5
Avr

心に響く最高のシャルドネを醸す2人

(Vins de mes Amis試飲会より) Domaine Pattes Loup パット・ルー醸造のトーマ・ピコ (繊細なシャブリの土壌ミネラルを表現) ピュアーで、ミネラリーで、上品かつ繊細なシャルドネ。和の世界の繊細な会席料理に合わせてもらいたい。 どこからみてもシャブリ最高のシャルドネだろう。極めつくしたシャブリのテロワールが味わえる。 勿論、プルミエ・クリュのBeauregardボールガールはトビッキリ美味しい。 でも、単なるChablisもミネラリーで素晴らしい! トーマ・ピコは長期熟成をこころがけている。だから、ミネラル感がやさしくなり始めたころに出荷する。 ここヴァン・デ・メザミ試飲会でもブースに近づけないほどの人気。 世界中が注目している醸造家トーマ・ピコ。トーマ・ピコのシャブリを飲まずにシャブリはかたれない。 見たら即飲んでみるべき!! (問合せは野村ユニソン社) ★Domaine Valette ヴァレット醸造のフィリップ・ヴァレット (限りなくパワフルなミネラル) プイィ・フイッセの硬い石灰岩盤土壌。この岩盤に入り込んだ根っ子が吸い上げるミネラルは半端ではない。 他のブルゴーニュでは表現できないスタイルのミネラル感がここにはある。 物凄いミネラリーで力強いタッチのシャルドネ。ミネラルのチャンピオンといってもよい。 このミネラルが熟成したときの素晴らしさ、言葉に表現できない程だ。 他では類を見ないスタイル。 人間的にも親分肌で確固たる意志の強さがあるフィリップ・ヴァレット。 多くの若者達がここで修業して旅立っている。ヴァレットを飲まずしてシャルドネを語るな! (問合せはBMO, トロワザムール恵比寿店で飲めます)

20
Juil

Maxime Magnonマキシム・マニョンの白が凄い !! -NO3

   マキシムはシャンパーニュのセロス醸造で修業した。 そして、親友は、そのフイィ・フィッセの名醸造かPhilippe Valetteフィリップ・ヴァレットだ。 当然、マキシムの白には北フランスのブルゴーニュのニュアンスがある。 つまり、酸がキッチリとのっている。 しかし、品種は100%、ラングドック土着の品種。 グルナッシュ・グリが主体でわずかにマカブ品種が入っている。 白の畑は、シスト土壌と石灰土壌の境界線上にあり、混ざっている。 シストからはスカットしたミネラル感、石灰土壌からは潮っぽさと昆布ダシっぽい旨味が醸されている。 和食にはピッタリの相性だろう。 フードルと呼ばれる大樽で熟成。   先日、私は生ガキと魚介類パスタに合わせました。ウーン、最高でした。   

20
Juil

16年の歳月をかけてコルビエールを革新させた                    Maxime Magnonマキシム・マニョン -NO1

  2002年にボジョレからラングドック地方のコルビエールにやって来て、16年の歳月が流れた。 私はマキシムを最初から見てきた。 当時、やたら濃いスタイルのワインばかりしかなかった。 『私はコルビエールに行ってボジョレを造る。』とマキシムは云っていたのを思い出す。 デイジョンのワイン学校で勉強して、シャンパーニュのセロスSelosseで修業。 地元のあの見事なシャルドネを醸すPhilippe Valetteフィリップ・ヴァレットが親友。 勿論、ボジョレでは、マルセル・ラピエール、イヴォン・メトラなどに深い教えを享けている。 誰もがマキシムを注目して見守っていた。 マルセルもイヴォンも時々コルビエールまで応援にやって来ていた。 マキシムの葡萄園は広大なコルビエールのほぼ中心にあるDurban-Corbieresデュルヴァン・コルビエール村にあり、このコルビエールでは数少ないシスト土壌のテロワール。標高も高く酸が残る。 マキシムが来るまでは、ブルゴーニュ・ボジョレ方式のMCマセラッション・カルボ醸造をやる醸造家はいなかった。 マルセル、イヴォン指導のMCである。    10年程過ぎた時、マキシム自身の内部にも変化が起きていた。 このコルビエールの地でボジョレを目指さなくても、ボジョレの飲み安さ(ビュバビリテ)の部分を 大切にしながら、やはり、ここコルビエールの土壌、ミクロ・クリマを真っ直ぐに表現することの大切さに気づいた。 10年以上の自然栽培のお蔭で葡萄の根っ子は地中深く伸びている。 水不足による乾燥の年でも、地中深いところの水分を吸収できるところまで達している。 つまり、葡萄が熟す大切な時期にも水の供給ができると、ポリフェノールが熟しても、 酸が残るようになる。 だから、酸を残す為に無理に早く収穫しなくても、葡萄をよく熟させても酸を残せるようになっている。 南フランスであるコルビエールの独特太陽をワインに表現させながらも、飲み安さ(ビュバビリテ)のあるワインができるようになっている。 単に飲み安いワインだけでなく、ワインの酒質もしっかりしながらスーット体に入っていくスタイルが完成している。 ここコルビエールには無かったスタイルのワインである。 特に私が大好きなのはCampagnèsカンパニェス。 シスト土壌で100年弱も生きているカリニャン品種が100%のワイン。 スーッと伸びる涼しさを感じさせるシストからくるミネラル感がたまらない。 シスト土壌とカリニャン品種の相性は凄いと思う。 カリニャンがどんなに熟しても酸がキッチリのこる。 私は大好きだ。

19
Mar

UN LONG WEEK END A BERLIN 〜 ベルリンでの長い週末

Berlin est une ville fascinante, qui déconcerte un peu. Son histoire chaotique, et tumultueuse en fait une ville unique. Massivement détruite pendant la deuxième guerre mondiale, occupée par les alliés (1945-1961), puis divisée par un mur pendant 28 ans (1961-1989), la ville de Berlin est aujourd’hui une capitale moderne, résolument tournée vers l’avenir. ベルリンは魅力的だが少し戸惑いを感じる街です。第二次世界戦争ではボロボロにされ、1945年から1961年の間連合国に占領され、その後28年間(1961-1989)真っ二つに切り裂かれ、混沌とした歴史をくぐり抜いてきました。しかし、だからこそ今となってはモダンで未来的な街に変化しているのです。 A […]