30
Déc

台湾、いよいよ中華文化圏に自然派ワインが!!

いよいよ本日、台湾にて自然派ワイン試飲会“Buvont Nature”ビュヴォン・ナチュールが開催される。 それに先立って、昨夜は前夜祭、レベッカさんとその友達と中華料理とVin Natureのマリアージュを楽しんだ。    2年前より自然派ワインを台湾に輸入する会社C’est le Vin セ・ル・ヴァンを設立したレベッカさん。 台湾での自然派ワインを広げることに熱いPASSIONを燃やしている。 昨年、第一回のの自然派ワイン・イベント“Buvont Nature”ビュボン・ナチュールを開催。 今年は2回目、4社のインポーターと合同で開催。     私は前日に台湾にはいってきた。台湾料理と自然派ワインは完璧なマリアージュを体験。 台湾ソムリエール・コンクールで2年連続優勝したKennyケニーさんも合流。 台湾では、若手のソムリエさん達は、自然派ワインに対するみょうな偏見が全くない。 昨年の第一回自然派試飲会でも多くのソムリエのプロ達が手伝ってくれた。 台湾には健全に広がっていく素地ができている。    いよいよ、本格的に中華文化圏に自然派ワインが導入された。これからが面白い。 どんな人達と出逢い、どんな風に広がっていくのか、ワクワクしてくる。    色んなタイプのワインを持ち込んで台湾系中華料理に合わせた。 ミネラル感タップリのドミニック・ドゥランの白と、南仏の赤ワインがよく相性が良かった。    特に抜群に相性が良かったのは、ミレンヌ・ブリュさんのカリニャン品種で醸すRitaリタは凄かった。 回転する丸テーブルに次々と料理が運ばれて、料理との相性を検証しながら楽しんだ。 最高のひと時だった。    台湾では第一人者のソムリエのKennyケニーさんの真剣に料理との相性を研究していた。 彼らは世界中の超一流レストランで自然派ワインが供されているのを知っている。   

22
Fév

PARIS – SETE パリから地中海の漁港セットへ * SETE –Mylène BRU

セット港は地中海ではマグロの水揚げが最も多い港。6月頃からジブラルタルか地中海にマグロが入ってくる。 この時期はまだ閑静な港。この街は、多くの芸術家が住んでいる。 フランスのレジェンド的な歌手、故Georges Brassensジョルジュ・バラッサンスが住んでいた街で知られている。 この街は、フランス映画の撮影舞台としても良く使われる。 そして、この街に、今人気上昇中の南仏の女性醸造家Mylène BRU*ミレーヌ・ブリュさんが住んでいる。 Mylène BRU ミレーヌ・ブリュ醸造  (appreciée par Catherine DENEUVE) 昨年、フランスの大女優カトリーヌ・ドヌーヴさんが映画撮影の為に、この街に数週間滞在した。 撮影が終了して、打ち上げ食事会でMylène BRUさんのワインを飲んだ。 あまりにもの、美味しさに驚愕したカトリーヌさんは、即 ミレーヌに電話した。 ミレーヌは畑仕事をしている時は電話にでない。 留守電にカトリーヌさんの地声でワインに感激したメッセージがのこっていた。 その後も、何度も何度も電話をかけてきた。 余程、感激したのだろう。 最後にミレーヌのほうから電話して、やっと直接話すことができた。 『こんなに感情が伝わってくるワインを飲んだことがない。』と感動したとのこと。 ミレーヌも飛びあがるほど嬉しかった。 こんなエピ騒動があった街、SETE。    シャスラ品種から醸す白ワイン。Lady Chasselas*レディー・シャスラ、石灰土壌からくる潮っぽいミネラル感が素晴らしい。 カリニャン主体のFar Ouestファー・ウエストもエモーションが伝わってくるワインだ。 私はSETEの街が大好きだ。まず、魚介類が揃っていて新鮮で旨い。美味しいイタリアンの店がある。 この港街には、その昔、イタリアのナポリなど港街からマグロとりの出稼ぎにイタリアン・漁業の人達がきていた。 そのイタリアンがそのまま住み着いた人が多い街だ。 だから、本物のイタリアンがここにはある。 私の大好きなボンゴレ・スパゲッティーがアルデンテで食べられるのである。 フランスでパスタがアルデンテで食べられるところが殆どない。だから貴重な存在なのである。 勿論、ワインはMylèneのLady Chasselas*レディー・シャスラを合わせる。 ウーン、体に沁み渡るエモーションナルなワインだ。 辛口なのに、メモワール・ドゥ・シュークルといわれる、ほのかな甘味が魚介類の旨味にピタッと合う。 しかも、石灰度が大変に強い土壌から、塩っぽいミネラル感が酸を補って魚介類と同じ旨味がある。 和食には素晴らしく合うだろう。   Mylène BRUのワインは、本当に美味しく、エモーショナルなワインだ。 そして、Seteはいい街だ。来れば来るほど味がある街だ。 ミレーヌさん、セ・ジミーの女将(イタリアン)、と私。

