11
Juil

ボジョレーTRIP (Part3)

ボジョレーでのさまざまな訪問後、私たちはさらに南に向かい、トゥルノンのドメーヌ・ダール&リボのルネ・ジャン・ダールに会いにいきました。 ルネ・ジャン・ダールとフランソワ・リボは、自然派ワインの世界のパイオニアです。このアペラシオンに多い強いフルボディのワインからは遠くかけ離れた「飲みやすい」ワインを彼らは造っています。 ここではシラーは女王の存在であり、大変エレガントで非常に飲みやすいのです。 サン・ジョゼフ、クロゼ・エルミタージュ、エルミタージュのアペラシオンの9ヘクタールで構成され、全てビオディナミ法で栽培され、各キュヴェが特定のテロワールを表現できるよう、パーセル別で栽培されています。 メソッドは昔から変わりません:完全無添加、ブドウの約10%は足踏み法(発酵をはじめるために必要なジューを得るため)、できるだけ手を加えず、濾過なし、亜硫酸なしという方法です。ダール&リボは、常に新鮮、フルーティーでエレガントなワインを生産することを目的にしています。 Crozes Hermitage blanc 2017 このキュヴェでは純粋なフルーツの味を見つけることができます。すべてのブドウはダイレクトプレス後、アルコール発酵とマロラクティック発酵をするため木樽に入れられます。熟成は12〜15ヶ月間木樽で行われます。(新樽も少しの割合で使用しています) 3/4ルサンヌ ¼は赤粘土質土壌で育ったマルサンヌ!びっくりするくらい繊細で、アペリティフにぴったりです! Saint Joseph – Les champs 2007 全房で(10〜20%ほどのブドウは足踏み法で押しつぶされたブドウ)トロンコニックタンクで14-18日間のマセレーションをされています。色と厚みを出すため、一日に二回、ピジャージュが行われています。12-15ヶ月間古い樽(一部は新樽)で熟成されます。粘土と花崗岩の土壌の100%シラーのこのワインはパワフルで、良い酸味がありまだ若い状態です。タンニンは和らいでおり、フルーツ感が残り、熟成からくる野生の味わいも感じることができます。素敵なワインです! Crozes Hermitage blanc 1999 なんて素晴らしいワインでしょう!まだ若いですが、飲みやすいワイン。グルメでありながらフレッシュ感があり、ソフトチーズとよく合います。 ルネ・ジャン、この素晴らしいひと時をありがとう!

17
Déc

2018年諏訪湖にて野村ユニソンとヌーヴォーを楽しむ会!

ドキドキの天候を乗り越えて、冬、春の記録的な豪雨、初夏、真夏の38度を記録した猛暑、こんな 一年を記憶をしている液体が18年ヌーヴォー。 4つの蔵元のヌーヴォーを楽しんだ。 醸造家の意志で軽めに仕上がったもの、 ミネラルを中心にスーット伸びてくるもの、 猛暑の太陽を十分に表現した力強いもの、 果実味を最大現に表現したもの、 醸造家の意志で色んなタイプができる可能性を秘めた要素を備えた年だったともいえる。 醸造家と共に追って来たこの一年、その総決算を多くの日本のワインファンと楽しむこのひと時は 格別だ! 今夜は野村ユニソン社の本社がある長野・諏訪で楽しんだ。 来日中のダール・エ・リボ醸造のルネ・ジャン親子も特別参加。 こんなに素晴らしい会を毎年開催して頂ける野村ユニソン社ファミリーに感謝!!

