16
Août

マレ地区で大人気のビストロ、Parcelles/パーセルへ

コロナ禍真っただ中にオープンしたマレ地区にあるこのビストロは、あっという間に人気店に! バカンスシーズンの始めの7月某日、直前にキャンセルが出たとこのことで、奇跡的に当日の予約で行くことができました。 パリらしいタイル張りの床に落ち着いたゴールドの天井。クラシックさとモダンさが織り交ざっています。心地のよいサービスと空間はいつ来ても変わりません。 お料理はもちろんのこと、なんといっても素晴らしいワインのセレクション。食べ物のメニューより分厚いワインメニューに、ワインファンもきっと満足できるでしょう。   オンラインでも予約ができるので(日本語サイトあり!)、日本から出張や旅行で来る際ぜひ訪れてみてください。ちなみに8月21日のディナーまでバカンス中なのでご注意を!  

20
Juil

久しぶりのCoinstot vinoコワンスト・ヴィノ!

やっぱりここは心地よい! こんなに適度のスペースがあってゆったりと飲めるところは少ない。 パリにはパッション溢れるビストロが多いけど、チョット狭くて、真夏にはチョット暑苦しくなる。 . 今夜は、CPV銀座オフィスの竹下君が来仏中で、オーストリア、スロベニア、イタリー、フランスの蔵を歴訪してパリに戻ってきたところ、パリ・スタッフと食事会にCoinstovinotコワンスト・ヴィノへやって来た。 . 相変わらず、ワインセレクションがいい! 7本ほど飲んだけど、今夜の感動ワインはこのワインだ。 左から、ラングロールの新タヴェルJardin d’Orfeuilジャルダン・ドルフイユ。 これはすごい! の一言! ラングロール一家の渾身の一本。(現在、日本に向う船の中) EricエリックとThibautチボー、Jolisジョリスの3人の積み重ねた技・エネルギーを上品に繊細に表現されている。 そして、L’AngloreラングロールのEricエリックの親友Jean-Francoisジャン・フランソワのFoullards Rouges フラール・ルージュのGlaneursグラヌールを開けた。 ラングロールを飲んだら、これを飲まない訳にはいかない。 もうルシオンのレジェンド・ワインと云っててもいい風格を備えている。 ウーン、パリでこんな風に飲めるとは、なんと幸せなことだ。 そして、南ローヌのFerme Saint-Martinフェルム・サン・マルタンのTerres Jaunsテール・ジョンヌをあけた。 これまた、若き醸造家のThomasトーマが醸す飛びっ切りのワインに酔いしれた。 この蔵のワインは、濃い目のワインが多いけど、このテール・ジョンヌはセミMcで軽いマセラッションで繊細なスタイル。 ブラヴォー!トーマ。 レジェンド級ワインのあとに飲んでも、素晴らしいトーマの優しい個性が素晴らしかった。 この3本は、ホントに美味しかった。 心地よい場所で、心地よい料理と、ワイン好きのメンバーと飲むひと時は最高だ。

