Étiquette : Domaine Mouressipe
9
Août
Par 伊藤與志男
Publié dans Winery, Distributor, Resto, Languedoc, Rhône
(BMO-Cata roussion tour) BY:TAKESHITA フランス最古のローマ都市ニーム。 近くには世界遺産のポン・デュ・ガール、街中に は円形闘技場、古代神殿など2000年前の歴史を語る街である。 あのラングロールのエリックとマリーローがいて、 ムレシップのアランとイザベルもいた。 共に、無茶苦茶アットホームな自然派ワインを楽しめるビストロ、マルミットでパエリヤパーティー。 米好きにはたまらないですね(^^)。 美味しいワインとパエリヤで、みなさんエネルギー充填! ニームいいとこ。 これからニーム泊増えそうです。 Nîmes, Dîner Paella chez Bistro Marmite écrit par Takeshita Nîmes, une ville romaine connue pour les patrimoines Pont du Gard, les Arènes, La Maison Carrée… C’est une ville historique depuis plus de 2000 ans. Marmite, bistro hyper familier avec […]
9
Août
Par 伊藤與志男
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BY TAKESHITA (BMO-CATA ROUSSION TOUR) ラングロールのエリックの親友でもあるアラン・アリエのMouressipeムレシップ醸造。 ギリシャ遺跡の見つかるとパワースポット、サンコム村の小さな山のぶどう畑でワインを造り始めた ムレシップのアラン・アリエ。 2016年に念願のカーブを建設。充分な設備とスペースで、ワインが更に 美味しくなった。 〜ケガの功名?〜 ここ数年のムレシップの果実味、軽やかさには目を見張るものがある。 以前からぶどうを冷蔵庫で一晩冷やして、その後MCをやっていたのだが、サンソーとグルナッシュの ロゼ、ガレジャッド Galéjade を新しくタンクで醸造しようとして、イタリアにタンクを頼み、明日届くとの連絡に 収穫を始めたが、翌日になっても翌々日になってもタンクが来ない。。。 困ったアランは、ぶどうを冷やしている冷蔵コンテナな中にCO2を充填し、タンクが到着するのを待った。。。 タンクが着いたのは、なんと収穫してから7日後。。。 タンクに入れず、小さなケースに入れて保存してあったぶどうは、全く潰れず、まさに完璧なMC(macération carbonique)。プレスしてみると、果実味溢れ、アロマティックでピュアなジュースが入手できた! 冷蔵庫MC! アランはひらめいた(^^)! それ以降、ロゼは7日間、その他キュヴェのぶどうも2日間〜4日間冷蔵庫でぶどうを7度の温度でMCしてからタンクに入れる。 ムレシップのここ数年の更なる果実味、爽やかさは、アランの偶然の産物。 ワイン造りは面白いね(^^)! Vestige grèque, Domaine Mouressipe Alain Allier de Mouressipe fait un vin sur le terrain du vestige grèque. En 2016, enfin il obtient une cave bien équipée et spacieuse […]
12
Juin
Par 伊藤與志男