31
Jan

台湾の思い出

Souvenir de TAIWAN 台湾は中華料理、中華料理と云えばこれを食べなければ始まらない。 Canard Laquéカナール・ラケ 北京ダック。 ワインは、南仏のMylene Bruミレーヌ・ブリュ醸造のカリニャン100%のRitaを合わせた。 南の太陽を燦々とうけて、ほのかに甘さも感じられ、野生ローズマリーの香りのするRitaリタはまさにピッタリ。 もう一本、Axel Prufer アクセル・プリファーのLe Temps des Cerises ル・タンド・セリーズ醸造のUn Pas de Coté アン・パ・ド・コテも合わせてみた。これもピッタリのマリアージだった。 Rebeccaレベッカはこの二つの醸造元に14年と今年の2回も訪問している。 自分で輸入するワインの蔵はすべて訪問して、厳選して販売している。 レベッカの熱心さ、PASSIONは凄いものがある。 C’etait tres tres bon. 魚には、勿論、ジュリアンのSextantセクスタンのアリゴテが完璧でした。 汁ものには、Le Clos Fantine ル・クロ・ファンティンヌ醸造の100歳のサンソー品種が主体のLa Lanterneレンテルヌを合わせた。 やー流石の中華料理、美味しかった。 レベッカ、蘇睿雅+彼女の友達、丸山宏人、まどか、ジュリアン。 イベントが終わった後のゆったりとした時間を美味しいものとワインで過ごせた夜。 本格中華と自然派ワインのマリアージはバッチリでした。 土壌からくる旨味を備えたワインは、素材の旨味と合わない理由がない。 根本が同じところから出ている旨味なのだから。 人が“妙”な手を加えると、チョット曲がって来る。 真っ直ぐな気持ちで、愛情をもって造られた料理には必ず合う。 有難う!! 謝謝  Rebecca.  蘇睿雅。 台湾には街の食堂が至る所にある。皆、家族できて食べる団欒の場となっている。 台湾独特の食文化。 出発前の昼食にRebaccaレベッカさんが連れて来てくれました。 イヤー、優しい味わいで ホッとする料理と雰囲気。 こんなホッとする料理を食べて空港に向かった。 台北の中心地から松山空港までたったの10分で着いてしまう。 心配症の私は1時間半前に出て。チョット時間を持て余してしまった。 台湾のホッとした文化、人に触れられて、本当に幸せだ。 そんな台湾文化に自然派ワインが浸透していく仕事に携われて嬉しいかぎり。 佳き人、佳きワイン、ワインを通して世界中に絆が繋がっていく。 […]

