1
Oct

ドミニック、ジュリアンのチャレンジャー精神                Vendange Tardive Aligoté -no6

ここでは毎年、新たな挑戦をしている 2018年は、まだ誰もやったことがない挑戦をします。 ここブルゴーニュで遅摘みの甘口ワインを造る。 しかも、アリゴテ品種で。 こんなに乾燥していて、腐った葡萄が皆無。健全な葡萄ばかりで量が多い。こんな特殊な年にしか できないことがある。 アリゴテ品種の区画を収穫中に突然に思いついた。特に健全な葡萄を収穫しないように収穫人に 指示をだした。 このまま熟度を上げて遅積みをやって甘口白ワインを造ろうと決意。流石のチャレンジャー! 楽しみが増えた。 ブルゴーニュの枠にとらわれない自由な発想が凄い!!流石のドラン!!   

1
Oct

二つの醸造所をやり繰りする大活躍のJulien ALTABERジュリアン・アルタベール -no4

ジュリアンは若き頃、ボーヌのワイン学校で勉強していて、何社かの醸造所で研修をやった。 でも、ジュリアンはビオ栽培の研修をしたかった。 2002年、ドミニック・ドランに電話した。研修を引き受けてくれた。 以後、ジュリアンはこのドメーヌに、16年もずっと居残っている。 2007年に自分独自のドメーヌ(醸造会社)を設立。Domaine Sextantドメーヌ・セクスタンである。 ジュリアンは自分のドメーヌをやりながらドミニック・ドゥラン醸造でも働いていた。 そして、1年前より、正式にドミニック・ドゥランが引退すると同時に、ドメーヌ・ドミニック・ドゥラン醸造の社長にも就任した。 つまりジュリアンは、今、二つのドメーヌ醸造所のトップを務めている。 ドミニック・ドゥランはコンセイユ(指導者)の形でドメーヌに残っている。 実質上は、毎日、変わらずに働いている。 ★ジュリアンの哲学★ 『私はブルゴーニュにいますが、グラン・ヴァンを造ろうとは思っていません。誠実、本物のワインを造ろうと努力しています。』 ブルゴーニュは、有名になって、売れていくとお金が動く。お金が動いて人間性が歪んでいく人が多い地方である。 そんな中に、いわゆる、農家としての栽培・醸造家に徹して、誠実にワインを造っている希少な ブルギニョンである。 私はまず、人間として大好きな人達である。 写真:ドミニックと娘    ジュリアンのお父さん(収穫中の料理シェフ)    二つのドメーヌの事務・出荷・総務担当のカロール   

28
Sep

この夏、飲んだ最高のアペリティフ L’Ecume レキュム、 ビストロGrand 8にて

過ぎたこの夏に飲んだアペロで、ずっと記憶に残るワイン。 Sextantセクスタン醸造ジュリアン・アルタベールが造ったロゼ・微発泡ワイン。 ジュリアンの冗談めいた発想でできた組み合わせピノ・ノワールとアリゴテ品種で醸されたワイン。 アリゴテのキリットした酸、ほのかなピノ果実味、石灰質の潮っぽい旨味、胃は活発に動きだした。 流石のEmilieエミリーのお勧めアペロ! パリの象徴のモンマルトルの丘にあるBistro Grand 8グラン・ユイットゥにて。   