8
Mar

和服のワインバー  Yumekichi 夢キチ

東京、庶民の街角、神田に粋なワインバーYumekichiがある。    店に入ると和服姿のあすかチャンがやさしい笑顔で迎えてくれる。 まるで銀座のクラブのような感じ。… でも自然派ワインが飲める気楽なワインバー。 こんな雰囲気で自然派ワインを飲めるのも粋な感じ。     私の大好きなボジョレの若手Yann Bertrandヤン・ベルトランのMorgonモルゴンがあった。 若手の中ではピカリと光る存在のヤンのワインを選んだとは、鋭い選別眼。 他にもDard et Riboダール・エ・リボ醸造のSt Josephサン・ジョゼフのワインもあり、新鋭の造り手からレジェンド級の造り手まで幅の広いワインが揃っている。 神田方面にお越しの節は、お勧めのワインバーです。 ★★ Yumekichiで 飲んだワインの造り手 ★★ ★Yann Bertrand ヤン・ベルトラン 自然派の最も濃いボジョレで生まれモルゴン村とフルーリ村にまたがって、 畑が広がっているヤン・ベルトラン。 ボジョレの各先輩が残してくれた自然な造りを継承しながらも若いセンスで透明感がありながらも柔らかい果実味がのった、飛び切り美味しいワインを醸すヤン。 ★Dard et Ribo ダール・エ・リボ 自然派の原点、レジェンドと云ってもよいRene-Jean DARD(droite)、Francois Ribo(gauche) ルネ・ジャン・ダール(右)とフランソワ・リボ(左)の二人。 ほぼマルセル・ラピエールとほぼ同時期に自然な造りをはじめていた。 自然派の古参の醸造家でも、進化を続けてますます透明感のあるワインを造っている。

8
Jan

やる気満々のロイックがいる、                  La Robe et Le Palais ラ・ローブ・エ・ル・パレへ

時々ここにやってくる。 何故? このロイックは、まだあまり知られていない新人の造り手を独特のアンテナで探してくる。 私が行くといつもブラインドで出てくる。 時々私が知らない蔵が出てくる。 それが楽しみでやって来る。 ブラインドは外すことが多いけど、土壌だけは当てるのが得意技。    この店はロイックをはじめスタッフの対応が実に明るくて心地よい。 やっぱり、お店で一番たいせつなのは、“心地良さ”だと思う。 その点ここは素晴らしい。 今夜、ロイックは休みの日なのに来ていた。 チョット立ち話で、面白い話しが聞けた。 『伊藤、 Yujiという料理人を知っているか?』ロイック 『勿論、知っているよ。私の最も好きなビストロでSimbaという店をやっているよ。』伊藤 『本当に、Yujiもここで働いたことがあるよ、6カ月くらいは一緒に働いた。  Yujiは素晴らしい料理人だ!』ロイック 『2週間前に、日本で彼の店Simbaに行ってきたよ。ルネ・ジャンと一緒だったんだ。』伊藤 『今度行ったら、Yujiによろしく云ってっておいてくれ。頼むよ。』ロイック 『了解、君のことを伝えておくよ。』伊藤 てな訳で、世の中は狭いもので、チョット話すと共通の人間がドンドン出てくる。 特に自然派ワインの世界はつながりが多い。 今夜はロイックも帰ったので、私も一杯で終了。 セーヌ川沿いの散歩で冷えた体もチョット温まった。 セーヌ川の美しい余韻がまだ心身に残ってる。 この店から4分でこんな夜景が見られますよ。

21
Déc

心に響く料理とワインのマリアージュに酔う L’Effervescence NO2

今日はDard et Riboダール・エ・リボ醸造のルネ・ジャン、クロス・ロード社の有馬さん、サンフォニーのまどかさんとやって来た。 感動の料理、そして若きソムリエ松本さんの素晴らしいワインマリアージュの技を堪能しました。 自然派ワインの大切な部分を理解して、極の料理に真剣にマリアージュを狙っている松本さんにも感動しました。 日本も自然派ワインが一流レストランに本格的に使われだした。 心から嬉しい。 レフェルヴェソンスのメニュも凝っていてました。   松本さんのサービス、写真には撮りませんでしたが、 他のお勧めワインも、すべてが心地よく楽しかった。      最後のお茶も良かったですよ。松本さん、有難うございました。     

