1
Déc

Minowaさんとパリ最高のビストロ・BARATINにやってきた!

VIN NATUREヴァン・ナチュールを愛しきっているNOMURA UNISON野村ユニソン社のMinowaさんがパリにやって来た。 フランス食文化をこよなく愛しているMinowaさんが、パリで行きたいところは? やっぱり、Baratinです。 店構え、装飾で格好をつけることは一切なく、ホントにシンプルな店構えで、“本物の食とワイン”の内容でフランス文化を表現している。   ピノッシュのシンプルなサービス、ラケルのシンプルでピュアーな美味しい料理! これぞ、“FRANCE”! 不必要、過剰なものを、排除したピュアーなフランス文化そのものがここにはある! 今夜は、野村ユニソン社のMinowaさんとOENO社のEnzoとやって来た。 野村ユニソン社の熱心さには感動する。 一か月前にも、竹澤さんがフランスに来たばかりだ。 フランス現場を知ることに“重要ポイント”に置いている。 “現場”を知ることで、ワインの裏にある大切なことを深いところを理解できる。 特に、装飾なく誤魔化しのない本物のワイン造りには、常に“美味しさ”が表現されているわけではない。 時として、一般のワイン好きの人達からは敬遠される“風味”が全面に出ている時期がある。 これは、どんな気を付けても、“装飾なく誤魔化しのない本物のワイン造り”を目指すかぎり発生することです。 残念なことですが、事実です。 では、“敬遠される風味”が一切出なくするにはどうしたらいいか? 普通のワイン造りの如く、酸化防止剤を加えれば、全くクリアなスタイルのワインができます。 しかし自然栽培努力で得たワインの重要な“感動的な美味しさ”を失うことに繋がります。 これは、造る人の“ポリシー”“職人としての根本的な生き方”に関わってくる問題です。 ここBARATINでは、本物中の本物のワインが提供されていますが、“妙な風味”があるワインは一切ありません。 プロ中のプロであるソムリエのピノッシュが、常にワインの今の状態をチェックして提供しているからです。 この辺の徹底度が、BARATINの感動的なフランス文化の象徴的な店だ!と云われている目に見えない大切な部分です これは,云うは安しで、実際に行うことは、色んな困難・矛盾なことを超越して初めて可能となることです。 これもやはり“生き方”の問題となってくることで、どのレベルのことを実現しようとしているかによることです。 これは“佳し,悪い”の問題ではありません。 造る方も、提供する方も、自分のアイデンティティで判断することです。 野村ユニソン社のMINOWAさんは、BARATINのようなお店が現場でやっていることを、はしっかりと学んでいます。 プロ中のプロの仕業の現場を体感しています。大切なことです。   バラタンのシェフのラケルさんの体調が、元気そうなので嬉しい限りです。 ここは、“フランス文化”の象徴です! まだ、まだ頑張ってほしいものです。 Merci Raquelle, Merci Pinouche !

26
Nov

アルザスの友がやって来た!やっぱり造った本人と飲むのが一番美味しい!

11月は、パリでワイン見本市が毎週開催されている。 だから普段Parisまで来ないVigneronsヴィニュロン達がやって来る。 今日は私が最も好きなヴィニュロンの一人、ブルノ・シュレールBruno Schullerが友達を伴ってやって来た。 嬉しい限りだ。 皆で素晴らしいひと時を過ごせた! 自分の信じた道を、一心不乱に真っすぐ生きるブルノーの生き様がワインに刻まれている。 まさに、本物中の本物だ! 栽培も醸造も自分が心の深いところで納得したことを、何が起きても曲げずに真っすぐやり切る。 だから、ブルノのワインを飲むと、心と心身に真っすぐなエネルギーが伝わってくる感じがする。 最初は日本酒(菊姫の山廃純米・鶴之里)をアペリティフでやった。 昼食は, 私がシェフになって、オフィスにある鉄板焼きで,ツマミに海老、イカなどを焼き、焼きそばをつくり、そして パリの美味しい鮨屋から寿司を取り寄せた。 あとはフロマージをツマミに永遠的に飲み続けました。 食後酒で、日本のウイスキー、焼酎をやり続けました。 やあー、あまりにも楽しくて、チョット飲み過ぎてしまいました。 たまには、いいよね! やっぱり、ワインを造っている人達と飲むのが一番だ!! 精魂かけて造られたワインを、こんな風にワイン造りの職人たちと飲むとエネルギーが倍増して伝わってくる。 本物のナチュラル・ワインは、心を豊にしてくれますよ! 皆で素晴らしいひと時を過ごせた! Merci Bruno.

