今回の日本は、ナチュレル・ワイン女性醸造家として人気上昇中のMylene Bru ミレーヌ・ブリュさんと日本に行った。
ミレーヌさんは大変なパッションの持ち主だ。パッションだけでは美味しいワインは出来ない。
変化の速い気候の変化への適応力、つまり葡萄木が示す僅かな変化を読み取り、素早くそれに対応した畑の世話を施すことができる。葡萄と対話ができる繊細な感性を持っている人だ。
“ワインは葡萄園で造る”を真に実行している。
PASSION, 繊細な感性 意思の強い実行力
この3つで“ミレーヌ旨味”ともいえる独特なスタイルをつくりあげた女性だ。
フランスでも自然派ワイン専門店、ビストロで大人気のワインだ。

Mylene Bru est chez AuxAmis des Vins (Ginza・TOKYO)
ミレーヌ・ブリュさんが銀座のオザミ・デ・ヴァンに

私は日本に着くとまずオザミに行く。
今回もミレーヌとブルノーを連れて,準我が家のオザミに直行した。
ここには私の飲みたいワインがある。
オザミにはフランスまでワイン研修に来たソムリエが多い。
机の上で勉強しただけの知識とは違う。
的確に心地よくサーヴィスしてくれる。
一階いるプティ・オザミの松岡さんが気持ち良く迎えてくれた。
松岡さんの気遣いサーヴィスは天下一品だ。
お客さんの心を先取りしてサッと動いてくれる。
ここまでできるサーヴィスマンはなかなかいない。
今日は3階のオザミ・デ・ヴァンに会食。
ミレーヌ日本へようこそ!シャンパーニュは勿論、
あのスカットしたChampagne Jacques Lassaigne*ジャック・ラセーニュで祝った。

日本着の初日はこのメンバーで楽しんだ。
左から、ESPOA社長の堀江さん、ミレーヌ、ブルノー、丸山さん、まどかさん、私、ESPOAの石丸さん。
この楽しいメンバーで、明日からの過密予定の打ち合わせを兼ねて初夜を楽しんだ。
明日から、セミナー、試飲会、デイナーと一週間連日連夜のスケジュールが待っている。
景気・気合入れるにはバッチリのオザミだ。

 

今夜、飲んだワインの一部。
まず、セネシャリエールことマーク・ペノのムスカデ2004年を開けた。
ウワー、まだ海の香り、微発泡すら残っているほどの爽やかさ。
こんなムスカデの古酒を持っているのもオザミの凄いところだ。
ラングドックのボートレイのOreeも開けた。
ロワールのレジェンド、RobinotロビノさんのL’Ange Vin 、Nocturneノクチュルヌを開けた。Magnifique !!

ブラインド・テースティング

そして、最後はブラインドで一本。
コルナスのバルタザール2002年だった。
ミレーヌのテースティング能力はかなりのものだ。
パリのソぺクサでワイン講座の先生をやっていた経験がある。
北ローヌのシラーまではあてた。バルタザール醸造は知らない。
答えはバルタザール2002。
まだ02があるとは流石のオザミ。オザミは懐が深い店だ。

地下のカーヴを見学

こんなお宝ワインの古酒が沢山在庫あり。
流石のオザミ!!
昨日・今日オープンしたビストロとは違う。
20年の歴史を見た。
ロックは1993年があった。あのフィリップ・パカレが醸造したものだ。
これは、恐らく丸山さんがパリ滞在中の90年台に購入して、帰国時に持参したものだ

さあ、明日からの全国行脚の旅のエネルギーを吉田豚と和牛で摂取した。
いざ、出陣!!
日本には多くのミレーヌ・ファンが待っている。

有難う!AUXAMISスタッフ!!
AUXAMISビルは銀座の新星だ!!この界隈が明るくなった。