21
Déc

感動の味覚、素材と素材のかけ合わせで極めた調和!L’Effervescence NO1

フレンチで久々に感動しました。レフェルヴェソンスの料理。 繊細、フィネス、精確さという言葉がピッタリ料理でした。 正直いってここまで期待していなかった。 一品一品の皿がでてくるごとに、舌の上でのバランス、噛んでの調和、酸と旨味の絶妙なバランスに驚いた。 ここまで極めた料理には、やはり繊細な自然派ワインしか合わせられないでしょう。 ノマをはじめ世界の超一流レストランのメーンのワインが自然派になっているのは当然のことだと思う。 この繊細なバランスの味覚に、樽香ビンビンのワインだったり、線の太すぎるワインは合わない。 折角のフィネスが台無しになってしまう。 酸とミネラルが細くスーット真っ直ぐに伸びてくるようなワインがいい。 若きソムリエの松本さんがピタリと合わせてくれる。      松本さんは個人的にもダール・エ・リボの白ワインが大好きで、よくここの料理に合わせて使っているとのこと。 造っているルネ・ジャン本人も自分の白が大好きだ。 ルネ・ジャンは云う、 『Hermitageエルミタージュやクローズ・エルミタージュは、その昔は白ワインの産地だったんだ。ここのテロワールには白葡萄の方が断然相性がいいんだ。しかも、ルーサンヌ品種がよく熟した時の白は格別に美味い。』        ビオ野菜や新鮮な魚の旨味には、ルネジャンのワインはマニフィックな相乗効果がある。 料理が引き立って、ワインも3倍美味しくなる。        鴨肉にはエルミタージの赤を開けた。 なんとこれまた超マニフィックなマリアージュ!!

21
Déc

世界中に葡呑BUNONキッチンを持つChef Nakaminato

世界中に移動しながらその先々で一日だけの「葡呑(ぶのん)」BUNONのエスプリを料理するShigeru NAKAMINATO. こんなスケールの大きな発想で、それを実行してしまう行動力。Shigeruは凄い。 こんなロマンを描くことができるのは日本人だけでしょう。 やっぱりニッポン文化には、こんなフリー発想を描けるテロワールがある。 三ツ星シェフが商売で世界中に店をオープンするのとは訳がちがう。 同じ日本人として嬉しい限り。     今夜はルネジャン親子とMADOKAとやって来た。 もう超満員! 建物が崩れそうな勢いだった。 凄いな、葡呑。 逢いたかった勝山さん、なんと長崎の大坪さんとも逢えてしまった。   葡呑の中は熱気で酸素が薄くなっている。時々外で酸素吸入しないと還元しそう。 外では若い世代が巡り逢った。 今の日本には新しい発想で、自然派ワインを極めた料理にドンピシャリと合わせて10倍美味しくしてくれる若手ソムリエさんが育っている。 日本にも次世代ソムリエがやって来た。 そんな若手の発想を育てる酵母菌が葡呑には一杯詰まっている。 自然派ワインの深い底力を彼らが違う次元で表現してくれるだろ。 日本はやっぱりニッポンだ。          

21
Déc

六本木の都会的な透き通った感性、イタリアンレストラン S’Accapau サッカパウ

   レストランS’ACCAPAU(サッカパウ)店内の照明、流れているミュージック、透き通ってくるような空間。 落ち着いついた大人の世界。 レストランでもなく、ビストロでもない、ゆったりとした雰囲気のなかでイタリアン系ガストロミーが食べられるらしい。 今夜は2次会としてきたのでゆっくりワインだけ楽しませていただいた。 夜遅くきてもきっちりと食べられるとのこと。 我々のように夜遅く自由時間になる人間には有難い存在の店。 ワインのセレクションが素晴らしい。 最新の情報に細かくアンテナを張っていないと入らないワインが幾つかあった。 ソムリエさんの探究心は半端ではないに違いない。 新しい繊細なセンスを備えた人なんだろう。    ルネ・ジャンと娘、そしてMadokaさんとやって来た。 飲んだワインは、今、ボジョレの話題の若き造り手Remi DUFAITREレミー・デュフェートルのBoldnessボルドネス をやった。このワインを選んだソムリエさんのセンスに驚いた。 ボジョレという妙な先入観を抱きながらのテースティングでは、絶対に選ばないと思う。 純粋な味覚センスで選んだにちがいない。 Boldnessな、何て美味しいんだろう! 移動の連続で疲れた体が、このワインとこの雰囲気の中で再生していった。 次回はゆっくり食事をしてみたい。 こんな素晴らしいところに連れて来てくれたMadokaさん、ありがとう。    