10
Sep

偉大なワインへの企画!フィリップ・パカレ氏とフェラーリ家の挑戦!

久々の偉大なワインへの企画!フィリップ・パカレ氏とフェラーリ家の挑戦! ブルゴーニュのグランクリュ畑、シャンベルタンや、クロ・ド・ヴージョなど銘醸畑を34年間も醸造してきて、今やブルゴーニュを代表する造り手になったフィリップ・パカレ氏が、プロヴァンス地方の極めて特殊な土壌を備えた畑に遭遇した。 フェラーリ氏と出逢いが、新たな挑戦心に火がついた。 フェラーリ・ファミリーにとって大切な区画のテロワールを検分したフィリップは、“ここなら!”自分が前々から造りたかったワインのスタイルが可能になる!と確信した。 フェラーリ氏とパカレの二人の“夢”を現実化させる緻密な仕事が開始された。 フェラーリ氏は、全く別の仕事で大成功を遂げている家系の当主。 彼のお母さんが人生をかけて精魂を詰め込んで世話をしてきた畑がここBormes les Mimosasボーム・ド・ミモザ村にある。 フランスの国定公園の中にあって、フランス大統領用の別荘が目の前にある風光明媚なのも気に入っている。 海に面しながら、土壌がシスト土壌に石英石が豊富に混ざっている特殊なテロワール。 そして、赤い粘土質区画と砂質区画に分かれている。 パカレにとって、ここの豊富な太陽からくる豊潤さを、このシストと石英石からくる“ミネラル感”で爽やかさ表現して 絶妙なバランスのワインができる。 つまりブルゴーニュでは得られない“豊潤さ”のワインに“繊細さ”を加えて今までにないスタイルのワインを造りたかった。 その上、ここでは風が常に吹いていて強烈な太陽をも涼しくしてしまう程である。 つまり、じっくり葡萄を熟しながら、酸をも兼ね備えて、しかもミネラル感をキッチリ内蔵した葡萄が可能となる。 この二人が最初に手掛けたのは、醸造所に資金を費やすのを後回しにして、まず、畑に集中することをした。 それぞれの畑のテロワールごとに細かに研究して、24区画に分類した。そこから生まれるワインのスタイルを徹底研究。 5年間のテロワール研究、区画別のワインをテースティング研究、更にブルゴーニュで培った繊細さを醸し出す醸造方法の改良、熟成を経て、やっと完成。 まさに“豊潤さ”と“繊細さ”の融合したワインのスタイルだ! 何と!素晴らしいんだろう! 豊潤なのに強さを感じない。 フランスでも今、話題のワインとなっている。 フランス雑誌“フィガロ”“テール・ド・ヴァン”などに掲載されたり、フランスソムリエ協会のテースティングに研究ワインとして、世界一ソムリエのオリヴィエ・プッシエール氏に選ばれている。

