Août

ボジョレ自然派の源流を継ぐクリストフ・パカレ23年は豊かな実り?
クリストフ・パカレ訪問。 今年のボジョレーは豊作となりそうだ。 今までにクリストフも見た事の無いほどのぶどうが実をつけている。現状病気の脅威もほとんどない。 収穫は9/4頃からの予定。 この後の好天を祈るだけだが、2023年は収穫量、品質ともに素晴らしいミレジムになりそうだ。 ご期待ください!
世界で開催されているナチュラルワインの見本市、試飲会などをレポートします
クリストフ・パカレ訪問。 今年のボジョレーは豊作となりそうだ。 今までにクリストフも見た事の無いほどのぶどうが実をつけている。現状病気の脅威もほとんどない。 収穫は9/4頃からの予定。 この後の好天を祈るだけだが、2023年は収穫量、品質ともに素晴らしいミレジムになりそうだ。 ご期待ください!
今日は2年半ぶりにBMOの皆さんとミーティングと会食。 ミーティングの前に山田さんと会談。 山田さんとの付き合いは、もう30年になる。 自然派ワインが出初めた頃だった。 まだ自然派ワインなどとの呼び名もない頃だった。 諸々の化学剤を使ってのワイン造りをやめて、ワインを造り出した醸造家が出現した頃だった。 つまりスポーツ(オリンピック)の世界で云えばドーピングなしで素晴らしい競技をする選手が出始めた頃だった。 当時、山田さんとフランス中の気合いの入った造り手を周った。 彼らのワインは今までのワインの味わいとは全く違っていて、素晴らしい品質だった。 私も山田さんも、同じことを感じていた。 “近い将来、ワインの世界は変わる!” “有名でなくても、化学剤を使用しなくても、美味しいワインが存在する。 そんなワインを日本中に広めたい。 真っ当なワインを広めることで、世を僅かでも真っ当な方向に進めることができる。” あれからもう30年が過ぎた。 自然派ワインも普及して世界中の一流レストランがメインに使うようになっている。 世界中の優秀な若手ソムリエ達は率先して繊細な料理に、これらを合わせている。 ここコロナ禍の2年半の間に、追い風に乗って更に自然派ワインの需要が世界中で急増している。 もう、今となっては、自然派ワインなどと呼ばなくてもいい段階まできている。 山田さんの凄いところは、 自然派ワインを辺境な狭い世界に閉じ込めないで、普通の日常の、普通の家の食卓に提供できるように流通革新をしてきたことだ。 一見特殊なワインと思われがちな自然派ワインを、普通の人が普通に購入できる流通形態を作りあげた。 日本中の真っ当な高品質の食品を提供する小売店を中心に、販売網を形成してきた。 連日、日本中を走りまわって、売りの現場を指導してきた。 ここにきて、山田さんは、更に進化しようとしている。 よりワインに専門特化した形態の“トロワザムール店”をより強化して、特殊な食材をも加えて、自然なワインを更に普及することを考えている。 流石の山田さん、BMO 社。 これからも、最大限の協力をしていきたい。 2年半の間に、BMO メンバーも、私が知らない新しい人が増えた。 顔合わせと、フランス現場の話をさせていただいた。 ワインを心から愛している楽しく優秀なメンバーばかりだ。 同じテーブルを囲んで、美味しいワイン、食事、ワイン談義を皆んなで楽しみました。 また、しばらくは日本を離れる前日に素晴らしい一期一会だった。 ありがとう! それにしても、ここラシーヌ青山は気持ちの良い空気が流れているビストロだった。 こんな環境の中で自然ワインを飲めるとはすばらしいことだ。 すべてに感謝! “Racines Aoyama”
ユイさん、ルネ・ジャンと同時に会うのは十数年ぶり 京都の名レストラン・エヴァンタイユでDard et Riboディナーをやった時以来だ。 ユイさんは、エヴァンタイユの森谷シェフの娘さん。(写真、左、右はユイさんの友人) 今はプブリシテーの会社を経営しているとのこと。 まだ、コロナの影響で日本から来仏する人が少ない中、久々の日本人。 ルネ・ジャンも、エルミタージより久々にParisに出てきた。 あまり会っていなかった友に会うのもいいものだ。 当たり前だけど、皆、前回会った時より進化・熟成しているのを感じ取れる。 お互いに,『あ~、こんな風になったか!』と思っている、のがわかる。 ルネ・ジャンはここ数カ月ぶりだけど佳く熟成しているし、ユイさんはもう別人のように佳く進化していた。 この年頃の人の進化度は凄い。前回あった時は20歳前後だったから当たり前だ。 