21
Déc

東京で自然派ワインが飲めるお好み焼き きじ “さんて寛”

東京・六本木一丁目にあるお好み焼きにダール・エ・リボのルネ・ジャンと娘、まどかさんとやって来た。 そう、今東京で大人気のお好み焼き“きじ・さんて寛”の六本木店である。     戸田社長が直々に焼いているお好み焼きはやっぱり旨い! 今夜はお好み焼き大好きなルネジャン親子に、東京でも美味しいお好み焼きがあることを知らせようとやって来た。 ルネ・ジャンは、フランスの自宅でも時々、自分でお好み焼きを作るほど好きな人。 きじのお好み焼きは大阪仕込。戸田社長が若い時に大阪で修業して、のれん分けで東京に進出。 今では、長だの列ができるほどの人気店になっている。 長期出張中の私には、野菜タップリのお好み焼きは野菜不足の解消にもピッタリでトビッキリ美味しい。一石二鳥。 その上、こんな美味しい自然派ワインが飲める。一石三鳥! 南ローヌ・プロヴァンスのles Maùの白。石灰質土壌からのヨード系の潮っぽさがイカ・ホタテお好み焼きにピッタリ 仲の良いレマウのカップルの顔が浮かんでくる。16,17年と生産量が激小でチョット心配。何とか頑張ってほしい。        そして、ラングドックの超ウマのポンポン・ルージュを合わせた。 それはもう南の太陽で育った果実味、と焼きそばソースがピッタリ。馬で耕作の超自然派で飲みすく、価格もお手頃。 あのハニカミ屋のヴァンサンの顔も浮かんでくる。彼女と上手くいっているかな?      戸田社長、また、一緒に一杯やりましょう! ルネ・ジャン親子も大喜びで、本当にハッピーでした。有難うございました。    

6
Oct

Bistro Repaire de Cartouche – バルセロナのYUKOさんがPARISに来た!

バルセロナで活躍するYUKOさん、来パリとあっては一杯やらない訳にはいかない。 PassionビストロのRepaire de Cartoucheルペール・ド・カルトゥッシュへやって来た Yukoさんとは4か月前に日本で逢って、一か月前にスペインのタラゴナで逢ったばかり。 いつもバルセロナの太陽の様に明るく元気なYukoさん。 今回は京都の大鵬さんのVerre Voléのイベントに来たらしい。 終了後、大鵬さんとバルセロナのブリュタルでのイヴェントまで同行するとのこと。 忙しく活躍するYukoさん。生きてるね!って感じ。 ここRepaire de Cartoucheルペール・ド・カルトゥッシュに来たら、まずこれでしょう。 René-Jean の白を注文したらいきなりこれが出てきました。 サンジョゼフのPitrouピトル2004年だ。 ヤー、な..なんという液体だ。 もう13年という歳月が流れている。果実味はもう薄れてビシッとミネラルからくる“うまみ”が太くなっている。 このミネラル感は永遠につづくのでは、と思ってしまうほど芯がある。        ルネジャン 『エルミタージュやここサンジョゼフのテロワールは、本当は白の方に向いているんだ。昔は、この地区では白の方が多かった。近年AOCの制定以後は赤のイメージが強くなって、皆シラー品種ばかり皆植えるようになってしまった。』 このルネ・ジャンの言葉をいつも思い出す。 Dard et Riboダール・エ・リボの白を飲む度に感動する。 ルペール・ド・カルトゥッシュのカウンターでしばらく沈黙するほど感激してしまった。 エモーション、エネルギーが心、体の奥に伝わってくる。 Pitrouピトルという名前はこの畑の所有者のお祖父さんの名前からとったもの。 この区画は、ルネ・ジャンの家の目の前の急斜面の畑。 白っぽい花崗岩が多く直ぐ下は花崗岩の岩盤。 このピトルの強烈なミネラル感は、この花崗岩からだ。 この美味しいピトルをバルセロナのYUKOさんと分かち合えてよかったです。 こんないい状態で13年間、保管していたルドルフは凄い。 今、パリでは自然派ワインを飲ませるビストロが竹の子の如く増えている、でもこんな希少なワインを持っているところは少ない。やっぱりRepaire de Cartoucheルペール・ド・カルトゥッシュは凄い。 YUKOさん、PARISを楽しんでください。 ありがとう。