29
Jan

ワインショップESPOA かまたやの小島さん

≪ワインスクール、コジコジの和飲、輪飲、話飲学園≫ PASSIONの人、ワインショップ »ESPOA かまたや »の小島さん 東京は大田区池上でワイン・ショップ経営している。ワインにそそぐ愛情・PASSIONは凄いものを持っている。 自分が気に入ったワインは、有名・無名・価格の高い低いにこだわらず思いっきり仕入れて売り切ってしまう。 小島さんは、自分が気に入っているワインの関しては、どうしても醸造元を訪問したい、と思っている。 いや、自分が薦めるワインに関しては、日本の誰よりも詳しい自分でありたいと願っているのです。 それが販売する人間の使命だと思っている小島さん。だからよくフランスにやって来る。 お客さんもそのことを知っている。だらか、小島さんのいう事を100%信頼して購入している。 絶対にお客さんの期待を裏切らない自信もある。 自分で畑を見て、歩いて、造り手と深く交流して、現場でも試飲して深いところで理解しているからだ。 小島さんは、コジコジのあだ名で愛されている。 ESPOA かまたや にて、ワインスクールをやっている。 その名も、”コジコジの和飲、輪飲、話飲学園 ” 今日は小島さんも大好きなMylene BRU ミレーヌ・ブリュさんをフランスから迎えてのワイン教室。 ミレーヌさんは醸造家になる前は、フランス食品・ワイン振興会事務所のソぺクサ・パリ本部でワイン教室をやっていた。 ワインをわかりやすく説明することに抜群のセンスを持っている。 写真を見せながら、自分の畑でやっている自然栽培、醸造を明快に説明してくれた。 農薬・殺虫剤使用の栽培と化学剤づけで弱った土壌で育った葡萄でのワインつくりは、工業酵母を添加して、酸化防止剤を大量に使わざるを得ないことも分かった。自然栽培で生きた土壌には元気な自生酵母が豊富にある。自生酵母だけで、酸化防止剤も混入しない造りは、本当に美味しいものができる。でもリスクは大きい。そのリスクを最大限に抑える為の膨大な作業を説明してくれた。 自然で美味しくて、体にも地球にも優しいワインは、偶然にはできない。 3倍の労力とリスクを負いながら、安心して美味しく飲めるワインを造っていることが、よく解った。 特に、ミレーヌさんは畑の耕作を馬でやることによって、土壌をより理解できるようになり、より畑がイキイキしていたと喜んでいた。 畑に重量のあるトラクターを入れると土壌や微生物にもあまり良い影響をあたえていなかったことが分かった、とのこと。 手間暇かかっても馬を使う重要性を説明してくれた。 最後に本日テースティングした5種類の中の一本をブラインドでテースティングして、5本中のどれかを?当てるゲームをやった。 グラスもまっ黒なものを使用。 流石、小島さんの生徒さん!殆どの人が言い当てていた。 ちなみに、私は外しました。 ブラインドだと、特にミレーヌさんのワインは酸が確り乗っているのが、よく明確に感じられた。 根っ子が地中深く伸びている証拠だ。 熱心な愛好家の方から、最後まで、色んな質問がでて、一つ一つ丁寧にミレーヌさんが答えていた。 素晴らしい造り手、販売者、興味深いお客さん、この3者が出来るだけ深く、心地よく繋がるシステムは 今までになかったポジティフなエネルギー創造できる。 こんなにも素晴らしい人達と巡り合えて仕事ができることに心から感謝をしたい。 有難う小島さん、Merci Mylene et Bruno,有難う皆さん。 コジコジさんもいい仕事しているね! ワインを通して世にいい空気を供給しているね!! 南仏の太陽のエネルギーと元海底だったころの石灰岩エネルギーを含蓄したミレーヌ・ブリュのワイン達。

27
Jan

ミレーヌさんが世田谷に!Mylene Bru Grande Soiree Chez Espoa NAKAMOTO

Mylene Bru Grande Soiree Chez Espoa NAKAMOTO (Tokyo) 今度はミレーヌさんが世田谷にやって来た。世田谷のファミリーと再会。 フランスに行ったメンバーが勢ぞろい。再会を喜ぶ。   まずは新しいミレジムをテースティング。 それぞれのワインに、合わせた料理を中本さんの奥さんが気合と愛情タップリで準備してくれました。 牛肉のワイン煮込みは三日前より仕込んでおいてくれました。最高に美味しかったです。 家庭で比較的に簡単に作れて、よく食べられるツマミ、料理に合わせた。よく研究した完璧なマリアージだった。 ミレーヌのワイン大好き人間ばかりが集まった。ミレーヌワインの波動で吸い寄せられた楽しい人達ばかり。 美人女性が多い楽しい会でした。世田谷の弦巻の近所にお住まいの方、ナカモトの和飲学園は楽しいですよ。 ミレーヌと大仲良しの小林さんがミレーヌワインボトルのミニチュアを作って来てくれました。 大喜びのミレーヌ。しかし、小林さんの技術は凄い!! 2年前は小林さんがデザインしたものがミレーヌの特別キューベにラベルになった。 ミレーヌと小林さんは大の仲良し。 本当に素晴らしいソワーレでした。世田谷の皆さん、ありがとうございました。 またもや、忘れられない一期一夜でした。感謝です。 Merci  Mylene ,  有難う、中本さん。いい仕事してるね!ワインスクール »和飲学園 »頑張ってください!! 田園都市線 桜新町 近郊にお住まいの方々、ESPOA ナカモトにお寄りください。楽しいことがありますよ!!