9
Août

ワインのボルドーにあるワイン・ビストロ“SOIF”にて

世界遺産のボルドーの街並みで最もボルドーらしい街角、旧ボルドー街にあるSOIF。 ボルドーに来たら必ず寄る店。 本物ワイン大好きなオーナーの二コラが頑張っている。 ボルドーでこんなワイン達がグラスワインとして提供してくれている嬉しい店。 何とボジョレのフィリップ・ジャンボン、南ローヌのレモン・ル・バールのワインが。グラスワイン用としてカウンターに置いてある。 ボルドーのワイン文化度も深くなったものだ。 ひところ昔なら、ワインビストロといえばカチカチなボルドースタイルのワインばかりだった。 今日は暑いので涼しさを醸してくれるワインをワインリストから選んだ。 ここのオーナーと同じ名前の二コラが造ったワイン。 Nicolas CARMARANS二コラ・カルマランのマキシムを開けた。 このワインの産地は、フランスで最も冷涼な産地の一つオーリャック地方。 フランスのほぼ真ん中のオヴェルニュ地方のやや南にも関わらず、山の入り組んだ地形の為、朝日が遅く、早く日が沈んでしまう。 日照時間が短く、年間の気温でも最も寒い日々が多い特殊な地方である。 こんな困難な地方でも二コラ・カルマランが醸すと、アルコール度数が低くくてもワインとしての旨味がしっかりと爽やかに、しかも繊細に表現されている絶品ワインになる! まさに夏の為にある赤ワインだ! 感動の美味しさ! フランスの“ヘソ”と云われるオーリャックの田舎で頑張っている二コラの顔が浮かんできた。 逢いに行きたいけど、やっぱり遠いな。 二コラの生き方が素晴らしくカッコいい! パリでワインビストロを経営していた二コラは、マルセル・ラピエールが大好きだった。 ワインを造りたくなって、お祖父さんの実家があるオーリャックの山の中に引っ越してワインを造りだた人。 フランスで最も太陽が照らない山の中で寒い秘境中の秘境。 そんな難しいところで、絶対に諦めずに頑張っている。 花のパリから正反対の秘境で生活も180度ちがう条件下で、想像を絶する困難を乗り越えながらワイン造りを続けている二コラ。 頑張りという点では金メダル級の人。 こんな貴重なワインをボルドーで飲めるとは、なんと幸せなことだろう! 二コラ・カルマランのワインはあまり知られていないけど、ホントに貴重、希少なワイン。 MERCI Nicolas et Nicolas

8
Août

あの石田さんの料理をパリのVERRE VOLEEヴェール・ヴォレーで!

食の街Lyonリヨンで活躍した石田さんが、何とパリのヴェール・ヴォレーの臨時シェ7月のとある日、石田さんがパリにいると聞いて、皆でやって来た。 わずか一週間のKatsumi(石田)フェアーのヴェール・ヴォレ。 やっぱり美味しい!! パリの自然派ワインが豊富にある老舗で、こんな美味しい料理と最高のワイン達のマリアージ!! もう感激ですね! まずは、私の大好きなシャンパーニュ“Ruppert Leroy”ルペール・ルロワの“11,12,13…”をアペロと前菜用に開けた。 これは絶品のシャンパーニュ!! アルコール度数11度と軽めでピノ・ノワールとシャルドネ。 熟成風味と新鮮な果実味が入りまじっていて、まさにシャンパーニュの深味を感じられる! 美味しいシャンパーニュの次に出せるワインは難しい。 黙ってロワールの玄人好みのBenois Couraultブノワ・クロの“Gilbourg”ジブールを開けた。 ウーン、好きだな、シスト土壌からくるこの締まったミネラル感! たまりませんね!(いつも私の誕生日に開ける) そして、石田さんの美味しい料理には、やっぱりL’Angloreラングロールの“Vintage Tavel l5”ヴィンテージタヴェルを開けた。旨味とうまみの競演で最高のマリアージでした。 久々にKatsumi料理を堪能して、最後にカツミさんがテーブルにやってきてくれた。楽しいひと時を楽しみました。 まるで、リヨンにいるような錯覚になってしまいました そして、最後には石田さんも大好きなダール・エ・リボのクローズ・エルミタージの22を楽しみました。 最高のテーブルでした。 やぱり、誤魔化しのない美味しい料理、偽りのない美味しいワインを、心の通じた仲間とやるひと時は最高ですね。 明日への活力が湧いてきます! Merci KATSUMI. Merci VERRE VOLE !