仕事をバリバリやっているビジネスウーマンになっていた。 ユイさんのお父さんもお母さんも、京都のその道では凄い人なので、確りDNAを受け継いでいるな、という感じ。 今夜は今、パリ話題で予約が取れにくいワインビストロ“CUISINE”にやって来た。 このビストロは、ルネ・ジャンからのリクエストだった。 ここのシェフは日本人で、Takao Inazawaさん。 東京・目黒のワイン・ビストロ、元ヴェール・ヴォーレで働いていた人。 料理もどことなく和風が導入されていて、今、パリジャンにもっとも受けやすい料理風で大人気。 鮟肝、タコなどまるで和食風。 その上、ワインのセレクションが素晴らしい。勿論、本物ワインの自然な造りのものばかり! 造った本人ルネ・ジャンと飲むプランタンは格別だった。 今、超人気のマキシム・マニョンのメティス。南仏コルビエールのトビッキリのヤツ! もう一つ、今、超人気のニコラ・ルノーのプリモ・センソを開けた。ラングロールのタヴェルを思わせるヤツ! ルネ・ジャンのワインのスタイルとは全く違うけど、来仏の二人には是非飲んで欲しかった。 セミ・カルボ醸造の“魅力”をタップリ備えていて、時代の潮流“プレシジョン(精度)”もって造られた二つのワインだ。 今、南仏で最も注目されている葡萄品種、サンソーが使われている。 南フランスとは思えない繊細さを備えていて、ピノッテしていてピノ・ノワールを思い起こさせてくれるスタイル。 最後はやっぱり、本物中の本物! ルネ・ジャンのサン・ジョゼフで〆た。 やっぱりワインは、こうでなくては! と思ってしまうワイン。小手先の技など使わない、王道のスタイル。 やあ~、いい夜だった。 ユイさん、また次回。森谷シェフによろしく! ルネ・ジャンとは2次会でジャパニーズ・ウイスキーを飲ませてくれるバー・Minatoでディジェスティフを一杯やった。
クラブ・パッション・デュ・ヴァンが大阪で“本物ワイン”の試飲会を開催した。 CPV(Club Passion du Vin)は本物ワインや自然派ワインが、スムーズに世界に伝播するように、色んな活動を企画・実施しています。特に、造り手や売り手の人達が、こんなワインを紹介しやすいように色んな活動をしています。 先月の4月、日本第2の都市、大阪で10社の自然派ワインを輸入しているインポーターが集まって自然派ワイン試飲会 “Recreationルクレアッション”を開催しました。 2年前よりコロナ禍の為に、こんな試飲会を開催することができなかった。 久々に関西方面で活躍するワイン屋、酒販店、ビストロ、レストランなど、自然派ワインを熱心に販売している人達が集まった。久々に熱い熱気で覆われていた。 このような試飲会で大切な事の一つは、自然派ワインを情熱もって販売している人達同志が、お互いの顔を合わせながら、“オー頑張っているな、”と確認しあうことだけでも価値がある。その上で、お互いの情報を交換しあったり、どんな傾向のワインが売れているか、どんなやり方で紹介しているか、などの情報を仕入れることもできる貴重な機会となる。 また、普段、電話やSNSで交流しているインポーターの担当者とも面と向かって話すこともできる。 そして、著しく進化している自然派ワインを一挙にテースティングできるのは最大の利点である。 コロナ禍の2年の間に、醸造家の中で起きた変化。 この2年間、訪問客も少なく、栽培・醸造にかなり集中してできたこと、じっくり思考しながら作業をやった経験から、多くのことを再発見できたり、それをもとに色んな進化が進んでいる。 天候不良のため、時には霜でほぼ全滅に近い被害をうけたところあり、また湿気からくるウドンコ病でこれまた全滅近い被害をうけた地方もある。 そんな被害をカバーする為に、醸造元同志の助け合い(違う地方から葡萄の譲り合いなど)で、今まで経験したことない品種を醸造したことを切っ掛けに、今までにない驚くような品種間ブレンドが誕生している。 そんなことを経験しながら、この経験を一過性のものとせず、これからのワイン造りの進化へのアイデアが沢山生まれた2年間だった。 そんな自然派ワインの進化を確認できる試飲会 “Recreationルクレアッション”だったにちがいない。 ご参加頂いた熱心なインポーターの皆さまは下記のとおり、有難うございました。 アドレ社、アヴニール社、BMO社、ESPOA社、KATAOKA社、 日仏商事、野村ユニソン社、日酒販社、ピッコルーズ社、サンフォニー社 (アルファベット順にて) 感謝!!