21
Oct

平日から大盛況! パリのバー、カフェ・ドゥ・コワン

Café du coin, 9 Rue Camille Desmoulins, 75011 Paris パリの11区にあるナチュラルワインが飲めるCafé du coin。パリの中でとくにナチュラルワインが盛り上がっている11区の端にあります。 お店は通りの一番端(coin/コワン)に位置しているので、カフェ・ドゥ・コワン。また、アヒルの鳴き声をフランス語では「coin-coin」ということから、お店のアイコンはアヒルになっています。 行ったのは週の真ん中である水曜日にもかかわらず、店内は満席! いつも地元の人たちで大賑わいです。テラス席も楽しめるので、寒くなる前のこの時期にはぴったり。 店名にカフェとありますが、ここには選び抜かれた豊富なナチュラルワインリストがあります。もちろん小腹を満たしてくれる料理も! シンプルなフレンチスタイルの料理は、季節によって変わるので、いつ行っても旬の食材が楽しめます。誰もが必ず頼むお店の看板メニューであるPizzette(ピゼット)と呼ばれる小さなピザもおすすめ。 – L. D’ANGE 19 (2019) Alexandre Bain 樹齢50年のソーヴィニヨン・ブラン。透明感がありとても上品。大樽で24ヶ月熟成による豊かなアロマは、フローラルさと熟したりんごや桃のような香りと、ハーブのニュアンスを感じられる複雑なアロマ。後味も口のなかに長く広がる。キリッとした酸味と程よい塩味のあるミネラル感のある、とても美しいワイン。 – SM (2021) Partida Creus こちらはスペインのカタルーニャのワイン。平均樹齢70年の三種類のスモイをブレンド。シナモンや胡椒のスパイス感に、赤い果実のフレッシュな酸味が口に広がる。 – Syrah (2021) La Ferme des 7 lunes シラー100%のローヌ地方のワイン。月(lune)の作用を醸造に活用していることが、ドメーヌの名前に由来しています。 ガーネットの色にぴったりなブラックベリーやカシスのような果実味に、胡椒やミントのようなスパイス感も。タンニンも柔らかく、すっきりとした余韻。軽やかな酸味と繊細な味わいのフレッシュなワイン – Franquette! (2021) Mylène Bru ミレーヌ・ブリュは、地中海に面する15区画のとても小さなドメーヌ。シラー100%のこのワインは、ジューシーでフルーティなアロマのある、繊細さを持つワイン。果実味とタンニンがとても美しいバランス。 – Originel (2019) Julien Courtois 最後はクロード・クルトワの息子であるジュリアンのワイン。ロワールにある4.5haの畑からとても美しいワインを造り出す。この美しいラベルは彼の妻が描いたもの。 ドライでミネラル感溢れる。古樽で一年半寝かせているこのワインは、りんごやはちみつのニュアンス、そこにキリッとした酸味が効いている。 Oeno Connexion […]

6
Oct

ワインセレクションがTOPな人気ビストロ、パーセルを再訪問!

3区の大通りから離れた小道に佇む人気のモダンビストロ、パーセルは火曜日の夜から満席。ここは美味しい料理はもちろんのこと、なんといってもワインのリストが素晴らしい。ついたびたび足を運んでしまう、私たちのお気に入りの場所のひとつだ。 パリの古い味のある建築とは対照的に、シンプルで洗練されたインテリア。それに加え経営者であるカップルの温かでチャーミングなサービス。さらには、レストランの向かいには小さなカーヴ兼エピスリーも経営していて、ワインや商品へのこだわりは徹底している。 豊富なワインリストのために、つい選ぶのに時間がかかってしまう。 最初のチョイスは、すっきりと飲めるシュナン。Julien Delrieuジュリアン・デルリュのPont Bourceau 2021ポン・ブルソにした。ロワールのレーヨン側の左岸に位置する斜面上の畑は、シスト土壌。凛としていて、フレッシュな味わいが印象深い。 一皿目のEntréeは全員魚介類をチョイス。 アサリの蒸し煮にハーブオイルで香味付けされたもの、それと鯛のタルタルのレモンソース添え。 これに合わせたのは、Jean Maxジャン・マックスのLe Lièvre Blanc 2020ル・リエヴル・ブラン。 ボジョレーの若手生産者マキシムは29歳という若さにもかかわらず、彼のワインは飛ぶように売れ、現在どこも品薄だ。 彼は醸造学を学んだのち、チリのロベルト・エンリケス氏の下で経験を積む。フランスに戻り、イヴォン・メトラス氏の収穫を手伝い、マコン村の有名なブレット・ブラザーズや、マディランのシャトー・モンテュスなどで多種多様な醸造法を学ぶ。 100%シャルドネ、アロマティックで複雑でありながらもスッキリしているこのワインは、粘土石灰質のミネラル感に加え木樽熟成の深みもある。海の幸とのハーモニーは完璧。 メインには思わずため息がでてしまうほどおいしいピノ・ノワールをふたつセレクト。 ひとつ目は、ブルゴーニュ地方、コート・ド・ニュイ、Berthaut-Gerbetベルト・ジェルベのVosne Romanee Premier Cru、 Les Petits Monts 2019レ・ピティ・モン。 繊細でシルクのような口当たり、赤果実感にふわっとバニラが香るエレガントなワイン。 ふたつ目は、歴史のあるPrièure Rochプリリューレ・ロック醸造、、Ladoixラドア村のLe Cloud 2017ル・クル。純粋なピノ・ノワールの味わいに、赤果実とスパイス感、土っぽいアーシーなニュアンスもある。タンニンは柔らかく、非常にバランスのとれたワインだ。 メインの料理は、豚肉とフォアグラが包まれた贅沢なロールキャベツ、ズズキのバターソース・ほうれん草ピューレ添えなどを選んだ。 メインの料理たちはどれも角が立っていなく、繊細さがワインと良い調和で、それぞれの良さを引き出してくれるようなものだった。 料理の締めくくりは、デザート。フレッシュなイチジクケーキと濃厚なチョコレートタルトには、シャンパンが合う。Ruppert-Leroy、ルペール・ルロワのFosse Grelyフォス・グルリで締めた。 楽しい夜の終わりにふさわしく、程よい酸味と果実感、ミネラルがパーフェクトなバランス。 Pinot Noir 50%、Chardonnay 50%。 素晴らしいセレクション、居心地のいい空間と人々、このようなambiance(雰囲気)で食べる料理とワインは、贅沢で最高な時間だった!