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その後はゴーさんお勧めのトビッキリ美味しい軽快なルージュを開けた。 LESRIGNACレスティニャック醸造のTEMPETEタンペット。 これまた、西南部地方とは思えないほどの繊細さ、優しさを含んだ舌触り、マニフィック! あまりの、美味しさに数分でボトルが空いてしまった。 そして、ここまで進むとやっぱり太陽を感じるワインが飲みたくなる。 『チョット、南のワインが飲みたい。』とゴーさんに云うと、これが出てきました。 ラングドック地方のこれまた、やさしい人間Alainアランが造るやさしい果実味タップリのワイン、 Mouressipeムレシップ醸造のGalapiaガラピアを開けた。 葡萄房丸ごと発酵槽に仕込むセミ・マセラッション・カルボニック醸造独特のホワットした果実味 が心地良い。 来週、日本のシェフのグループと訪問することになっています。楽しみだ! そして、最後は、グッと南に下りてスペインはカタルーニャのMas Pellisserマス・ペリセール醸造 の白を開けた。 今は、瞬時に世に知れ渡ってしまった名醸造家Oriol Artigasオリオル・アルティガス。 人のワインも群を抜いてトビッキリ佳い。 La Rumberaラ・ランベラを開けた。もう最後にスカット、すべてをクリアにしてくれました。 これまた、来週、訪問予定。 イヤー、気持ちよく飲まさせていただきました。有難う、ゴーさん。
17
Avr
Par 伊藤與志男
Publié dans Winery, Resto, Event, Languedoc, Rhône
★Mazière マジエール醸造(ラングドック地方・コルビエール) あのミティークな醸造家でもあり学者でもあるブジーグが造りあげた畑、醸造所を引継ぎ、あのマジエールの再現に賭けPassionの人Fabriceファブリスがいる。 ここだけでも自然派の過去から未来までが垣間見ることができる。 ファブリスはブザンソンでZinzinsザンザンというワイン屋をやっていた。今は亡きJean-Michel Lasbouyguesジャン・ミシェル・ラブイグのマジエールに感動したファブリスは何とか再生したいと決意。 今は、二つのスタイル、マジエールの原点のワインの再生、もう一つは新しいマジエールのスタイルも挑戦している。 ★Mouressipe ムレシップ醸造(ラングドック地方・ニーム) アランは小さい頃からの夢、醸造家になる為に、お金を貯めて少しづつ畑を長い年月をかけて買い足してきた。ある時、ラングロールのワインを飲んで体が震えるほど感動した。 『自分が造りたいワインは、これだ!』即アランはラングロール醸造のエリック・プフェーリングのところに逢いに行った。 研修を申し出た。エリックは何の躊躇もなく受けれた。 そんなに簡単なことではなかった。葡萄園のビオ栽培に年月が過ぎた3年程前から、ワインに酸が残り、発酵も順調に進むようになった。最近のムレシップは、還元もなく素晴らしい酸と果実味のバランスがとれて素晴らしくなった。 ★Daniel Sage ダニエル・サージュ(北アルデッシュ) 最近のダニエルのワインは、自分が目指してきたスタイルが完成しつつあるのではと思う。透き通るばかりの透明感、スーット伸びてくる涼しいミネラル、やさしい果実味、バランスが凄い。 熱狂的な自然派ワインのファンだったダニエル。自分の造りたいスタイル、狙っていたスタイルは最初から決まっていたのだろう。このアルデッシュ土壌と葡萄、そして自分の造り仕方が明確になったのだろう。凄いプレシジョンを感じる。
12
Déc
Par 伊藤與志男
Publié dans Winery, Beaujolais, Distributor, Bourgogne, Resto, Event, Languedoc, Roussillon