9頭身のモデルのようなスタイルのジュリ-。 ワイン造りの感性は天才的。 究極のところ肝心要な醸造上の判断は感性によるところが大きい。 黒葡萄のグルナッシュ・ノワールと白葡萄のグルナッシュ・ブランの半々を同じタンクで混醸造。 しかも、除梗した後潰さないでGrain entierグレーン・アンティエールと呼ばれるキレイな葡萄粒をそのまま発酵槽に入れる造り。 ルモンタージもピジャージもしないジュラ地方の赤醸造方法をこのラングドックで採用。 ピュアーな果実味、透明感のあるミネラル、石灰土壌の軽く潮っぽいタッチが爽やかさを更に演出。 ジュリーのサッパリした性格がそのままワインになった感じ。 ただ、軽いワインではなく、南フランスの太陽と諸々の内容が詰まっている。 それでいて、スイスイ身体に入っていくスタイルのワイン。 まさに天才的。 そして、ネーミングとラベルのセンスも光っている。 Marée basse マレー・バスとは引き潮の意。 引き潮時の海のごとくにボトルのワインがどんどん減っていくイメージ。 (このワインの問合せは、BMO社、東京・恵比寿のトロワザムール店まで)
南仏ラングドックのワインの歴史を変えた村がある。 ラングドックの中心都市モンペリエの街から約40キロ程西北に行ったところにMontpeyrouxモンペイル村がある。 ここには、あの伝説の醸造家エグリエール醸造のCommeyrasコメイラスさんがいた聖地である。 ラングドック地方でボルドーグランクリュを凌ぐほどの高品質ワインを造って世界中を驚かせた人だ。 その後も。この村には変革の“気概”がずっと受け継がれている。 中堅世代のAupihacオーピアック醸造のSylvain FADAシルヴァン ファダさんも健在で頑張っている。 カリニャン単品で途轍もない高品質ワインを造って世界の愛好家にカリニャン品種の偉大さを知らしめた人だ。 そして、今、若手醸造家のリーダーとして活躍しているEscarpolette エスカーポレット醸造のYvo Ferreiraイヴォ・フェレイラがいる。 パリでソムリエを経験した後、ボルドー自然派の古参Ch-Le Puyシャトー ル プイでワイン造りを修行した。 そして、2009年にここモンペイルー村にたどり着いたイヴォ。 独走的で、画期的な自然派ワインを次々と世に出しているイヴォ。 ムスカ・プティ・グレーン品種とグルナッシュ・ブランをマセラッションして醸した黄ワイン。 8月の初旬には一部を収穫開始して酸を確保。 そして、10日間のマセラッション。 絶妙のアメルチューム(ほろニガ味)と酸のバランス。 今日は、30度を超す真夏日、ひときわ暑いモンペイルー村。 この酸とアメルチュームのバランスがこの暑さを吹き飛ばしてくれる! Ivo イヴォさんの気合いの一本! そんじょそこらの流行の黄ワインとは違う! こんなスタイルのワインがこのモンペイルー村で造られるなんて誰が予想しただろうか。 脈々とと変革の精神がここでは引き継がれている。 素晴らしい!の一言。 (このワインの問い合わせは野村ユニソン社です。)
多くの自然派ワインのバイヤー、愛好家が待ちに待った瞬間だった。 コロナで今年に入っても重要な試飲会がすべてキャンセルされていた。 もう皆が望んでいたことがやっと実現した。 今朝、パリからフランスの新幹線TGVにてマコンまで1時間半の移動、レンタカーを借りて15分ボジョレとマコン地区の境界線上にあるLeynesレンヌと云う小さな村の広場。 30度を超す夏日、でもプラタナスの葉っぱが広場全体を覆っているので涼しく快適な空間だった。 まず主催者のPhilippe JAMBONフィリップ ジャンボンに逢いにいった。 ジャンボンのブースはいつも超人気で多くのファンに囲まれて、フィリップが相変わらずのハイテンションでワインを注いで説明していた。 凄いな!このエネルギー! ここに集まっているすべての醸造家達はフィリップのことを尊敬しながらも愛している。 もう会場全体があたたかい“気”に包まれていた。 醸造家から訪問者まで皆が嬉しくて嬉しくてたまらない! って感じの笑顔で溢れていた。 嬉しいことにジャンボン・ファミリーが全員で参加していた。 あの夢追い人フィリップを裏から確り支えているカトリーヌもいつもの笑顔だった。 あんなに小さかった子供達もみんなフィリップより大きくなっていた。 小さくて可愛かったジュリーちゃんも、な・なんと24才とのことで美しく可愛い女性になっていた。 ワイン造りの方は、夢追い人らしく絶対に妥協しないイキ切ったワイン造りを続けている。 現代醸造学の先生たちが、“やってはいけない”と云いていることを躊躇なくやっているフィリップ。 ワインがどんな状態になろうとも、全く心配していない。 5、6年とワインが佳くなるまで樽で熟成している。 フィリップはい云う 『健全な畑仕事で作った葡萄を、自然に健全に造ったものは必ず最後には戻てくるし勝利する。ワインが道中で悪者と闘っているんだ!