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GRANADA から MALAGA へ

今回は2泊三日の短期の滞在。 今朝、空港のあるマラガへ移動中に、海の街NERJAに寄ることにした。 岩場の海岸が美しい。 飛行機に乗る前に早目の昼食を済ませることにした。 生ハムと、私はイカが好きだ。海を見ながらイカ揚げにビールは最高!! やっぱり、海沿いは気分がいい。 今回のアンダルシア地方の旅は色んな意味で充実したものになった。 未来に繋がる出逢いが多かった。 日本の皆さんに、新たな美味しいものが届けられそうなのが嬉しい。 感謝。

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アンダルシア・テロワールの神髄の一端を見た!

600年の栗ノ木の枝にツルを伸ばしている土着の山葡萄があった。 ラモンさん、この葡萄も収穫してワインを造っているとのこと。 3時間ほどラモンさんの運転でアンダルシア・テロワールの神髄の一端を見せて頂いた。 1200mと云う標高の場で、風も伴って極度の乾燥の中で葡萄を育てると、 果実も酸までもが凝縮する。 ラモンさんのあのキリっとした酸の一部が理解できた。 ラモンさんのワインを飲む度に、この雄大な景観が浮かんでくるだろう。 日本の皆さんにも、この景色とともに送り届けたい。

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アンダルシアの神髄のような“場”でワインを醸す           ラモンさん

アンダルシアの山間部グラエナ村の奥、標高1200mの葡萄園をラモンさんの説明を聞きながら、道なき道を訪問。 葡萄園と葡萄園の間の景観は、マカロニ・ウエスタンに出てくる景色に似ているな、と思っていたら本当にアメリカ・ウエスタンの撮影が行われた場所とのこと。 理由は、インデアンが山の上から出てきそうな景観もさることながら、標高の高いこの台地の太陽光線がピュアーで、映画撮影に最適な条件が備わっているとのこと。 光がピュアーと云えば、葡萄もその光を享けて光合成をやって葡萄を育てている。 きっと葡萄にも、ワインにもピュアーな影響を与えているに違いない。 葡萄園の横に巨大な栗の木があり。なんと樹齢600年を超すと云う。 大木がここまで生き延びるのは、地場にエネルギーがあるのだろう。 近づくと、日本の神社に来たような静観な“気”のようなものを感じる。 思わず座りたくなる。背中から温かなエネルギーのようなもので体が包まれたような感覚。 ラモンさんのワインは、こんなエネルギーが流れている“場”で育った葡萄を仕込んでいる。

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情熱の人、 Ramon Saavedra ラモン・サヴェドラ、               Cauzonカウゾン醸造

標高1200mの山の上の大地に12区画の畑を持っているラモンさん。 砂状の地質にシスト、石英石、火打石、鉄分を含んだ赤土、川から流れてきた丸石、こんなに豊富なミネラル石が存在する土壌は他では見たことがない。     45度を超える灼熱の太陽、この乾燥、水捌けの良い砂状地質。 この条件下の中で、恐ろしい程のキリっとした酸を残しているラモンさんのワイン。 勿論、この太陽を感じさせる果実味、それらを包み込んでしまう程の酸・フレッシュさ、ミネラル感。 こんな規格外のバランス感覚のワインは、利いたことがない。 この謎を知りたくてアンダルシアまでやって来た。 ピノ・ノワールも栽培しているラモンさん、フィリップパカレのピノが大好き。 フィリップのところに訪問している。 研究熱心なラモンさん、これだと思った人には直接会って、話して吸収できるものは取り入れる柔軟な姿勢。      規格外の挑戦!! 台木なし葡萄木を大量に栽培! 98年に台木なしの葡萄木を植えた。フィロキセラは砂状の土壌にはやって来ないと判断。 確かにフランスでも砂状の畑では150年を超すフラン・ピエ(台木なし)の葡萄木が多く生きている。 でも、こんな危険なことを実際にやってしまう人は少ない。 試験的に僅かに栽培する人はいるけど、これだけまとまった量の区画を、台木なしで植える人はいない。        

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2日目はマラガからグラナダへの移動

ここアンダルシア地方の景観はフランスの田舎では絶対に見ることができないものだった。 グラナダに近づくと徐々に標高が高くなる。 乾燥度が半端ではない。砂漠化の一歩手前って感じになってくる。 光や雲の動きなどもフランスでは見たこともないものでした。 あまりにも神秘的な光景で、この先にある蔵を訪問することにドキドキしてきました。 やっぱり、違う世界を見るのは楽しいですね。 グラナダを超えて、更に山間部へ入っていく。 標高1000mの村、Graenaグラエナ村へ。

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Premiere Malaga Night ,人生初のマラガ・ナイト!!-NO3

Restaurant La Casa del Perro ラ・カサ・デル・ぺロ 15年もやっているシェフのフレデリック。 なかなかの腕前だ。 魚系タパス、肉系タパスに分かれていて、メーンはその後にある。 魚介系タパスをすべて注文、肉系タパスもすべて注文。 今夜はKishoがいるので安心して注文できる。 私が食べられなくなっても、私の5倍は食べられる消化器官をもっているKishoがいる。 まずはサッパリとガスパチョをやった。 旨味タップリの中に、爽やかな酸もタップリあった。 ワインは同じ色のロゼをやった。 ウーン、ガスパッチョに、グット冷えたロゼ、これもまた完璧なマリアージだ。 フレデリックとアナの名コンビによるパフォーマンス。 フレデリックは料理に専念、アナがワインの担当、もう一人サーヴィスがいて3人でまわしている。 暖かい家庭的な雰囲気の心地よいレストラン。 Malagaマラガに来たらお勧めです。 どうしても気になるシードルを特別に2本持ち帰ることにした。 イカみそ風味のイカご飯が美味しかった。 アイデアと工夫が豊富な料理だった。 マラガ初日にして、出逢い、発見が多く素晴らしいソワレだった。 超満足!!