26
Mar

BIM & La Remise 2024 南仏アルルの大試飲会

3月の17-18日に、アルル(Arles)の町で大試飲会が行われました! 私にとって数年ぶりの南仏試飲会! 今年のパリは、50年以上ぶりの最悪な気候。1月からほとんど太陽の日差しがなく、どんよりとした気候。それに比べて南仏は相変わらず青空で気持ちいい気候。 2023年は地方によって気候も異なり、収穫量も全然違いますが、フランス全体に猛暑の日々が続き、ブドウの熟成が困難であったと。それにもかかわらず、結果綺麗なブドウが収穫でき良かったとの事です! 大雑把に言うと、フランスの北部は春の湿気の影響でべと病が発生、南部は猛暑や雹害でブドウの実は中々完熟しなかったと。しかし地方や村により、2023年ヴィンテージの結果は全く違います! 数年前から世界の経済状態も上手く言っているとは言えませんが、今回ワインを紹介していた生産者は皆笑顔。 BIM試飲会も、La Remise 試飲会も、心地よい空間のなか楽しい雰囲気が漂い、とてもエネルギッシュ。   ---- BIM 試飲会 ----     最初の試飲会は、元々ヴァランラン・ヴァレス氏(Valentin Vallès)やアド・ヴィヌム(Ad Vinum)のセバスチャン・シャティヨン氏(Sébastien Chatillon)が開催した試飲会。今年もセバスチャンはカウンターの後ろで大活躍!そして新たにラ・グランジュ・デュ・ノール(La Grange du Nord)のフレデリック・アニュレー氏(Frédéric Agneray)と蒸留酒を醸造しているカンタン・ル・クリッシュ氏(Quentin le Cleach)も関わり、皆大忙しでした。                 BIM とは乾杯するときに鳴る音を示しており、2016年に初めて開催されました。自然派を代表するワイン生産者に、何と言っても美味しいフードトラック、そして盛り上がりのコンサート!今年もDJが会場を朝方まで盛り上げたそうです。               Quelle meilleure expérience que de commencer mon stage au sein d’Oeno Connexion à Arles, […]

15
Déc

フランス農家の原型を保つボワ・モワセ醸造のフィリップがParisに!

Domaine Bois Moisset ドメーヌ・ボワ・モワセ フランスで最もフランスらしい生活文化が残っているのは西南部地方。 ワインの世界ではフレンチ・パラドックスでの舞台になった地方。 フランスで赤ワインを日常的に最も飲んでいる地方でもある。 フランスの典型的な農家のスタイルを今でも堅持しているボワ・モワセ醸造。 麦の栽培、放牧牛、そして葡萄園でワイン造りという兼業スタイルを保っている貴重な農家のスタイルなのである。 そんな南西部ガイヤック地区からボワ・モワセ醸造のフィリップ・マッフルがCPVのPARISオフィスにやって来た。雨のこの日、フィリップはいつものようにドメーヌで造られたワインとシャルキュトリーを持ってきてくれた。 フィリップは、パートナーのシルヴィー、息子のイポリットと共に、自然のサイクルと調和させながらドメーヌを運営しています。ドメーヌ名である、ラ・フェルム・ボワ・モワセ「湿った森の農場」という名前がぴったりな水分の確保がしやすい立地にある。 15haのブドウ畑に加え、40haの穀物畑も管理していて、30頭の牛が自由に草を食べフンをして、畑に肥料を与えてくれています。総計55ヘクタールの農園を栽培している。 フィリップは葡萄畑で長い一日を過ごした後に牛の世話をすると、心がほっと落ち着くのであった。そしてフィリップの楽しみは、週末はゆっくりソファーでくつろぎながら西南部地方の国民的スポーツであるラグビーのテレビ観戦をすること。 2023年はボワ・モワセにとって特別な年だった。春にはベト病が発生し、ブドウの15%が失われた。7月中旬には、寒く湿った天候が続いて、その後、地中海からの熱波がやってきて猛暑となりブドウを焦がし、ワイナリーのタンク内の酵母にまで影響を及ぼしたほどだった。 ガメイとデュラスの収穫は8月16日に始まった。午後からの作業は猛暑で難しいため、収穫は午前中だけ行った。幸いも収穫量は悪くはなかった。2023年のヴィンテージは、果汁の酸味と緊張感が特徴で、アルコール度数は12.5度前後となった。 1月にあったロワールの試飲会では、私たちはフィリップと息子のイポリット一緒に食事をた。日本はボワ・モワセのワインを輸入している主要な国のひとつであるため、イポリットは日本のワイン愛好家たちの好みや嗜好について多くの質問をしてきたのが印象的だった。マセラシオン・カルボニックで造られる軽くて飲みやすいワインの魅力は、よく話題になりました。 今回オフィスでテイスティングをしながら、私たちの意見が彼らに取り入れられていることを知り、大変嬉しかった。 ワインの試飲だけでなく、黒豚のソーセージ、リエット、コッパ、パテ、Barbu de L’arçonneと呼ばれる古代小麦を使った自家製パンなど、南西部の特産品を持ち込んでくれて、味わうことがでた。西南部地方の彼らはワインのテイスティング時はこんな地元のシャクトリ(生ハム系)と共に楽しむようだった。 1) サン プレション SANS PRESSION 発泡酒です。 ソーヴィニヨン、ミュスカデル、モーザック(買いブドウ)。残糖3g。 2) ヴァン・ノヴェル 2023 VIN NOVEL ブロコルのマセラシオン・カルボニック。通常パワフルなこの品種は驚くほど軽やか。7日間マセラシオンを行う。 3) ハイディオス 2021 (エドニステスとディオニシエンの融合)シラーのマセラシオン・カルボニック。5日間のマセラシオン。ピノノワールを思わせるような味わい。 4) ラ・ヴァッシュ・ダン・レ・ヴィーニュ 2020、ブレンド = プレス・ジュース80% + フリーラン・ジュース20%、デュラス60% マセラシオン 1ヶ月半。シラー40% マセラシオン3週間。 除梗。コロナ禍を経て、ワインが十分落ち着く時間があった。 5)ファルゲイラス・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2019 シラー100%。2019年が最後のヴィンテージ。樹齢が高すぎたためブドウの木を抜根しました。 6) オヴァイン 2019、グルナッシュ全房、ブラウコル除梗。標高400mのラルザックに位置する区画。 ワイン造りのどの段階でもSO2は添加していません。総生産量は約30,000本。 最近のボワ・モワセの品質が愕然とアップしたと同時に、安定感のあるワイン質になった。 息子のイポリットが3年前に入ってすべてが変わった。イポリットの醸造センスが光っている。 […]