でも最後には必ず正義が勝つんだよ!』 これはフィリップの信念だ。 フィリップのような人がいるから、色んなことが解るようになった。 醸造学でやってはいけない事をやると、本当はどうなるのか? 生活をかけて実験してくれているようなものだ。 こんな貴重な人はいない。 フィリップのワインは特別だ! 色んなものが詰まっている。 世界に唯一つのワインのスタイルを確立している。 今はこんな極の人に観えるけど、彼なりに深い洞察と研究を重ねてたどり着いた理論と信念でもある。 フィリップは、元はミッシェラン三ツ星レストランのソムリエだったことを忘れてはならない。 ボルドー、ブルゴーニュのグラン・ヴァンを体験した後に、この自然な世界にはいってきた人であることを忘れてはならない。 深い洞察と研究と実行がフィリップのワインには内蔵されている。 そんな生活を顧みない探究者の様な仕事をしていながらも、ちゃんと家族をもって自分の夢を追い続けることができたのはカトリーヌのお蔭である。 私はそんなジャンボン・ファミリーが大好きです。 そんな人達が造ったワインは美味しいに決まっている! (ジャンボンのワインの問合せは野村ユニソン社まで)
コロナに明け暮れた2020年。 この世界中で最も華やかなパリのシャンゼリーゼ通りもこの静けさがすべてを象徴している。 コロナをどう受け止めるかで、今後の行動が天と地ほど違ってくるだろう。 目の前に起きていることは、自分も含めた世界中の人間に何かを伝えようとしているような感じがしてならない。 この状況の中で、何かを読み取り、今後の生き方に活かそうとしている人達もいる。 また、政府、世間、政治家、多くの人を批判しまくり、愚痴のようなことを並び立てている人達もいる。 私はいつも、批判と愚痴からは、何も始まらないと思っている。 人間は、生きている限り、自分のできうる限りを尽くしてことにあたるのが人としての生き方だと思っている。 勿論、人間だから、いつも元気でいられる訳がない。 苦しいことや、どうしようもないことも多くあることも事実。 今年は自分自身の内側をじっくり観れた年だった。 このコロナがなかったら、こんなに自分の内側を観れなかったのではないか、と思っている。 これからの自分の生き方の根本的に大切な土台が自分の内側に造れたかなと思っている。 コロナ君がいなければ絶対に出来なかったと思う。 だから、私はコロナに大感謝している。 何が起きてもブレない大切なものがあることが観えた。まだまだ未熟なことが多いけど、自分のできうる限りを尽くして、自分自身を磨きあげて、志を実現していきたい。 2021年は、この大切なことを皆さんと分かち合えるようにできたらいいな、と思う。
南仏モンペリエの街で繰り広げた自然派ワイン見本市、6グループほどに分かれて開催された。 それぞれの特徴がある。レ・ザフランシは、自然派の中堅・ベテランどころが多いグループ。 古参グループに入るのはセネシャリエール醸造のマルク・ペノ。ボジョレのラパリュ醸造のジャンクロード・ラパリュ。 その中に若手の醸造家がチラホラ混ざっているという感じ。雰囲気はファミリー的で温かい。 今年は、皆笑顔でホットしている感じ。 何故なら、2019年は、例外的にオヴェルニュ地方を除けば、どこも比較的に収穫量と品質が結構安定した年だった。 ★Domaine de la senechaliereドメーヌ・ド・ラ・セネシャリエール醸造のMarc PESNOTマルク・ペノさん。 ムスカデ地区で世界一美味しい白ワインを目指すマルク・ペノさん。トビッキリ美味しいムロン・ド・ブルゴーニュ! ムスカデ地区でもシスト、グネス、石英石、多く混じった砂状の特殊なテロワール。どこまでもソフトなムロン・ド・ブルゴーニュを醸す。低温時に働く自生酵母を最大限に活かした造り。13時間目の絞りジュースを集めた13エムも凄い! ★Jean-Claude LAPALUジャンクロード・ラパリュさん。 ガメ品種の可能性をあらゆる角度から追究して、色んなスタイルのワインを醸して私達を驚かしてくれる。 最近のジャンクロードのワインはますます透明感が増してきた。ガメ品種を超えたガメ。 超ベテランの域に入っている。花崗岩に育つガメ品種の匠と云ってよい。 ★Nicolas Carmaranニコラ・カルマラン パリで最も古い自然派ワインビストロを経営していたニコラが、意を決して、先祖代々の故郷にもどりワイン造りを始めた。 人里離れたフランスで一番太陽が少ない産地アヴェイロンの村でじっくりとワイン造りを続ける孤高の醸造家ニコラ・カルマラン。他の地域より一か月遅く収穫する。よく熟しても11度前後のアルコール度数。軽やかな中にワインの旨味を追究。 ★Pilippe TESSIER フィリップ・テシエ ロワール地方のトゥーレーヌでロマランタンを栽培・醸造させたら右にでる人はいないフィリップ・テシエ。 実直で控えめな職人肌の人柄。お祖父さんの頃より自然な栽培。