL ! 今世でのお役目、お疲れさまでした。 安らかに、おやすみください。 …

2010年すべての息吹が始まった!

モルゴンのマルセル・ラピエールの畑より 切り口から樹液が溢れ出ようとしている瞬間↓ 今年の冬は寒かった。ボジョレでもマイナス15まで下がった。これは葡萄栽培には歓迎すべき事だ。寒さが厳しいと葡萄園の病原菌も打撃を受ける。その年は病気の発生率が下がる。 さて、寒かった冬の間、樹液は根に向かってグラビテ重力の法則に従って下に向かっていた。今年は遅めの3月後半に樹液が浮力の法則に従って上に向かい出した。剪定した切り口から樹液が溢れ出てくる。 芽がミルミル内に膨らんでくる↓ ⇒ この芽が膨らんで葉っぱとなり、ここから枝も伸びてくる。 葉っぱが覆い茂り、太陽や宇宙の光を浴びてて、葉っぱが光合成をセッセと回転させる。地中深く伸びた根っこからミネラルを含んだ水分を葡萄木の体内に循環させる。宇宙とミネラルは同根だ。 そのエネルギーをいっぱい蓄えた葡萄房を5カ月後には造りあげてしまう。そして、土壌から生まれた酵母がワインに変えてしまう。 今年は3月中旬にも大雪が降るほど寒さが長く続いた。 あまりにもの寒さで地中の水分まで凍っていた。畑を耕す作業が出来ずに今年は畑作業がやや遅れぎみだ。 この1週間前より暖かくなってきた。一挙に作業を進めている。 氷が解けて土壌が緩んで、畑に入れなくまた時間を置かなければならなかった。 耕しながら雑草を地中にかき混ぜてしまう。土壌に負担がかからないように小型のトラクターで耕す。 そして、葡萄木と葡萄木の間に取り残された草がどうしても残ってしまう。 手作業で草取りをやっている↓ それを、取り除くには人の手でやるしかない。 手間暇がかかる仕事だ! すべては、自然酵母を土壌に育てて、健全な葡萄を造って、酸化防止剤を入れないワインを可能にする為だ。 簡単に自然派ワインと云うけれど、その為の日々の作業が普通の3倍もかかっている。 普通の農家は除草剤を撒くだけで耕す作業はやらない。楽な作業だ。でも失うものも多い。 …