4
Oct

パッサージュの中にある隠れ家ビストロ、コアンスト・ヴィーノ

雨の多い秋のパリ、そんな日は本格的なワインが飲める「コアンスト・ヴィーノ」へ。 パリで最も古いパッサージュであるパッサージュ・デ・パノラマにあるこのワインバーは、特に週末には暖かくにぎやかな雰囲気で大繁盛している。 若くて活気溢れるスタッフと定番でボリュームのあるフランス料理にマッチする素晴らしい自然派ワインのセレクションを揃えている。パッサージュの中にあるので、雨の夜でも広々としたテラスでワインを楽しむことができる。 ミカエル・ブージュ/Mikaël Bouges トゥーレーヌ地方の生産者の彼は、5年間働いた両親のドメーヌの畑を継がないことを決意。2000年にフランス中部のファヴロル・シュル・シェールに移り住み、少しずつこの地域の区画を買っていった。現在8.5haの畑で有機栽培をしている。醸造は土着酵母を使い、できるだけ手を加えないようにしている。 ラ・パント・ド・シャヴィニー 2020年(La pente de Chavigny 2020) 樹齢25年のソーヴィニヨンをタンクで醸造したこのワインは、アペリティフにぴったり。石灰岩に砂利を含んだテロワールから造られたワインは、ストレートで食欲をそそる味。 レ・フラール・ルージュ/Les Foulards rouges ジャン・フランソワ・ニックはルーション地方で偉大な生産者の一人。1989年から2001年にかけて、エステザルグの生産者のもとでデビューした後、彼はコリウール近くのモンテスキュー・デ・ザルベールにドメーヌを創設。現在では15haまで拡大し、すべてオーガニックで栽培。醸造は自然な方法で行われ、投入物はなく、畑仕事は微生物の命を尊重している。彼のワインは新鮮さと純粋さの見本と言える。 フリーダ2021(Frida 2021) 樹齢100年のカリニャンとグルナッシュは、このワインに繊細さと力強いアロマを与えている。寝かせたほうがいいワインだが、若いうちは手頃な価格なので、思わず1本開けてしまった! L’Anglore/ラングロール エリック・ピュフェルリングのドメーヌは息子のティボーも加わっており、紹介するまでもないだろう。自然派ワインの先駆者であるエリックは、何よりも自然を愛し、この地域の生物多様性の保護と発展を願っている。農園では機械は使われず、原則手作業。環境に対する敬意と、彼の畑の土壌の力強さが、刺激的でとても複雑で、驚くほどピュアなワインを生み出している。 –タベル2019年(Tavel 2019) タヴェル・ロゼは今まで味わったことのない本物の味わい!グルナッシュ、クレレット、サンソー、カリニャンのブレンドは豊かな風味で、さまざまなアロマのニュアンスが長く感じられるワイン。このワインはまだまだ若いので、10年後くらいにまた試飲できることがいまから楽しみだ。

23
Sep

今、パリで話題のビストロ・カンブーズへ!