★Le Temps des cerises ル・タン・デ・スリーズ★ アクセル・プリュッファーは、心優しいドイツ人。ソフトなタッチの人間性ながら、決めたことはキッチリとこなしていくタイプはドイツ的。ワインのスタイルはもう、アクセルの性格そのもの、どこまでもやさしいタッチ。果実味もゆかた。 グイグイ飲めてしまうトビッキリ美味しいワインを醸す。 ★Nicolas Carmaransニコラ・カルマラン★ フランスのど真ん中からチョット南に位置するフランスで最も美しい村が点在するするAveyronアヴェイロン地方。 フランスで最も寒い地方の一つ。困難な地方で孤立奮闘するニコラ。寒い地方だけに軽やかで限りなく“水”に近いスタイルのワインを醸すニコラ。醸造家仲間やプロ中のプロ達が大評価するほどのワイン。透明感抜群のスタイル。 私も色んな意味で深く尊敬している醸造家の一人。 ★Domaine Mouressipe ムーレシップ醸造★ ローヌ地方とラングドック地方の境界線上にあるニームに近いところ。ラングロールで一緒に働きながらエリック・プフェーリングの造りを深く学んだアラン・アリエ。醸造所も新築して気合十分のミレジム。どことなくランクロールの風味に似ている。 ★Sélénéセレネ★ 今、ボジョレの若手醸造家の中で、最も光っている一人、ラ・タルバルド醸造元のシルべール・トリシャール。栽培が難しかった2017年を全く問題なく普通の収穫量を確保した栽培対応の名人。爽やかで透明感のあるガメ品種を表現するシルべール。 ここコワンスト・ヴィノでもよく飲まれている人気ワイン。これからが更に楽しみな醸造家。 ★Sextantセクスタン醸造のジュリアン★ ブルゴーニュからはやはり人気急上昇中のジュリアン・アルタベールがいた。 人格もワインも爽やかで暖かさを感じるスタイル。しかも銘醸ブルゴーニュ。飾るところが全くない心地よいブルゴーニュはここコワンスト・ヴィノでも良く飲まれているのを見る。 ★Sylvain Respaut シルヴァン・レスポ醸造★ シルヴァン・レスポ醸造の共同経営者であるOlivier CROS オリヴィエ・クロが来ていた。 ラングドック地方で目立たないけど、静かに超自然なワイン造りに打ち込んでいる二人。 ここパリでも最近やっとレスポのワインが見られるようになった。日本では初リリースからEAST LINEイーストライン社が 輸入している。大変、ヴァン・ナチュールらしい自然な果実味のワイン。
1
Avr
Par 伊藤與志男
Publié dans Winery, Languedoc
DOMAINE MOURESIPPE * ムレシップ醸造元 Alain Allier * アラン・アリエ 葡萄栽培農家の家に生まれて、子供の頃から葡萄栽培・醸造家に成りたかったアラン。 しかし、お兄さんがいて、自分は家業を継ぐことができなかった。 若い頃から自動車エンジニアとしてガムシャラに働いて、お金を貯めて少しづつ葡萄園を買って蓄積してきた。 ニームの街の端に古代ギリシャ人が住み着いてワインを造っていた形跡がある丘がある。 その斜面の畑を少しづつ買い足してきた。 初期の頃は、自宅のガレージの中でワイン造りをしていた。本当のガレージワインだった。 ある時、自宅の近所に畑を持っているラングロールのエリックと巡り合った。 ラングロールのワインを飲んで衝撃をえた。 『こんなワインを造ってみたい!』 . アランは即、ラングロールのエリックに弟子入りした。 それ以来もう家族のように付き合っている。 ワインも少しづつエリックのワインに近づいてきた。 土壌が違うので同じようにはならない。 最近、アランの独特の風味が完成されてきた。 アランの性格のような、優しさの中にも意志をまげない芯の強さを感じさせる癒し系の風味。 昨年、9月に念願の醸造所が完成! ずっと自宅のガレージで造って来たガレージワインを卒業した。 醸造所は設計、基礎づくり、建築、すべてコツコツと自分で建設した。 2016年は、この新築醸造所でワインを造った。 ムレシップを日本に輸入してるBMOの山田さんが、昨年9月に新築のお祝に駆けつけた。 子供時代からの夢をやっと、実現したアラン。満足そうだった。 数年前より、普段の仕事を終えてから、この醸造所建設の仕事を少しずつやって来た。 昼夜の突貫工事で何とか、2016年の収穫に間に合わせた。 16年は量が極端に少ない収穫となったけど、アランにとっては記念すべきミレジムになった。 子供の頃からの夢を追い続けてきた、意志の強さに拍手を送りたい。 夢を実現したい人! アランのワインを飲むと意思が強くなりますよ!! 継続は最大の力なり!! それには不屈の意志が必要!! ムレシップを飲もう!?
