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Fév

荒れ狂う弱体化したコロナでは、自然派のPASSIONエネルギーは止められない!

一日の感染者数が毎日、30万人というコロナ禍のフランス。 一時は50万人/日を記録したこともある。 でも、重症化するケースが極端に減ってきている。 30万人/日の新規感染者がいるのに、フランス政府は外でのマスクはしなくていいことを発表した。 レストランは普通に営業すること許可している。 必要以上に恐怖をあおることはせずに、問題点の核心をとらえて、社会を動かしている。 流石にデカルト、パスカルを生み出した国、冷静なロジカルな判断をくだしている。 そんな中、毎年2月にある恒例の大試飲会は延期になったけど、黙って見てられない自然派醸造家が自分達の蔵をオープンにして、小粒の試飲会をロワール地方の醸造家達が開催している。 これは小粒といえるのか。 自然に集まってしまった、という方が正しいかも。 自然派のど真ん中に生まれて育ったバティスト・クザンの蔵である。 2021年ミレジムはここロワールにとって春終盤の大寒波に襲われて大変難しい年だった。 そんな天からのムチをすべて受け容れながらも苦労して造ったワイン達を披露した。 流石にバティスト・クザン!キレイにまとめて爽やかな美味しいワインが造られていた。 勿論、バティストのお父さんであり、ロワール地方自然派のレジェンド、オリビエ・クザンも参加。 底抜けに明るい奥さんのクレールも相変わらずの元気100倍の笑顔でした。 オリビエのブースは人だかりで大変な人気でなかなか近づけない。 そして、アンジェの誇るもう一人のレジェンド、まるで4次元の世界に生きているような醸造家、あのパトリック・デプラも参加。 すでに未来を観てきたような栽培・醸造をしているパトリック。 パトリックの蔵では昨夜から人が集まってきて、前夜祭をやったようで、何人かは一睡もせずにここに参加とのこと。 この体力、エネルギーには驚かされる。 通称パットと呼ばれて皆に愛されているパトリック。 この寒い冬でもキャンピングカーを改良した住処に住んでいる。 畑の中に木、草花を植えて、葡萄木と融合させながらテロワールをイキイキとさせて調和を保っている。 醸造は庭の土中にアンフォラを埋めて、風雨をうけながら、自然な音、鳥の声を聴きながらの環境の中で醸造している。 そんな中に混じって、ムスカデに近いAncenisアンスニ地区からは、近年メキメキ腕を磨いているレミー・セデスが参加! 造りが益々進化している。 北の産地でも単にスイスイ入るワインのスタイルから深味、奥行きを感じさせる造りに進化中。 その他にも、これから楽しみな造り手達が参加していた。 南仏からはABSURDE GENIE DES FLEURS-アプシュルド・ジェニ醸造のTOM トムに逢えたのは嬉しかった。 ジュラからもロワールからも新たに生まれている。 イヤー、凄いエネルギーだった。 この世界だけは、動きが止まらない! ますます、自然な造り手が増えているし、勢いが止まらない。 地球的に考えても、自らも持続可能な生き方を実践しながら、草花木や昆虫、地中の微生物たちと融合しながら葡萄園をイキイキさせて健全な葡萄を栽培している。 ワイン造りもドーピングのような薬物を使用せず、真っ当で美味しいワインを造っている。 こんな貴重で最高に贅沢なワインのファンが、このコロナ禍の時期にも急増しているのは当然のことだと思う。 パリから参加して良かった。 この世界に働く多くのワイン関係者達とも久々に逢えて、色んな話しができた。 やっぱり動くことは大切! 行動範囲や思考範囲を狭めることは、未来への対応力を減少させることに通じる。 何事も大切なことは“現場”にあり。 来たくても来れない皆さんに、この現場の空気を少しでも皆さんにも伝えたい。

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ロワール地方アンジェ地区で寒波に遭遇

フランスで最も霜被害の多い地方の一つがロワール地方。 ロワール河の影響で冬でも時々は温暖になりやすいこともあって、葡萄の芽が早く芽生えやすい。 しかし、北に位置しているので春先の寒波も来やすいことが問題。 特に昨今の温暖化からくる暖冬が、葡萄の生態に大きく影響を与えている。 ほぼ毎年の如くに“霜”被害の危機にさらされている、といってもよい。 特に、今年の4月の寒波は期間が10日間という異常に長かったのが被害を大きくした原因だ。 マイナス6度という朝が10日間も続いた。 場所によっては90%以上もやられた畑がある。 規模の小さい5ヘクタール以下の蔵では、思い切って剪定を遅くやって、葡萄の樹勢を押さえて発芽を遅くする、という対策をとることが可能。 小規模な醸造家は最小限の被害で逃れたところがある。 でも、湿気の多い地区では、例外なしに90%以上の被害になっている。 非常に厳しい状況であることはまちがいない。 けなげにも10日間のマイナス6度という寒波に見事に耐え抜いた芽達に “よく耐え抜いたな!頑張ったな!”と思わず声をかけてしまった。 人間にも忍耐強い人、屈強の人がいるように、葡萄にも同じ条件の苦難にも見事に耐え抜いた、運よく生き残った芽がある。 色んなことを考えていました。 こんな苦難を乗り越えた2021年産のミレジムは凄いに違いない。