43 Quai de la Seine, 75019 Paris パリ19区ラ・ヴィレットのそば、ロワール通りに位置する「ラ・カーヴ・ア・マンジェ・カンブーズ」。カンブーズというのは、船の中にある水やワインやパンなどを保管していた場所、もしくは乗組員にそれらを提供していた場所のことを呼ぶ。 この「ラ・カーヴ・ア・マンジェ・カンブーズ」は、ナチュラルワインのたくさんのセレクションとフランスで生産された製品を提供している。おいしいワインとおいしい料理、それはテラスを楽しめる最後の季節に、これ以上ないはず! La vigne sauvage – Chasselas 2019 2ヘクタールのシャスラをビオディナミ栽培しているダヴィッド・ハンバートの二年目のヴィンテージ。控えめで完璧主義のダヴィッドは高品質なワインを造っている。今後が非常に楽しみだ。 savoyardsのシャスラの2つのテロワールをブレンドし、ミネラル感と深みを併せ持つこの品種の特別な味わいが感じられる。醸造はとてもシンプル。何も手を加えず、2年間タンクで熟成させることで、とてもピュアで爽やかな仕上がりになっている。 Maxime Magnon – Campagnès 2016 マキシムは20年ほど前にフランスの南部コルビエールに移り住んだ。フランス中央部マコン出身の彼は、ヴァレット(Valette)、セロス(Selosse)、ティエリー・アルモン(Thierry Allemand)らと、ボジョレースタイル(低温マセラシオン、亜硫酸塩の使用を最低限に抑える)の影響を受けながら、独自のワイン造りを確立し、現在では完璧にそのスタイルは定着している。ワインは驚くほど正確だ。 このキュヴェはシストに植えられたカリニャン100%で、味わいはみずみずしい果実味と滑らかなタンニンを持っている。カリニャンの持つ強さと3〜4年の樽で一年間熟成させ、味わいの最後に感じるスパイシーさとハーブの香りは、グリルした肉ととても合う。 Lapierre – Morgon 2021 ドメーヌ・ラピエールは、ボジョレーにおいて紹介するまでもない存在。花崗岩質のモルゴンで、赤い果実、スミレ、スパイスの香りがあり、いつも魅力的。 カミーユとマチューは、難しいヴィンテージにもかかわらずとても素晴らしい2021年にサインをした。2020年はより飲みやすくて柔らか、すでに飲み頃を迎えており、せっかちなワイン好きには嬉しい知らせだろう。 さらに何本か飲んでみて、結論は明らかだ。ワインはアマチュアだろうとそうでなかろうと、全ての人が幸せになれるということ。もしかするとこれが生産者への最高の褒め言葉かもしれない。 Victor & Enzo

27
Juin

日本出発の前日に、やっと会えたBMOの山田恭路さん

今日は2年半ぶりにBMOの皆さんとミーティングと会食。 ミーティングの前に山田さんと会談。 山田さんとの付き合いは、もう30年になる。 自然派ワインが出初めた頃だった。 まだ自然派ワインなどとの呼び名もない頃だった。 諸々の化学剤を使ってのワイン造りをやめて、ワインを造り出した醸造家が出現した頃だった。 つまりスポーツ(オリンピック)の世界で云えばドーピングなしで素晴らしい競技をする選手が出始めた頃だった。 当時、山田さんとフランス中の気合いの入った造り手を周った。 彼らのワインは今までのワインの味わいとは全く違っていて、素晴らしい品質だった。 私も山田さんも、同じことを感じていた。 “近い将来、ワインの世界は変わる!” “有名でなくても、化学剤を使用しなくても、美味しいワインが存在する。 そんなワインを日本中に広めたい。 真っ当なワインを広めることで、世を僅かでも真っ当な方向に進めることができる。” あれからもう30年が過ぎた。 自然派ワインも普及して世界中の一流レストランがメインに使うようになっている。 世界中の優秀な若手ソムリエ達は率先して繊細な料理に、これらを合わせている。 ここコロナ禍の2年半の間に、追い風に乗って更に自然派ワインの需要が世界中で急増している。 もう、今となっては、自然派ワインなどと呼ばなくてもいい段階まできている。 山田さんの凄いところは、 自然派ワインを辺境な狭い世界に閉じ込めないで、普通の日常の、普通の家の食卓に提供できるように流通革新をしてきたことだ。 一見特殊なワインと思われがちな自然派ワインを、普通の人が普通に購入できる流通形態を作りあげた。 日本中の真っ当な高品質の食品を提供する小売店を中心に、販売網を形成してきた。 連日、日本中を走りまわって、売りの現場を指導してきた。 ここにきて、山田さんは、更に進化しようとしている。 よりワインに専門特化した形態の“トロワザムール店”をより強化して、特殊な食材をも加えて、自然なワインを更に普及することを考えている。 流石の山田さん、BMO 社。 これからも、最大限の協力をしていきたい。 2年半の間に、BMO メンバーも、私が知らない新しい人が増えた。 顔合わせと、フランス現場の話をさせていただいた。 ワインを心から愛している楽しく優秀なメンバーばかりだ。 同じテーブルを囲んで、美味しいワイン、食事、ワイン談義を皆んなで楽しみました。 また、しばらくは日本を離れる前日に素晴らしい一期一会だった。 ありがとう! それにしても、ここラシーヌ青山は気持ちの良い空気が流れているビストロだった。 こんな環境の中で自然ワインを飲めるとはすばらしいことだ。 すべてに感謝! “Racines Aoyama”