もう1981年よりだから職歴40年の超ベテラン。 フィリップが手塩にかけた葡萄を自生酵母のみで醸すワインは格別だ! ★Domaine de la Ferme des Sept Lunesフェルム・デ・セット・リュンヌ醸造のジャンド・ローヴ ★Domaine Coquelet ドメーヌ・コクレ醸造のダミアン・コクレ あのジュルジュ・デコンブの息子。モルゴンの最も優れた区画コート・ド・ピィに畑を持つラッキーな元気印の男。 ボジョレには自然派2世代目の若手グループが幾つかある。その一つのリーダー的存在の若大将ダミアン。 若い頃ブルゴーニュのフレデリック・コサールに学び、ジョルジュ仕込みスタイル。しっかり果実味の中に常に酸が存在。 皆、感動的なワインを造る面々が勢ぞろい!! こんなワイン達を一挙にほぼ同時に試飲できる幸せ!!
今日は、パリで活動している自然派ワインのエージェント, オレリアンとギヨーム2人で開催された、コラボでのデギュスタシオン、 『Coude à Coude』=『力を合わせて』です! 会場は Palais Royal の近く ********************************************************************************* 30人近く居た生産者の中、試飲したのは偶然的にも殆どが女性。 特にエロディ―・バルムとシャトー・レスティニャックのカミーユは同世代、そしてほぼ同じ時期にワインの世界に入り、今ではお互い同年代の子供の母。お母さんごときに子供の会話で盛り上がる(笑) ********************************************************************************* 月日が経っても可愛らしいElodie Balme。 彼女は はマルセル・リショーの元でワインを学び、2006年に父から畑を6Ha受け継ぎました。しかし父は自然派にあまり興味持たず・・・長年父を説得・納得させながら、徐々に畑をビオ栽培に転換。そして今では28Haにも広がるブドウ畑を、Rasteau 村で経営。 そんなエロディーのワインは凛々しさと優しさが混ざりあい、とても飲みやすくて柔らかい感じ。ジューシーで完熟されたグルナッシュと、ストレートな口当たりが味わえるローヌ・ワインです。白の Libre comme l’air 2018は正に空気のように軽やかで、爽やかなワイン。ミネラル感が豊富で後味に残る塩気が印象的。そしてRasteau のVin Doux Naturel は80Gr の残糖があるのですが、重ったるくなく逆にスッキリとした味わい!これなら食後に一本軽く飲んでしまいそうなデザート・ワインです! ********************************************************************************* Château Lestignac の Camille Marquet 。5歳以下の子供が3人もいるなんて信じられないほど綺麗!!今日は久々に『ママ業』を離れ、自分ひとりの時間を楽しんでいる様子!以前は全く関係ない職業で活躍していた彼女とと夫のマティアスは、2008年彼の祖父のブドウ畑を借りて、ワイン造りをスタート。直ぐにビオ栽培、ビオディナミ栽培を中心に畑作業を開始! この二人のワインはピュアで繊細でデリケート。 マルサン100%で造られたBrumes 2019は濃厚でありながらすっきりとした酸味があり、美味しくてビックリ!メルロ100%のRacigas 2016 は滑らかで女性的でうっとりする味わい。森の香りやレグリス系のスパイスが次々と現れ、しっかりとしたワインを好む方にお勧めです。 ********************************************************************************* ここでもグルナッシュが主役、Domaine La Roche Buissière。スタンドにいたのは、いつでも笑顔で歓迎してくれる、大好きなLaurence さん!確かに夫・Antoineさんはシャイでこのような場所が苦手そう・・・(笑) 短い醸し期間、そしてタンク熟成でのワイン造りにより、熟成度たっぷりなブドウをそのまま味わっているようなジューシー感が生まれます。 Le Claux 2015は4年間の時が経ち、エレガントで大人っぽいワインに。カカオやスパイス、レグリス、又カシスやブラックベリーなど豊富な香りに包まれ、滑らかなタンニンと深く長い後味が魅力的。 ********************************************************************************* 熱心なアレクサンドル・バンは仲間のワインを試飲するのに大忙し。代理で妻のキャロリンヌさんが頑張っていました。自然な栽培・醸造に拘りを持ちながらワインを造っているアレクサンドル。テロワールを最大限に表現したワインは、様々なAOC獲得条件に引っかかる事もあるものの、彼のプイイ・フュメは一度味わったら忘れられない程透明感を感じます。 特にL’d’Ange […]