8
Août
Par 伊藤與志男
Publié dans Winery, Rhône
Planete ? C’est Merlot 2016. まるで天体のようだ。メルロー2016年。 Mouressipe ムーレシップが16年産の収穫を始めました。 フランス中で今までに無かった天候の被害が多発した年だった。 ここ南仏のニームのムーレシップが収穫を始めました。 このニームでもたった2週間前に今までなかった突然に強烈な突風とピンポン玉の大きさの雹が荒れ狂った。電車が脱線。ピック・サンルーの数か所の区画は、収穫直面というのに全滅したところがある。 ムーレシップは、雹の被害を幸運にも逃れた。 しかし、5月より雨が降っていなく、極端な水不足の状況だ。 その上に、今年は強風ミストラルが吹き続き、葡萄実の果汁の水分まで飛ばしてしまうほどだった。よって、果汁が殆どない葡萄ができている。 本日収穫したメルローは、果汁が殆ど吹き飛んで皮と果肉にほんの僅かな果汁しかない超小粒の葡萄だった。 メルローはボルドーの品種だ。ここ南仏の過酷な乾燥と風にはなじめないのだろう。 乾燥のお蔭で、葡萄の病気はなく、腐った部分が全くない綺麗な葡萄だった。 メルローをグラップ・アンティエールのセミ・マセラッション・カルボニック醸造で醸す。 あまりにも、果汁が少ないく、ジュースが出てこないので 最初に足でピジャージしたけど殆ど果汁がでなかった。 チョット、様子をみてみるとの事。 カルボ発酵が始まったら1週間ほどでだして、絞ったほうが良いかもしれない。 それでも、ジュースは少なさそうだ。 風で濃縮した年は、酸も同時に濃縮しているので、濃縮感がありながら酸がキリットしたタイプになりそうだ。16年のメルローは面白いスタイルになるだろう。 ムーレシップのアランが最初に収穫してワインを造ったのは、2005年だ。今年は16年目になる。 アランは、最初の頃は、ラングロールのところで働きながら醸造を修業した。 今は家族のように付き合っている。 アランの造りは、ラングロールに限りなく近い。 定期的に逢っている、意見交換している。 だから、アランのワインには、ラングロールのニュアンスが常にある。 近年、ことに似てきてる。勿論、テロワールが違うので 違いはテロワールという事。 Tracassier トラカッシエルはグルナッシュ90%、ムールヴェードル10% トビッキリ美味しいよ! まだ、日本ではあまり知られてないけど、ムーレシップは凄いですよ!! 16年の経験も重ねて、最近の品質は目を見張るものがある。また違うスタードに入ってきた感がある。お見逃しなく!! Jeux de bulles ジュー・ドゥ・ビュル シャスラ品種から造る微発泡が美味しい。爽やかで美味しい。 ラベル上のメダルはギリシャ時代のもの。 ムーレシップの畑にある丘は、ギリシャ時代、ローマ時代にわったっての遺跡がある。 このメダルは畑から発掘された古代ギリシャ時代のもの。 ここの畑には古代ギリシャ時代のエネルギーが記憶されている。 16年前に自宅のガレージの中で造り初めたガレージワイン。 今年、立派な醸造所が完成した。すべて自分で建てた。 2016年はこの新醸造所で醸す。 収穫した葡萄を発酵槽に搬入するのは、ポンプを使わず フォークリストで葡萄の入ったケースを上げて、手で優しく 発酵槽に入れる。繊細なワインを造るには、上から重力で搬入する作業は、時間と労力がかかるけど必要不可欠な方法だ。ポンプを使うとどうしてもワインが粗くなって来る。 こんな大切な作業も、広くなってやりやすくなった。作業の一つ一つの精度が上がってくる。 今まで、やりたくてもできなかった作業ができるようになった。 ワインの美味しさは。こうした一つ一つの作業の精度の積み重ねなのだ。
13
Nov
Par Lucas Morvan
Publié dans Event