16
Déc

外出禁止令の中、久々の移動、LYONの石田カツミさんに逢いに!

突然、ボジョレ・ブルゴニュ方面に行くべき所用ができた。 そこまで行くなら、周り道してでも逢いたい人がいる。 そう、LYONの名シェフカツミさんのところだ。 前日に電話を入れたら、今朝、市場で美味しい牡蠣を買っておいてくれた。 ついでに、訪問醸造元へのみやげようにも牡蠣の仕入れをお願いしてしまった。 今、フランス中、レストラン営業が禁止されている。 10月から来年の1月20日までは禁止されている。 石田さんもテークアウトで頑張っている。 ここのところ、私もパリを離れていない。久々の外遊。 勿論、レストランは閉まっている。 台所にて心地よいひと時を過ごした。 早速、牡蠣を開けて、ワインとよもやま話に花が咲いた。 最近、リヨンのあの亡き偉大なシェフ・アラン・シャペルさんの本が出されたらしい。 企画したのは、シャペルさんを取り巻く職人の人達らしい。 ワインの世界のジュル・ショーヴェ博士、マルセル・ラピエールさん、アラン・シャペルさんなどの写真が豊富に載っている。 シャペルさんが新メニューを開発すると、まず一番に試食してもらったのがジュル・ショーヴェさんだったらしい。 当時のジュル・ショーヴェさんとアラン・シャペルさんのツーショット写真は貴重だ。 あのマルセルさんがまだ若かったころ、モルゴン・ワインを使ったメニューがあったらしい。 若きマルセルさんとピエール・オヴェルノワさんのツーショット写真も貴重なものだ。 そして、この本の中に石田カツミさんの名前が書いてあったのが嬉しい。 最後にカツミさんの特性の焼きそばとチャーハンをご馳走になった。 美味しかった!ワインはダール・エ・リボのクローズ・エルミタージ18を頂いた。

14
Août

真夏のパリでの発見

今晩はエノ・コネクション・メンバーの私と美穂ちゃんで、ガールズトークで盛り上がるぞー!とまだ私の行ったことのない『La Chambre Noire ・ラ・シャンブル・ノワール』へ直行!! しかし残念、バカンス中・・・(泣) そこから真夏のパリをブラブラ~! と見つけた一軒のワイン屋。しかもテーブルが置いてあるから軽く食べれる! どんな感じかな~?と覗いてみたら知っているワインがズラリと並んでいる!! という事でお邪魔しまーす!       サッパリとしたロワールのシュナンに、夏らしいあっさりとしたつまみ! ナスのグラタン、ブラッター・チーズ、そしてタプナード!! オーナーのジュリアンとシャーロットは、元々パリ2区で小さなワインバーを経営していました。 そして2019年、彼らは11区に引っ越し、長年シャーロットの夢であったオープンキッチン付きのワインバー、『Le P’tit Pinard・ル・プチ・ピナール』をオープン。 『ル・プチ・ピナール』とは小さなワインという意味です! この素敵なキッチンで、シャーロットは季節に合った野菜や果物を調理し、彼女の作る料理に合った自然派ワインをジュリアンが進めてくれます。 シンプルだけど愛情たっぷりの料理。二人のサービスがとても居心地良く、ついつい長居してしまう飲み屋。 是非パリに遊びに来たら覗いてみてください! Le P’tit Pinard へのリンクはこちらから! Le P’tit Pinard

3
Mai

体の奥から喜びがほとばしる!!燃やせ!!PASSION!!