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Premiere Malaga Night ,人生初のマラガ・ナイト!!-NO2

Restaurant La Casa del Perro ラ・カサ・デル・ポロ 南スペイン・アンダルシア地方の街Malagaマラガに自然派ワインが飲めるレストランがあるとは嬉しいかぎりだ。 世界中に自然なワインが広がっているのを、ヒシヒシと感じる。 造る人にとっても、飲む人にとっても、健全で、地球にも優しく、本物度が高く、何より美味しくスート体に入っていく。 マラガまできているとは、本当に嬉しくなる。 マラガの夜はやや蒸し暑い。 最初にまず、爽やかに微発泡ものが飲みたい。 私はグラナダの酸の利いた白、Kishoはシードルを注文。 キリット冷えた液体が心地よい。 まずは、乾杯!! Kishoが注文したシードルに驚いた! 何という爽やかな酸、スカットした美味しさ、ミネラル感がより透明感を演出している。 グレープ・フルーツ系の果実味と口中の感触がまるで軽快なワインのようだ。 こんなシードルは飲んだことがない。     サーヴィスをしている優しいお姉さんのアナさんに聞くと、グラナダの山の上、標高2000mのところで造っているとのこと。 酸が乗っているはずだ。年間、6000本しか造っていない地元でも貴重なシードルとのこと。 あまりにもの美味しさに、私は何回もお代わりした程だ。 アルコール度も低いしグイグイ入ってしまう。 私が最初に注文したグラナダの微発泡白も南スペインとは思えないスカットした酸とミネラル感が素晴らしかった。      どんな人が、どんな風に造っているのか?無性に知りたくなってきた。 この二つの生産者には、何とか逢ってみたいなと強く思った。 開拓の旅での、こんな逸品との出逢いが最高に楽しい!! 発見に、心が躍る!!  誰かが探しまわらないと、日本に入らない。 こんな仕事ができて、本当に幸せだと思う。すべてに感謝!! 数カ月後には、日本の皆さんが、飲めるようにしたい。 この美味しさを、是非皆さんに楽しんでもらいたい。!!

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Premiere Malaga Night ,人生初のマラガ・ナイト!!-NO1

マラガの街は海に隣接している。 空港もすぐ近く大変便利な街。 初めての街を歩くのは何故かドキドキ・ワクワクしてくる。 今夜はPassion du VinスタッフのKishoとやって来た。 Kisho が,世界中の街で自然派ワインが飲めるレストランを教えてくれるアプリ“Raisin”で調べてくれた。 マラガにも自然派ワインが飲めるビストロがあるとのこと。 ホテルから2キロほどとのこと、街の探索を兼ねて歩くことにした。 ここアンダルシア地方にはスペインの奥深い歴史が詰まっている。 北アフリカに近く何百年に渡ってイスラム人とスペイン人が共に住んでいた。 この二つの文化が混在してアンダルシア文化が形成されてきた。 食の中にも、建物にも大きく影響して溶け込んでいる。 建築物もオリエンタルっぽいものが多い。 同じラテン系のフランス、イタリアとは異質の文化がある。 Kishoの先導で街の中心を歩く。 アンダルシアの夕食は遅い。 10時ごろからレストランが込んで来る。 テラスで簡単なものを食べながら楽しむタパス・バーがいたるところにある。         小路に入ったところに粋な店が見えてきた。 そこが自然派ワインが飲めるレストランLa Casa del Perro ラ・カサ・デル・ぺロだった。 もうオープンして15年もたっているとのこと。 店に入ると左の壁一面にワインボトルの絵が描かれいて、真ん中に14本のワインが陳列されている。 この14種類のワインが、今夜グラスワインとして提供されているもの。 客席は2階になっている。 ほぼ満員だった。 海に近いマラガは湿気もあって夜になっても25度ほどの気温で暑い。 窓際の風が入る場所を陣取った。 さあ、マラガを食べて飲むぞ!!       

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新たな出逢いの為にスペインはアンダルシア地方のマラガへ!

PARIS ⇒ MALAGA(南スペイン) 美味しいワインを求めて一挙にマラガへ、ひと飛び! オルリー空港より飛び立った時にエッフェル塔が見えた。 パリより2時間半で初マラガ到着。 空港からマラガまで海沿いの景色はココナツの木が立ち並んでいてまさに南国情緒タップリ。 アンダルシアは光の当たり方がフランスとは違う。 特にマラガは夕陽が美しい。