ワインを造るのも人も、料理も人、サーヴィスのプロも人、それを食べたり、飲んだりするのも人、そこにはそれぞれの人の“小さな歴史”と“PASSION”がある。

偶然(いや本当は必然的)に、それぞれの人の“PASSION”が、同じ時空にピタリすべてが一同に出逢う時がある。

AGAPEアガぺのソムリエ・ローランは、いつも彼の持っているワインの飲み頃を考えている。
Herve Souhautエルヴェ・スオーの造ったSouteronneスートロンヌは、“今”が飲み頃だ!と思っていた。

シェフのYoshiは、ブレス鶏の旨味ソースを工夫した優しい調理を考えていた。

そこに、私達がやって来た。
今日は忘年会でCPVスタッフと一緒。

そこでとんでもない、マニフィックな素晴らしい体験をした。

私達は,席にについて料理メンニューを注文して、ワインを注文しようとしていた。
私は、最初は南仏の興味ある赤ワインを注文しようとした。
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ところが、ソムリエのローランがほぼ強引に、Herve Souhautエルヴェ・スオーのSouteronneスートロンヌ17を勧めてきた。
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エルヴェは私の友人でもあり、彼の蔵であるRomaneauxロマノ醸造のワインを初リリースから大好きだった。
だから、OKをだした。
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そこで、今年最高に感動的なマリアージに出逢ったのであった!
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まさに、“今日”飲み頃のストロンヌ17に出逢った、ことに感動!
そして、Yoshiの調理したブレス鶏の旨味タップリのソースに驚愕のマリアージに感動!
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今年最後の皆とのソワーレにふさわしい、ワインと料理に出くわして、一同感激でした。
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Souteronneスートロンヌは、Romaneauxロマノ醸造のHerve Souhautエルヴェ・スオーが造るガメー品種のワイン。
私はガメ品種が大好きなガメラーの一人。
エルヴェのこのスートロンヌは、ガメの最高峰のひとつである、と思っている。
このガメーは、特殊な条件を揃えている。
タップリの濃縮感、同時にシンプルさ、透明感をも備えている。そして常に爽やかな酸をも備えている絶品ガメです。
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プティ歴史(美味しさの原点)
Herve Souhautエルヴェ・スオーは、南アルデッシュ地方の山間にあり標高430mもあるアルボレスク村にある。
1993年にRomaneauxロマノ醸造を設立、

エルヴェは蔵の設立前、あのローヌの匠、Dard et Riboのルネ・ジャンダールで働きながらワイン造りを修業した。
そして、設立と共に、あのブルゴーニュの匠、Philippe PACALETに醸造指導者としてお願いして定期的に来てもらい指導してもらった。
この二人の流儀を学んだエルヴェの造るワインは、美味しいに決まっている。
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特にガメー品種のスートロンヌの造りは、セミ・マセラッション・カルボニック醸造の手法、フィリップ・パカレ方式。
エルヴェはSt Josephサン・ジョゼフにも畑をもっている。つまりシラー品種はルネ・ジャンダールから学んだ。
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当時は私もよくルネ・ジャンダールのところに遊びに行っていたので、よくテーブルを囲んで一緒に楽しみました。
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こんなエルヴェのワインは、美味しいに決まっている。
偶然には,とびっきり美味しいワインはできない。
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この5年も熟成した飲み頃のSouteronneスートロンヌ17を、最高の状態で、美味しい料理と提供してくれたローランと
Yoshi に感謝!

ありがとう! 素晴らしい年末プレゼントでした。 RESTAURANT AGAPE アガペ にて