20
Juil

久しぶりのCoinstot vinoコワンスト・ヴィノ!

やっぱりここは心地よい! こんなに適度のスペースがあってゆったりと飲めるところは少ない。 パリにはパッション溢れるビストロが多いけど、チョット狭くて、真夏にはチョット暑苦しくなる。 . 今夜は、CPV銀座オフィスの竹下君が来仏中で、オーストリア、スロベニア、イタリー、フランスの蔵を歴訪してパリに戻ってきたところ、パリ・スタッフと食事会にCoinstovinotコワンスト・ヴィノへやって来た。 . 相変わらず、ワインセレクションがいい! 7本ほど飲んだけど、今夜の感動ワインはこのワインだ。 左から、ラングロールの新タヴェルJardin d’Orfeuilジャルダン・ドルフイユ。 これはすごい! の一言! ラングロール一家の渾身の一本。(現在、日本に向う船の中) EricエリックとThibautチボー、Jolisジョリスの3人の積み重ねた技・エネルギーを上品に繊細に表現されている。 そして、L’AngloreラングロールのEricエリックの親友Jean-Francoisジャン・フランソワのFoullards Rouges フラール・ルージュのGlaneursグラヌールを開けた。 ラングロールを飲んだら、これを飲まない訳にはいかない。 もうルシオンのレジェンド・ワインと云っててもいい風格を備えている。 ウーン、パリでこんな風に飲めるとは、なんと幸せなことだ。 そして、南ローヌのFerme Saint-Martinフェルム・サン・マルタンのTerres Jaunsテール・ジョンヌをあけた。 これまた、若き醸造家のThomasトーマが醸す飛びっ切りのワインに酔いしれた。 この蔵のワインは、濃い目のワインが多いけど、このテール・ジョンヌはセミMcで軽いマセラッションで繊細なスタイル。 ブラヴォー!トーマ。 レジェンド級ワインのあとに飲んでも、素晴らしいトーマの優しい個性が素晴らしかった。 この3本は、ホントに美味しかった。 心地よい場所で、心地よい料理と、ワイン好きのメンバーと飲むひと時は最高だ。

6
Oct

ワインセレクションがTOPな人気ビストロ、パーセルを再訪問!