2
Sep

Flying Chef Shigeru NAKAMINATO à Paris …… …… Chez Le Repaire de Cartouche-Part1

中湊さん、一人でParisにやって来た。 ファンキーナイト  ルペール・ド・カルトゥッシュにて パリにて遅めの夏季バカンスとのこと! 私はボジョレの収穫からパリにトンボ帰りして合流。 初の2人だけのサシの飲み会。 まずは、Cuvée Marcel Lapierre Le Repaire de Cartouche ルペール・ド・カルトゥッシュと云えば Terrine Canard カモのテリーヌ。 私は35度のボジョレから戻ってきたので、冷をとってガスパッチョ・トマト。 2本目はここのシェフ・ロドルフの義兄弟のRené-Jean のワインを開けた。 中さんはTartare de Boeuf タルタール・ド・ブッフ牛の生肉 私はThon地中海マグロのステーキ、完璧な焼き具合、旨い!!

15
Mai

アペロ2次会 ……ビアンカーラと共に自然派ビストロ老舗 ルペール・ド・カルトゥッシュへ

Apero Chez Repaire de Cartouche Clown Bar クラウン・バーは、予約してたお客さんが来店したので退散しなければならず引き上げた。 不完全燃焼にて、最も近い自然派ビストロの老舗ルペール・ド・カルトゥッシュへ移動。 店に近づくと身長2m弱のシェフ、ロドルフがDard et Riboのルネ・ジャンに電話中。 ルネジャンとは家族の様な付き合いをしているロドルフ。 数週間前のDard et RiboのCuvee printemps キューヴェ・プランタンを飲みに来たのにまだ到着してなかった。 迷わずプランタンを注文。 ロドルフは黙ってJeroboamを開けた。 C’est le Printaempsセ・ル・プランタン-2016 過去最高の出来!!と評判の2016年だ。 確かに、16年プランタンは特別に美味しい。 色合いは結構濃い。でも口中はなんて爽やかなタッチ、ゴクンゴクンを体に入っていく。 何故、ロドルフが黙って4.5lのジェロボアムを開けたか理解できた。 アッという間に大きいボトルが空っぽになってしまった。 ビアンカーラの面々はこれから星付きレストランで夕食とのこと。 ボンナペティー!! ビアンカーラの小平夫妻、飯野シェフ、また来年も来てくださいね!!恒例にしましょう!! 動くとエネルギーが発生する。色んな情報と刺激で視界が広くなる。料理も店も変わって進化していく。 来年も待ってます。私も濃い三鷹へ行きます。