何ということだろう、もう5週間も、このフランスの時間が止まっている。 コロナ感染者が109252人、死者18681人。 . 私の愛するフランスが、こんなことに!・・・・。 . でも、フランスの真髄の世界で、炎を燃やし続けている人達がいる! ワイン造り手達と料理人の人達だ! . 炎の料理人Repaire de Cartouche ルペール・ド・カルトゥッシュのシェフ・ロドルフがいる。 . そして、コロナ騒動なんて存在しないかのように、連日畑にでて我々に、美味しいワインを届ける為に農作業に励んでいるフィリップ・ジャンボンがいる。 . 私は、今日、また久々にパリオフィスに出勤した。 . 勿論、昼食はロドルフの料理のテークアウト。今日のメニューはParmentier 。 ロドルフは、従業員を全員休ませて、自分独りで料理を創っている。 . カルトゥッシュが野菜屋さんに! 引き取りに店まで行くと、な・何と店の入り口にテーブルを並べて八百屋になっていた。 カルトゥッシュには美味しい野菜業者がいる。 その野菜を販売してくれている。これは助かる!! . パリジャンは、野菜仕入れる為には長蛇の列に繋がってスーパーや食品店に行かなければならない。 ここは並ばなくてもトビッキリ新鮮な野菜が手に入る。 オフィスに戻って早速、料理をお皿に並べた。 ワインは?ロドルフと云えば、勿論フィリップ・ジャンボンだ!! ロドルフはスイスの三ツ星レストランの調理を担当していた料理人時代がある。 その時に若きフィリップ・ジャンボンがソムリエとして働いていたのである。 . ジャンボンのAux Amis d’une Francheを開けた。 ウーン! 炎の料理に炎のワイン! フランスの真髄にある奥深い文化エネルギーは燃え続けている!! . 食べている間に、自分の体の奥から喜びとエネルギーがほとばしってくるのを感じる。 . 時間が止まった様なフランスには、このエネルギーの火種を絶やさないように頑張っている人達がいる。 我々にエネルギーを提供し続けている人達がいる。 . 脅威をふるうコロナも、食とワインに関わる我々のエネルギーを止めることはできない!! . 日本の仲間達の皆さん!! 今こそ!テーブル文化の真髄の炎をメラメラと燃やし続けましょう!! コロナ如きに負けるな!! 苦しいのは皆同じ! 自分の奥深くにある炎さえ絶やさなければ、いつでも再生できる! もっと、強く、もっといいやり方で!! . […]

17
Fév

トーマ・ピコが大阪・福島のPassion et Natureパッション・エ・ナチュールへ

シャブリの希少な自然派ワインを醸すトーマ・ピコが初来日。 まず、日本の庶民の食の街、大阪かはいった。 大阪といえば、古くからVin Natureを広めている老舗パッション・エ・ナチュールからスタート。 大阪の日常へ自然派ワインを広めることに全社的に推進している小松屋酒販のお店だ。 Passion et Natureで大切なことは、フランスの雰囲気を大阪文化に馴染ませた日常の美味しさを目指している。 気楽に入って美味しい洋食を食べながら、自然派ワインを気軽に飲めるビストロ。 私が大好きなお店。新大阪の駅にもある。 藤田社長も来てくれました。小松屋はフランスのラングドック地方に葡萄園を購入して、フランスに醸造会社を設立した。 フランスから自社生産のフランスワインをここ大阪で販売している凄い社長。 ここ大阪にも多くのトーマ・ピコのファンがいる。昼にもかかわらず熱狂的なファンが集まってくれた。 いろんな質問をして、説明を聞きながらトーマのワインを一緒に飲んだ。