Nous avons organise deux degustation avec 11 importateurs de vin nature a Osaka et Fukuoka. Il y a beaucoup de restaurateurs et cavistes qui sont venus . C’ etais pour professionnel et passione sur vin nature. . Ce degustation , s’appelle RECREATION. Nous avons organise deux degustation avec 11 importateurs de vin nature a Osaka […]
やはり、午後になると、会場全体の雰囲気が、にぎやかで、のんびりしてくる。 スピードダウン。 お昼のloicに始まり、ここからは、映画wine callingメンバーが続く。 あれ?かわいい犬についていったら、ここはleonine。 ちょっとすると、stephaneも登場。 続いて、le bout du monde のedouard. きれいな18年のロゼ。 Casot des mailloles のjordi 18年より17年のほうが落ち着いて、美味しいと感じたので、18年のも、時間が経ったらもっとおいしいんだろうな。 今年、韓国に行ったこともあり、韓国のヨンさんと一緒にいたDavid. Lamidia のdavid とmarcoのもとへ。 僕は、恥ずかしがりやなんだから、そんなにカメラを向けないでくれ。と言われたが、この笑顔をもらいました! 安定のおいしさ。フランスの飲みやすいワインとはまた違う、つまみがなくても、アペロとしては最高で、軽くて飲みやすい。 個人的には、ロゼがいちばん。 最後には、vino cotto のkottも紹介してくれた。 濃厚なエキス。これは、食前酒なんでしょうか・甘い。 また、飲みたい味だった。 続いて、急いで、mylene bru のbrunoのところへ 現在、注文を停止しているPetit domaine のAurelien とMaya ラベルも印象的で、赤は16年と14年があり、飲みやすかった。 Cigales dans la fourmiliere の Julie ! 私は写真で何度もみていたので、すぐにわかった。 初めて会うので、前回、日本が楽しかったとの話をしてくれた。 パリ行き最後の電車に乗るために、会場を出ようとすると、clos Massotte のPierreにばったり。去年の思い出では、どのワインも濃厚だった。 相変わらず、ビーチサンダルを履いていて、笑わせてもらった。 それしか、履物を持っていないのかも。なんて思いながら帰路に出た。
エノコネを応援してくださっているみなさま、パリ事務所のMihoと言います。 名前をきいたことがあるな。 写真に載っていた子かな? 食事会で一緒だったな。 メールしたことあるな。 などなど、思い当たることがある方もいることでしょう。 そう、こんな子です。 どうぞ、よろしくお願いします。 今後、世界のどこかでお会いすることがあるかもしれません。 そのときは、ワインを一緒に飲みましょう。 そんな、Mihoが、今年の4月、南仏、アルルでの試飲会に参加してきましたので、 素人レポートをお楽しみください。 南仏の試飲会だから、天気が良い。はずなのに、今年は冬のように寒い週末にあたってしまった。 でも、ここは、屋内なので、問題ない。 入る前から、出会った、GRESSACのDAVID. お隣さんの、LE TEMPS DES CERISESのAXEL. ミホは、去年もいたよね?そう、よく覚えていてくれました。 そんなこと言われたら、私が忘れるわけにはいきません。何度かメールはしていたものの、顔と名前がようやく一致。 しかも、栓をあけてから時間の経った赤がおいしいこと!どちらも18年のも。 もう、ブドウジュースを飲んでいるよう。 続いて、CLOS FANTINE なんと18年の収穫量は90%減。ということで、ブドウは買い付けたそう。 ここで、私の大好きなMaziereのFabrice登場。 去年飲んだときに、甘すぎず、軽すぎず、リキュールのような、忘れられない味だった。 思わず、すっと喉を通ってしまった。 更に、赤もアルコール度数が強いにもかかわらず、やはりっとした味で、気に入った。 これだけは、飲ませてください。 あとは、飲み込みませんから。 参加者も午前中は大真面目。人も少ないので、どんどんとブースを移動。 まるで、音楽家のような、mouressipeのalain. と、mont de marie のthierry. そうそう、このとこ、2人とも、一生懸命、生牡蠣を食べているところ! ここで、食事を取りに休憩! 知る顔も見当たらないので、適当に座る。 と、ぽつりぽつりと、大物が前に座り始めるじゃないですか! なんか、ここは予約席かなと、思い始めた。 そんなのはありません。 左から 大物おおきなおじいさん Gilles AZZONI Domaine du possibleのloic. Philppe […]