先日の記事に続き、パリでは最近毎週月曜日に試飲会が行われています。 今回は,毎年Kévin*ケヴィンのレストラン、Autour d’un Verre*オトゥール・ダン・ヴェールで行われている « Amis Buvons *アミ・ビュヴォン*友よ、飲もうよ» の試飲会に顔を出してきました! 久しぶりに飲んだGérard Oustric*ジェラール・ウストリックさん、Le Mazel*ル・マゼルの2013年は、前に比べてより飲みやすくさわやか。 これは醸造法を全てマセラシオン・カルボニック(ブドウを破砕・徐梗せずに房をまるごと醗酵タンクの中に入れること)に変えたからだそうです! Planet*プラネット2013(カベルネ・フラン)や Briand*ブリアン2013(グルナッシュ)はフルーティでグイグイ飲めてしまい、 Raoul*ラウル2013(カリニャン)はとても繊細でエレガント。このキュベは一押しです! ≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈ 次は、全キュベをマセラシオン・カルボニックで行っているLe Temps des Cerises*ル・タン・デ・スリーズ、Axel Pruffer*アクセル・プリュファーのワイン。 La Peur du Rouge*ラ・プール・ドゥ・ルージュ2014(赤が怖い)はマセラシオンをしたシャルドネを使用。 『今回は収穫を2回に分けたんだ。最初の収穫には、まだ完全に熟されていないブドウを、2回目の収穫は、キレイに熟されたブドウを。そうすることによって、フレッシュ感を得て、しかも香りもしっかりと出ていて、より爽やかでフルーツも感じられるワインになるんだ。』 確かに柑橘類の香りも漂い、口に含むとミネラル感と丸みが広がりさっぱりなワインに仕上がっています! 唯一残っている赤は、グルナッシュ100%でできあがったUn Pas de Côté*アン・パ・ドゥ・コテ2014。赤フルーツや花畑が匂い、香りはまさにナテュール!とにかくブドウジュースみたい!女の子でも一本簡単に飲めてしないそうな、危ない赤ワインです!! ≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈ となりでニコニコと待っていたのは、Domaine Le Bout du Monde*ドメーヌ・ル・ブ・デュ・モンドの Edouard Laffitte*エドゥワール・ラフィット。久しぶりに合うのでお互いにテンションが上がりまくり!彼のワインも、マセラシオン・カルボニックでフルーツを最大に引き出しています。 Tam Tam*タムタム2013(シラー100%)はとてもジューシーでシラーの華やかさが分かりやすく表現されています! Hop La*ホップ・ラ2013(グルナッシュ40%、シラー40%、カリニャン20%)は黒味のフルーツを齧っているかのように濃厚!でもフレッシュ感が大いに感じられるので、全然疲れない! Avec Le Temps*アベック・ル・タン2013(カリニャン100%)は今回一番上品で丸みがあり、とてもエレガントに感じました。 そして個人的に大好きなLa Luce*ラ・リュース2014(グルナッシュ100%)は相変わらず花の香りが漂い、長く続く繊細な後味が印象的! ≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈ 初めて出会うOlivier*オリビエ。彼は、Sylvain Respaut*シルヴァン・レスポーとコンビを組み、一緒にワイン造り及びハチミツを造っています!ここでは樽は タブー!しかもブドウ木は標高300mに植えてあるので、とてもフレッシュ! 白のTangerine*タンジュリン2014は粘土石灰質のテロワールから収穫されたシャルドネ80%とソービニョン20%のワイン。飲みやすくて明るい口当たりで、いつの間にか無くなってそうなアペタイザーワイン! Pink […]
29
Oct
Par 伊藤與志男
Publié dans Rhône