3
Oct

フランスTV局TF1がヴァン・ナチュール大国の日本事情を取材

PAR TAKESHITA ラグビーワールドカップ🏉のフランスチーム取材の為来日中のフランスTV局TF1のスポーツジャーナリストのディディエさんが大のヴァン・ナチュール好き! フランスチームの試合の合間に、いかに日本でヴァン・ナチュールが飲まれているかを神田でリポルタージュ。 ★萬屋天狗 まずは日本的大衆居酒屋でヴァン・ナチュールの萬屋天狗! 7時ともなれば、ひっきりなしにお客さんが入ってきて、早満席。 厚揚げ焼きとヴァン・ナチュール。 イカ焼きとヴァン・ナチュールなどなど、リラックスした雰囲気で賑やかにワインを楽しむ皆さんと、オーナー長さんのワインにかける熱い想いを取材。 ★YAOYU そして、天狗から徒歩7分、ミシュラン1つ星、鳥海夫妻のyaoyuへ! 鳥海シェフの素材へのこだわりと、そのワインセレクションに感動。 そして、yaoyuの磁力か!ヴァン・ナチュール大好きな面々が続々集まり、どこまで取材だったのか。。。気がつけば大盛り上がり(^^)。 これが、まさにヴァン・ナチュールの魅力! インタビューも撮影も結構な時間を取って、真剣にやっていたので、フランスでの放映が楽しみ! ヴァン・ナチュール大国、日本! TF1のジャーナリスト、ディディエさんは、ラグビーのフランス戦と共に各地を回るので、熊本、福岡、大分など九州にて、皆さんのお店にひょっこり現れますよ(^^)。美味しいワイン飲ませてあげて下さい!

2
Avr

ジュリーとイヴォ、Masakoさんと焼きの名人Shinoriにて

ずっと来たかったShinoriへ。 何て美味しいんだろう! 笑いが止まらない!! イヴォはこの一月に南仏で試飲会組織L‘Ireelリエールを主催している。 若手の無名醸造家達を集めた面白い試飲会。 試飲会の中では最もフレンドリーでエネルギーのある会である。 若手の中の親分的存在のIvo.

18
Fév

怒涛の試飲会の後はゆったりソワレ

  南フランスからロワール地方のAngersアンジェの街に移動してテースティング・耐久ラリーが続く。 楽しく、過酷なラリーの夜は、ホッと一息のソワレ。 日本からの特別参加のBunonの中湊さん、クマさん、ルシオン地方でトビッキリ美味しいワインを醸すShojiさん夫妻も合流。   どの自然派ワイン試飲会場も想像を絶する混んだ中での試飲はブースに近寄るだけでも、まるで戦いの様相。 自然派ワインを愛する人達が世界中に増えているのを体感できる。 アメリカ、中国の大国が本格的に取り組みだした。アジア諸国も追随している。 ここ近未来の自然派ワインを取り巻く状況が凄い勢いで変化してくのを感じる。 世界中の飲食に関わる業界全体が、動きだしている。 今まで見られなかった業界ワインバイヤー達がこの世界に参入してきている。 さあ、変化の時代の到来だ! これからが面白い!! これからをどう生き抜くか!?どの方向に? どんなワインを? 誰と?どんな風に? この分野も今までの、自然派ワインオタクの時代から大海に就航していくしょう。 自然派ワインを嫌いな人も、自然派オタク的な人も、ワインの世界で働くかぎり、違った観点からからのアプロ―チが必要になるだろう。 一般ワインの蔵元もグラン・クリュの蔵も、極めて美味しいワインを造る人達が、実際にやりだしたことは自然派ワインの蔵元がやってきたことをやりだしている。 こんな風に二極分化してくるのではと思う。 1)極めたワイン(グランクリュも含めた美味しいワイン、今の一部の極めた美味しい自然派ワイン) 2)一般ワイン(今までの普通のワイン、自然派ワインの極めない美味しくないワイン) 自然派ワインというくくりで解決できなくなっているし、必要とされない時代になってきている。 自然派ワインがすべて美味しいワインではない。酷いものもかなり多い。 そんな酷い自然派を指さして『自然派ワインなんておいしくないね!嫌いだよ。』と言って避けていた人も多い。 そろそろ目を覚まして、現実を観ていかないとワインの世界では生きていけない時代がくるだろう。 世界中を飛び廻る中湊さんの話は面白い。 現場を渡り歩いた人しか語れない真実がある。 『アジア諸国は日本人が考えているアジアではないことを、』力説する中湊さん。 ここ近年で世界は変わるだろう。そんな中で日本人はいつも中心で活躍していくだろう。日本人の真価はこれからだ! 何故! “和”の哲学をDNAにもっているからです。 世界を大局的にとらえて“和”をイメージできる生き方ができるからである。 国境を超えて日本人は活躍していくだろう! ★Le Temps d’Aimer ル・タン・デメ醸造のSorcellerieソルスルリ ウーン、何て美味しいんだろう!    