綺麗な空気、景色、と共に濃縮された 幸せ、が、ここから日本中に、いや世界中に広がっていく。 モノ、コトを創る人達のエネルギーは凄い! ここフランスまで伝わってきます。 素晴らしい! BY Masaki TAKESHITA 山梨県上野原の富岡棚田。 桜の花も満開、まさに春を感じる、この日に100名以上のワイン愛好家が集合。 スペインからの2生産者を囲んで楽しい宴が開催された。 Cosmic・Salvadorコスミック醸造のサルバドール とOriole ARTIGASオリオル・アルティガス。 新宿から70分移動すれば、こんな恵まれた自然環境があることにびっくり。 そこに集まった8店舗のシェフ達。 環境もワインも数々の料理も最高。 自然の中で飲む自然派ワインの味わいはさらに美味い。参加した人達の笑顔笑顔! 上野原の自然の中で、素晴らしい時間を共有したイベントだった。 この大きなイベントを成功させたBMO山田聖子さん、恭路さん、スタッフの皆さん、美味しい料理を作ってくれた ▪️ハヤリテラス▪️namida▪️shinori▪️TAKI BAKE▪️パルク▪️ペグ▪️シンバ▪️ピヨッシュ▪️小泉さん、歴史に残る素晴らしいイベントでした! 参加させて頂き感謝です!
19年前半にラングドック地方Vins des Amisからロワール地方のDIVE ブティユまで多くのワイン見本市が実施された。 Vins des Amisヴァン・デ・メザミ会場、どの会場も年々拡大している。特に外国人バイヤーが殺到している。 ☆最近、酸、フレッシュさを残す為に、葡萄が熟す前に収穫するところが増えている。薄め、軽めのスタイルワインが多い。 逆に、完熟させた葡萄を仕込んだワインの美味しさにこだわる蔵元もいる。こちらも文句なしに美味しい。 ★Domaine de Garanceドメーヌ・ガランスのピエール。 ベテランの技が光るピエールのワイン。濃縮感ありながらも体に沁み渡って行く液体。 文句なしの美味しいさ。熟しながらも樹齢の古さからくる酸がキッチリ乗っている。 Les Armieresレザルミエールは特別なワインだ。 (問合せはディオニ社) ★Domaine Marcel Richaud ドメーヌ・マルセル・リショ からは今日はトーマがスタンドの立っていた。 18年は湿気の為、病気で半分以上も生産量が減ってしまった。マルセルは今日は家族で山でスキーで不在。 南ローヌの最古の自然派マルセルはレジェンド的存在。ベテランの味は流石である。マルセルの醸すグルナッシュ品種は 特別だ。マルセルは云う『グルナッシュは完熟しないと本当の良さが出てこないんだ。』 (BMO社) . ★Domaine Lapierreラピエール家からはマチュが参加していた。 18年は特別な年だった。品質も生産量も素晴らしい年だった。葡萄がよく熟した年でもあった。 特に、Cuve Marcelは時別だった。ガメ―品種がよく熟した時の美味しさも素晴らしい。(野村ユニソン社) ☆薄めの中に特別にやさしい果実味とミネラルを表現したスタイルも、やっぱり美味しい。 驚きのラングロール文化圏内のこの二人、左から AD Vinum のセバスティアン・シャティオン。(BMO社) Clos des Grillonクロ・デ・グリオンのニコラ・ルノー。(ディオニ社)この二人のワインはグイグイ体に入ってしまう。
(Les Pénitentesペニタント試飲会より) ファッション関係の華やか世界からの転身。 フランスでも最も過酷な労働作業が必要なバニュルスにやって来た。 急斜面の上に土がほとんどなくシスト岩盤が敷き詰められた土壌。 どんなに頑張っても15hl/hしか生産できない。 あまりにもの過酷な労働と生産量の低さで地元の栽培者で後継者が最もいない地域でもある。 そんな過酷な場所に女一人でやって来て、今まで存在しなかったエレガントなトビッキリ美味しいワインを造りあげたYOYO。 ホントにここまで来るのにどれだけの努力をしたことか!図り知れないものがある。 今では、あのジャン・フランソワ・ニックと一緒になってますます品質が安定してきている。 ジャン・フランソワと共同の畑もあって、共同ワインも二人で醸している。 ドッカリと人生の碇を下して、まっしぐらにバニュルスの土壌に挑戦し続けているYOYO。 今日は息子のLucasルカ君が手伝いに来ている。嬉しそうなYOYO.