12
Déc

Coinstot Vinoコワンスト・ヴィノでは醸造家呼んで試飲会を開催 NO2

★Le Temps des cerises ル・タン・デ・スリーズ★ アクセル・プリュッファーは、心優しいドイツ人。ソフトなタッチの人間性ながら、決めたことはキッチリとこなしていくタイプはドイツ的。ワインのスタイルはもう、アクセルの性格そのもの、どこまでもやさしいタッチ。果実味もゆかた。 グイグイ飲めてしまうトビッキリ美味しいワインを醸す。    ★Nicolas Carmaransニコラ・カルマラン★ フランスのど真ん中からチョット南に位置するフランスで最も美しい村が点在するするAveyronアヴェイロン地方。 フランスで最も寒い地方の一つ。困難な地方で孤立奮闘するニコラ。寒い地方だけに軽やかで限りなく“水”に近いスタイルのワインを醸すニコラ。醸造家仲間やプロ中のプロ達が大評価するほどのワイン。透明感抜群のスタイル。 私も色んな意味で深く尊敬している醸造家の一人。    ★Domaine Mouressipe ムーレシップ醸造★ ローヌ地方とラングドック地方の境界線上にあるニームに近いところ。ラングロールで一緒に働きながらエリック・プフェーリングの造りを深く学んだアラン・アリエ。醸造所も新築して気合十分のミレジム。どことなくランクロールの風味に似ている。       ★Sélénéセレネ★ 今、ボジョレの若手醸造家の中で、最も光っている一人、ラ・タルバルド醸造元のシルべール・トリシャール。栽培が難しかった2017年を全く問題なく普通の収穫量を確保した栽培対応の名人。爽やかで透明感のあるガメ品種を表現するシルべール。 ここコワンスト・ヴィノでもよく飲まれている人気ワイン。これからが更に楽しみな醸造家。       ★Sextantセクスタン醸造のジュリアン★ ブルゴーニュからはやはり人気急上昇中のジュリアン・アルタベールがいた。 人格もワインも爽やかで暖かさを感じるスタイル。しかも銘醸ブルゴーニュ。飾るところが全くない心地よいブルゴーニュはここコワンスト・ヴィノでも良く飲まれているのを見る。      ★Sylvain Respaut シルヴァン・レスポ醸造★ シルヴァン・レスポ醸造の共同経営者であるOlivier CROS オリヴィエ・クロが来ていた。 ラングドック地方で目立たないけど、静かに超自然なワイン造りに打ち込んでいる二人。 ここパリでも最近やっとレスポのワインが見られるようになった。日本では初リリースからEAST LINEイーストライン社が 輸入している。大変、ヴァン・ナチュールらしい自然な果実味のワイン。

12
Déc

16年産の一部とアルコール発酵が終わって樽に入ったばかりの17年産の利く

(Dominique DERAIN 醸造、SEXTAN セクスタン醸造、Bourgogne-Saint Aubinブルゴーニュ、サントーバン) この時期に来ると瓶詰前の16年産の一部と、発酵が終わった樽に入ったばかりの17年産の二つを比較試飲できる。 ダジャレを連発して笑わせるドミニック、その横いつものダジャレを薄笑いしながらモクモクと自分が醸した17年産を真剣に検証試飲を続けるジュリアン。この二人は名コンビだ。      熱心なRebeccaレベッカさんは、このドゥランのミネラルがきいたブルゴーニュが大好きだ。 16年産と17年産をどうしても試飲したかった。あまりにもの美味しさにレベッカもバーバラも驚く。 16年産も素晴らしいできだった。17年産は更に充実していた。 色は薄めなのに、液体の旨味、酸とミネラル、果実味のバランスが絶妙な繊細さであった。 ジュリアンの醸造センスが光っている。 ピノのダイレクトプレスのロゼ、白の軽いマセラッション。    ジュラ方式の手で除梗の葡萄粒丸ご発酵など、トビッキリ美味しい。 ウーン、Magnifique!!本当に素晴らしい!!       

12
Déc

今日は台湾の熱心なインポーターREBECCAとやって来た ドミニック・ドゥラン醸造

Dominique DERAIN 醸造、SEXTAN セクスタン醸造、Bourgogne-Saint Aubinブルゴーニュ、サントーバン      レベッカさんは自然派ワインの台湾への普及にPASSIONを燃やしている。 コツコツ、着々と台湾に自然派ワインのファン造りを行っている。 昨年、11月に台湾初の自然派ワイン試飲会“Buvons Nature”を開催した女性である。 その記念すべき第一回目の“Buvons Nature”にドミニック・ドゥランが参加!?のはずか。 そう、冗談のような本当の話。 『台湾に出発するパリのシャルル・ドゴ-ル空港でパスポートが切れている事が発覚。出発できず急遽ジュリアンに電話して、翌日に代理でジュリアンが台湾にやって来た。』 流石のドミニック。いつも冗談を飛ばして皆を笑わせてくれる。 その時は体を使っての冗談で笑わせてくれたドミニック。      それでも一日遅れたので、代わりに私がドミニック・ドゥランの面をかぶって代役。 翌日にジュリアンが到着。 冗談のような本当の話し。