18
Fév

アンジェの街のPASSIONワインバー:A Boire et à Manger

一年に一回の大試飲の前夜、既に多くの醸造家アンジェに結集している。 ここ「ア・ボワール・エ・ア・マンジェ」にも多くの醸造家が来ていた。 試飲会の前夜祭となってしまった。 Vin natureが大好きなアンヌ・エレーヌがいた。 (パリのワインバーの超人気店ガード・ローブをアサミとやっていた女性) 店に入ると、La vie est belle ?が聞こえてきた。そう、あのステファン・ティソ夫婦がいた。      そして、ラ・フェルム・デ・セット・リュンヌ La Ferme des Sept Lunes のジャンさん(Jean Delobre) もいた。 何と、ティエリー・ピュズラさんもやって来た。   ステファン・ティソのテーブルにはニューヨークでVin natureを広めている女性もいた。 ニューヨークも熱く燃えているようだった。      明日からの試飲会の為にやって来た醸造家、バイヤーで溢れて熱気が凄かった。  

13
Fév

心地よい仙川のワインバー・サンセール

(BY TAKESHITA)    京王線仙川駅のすぐそばにある素敵な空間のワインバー・ル・サンセール。一歩足を踏み入れると、 時間が経つのも忘れてしまう心地よい空間を作りだすのが、川村さんとみどりさんのカップル。 深夜にもかかわらず、定休日にもかかわらず、久しぶりにもかかわらず、いつもの気兼ねない雰囲気で迎えてくれた。 急きょの深夜オープンにもかかわらず、お店開けた途端に、 近所の常連が集まるわ集まるわ。まさに近隣住民の憩いの場。 そんなサンセールの2人が開けてくれたボトルが2010年のCLUB PASSION DU VINツアーで オリヴィエ・クザンのところに訪問したときに1人1本ずつくれたカベルネ・フラン2007のマグナム。   この時のツアー参加者は、赤穂の47リカーズの岡田さん、御殿場の泉屋酒販の勝俣さん、そして サンセールの川村さんとみどりさん、その友人の日野でバー経営の高田さん。 ツアー1軒目の訪問蔵元がオリヴィエ・クザンだった。 そこからミッシェル・オジェ時代のメゾン・ブリュレ、 もちろんサンセールは必須訪問でセバスチャン・リフォー、ブルゴーニュに行ってエマニュエル・ジブロ、 ラトー、フィリップ・パカレ、ドミニク・ドゥラン、 ボジョレーはデコンブ、石川研修中のラピエール、ラパリュ、 そしてダール・エ・リボ、マルセル・リショー、 ルシヨンのル・ブー・デュ・モンドまで南下したまさに弾丸ツアーだった。 さてオリヴィエのカベルネ・フラン2007は熟成感など枯れたニュアンスは一切なく、ガメイのごとく果実味溢れ、みずみずしい。タンニンはとても滑らかで、カベルネ・フランの持つ気品のある青みが、さらに清涼感を与えてくれた。 サンセール、お宝ワインがたっぷり。 ツアーの想いで話に花が咲き、気がつけば、、、、また時間が経つのを忘れてしまいました。。。 Le Sancerre 調布市仙川町1-19-36

13
Fév

包丁一本ひっ提げて世界を駆け巡る、中湊さんの葡呑

世の中には凄い人がいるもんだ。 包丁一本ひっ提げて、イタリア、フランス、台湾、シンガポール、中国、世界中を渡り歩いている中湊さん。 東京のワインビストロ“葡呑”も世界中からお客さんがやって来る。 Bunonの料理もワインも半端ではない。 特に魚に関しては天下一品。 こんなスケールの大きいことできる人は他にいないでしょう。 体力、気力、人間力、行動力、そしてほどほどの資金力が備わらないとできない。 世界の天然記念物級の人と言っていいだろう。   一月のトある日、ESPOAしんかわの竹ノ内さんと神田で飲んでいた。 結構、飲んだあと。竹ノ内さんが 『伊藤さん、葡呑にいきましょう!』 ★勝山さん追悼の杯を葡呑で! ここでの最高の思い出は、勝山さんと昭和歌謡のミュージックで楽しんだこと。 追悼の杯を中湊さん、クマちゃん、竹ノ内さんと交わしながら昭和歌謡のミュージックの世界へ。 クマちゃんが黙って開けてくれたワインはどこまでもやさしいバティスト・クザンのMarie Rose マリー・ローズだった。。   別世界に行ってしまいました。 店を出た時はチョット明るみが。 ありがとうございました。楽しかった!