今日訪れたのは、アラン・アリエット*Alain Allierさん の元、ドメーヌ・ド・ムレシップ*Domaine de Mouressipeです! ローヌ地方とラングドックの境界にあるこのドメーヌでは、ギリシャ時代から伝わるムレシップ丘が有名。このエネルギーが満ち溢れている丘には、未だにその時代の硬貨などが見つかるらしいです! 優しい笑顔に天然パーマーとその渋い髭が印象的なアランさん。彼は何代もブドウを栽培醸造する家庭に生まれました。けれども実家は彼の兄が引き継いだ為、アランは25年前、自分の区画を購入して、その畑に新たにシャスラ、グルナッシュ、ムルヴェードルなどを植えたのです。2003年までは収穫したブドウの約80%を協同組会に売っていたのですが(残りの20%は自分用のワインを造る為取っておいたのだそうです)、2003年から、皆さんに飲んで喜ばれるようなワインを造りたいという意思で、このドメーヌを建て上げました。 彼のカーヴは自分の家のガレージ!小さいけれど、醸造するスペースは十分!けれどもこんなに少量だったらすぐ彼のワインは完売してしまうのでは・・・! 今年は雨が多かった年。彼のお父さんも、この町でこんなに降ったのは80年間生きていて初めてだ!とビックリ。雨のせいでアランは70%ほど収穫量が減ってしまいました。けれどもそんな事ではめげないアラン!量が減ってしまった分、残ったブドウの栽培に倍以上の手入れを兼ね、アルコール発酵もスムーズに進み、今年の出来具合は結構良かったと喜んでいました! ムレシップの山 早速試飲開始です! ジュ・ドゥ・ビュル*Jeu de Bulles シャスラ・ヴィエイユ・ヴィーニュ100%、樹齢100年 土壌:粘土石灰質、青泥灰土、砂利少々 炭酸ガスを残すように瓶詰めをしてあるため、ブドウの果実がそのままシュワーっと口いっぱいに広がる感じが魅力的!とても爽やかで飲みやすく、アルコール度数も低めです。アペタイザーなどに嬉しいワインです! キュベ・ル・トラカシエ*Cuvée Le Tracassier エグラパージュをしたグルナッシュ100%、樹齢10〜35年 土壌:粘土石灰質、青泥灰土、砂利少々 トラカシエとは、『 おっちょこちょいな人、世話を焼かせる人』 と言う意味。 2007年が初ヴィンテージ!南仏のワインなので熟成度も高いのですが、スーっと体に染み込んでいくような、柔らかいワインです。 キュベ・ギャラピア*Cuvée Galapia アリカンテ100%、樹齢10〜35年 土壌:粘土石灰質、青泥灰土、砂利少々 ギャラピアとはオック語で『大食いな人、』という意味。 2007年のギャラピアはシラー、サンソー、グルナッシュも入ったアセンブラージュだったのですが、今年はアリカンテ100%!普段は色が濃いワインなのですが、今年は薄紫で綺麗〜!ブドウの果実と酸味がしっかりと感じらる、フレッシュでフルーティーなワインです。 キュベ・カク*Cuvée Cacous グルナッシュ70%、シラー30%、樹齢10〜35年 土壌:粘土石灰質、青泥灰土、砂利少々 カクとはオック語で『カッコつける』という意味。 スパイシーで濃厚ですが、飲みやすくフルーティーなワインです。 キュベ・ルー・キャントゥンヌ*Cuvée Lou Cantoun シャスラ100%、樹齢100年 土壌:粘土石灰質、青泥灰土、砂利少々 カクとはオック語で『部屋のかどっこ』という意味。 今年は8月3日と20日、2回に分けて収穫されたシャスラを使用。気候のせいで収穫量が減った分、残ったブドウの熟成度が早かったそうです。シャスラの酸味がキリッと利いていてとても繊細なワイン!少々ドライなワインです。 他にも、今年初収穫したシラー100%ワインもありました。この畑は彼の家の隣に在り、今年購入したのだそうです。シラー100%ワイン、もしくはアセンブラージュ・ワインにするか、まだ迷い中のアラン。けれども新しいキュベが増えるので楽しみです! とても話しやすくて少しシャイっぽいアラン。彼の今後の目標は、新たに区画を購入し、グルナッシュ・ブランや、彼の町と同じ名前の珍しい品種、サン・コムズを植える事です。 『私は自分のワインを造ることが幼い頃からの夢でした。その夢が今やっと叶いました。ですから私は自信を持ちながら、愛を込めてワインを造っています。私はブドウ栽培を手伝ってくれている皆、このドメーヌを最初から応援してくれている友達にとても感謝をしています。私がいつも思っているのは、私のブドウ畑は自分一人で栽培しているのではない。80%は友達が栽培してくれているのだ!ということです。本当に皆さんに感謝しています。』 とてもピュアで心の優しいアラン。今後も美味しいワインを造って下さいね! 最後は皆で記念写真! オザミワールドの菅野さん、杉野さん、土居さんと。