27
Jan

ここまでの関係になるか? 醸造家と酒屋と飲み手。

Mylene Bru et Espoa Nakamoto (Tokyo) sont devenus comme une Famille. PASSION酒屋 ESPOA ナカモトの中本さん 東京都世田谷区弦巻にワイン屋ESPOAナカモトがある。 店長である中本さんはワイン勉強のため南仏モンペリエに3年ほど滞在していた。 一見大人しそうで温和な人柄である。 しかし、内に秘めたPASSIONは凄いものがある。 決して表面には出さない。 Mylene BRUさんとは親戚のような関係。 ミレーヌさんの畑は中本さんがいたモンペリエのすぐ近所だった。 ミレーヌさんがワイン造りを始めたほぼ最初から取引をはじめた。 中本さんは、15年程前よりワインスクール“和飲学園”を店でやっている。 その生徒さんやお客さんと一緒にフランスまで醸造元巡りツアーを企画している。 勿論、ミレーヌさんの畑にも訪問したことがある。 凄いことを実現している中本さん。 お客さんが日ごろ自宅で飲んでいるワインの蔵をフランスまで一緒に来てしまっている。 ミレーヌさんと一緒に畑を歩いて、土壌に触れて、畑一面に広がっている香草(野生のローズマリ、タイム、草花)を手にとってみる。その香りがワインの香りになっているのを体で体験できる。葡萄の花の香りも体験した。 何百冊の本を読んでも学べないことがここにはある。ワインは畑で造られる、を体験できる。 剪定で切り取った去年の葡萄枝で炭を造り、ソーセージを焼き、仕込んで置いてくれた手料理で、葡萄園の片隅にある木陰でテーブルを囲んだ。この葡萄園で育ったワインを造り手と共に皆でやる。何て云う、幸せな時間だ。 葡萄園で一緒にひと時を過ごす一期一昼。 造り手、売り手、飲む人、葡萄、土壌、風、太陽、そしてワイン。 ここには、本当の意味のテロワールがすべて結集した時空がある。 こんな夢のような時空を実現できるワイン屋が世界に何軒あるでしょうか?中本さん、いい仕事してるね! 人とテロワールが一体になった瞬間!!

26
Jan

Mylene Bruミレーヌ・ブリュがJAPONに!

今回の日本は、ナチュレル・ワイン女性醸造家として人気上昇中のMylene Bru ミレーヌ・ブリュさんと日本に行った。 ミレーヌさんは大変なパッションの持ち主だ。パッションだけでは美味しいワインは出来ない。 変化の速い気候の変化への適応力、つまり葡萄木が示す僅かな変化を読み取り、素早くそれに対応した畑の世話を施すことができる。葡萄と対話ができる繊細な感性を持っている人だ。 “ワインは葡萄園で造る”を真に実行している。 PASSION, 繊細な感性 意思の強い実行力 この3つで“ミレーヌ旨味”ともいえる独特なスタイルをつくりあげた女性だ。 フランスでも自然派ワイン専門店、ビストロで大人気のワインだ。 Mylene Bru est chez AuxAmis des Vins (Ginza・TOKYO) ミレーヌ・ブリュさんが銀座のオザミ・デ・ヴァンに 私は日本に着くとまずオザミに行く。 今回もミレーヌとブルノーを連れて,準我が家のオザミに直行した。 ここには私の飲みたいワインがある。 オザミにはフランスまでワイン研修に来たソムリエが多い。 机の上で勉強しただけの知識とは違う。 的確に心地よくサーヴィスしてくれる。 一階いるプティ・オザミの松岡さんが気持ち良く迎えてくれた。 松岡さんの気遣いサーヴィスは天下一品だ。 お客さんの心を先取りしてサッと動いてくれる。 ここまでできるサーヴィスマンはなかなかいない。 今日は3階のオザミ・デ・ヴァンに会食。 ミレーヌ日本へようこそ!シャンパーニュは勿論、 あのスカットしたChampagne Jacques Lassaigne*ジャック・ラセーニュで祝った。 日本着の初日はこのメンバーで楽しんだ。 左から、ESPOA社長の堀江さん、ミレーヌ、ブルノー、丸山さん、まどかさん、私、ESPOAの石丸さん。 この楽しいメンバーで、明日からの過密予定の打ち合わせを兼ねて初夜を楽しんだ。 明日から、セミナー、試飲会、デイナーと一週間連日連夜のスケジュールが待っている。 景気・気合入れるにはバッチリのオザミだ。   今夜、飲んだワインの一部。 まず、セネシャリエールことマーク・ペノのムスカデ2004年を開けた。 ウワー、まだ海の香り、微発泡すら残っているほどの爽やかさ。 こんなムスカデの古酒を持っているのもオザミの凄いところだ。 ラングドックのボートレイのOreeも開けた。 ロワールのレジェンド、RobinotロビノさんのL’Ange Vin 、Nocturneノクチュルヌを開けた。Magnifique !! ブラインド・テースティング そして、最後はブラインドで一本。 コルナスのバルタザール2002年だった。 ミレーヌのテースティング能力はかなりのものだ。 パリのソぺクサでワイン講座の先生をやっていた経験がある。 北ローヌのシラーまではあてた。バルタザール醸造は知らない。 答えはバルタザール2002。 […]