3区の大通りから離れた小道に佇む人気のモダンビストロ、パーセルは火曜日の夜から満席。ここは美味しい料理はもちろんのこと、なんといってもワインのリストが素晴らしい。ついたびたび足を運んでしまう、私たちのお気に入りの場所のひとつだ。 パリの古い味のある建築とは対照的に、シンプルで洗練されたインテリア。それに加え経営者であるカップルの温かでチャーミングなサービス。さらには、レストランの向かいには小さなカーヴ兼エピスリーも経営していて、ワインや商品へのこだわりは徹底している。 豊富なワインリストのために、つい選ぶのに時間がかかってしまう。 最初のチョイスは、すっきりと飲めるシュナン。Julien Delrieuジュリアン・デルリュのPont Bourceau 2021ポン・ブルソにした。ロワールのレーヨン側の左岸に位置する斜面上の畑は、シスト土壌。凛としていて、フレッシュな味わいが印象深い。 一皿目のEntréeは全員魚介類をチョイス。 アサリの蒸し煮にハーブオイルで香味付けされたもの、それと鯛のタルタルのレモンソース添え。 これに合わせたのは、Jean Maxジャン・マックスのLe Lièvre Blanc 2020ル・リエヴル・ブラン。 ボジョレーの若手生産者マキシムは29歳という若さにもかかわらず、彼のワインは飛ぶように売れ、現在どこも品薄だ。 彼は醸造学を学んだのち、チリのロベルト・エンリケス氏の下で経験を積む。フランスに戻り、イヴォン・メトラス氏の収穫を手伝い、マコン村の有名なブレット・ブラザーズや、マディランのシャトー・モンテュスなどで多種多様な醸造法を学ぶ。 100%シャルドネ、アロマティックで複雑でありながらもスッキリしているこのワインは、粘土石灰質のミネラル感に加え木樽熟成の深みもある。海の幸とのハーモニーは完璧。 メインには思わずため息がでてしまうほどおいしいピノ・ノワールをふたつセレクト。 ひとつ目は、ブルゴーニュ地方、コート・ド・ニュイ、Berthaut-Gerbetベルト・ジェルベのVosne Romanee Premier Cru、 Les Petits Monts 2019レ・ピティ・モン。 繊細でシルクのような口当たり、赤果実感にふわっとバニラが香るエレガントなワイン。 ふたつ目は、歴史のあるPrièure Rochプリリューレ・ロック醸造、、Ladoixラドア村のLe Cloud 2017ル・クル。純粋なピノ・ノワールの味わいに、赤果実とスパイス感、土っぽいアーシーなニュアンスもある。タンニンは柔らかく、非常にバランスのとれたワインだ。 メインの料理は、豚肉とフォアグラが包まれた贅沢なロールキャベツ、ズズキのバターソース・ほうれん草ピューレ添えなどを選んだ。 メインの料理たちはどれも角が立っていなく、繊細さがワインと良い調和で、それぞれの良さを引き出してくれるようなものだった。 料理の締めくくりは、デザート。フレッシュなイチジクケーキと濃厚なチョコレートタルトには、シャンパンが合う。Ruppert-Leroy、ルペール・ルロワのFosse Grelyフォス・グルリで締めた。 楽しい夜の終わりにふさわしく、程よい酸味と果実感、ミネラルがパーフェクトなバランス。 Pinot Noir 50%、Chardonnay 50%。 素晴らしいセレクション、居心地のいい空間と人々、このようなambiance(雰囲気)で食べる料理とワインは、贅沢で最高な時間だった!

16
Juin

Dégustation des vins de Philippe Jambon- Biojoleynes 2021

Ancien sommelier, Philippe Jambon s’est imposé comme un précurseur du vin nature. Sans intrants, ses vins sont vivants, denses, authentiques. Le terroir est mis à l’honneur, grâce à une culture artisanale de la vigne sans produits chimiques et une vinification rigoureuse avec des levures indigènes et sans chaptalisation. Grâce à un ensoleillement privilégié et des […]

4
Mai

マルセルの息がかかった三大お勧め“家飲みワイン”

すこぶる軽快で、フルーティーで、果実味が豊かで最高に心地よいい。 そして、何よりも嬉しいのは、求めやすい価格帯であること。 欠点は、美味し過ぎてスイスイ入ってしまうので、早く一本が終わってしまうこと!! 1-Raisins gaulois レーザン・ゴロワ(野村ユニソン社) 2-Cuvee Passion キューヴェ・パッション(ESPOA社) 3-La Cuvee du Chat ラ・キューヴェ・ドゥ・シャ(テラヴェール社) あの自然派ワインの原点の人マルセル・ラピエールに深く繋がりがある人達のワインです。 勿論、ガメ品種100%、マセラッション・カルボニック醸造で、果実味が全面にでたグイグイワインです。 家で気分を変えるには、もってこいのワイン達!!元気がわいてきますよ!! こんな時こそ、やっぱり原点は大切!!