フレンチで久々に感動しました。レフェルヴェソンスの料理。
繊細、フィネス、精確さという言葉がピッタリ料理でした。
正直いってここまで期待していなかった。
一品一品の皿がでてくるごとに、舌の上でのバランス、噛んでの調和、酸と旨味の絶妙なバランスに驚いた。

ここまで極めた料理には、やはり繊細な自然派ワインしか合わせられないでしょう。
ノマをはじめ世界の超一流レストランのメーンのワインが自然派になっているのは当然のことだと思う。

この繊細なバランスの味覚に、樽香ビンビンのワインだったり、線の太すぎるワインは合わない。
折角のフィネスが台無しになってしまう。

酸とミネラルが細くスーット真っ直ぐに伸びてくるようなワインがいい。
若きソムリエの松本さんがピタリと合わせてくれる。

    

松本さんは個人的にもダール・エ・リボの白ワインが大好きで、よくここの料理に合わせて使っているとのこと。
造っているルネ・ジャン本人も自分の白が大好きだ。
ルネ・ジャンは云う、
『Hermitageエルミタージュやクローズ・エルミタージュは、その昔は白ワインの産地だったんだ。ここのテロワールには白葡萄の方が断然相性がいいんだ。しかも、ルーサンヌ品種がよく熟した時の白は格別に美味い。』

      

ビオ野菜や新鮮な魚の旨味には、ルネジャンのワインはマニフィックな相乗効果がある。
料理が引き立って、ワインも3倍美味しくなる。

      

鴨肉にはエルミタージの赤を開けた。
なんとこれまた超マニフィックなマリアージュ!!