12
Déc

柔軟な対応力を備えている                   Julien ALTABER  ジュリアン・アルタベール

   ジュリアンは、ブルゴーニュワインに多大な影響を与えたクリュニー修道院のある村で生まれ育った。 小さいころから、土いじりが好きで農業をやりたいと思っていた。 ボーヌの農業学校に入った。学校には必須の研修制度があって、ジュリアンはbio農家を探していた。 人からドミニックのことを聞いて電話した。 『研修ができます?』 『明日から来なさい。』 2002年だった。 その日からずっとここで働いている。そして、15年後には、ここのドメーヌの社長になっていた。 ジュリアンは数年前に自分のドメーヌを設立した。 SEXTANTセクスタンという名のドメーヌである。(SEXTANTとは羅針盤という意) つまり、ジュリアンは二つの会社の社長になった。 シンプルで明るくて、優しく、研究熱心な性格。畑仕事、土の仕事が好きでこの世界にはいってきた。 ブルゴーニュのドメーヌによくありがちな、格好をつけたり、いやらしいお金病の匂いが全くない。 そんな意味では、ドミニックによく似ている。心地よい人物である      2017年産は100%Julien ALTABERジュリアン・アルタベールが醸造した。 ジュリアンはラッキーだ。17年ミレジムは、品質も収穫量も大変満足のいく良年。素晴らしいからのスタートだった。 最初から開いていて美味しいワインのスタイルのミレジムである。まさにジュリアンらしい性格のワインになるだろう。     

6
Oct

Bistro Grand 8 、アサリとJulien Altaberジュリアン・アルタベール醸造

極上のPalourdeアサリ。私はアサリに目がない。 モンマルトルの丘にあるビストロGrand 8にて、幸運にもアサリの日に来た。 アサリには、これ! Julien Altaberジュリアン・アルタベールのBourgogne Blancブルゴーニュ・ブラン 私の大好きな醸造家の一人。 ブルゴーニュでありながらシンプル! 人もワインも心地よい。 ワインのトレサビリテ。 葡萄園まで遡り。       Julien Altaberジュリアン・アルタベールのBourgogne Blancブルゴーニュ・ブラン              私の大好きな醸造家の一人。 ブルゴーニュでありながらシンプル!人もワインも心地よい。          ワインのトレサビリテ。葡萄園まで遡り。           

31
Jan

台湾の思い出

Souvenir de TAIWAN 台湾は中華料理、中華料理と云えばこれを食べなければ始まらない。 Canard Laquéカナール・ラケ 北京ダック。 ワインは、南仏のMylene Bruミレーヌ・ブリュ醸造のカリニャン100%のRitaを合わせた。 南の太陽を燦々とうけて、ほのかに甘さも感じられ、野生ローズマリーの香りのするRitaリタはまさにピッタリ。 もう一本、Axel Prufer アクセル・プリファーのLe Temps des Cerises ル・タンド・セリーズ醸造のUn Pas de Coté アン・パ・ド・コテも合わせてみた。これもピッタリのマリアージだった。 Rebeccaレベッカはこの二つの醸造元に14年と今年の2回も訪問している。 自分で輸入するワインの蔵はすべて訪問して、厳選して販売している。 レベッカの熱心さ、PASSIONは凄いものがある。 C’etait tres tres bon. 魚には、勿論、ジュリアンのSextantセクスタンのアリゴテが完璧でした。 汁ものには、Le Clos Fantine ル・クロ・ファンティンヌ醸造の100歳のサンソー品種が主体のLa Lanterneレンテルヌを合わせた。 やー流石の中華料理、美味しかった。 レベッカ、蘇睿雅+彼女の友達、丸山宏人、まどか、ジュリアン。 イベントが終わった後のゆったりとした時間を美味しいものとワインで過ごせた夜。 本格中華と自然派ワインのマリアージはバッチリでした。 土壌からくる旨味を備えたワインは、素材の旨味と合わない理由がない。 根本が同じところから出ている旨味なのだから。 人が“妙”な手を加えると、チョット曲がって来る。 真っ直ぐな気持ちで、愛情をもって造られた料理には必ず合う。 有難う!! 謝謝  Rebecca.  蘇睿雅。 台湾には街の食堂が至る所にある。皆、家族できて食べる団欒の場となっている。 台湾独特の食文化。 出発前の昼食にRebaccaレベッカさんが連れて来てくれました。 イヤー、優しい味わいで ホッとする料理と雰囲気。 こんなホッとする料理を食べて空港に向かった。 台北の中心地から松山空港までたったの10分で着いてしまう。 心配症の私は1時間半前に出て。チョット時間を持て余してしまった。 台湾のホッとした文化、人に触れられて、本当に幸せだ。 そんな台湾文化に自然派ワインが浸透していく仕事に携われて嬉しいかぎり。 佳き人、佳きワイン、ワインを通して世界中に絆が繋がっていく。 […]

13
Nov

Premiere soirée à TAIWAN

Rebecca a organisé une soirée avec Dominique DERAIN. Les Amateurs de Vins natures taiwanais sont venus pour rencontrer Dominique DERAIN. Malheureusement, faute de passeport, il n’a pas pu venir … ! Oh ! Dominique !? Finalement, tout le monde était content. On a bien dégusté, les vins de Derain et de Sextant avec une bonne […]