30
Avr

★パシオン心斎橋店のラスト営業日について★

FERMETURE DU BISTRO – PASSION ET NATURE (OSAKA) 長年のPASSION営業お疲れさまでした。 関西の自然派の世界を築きあげた出城でした。 今はすっかり関西自然派の“型”が出来上がり、出城の役割から次の世界を 築き上げる新たなチャレンジャーとして変身していくのでしょう。 数えきれな思い出があり、それらの写真と共に、PASSIONに関わったすべての人に 御礼を申し上げます。 本当にお世話になりました。 これからも、自然派ワイン、よろしくお願いします。 今は亡きマルセル・ラピエールもお邪魔しました。 フィリップ・パカレが、フィリップ・パカレとモニカさんも ジェローム・ジュレが、フィリップ・ジャンボンが オリヴィエ・クザンが、ヴィエイユ・ジュリアンヌのジャンポールが、 エリアン・ダロスが、ジャンピエール・ロビノとセナさん 、エルヴェ・スオ、セバスチャン・リフォが カトリーヌ・ブルトン、エドワード・ラフィットが、あのダール・エ・リボのルネ・ジャンも 藤田社長、松井さん、本当にお世話になりました。有難うございました。Merci!! あのマルセル・ラピエールもお邪魔しました。    フィリップ・パカレも。        フィリップ・パカレとモニカさんも               ジェローム・ジュレも          フィリップ・ジャンボンも              オリヴィエ・クザンも        エリアン・ダロス、ジャンピエール・ロビノ、セナ / エルヴェ・スオ、セバスチャン・リフォも      カトリーヌ・ブルトン、エドワード・ラフィットも    あのダール・エ・リボのルネ・ジャンも          ヴィエイユ・ジュリアンヌのジャンポール・ドーマン ドミニック・ドランも                   そして、私もお世話になりました          藤田社長、松井さん、本当にお世話になりました。有難うございました。

11
Nov

Bistro Simba (ビストロ・シンバ)

今、日本で一番食べに行きたいレストランは? と聞かれれば、即、“SIMBAシンバ”と答える。 何故? まず、大変、美味しい。 そして、飛っきり心地よい。 ワインのセレクションが凄い。 これだけ、三拍子揃ったレストランは本当に少ない。 最後に、菊池シェフの“気”が店中に行き届いている。私にとっては間違いなく三ツ星だ。 まずは、Stéphane Tissot*ステファン・ティソの 発泡ワイン Crémant du Jura Nature クレマン・ドゥ・ジュラ、ナチュールで乾杯 !! な,何て!スッキリ爽やかで真っ直ぐなミネラル感。 これがあればシャンパーニュはいらない。 ツマミに小魚の揚げ物。 もみじの黄葉、稲の穂、まるで俳句の世界だ。 ムール貝蒸し。 目の前で、磯野の香りがプーン。 ウーン、香草の香りが混じって潮の風味タップリ。 菊地さん自ら演出してくれました。 ウワー、こんなワインもありました。 Domaine de la Borde, Julien Mareschal*ドメーヌ・ド・ラ・ボルド、ジュリアン・マレシャル Jura ジュラ地方のArbois Pupillinアルボワ・ピュピラン. Cote de Caillot コート・ド・カイヨ。 石灰質の石ころが転がる標高500mnの急斜面にシャルドネである。 どこまでも繊細でミネラリーなワイン。 菊地さんの繊細な魚貝料理にはピッタリのスタイルだ。 これ以上マッチするワインは少ないだろう。    今日はこんなメンバーでやって来た。 ローヌのターン・エルミタージからDard et Ribo*ダール・エ・リボのRené Jean*ルネ・ジャンを囲んでCPVメンバーの勢ぞろい。 PARISスタッフの貴翔も、大阪の石川君も参加。 CPV JAPON の竹下君、そして、CPVの太陽であるまどかさん。 チョット、早目の忘年会のようなもの。 この辺から、皆、調子に乗ってきた。 ワインをポンポンと開けた。 […]