南仏から始まった2週間に及ぶ自然ワイン耐久テースティング大会もディーヴ・ブテーイユを最後にすべて終了した。 休みなしでどれだけのワインを試飲したんだろうか。口中が荒れてきている。 日本出張から帰った翌日に南フランスのモンペリエに移動して、即アンジェに移動しての テースティング。 一年に一回とはいえ、ますます試飲する量が増えていて、訪問者も増えていて、我慢大会のようなテースティングレースになってきた。 特に、2周目のAngersのエキサイティングな試飲は、体力と精神力の集中が必要だった。でも大変興味深いものだった。 それぞれの試飲会に特徴あり。 1) Les Pénitentes レ・ペニタント試飲会 参加蔵の規模は最も少ないけどペニタントは自然派の各地のトップクラス、大御所が揃っている。 レベル的には最もレベルが高い会場であるい。 会場のやや小さめなので人で溢れる会場である。朝一番に会場入りして混む前に大切なところを試飲する必要がある。 2) Saint Jean サンジャン試飲会 当初はニコラ・ジョリーがやっていたルネッサンス・デ・アペラッション試飲会だった。 つまりビオ・ディナミ農法のメンバーが主体の試飲会。 ビオ栽培が主体であり、醸造に関しては、あまり自然にこだわっていない蔵も多い。 最近では、このメンバーの中にも、自然な造りをする蔵も増えてきた。特に若手は自然な造りが多い。 3) Les Anonymes レ・ザノニーム 最も新進気鋭の若手が最も多い試飲会。ディーヴ・ブテイユやペニタントにも入れなかったり、自分から敢えて入らない若手がいる。自分達はもっと自由な発想でワイン造りをやっていきたいと考えている若手が多い。 毎年、初リリ-スの新人も何人かいる。 4) S.A.I.N サン 自然派グループで最も厳しい条件のもとで栽培、醸造ををやっているグループ。 今回はJerome SAURINYジェローム・ソリーニの蔵で極小規模の試飲会を開催。 ジル・カトリーヌ・ヴェルジェ、オリヴィエ・クザンなど自然派のレジェンドな蔵が集まっている。 5) La Dive Bouteille ラ・ディーヴ・ブテイユ 自然派の組織では最古参のグループ。ワインライターのシルヴィー・オジュローが主催する組織。 ラピエール醸造など自然派の初期よりやっている蔵が多く、上記の他の組織に入ってる蔵も重複してこのディーヴ・ブテイユに参加している蔵もいる。最も大規模な試飲会である。とても一日では周りきれない数の蔵が参加している。 ―――――――――― ―――――――――――― どの試飲会も訪問客が多すぎて、試飲したい蔵のブースに近づくだけでも、かなりの時間がかかるほど混みようだった。 自然派が世界中に物凄いスピードで広がっているのが実感できる。 この急激な発展が、今まで和気あいあいでやっていた自然派グループの雰囲気が、ビジネス、ビジネスの利己的な世界のバイヤーが増えたことで妙な方向へ流されてしまう蔵元も出てくるのではないだろうか。 大金をもってビジネス、ビジネスで横取りしていく、あるいわ口八丁手八丁で純な蔵元を口説いて横取りしていく、バイヤーが増えてくるだろう。わが社の利益至上主義のビジネスマン的なバイヤーが増えてきている。 価格競争で他を蹴落としていくビジネスがこの世界にも出てくるだろう。 人間関係を大切にしながら本然的な関係で成り立っていた自然派の中に、いわゆる普通のビジネスの分野の人達が参入してきたと云える。 造り手も、販売する人も、飲む人も、人間的であること、人間としての生き方の哲学が大切な時代がやって来たと云える。 利益至上主義のビジネスの仕組みに流れていくと、この自然派の流れの“純”な大切な部分が無くなっていくだろう。 どのワインを、誰から買って、誰に売って、どんな風に提供していくか、どんな風に飲まれていくか、大切な時代が到来している。 自分のところに手に入りさえすればOKという考え方では、自然派の大切な部分が失われていくだろう。 これからが面白いし、遠くを観ながら醸造家、販売者、飲む人達がハッピーになるメカニズムを築きたい。
台湾で11月24日に自然派ワインの祭典開催 Un des principaux organisateurs , C’est Rebecca. 主催者の主なメンバーの一人がレベッカさんです。 Elle est passionée de vin nature. Elle viens souvent en France pour visiter et selectionner les vin qu’elle importe . レベッカさんは自然派ワインに大変な情熱を持った女性です。 フランスにもよくやって来ます。 自分でインポートするワインを選別する為です。 Elle a fait la vendange chez plusieurs vignerons. Elle est une grande amie de Dominique Derain. 彼女は多くの葡萄園で収穫も体験しています。 そして、ドミニック・ドランと大親友です。 Dominique viendra au Taiwan […]