ジュリアンは、ブルゴーニュワインに多大な影響を与えたクリュニー修道院のある村で生まれ育った。
小さいころから、土いじりが好きで農業をやりたいと思っていた。
ボーヌの農業学校に入った。学校には必須の研修制度があって、ジュリアンはbio農家を探していた。
人からドミニックのことを聞いて電話した。
『研修ができます?』
『明日から来なさい。』
2002年だった。 その日からずっとここで働いている。そして、15年後には、ここのドメーヌの社長になっていた。
ジュリアンは数年前に自分のドメーヌを設立した。
SEXTANTセクスタンという名のドメーヌである。(SEXTANTとは羅針盤という意)
つまり、ジュリアンは二つの会社の社長になった。

シンプルで明るくて、優しく、研究熱心な性格。畑仕事、土の仕事が好きでこの世界にはいってきた。

ブルゴーニュのドメーヌによくありがちな、格好をつけたり、いやらしいお金病の匂いが全くない。
そんな意味では、ドミニックによく似ている。心地よい人物である

    

2017年産は100%Julien ALTABERジュリアン・アルタベールが醸造した。
ジュリアンはラッキーだ。17年ミレジムは、品質も収穫量も大変満足のいく良年。素晴らしいからのスタートだった。
最初から開いていて美味しいワインのスタイルのミレジムである。まさにジュリアンらしい性格のワインになるだろう。