3
Mar

ダール・エ・リボのルネ・ジャンが日本へ

伝説的先駆者ルネ・ジャンが日本へ行く。最近、本人はもう自然派ワインとは云いたくない。と云いている。 しかし、ローヌ地方では今は亡きグラムノンの元主人と二人で自然派ワインを造りあげた先駆者であることは紛れもない事実だ。 18年前、私が初めて訪問した時のワインは還元臭がビンビンにあった。その還元臭があってもそれを打ち消すほどの旨味に驚かされたワインだった。 当時の記憶を頼りに、今でも彼のワインを“還元臭の権化”だと批判する輩もいるほどだ。 しかし、2000年頃から洗練されてきて今では、全く還元臭がなくクリアなワインとなっている。 逆に昔のファンの中には淋しがっている人達もいるほどだ。私は18年前に行った時のことを今でも鮮明に覚えている。 蔵の中は、コンクリート・コーティングがされておらず土間だった。ホコリッぽかった。はっきり云ってお世辞でも清潔とは云えない蔵だった。 しかし、ルネ・ジャンも相棒のフランソワ・リボも若くてハツラツとしていた。 今では人生紆余曲折を超え、人間的にも“苦味”がわかるなかなか含蓄のある楽しい男になってきた。 生きる事がが好きな男だ!フランスでよくいう、『あいつは LA VIEが大好きだ!』つまり、気の合った友人達と楽しく、よく飲み、よく食べるのが大好きな男である。 風貌からは想像できないほど、繊細でシャイな男である。自分自身に実に忠実な男だ。自分に嘘が付けないのと同時に他人にも嘘が付けないところがある。つまり正直者で其のうえ頑固ものだ! そんな性格から多くのファンに愛されている。 勿論、私も最も好きな醸造元の一人だ!彼といると自分が正直者になってくるような楽しさを感じる。 簡単に云えば、妙な気を使わなくてすむ雰囲気を備えているのだろう。 先日、『もう自然派とは云いたくないよ、俺は単なるダール・エ・ルボのワインなんだ!』 彼からすれば、自分が普通のワインを造っている、という感覚なのだろう。 それと最近、自然派と云いながらいい加減な造りをやっている醸造元が増えてきて、彼らと一緒にされたくない。という気持ちも多少あるのだろ。 そんなルネ・ジャンに是非会ってみてください。ワインも美味しいく!心が和むワインだ!! 〜 イベント日 〜 3月6日 大阪 3月7日 札幌 3月8日 福岡 3月9日 長崎 〜 イベント問い合わせ  〜 野村ユニソン社  担当 藤木  TEL-03-3538-7854 伊藤 LYONにて

15
Fév

ヤズ と ルネ・ジャン IN PARIS

2月8日ダ−ル・エ・リボのルネ・ジャンから電話が入った。 ルネ・ジャン『どうだい、元気かい』 伊藤『最高だよ』 ルネ・ジャン『明日、パリに行くよ、一緒に飯でも食べないかい ?ヤズが来るんだよ ! 』 伊藤『ああ、ドーヴィルの自然派ワイン見本市の為に来るのは知っているけど、今夜着くのか?』 ルネ・ジャン『そうだよ、ルドルフの所で一緒にどうだい?』 ルドルフとはパリにおける自然派ワインの先駆者である。ル・ペ−ル・ド・カルトゥッシュというビストロをやっているオ−ナ−シェフであある。身長200mという大男である。 ルネ・ジャンをはじめ古参自然派ワインの醸造元の“たまり場”的な存在だ。パリでまだ自然派ワインが全く出回っていない頃から、ワインリストは100%と自然派だった。 ルネ・ジャンとは兄弟のようなファミリ−な関係である。ルドルフがルネ・ジャンを強烈に慕っている。 ルネ・ジャンが店に来るといつもハイ・テンションになって朝まで飲み会が続いてしまう。  ヤズとは東京の自然派ワイン・ビストロ、メリメロのオーナ−・シェフの宗像さんのことである。 ヤズさんとルドルフは修行時代、三ツ星レストランで一緒に働いていたころかからの付き合いだ。 ルドルフ『ヤズは俺が知ってる日本人料理人ではもっとも忍耐と体力があって頑張屋の男だ。』と言い切る。絶対の親友関係がこの二人には存在している。その当時からルネジャンも一枚関わっている3人トリオの友情関係である。 ルネ・ジャン『とにかく、ヤズは凄い』と言っている。 そんな3人がそろったパリの一夜でした。