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Fév

感動のワインを醸す蔵人 Jean-Francois NICQ ジャンフランソワ・ニック

(Les Pénitantes レ・ペニタント試飲会より) ルシヨン地方に最初にやって来て自然な醸造を定着させた人ジャン・フランソワ・ニック。 その数年後、続々とルシオン地方にやって来た後輩達を導きフランスきっての自然派ワインの小国を築き上げた人。 18年は難しい年ながら最高の品質のワインが完成!! 花崗岩土壌のどこまでも伸びてくる透明感のあるミネラル。 その周りを心地よい果実味が優しく包み込んでいる。 勿論、爽やかな酸も南仏のワインとは思えないフレッシュさ。 絶品ばかり!! 今、次なる世代が一緒に働いている。この類まれな“技”を継承できる準備も進行中。   そして、ベテランの技は今も進化中!! Fridaフリダは除梗しての醸造。 セミ・カルボ醸造では表現できない違うテロワールを魅せてくれている。 ジャン・フランソワの深さが滲みでている一本だ。    (問合せはBMO社、飲みたい人はトロワ・ザムール・恵比寿にて)

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Fév

年初め恒例のアンジェ・ソミュールの大試飲会も終了

南仏から始まった2週間に及ぶ自然ワイン耐久テースティング大会もディーヴ・ブテーイユを最後にすべて終了した。 休みなしでどれだけのワインを試飲したんだろうか。口中が荒れてきている。 日本出張から帰った翌日に南フランスのモンペリエに移動して、即アンジェに移動しての テースティング。 一年に一回とはいえ、ますます試飲する量が増えていて、訪問者も増えていて、我慢大会のようなテースティングレースになってきた。 特に、2周目のAngersのエキサイティングな試飲は、体力と精神力の集中が必要だった。でも大変興味深いものだった。 それぞれの試飲会に特徴あり。 1) Les Pénitentes レ・ペニタント試飲会 参加蔵の規模は最も少ないけどペニタントは自然派の各地のトップクラス、大御所が揃っている。 レベル的には最もレベルが高い会場であるい。 会場のやや小さめなので人で溢れる会場である。朝一番に会場入りして混む前に大切なところを試飲する必要がある。 2) Saint Jean サンジャン試飲会 当初はニコラ・ジョリーがやっていたルネッサンス・デ・アペラッション試飲会だった。 つまりビオ・ディナミ農法のメンバーが主体の試飲会。 ビオ栽培が主体であり、醸造に関しては、あまり自然にこだわっていない蔵も多い。 最近では、このメンバーの中にも、自然な造りをする蔵も増えてきた。特に若手は自然な造りが多い。 3) Les Anonymes レ・ザノニーム 最も新進気鋭の若手が最も多い試飲会。ディーヴ・ブテイユやペニタントにも入れなかったり、自分から敢えて入らない若手がいる。自分達はもっと自由な発想でワイン造りをやっていきたいと考えている若手が多い。 毎年、初リリ-スの新人も何人かいる。 4) S.A.I.N サン 自然派グループで最も厳しい条件のもとで栽培、醸造ををやっているグループ。 今回はJerome SAURINYジェローム・ソリーニの蔵で極小規模の試飲会を開催。 ジル・カトリーヌ・ヴェルジェ、オリヴィエ・クザンなど自然派のレジェンドな蔵が集まっている。 5) La Dive Bouteille ラ・ディーヴ・ブテイユ 自然派の組織では最古参のグループ。ワインライターのシルヴィー・オジュローが主催する組織。 ラピエール醸造など自然派の初期よりやっている蔵が多く、上記の他の組織に入ってる蔵も重複してこのディーヴ・ブテイユに参加している蔵もいる。最も大規模な試飲会である。とても一日では周りきれない数の蔵が参加している。 ――――――――――  ―――――――――――― どの試飲会も訪問客が多すぎて、試飲したい蔵のブースに近づくだけでも、かなりの時間がかかるほど混みようだった。 自然派が世界中に物凄いスピードで広がっているのが実感できる。 この急激な発展が、今まで和気あいあいでやっていた自然派グループの雰囲気が、ビジネス、ビジネスの利己的な世界のバイヤーが増えたことで妙な方向へ流されてしまう蔵元も出てくるのではないだろうか。 大金をもってビジネス、ビジネスで横取りしていく、あるいわ口八丁手八丁で純な蔵元を口説いて横取りしていく、バイヤーが増えてくるだろう。わが社の利益至上主義のビジネスマン的なバイヤーが増えてきている。 価格競争で他を蹴落としていくビジネスがこの世界にも出てくるだろう。 人間関係を大切にしながら本然的な関係で成り立っていた自然派の中に、いわゆる普通のビジネスの分野の人達が参入してきたと云える。 造り手も、販売する人も、飲む人も、人間的であること、人間としての生き方の哲学が大切な時代がやって来たと云える。 利益至上主義のビジネスの仕組みに流れていくと、この自然派の流れの“純”な大切な部分が無くなっていくだろう。 どのワインを、誰から買って、誰に売って、どんな風に提供していくか、どんな風に飲まれていくか、大切な時代が到来している。 自分のところに手に入りさえすればOKという考え方では、自然派の大切な部分が失われていくだろう。 これからが面白いし、遠くを観ながら醸造家、販売者、飲む人達がハッピーになるメカニズムを築きたい。

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Fév

怒涛の試飲会の後はゆったりソワレ

  南フランスからロワール地方のAngersアンジェの街に移動してテースティング・耐久ラリーが続く。 楽しく、過酷なラリーの夜は、ホッと一息のソワレ。 日本からの特別参加のBunonの中湊さん、クマさん、ルシオン地方でトビッキリ美味しいワインを醸すShojiさん夫妻も合流。   どの自然派ワイン試飲会場も想像を絶する混んだ中での試飲はブースに近寄るだけでも、まるで戦いの様相。 自然派ワインを愛する人達が世界中に増えているのを体感できる。 アメリカ、中国の大国が本格的に取り組みだした。アジア諸国も追随している。 ここ近未来の自然派ワインを取り巻く状況が凄い勢いで変化してくのを感じる。 世界中の飲食に関わる業界全体が、動きだしている。 今まで見られなかった業界ワインバイヤー達がこの世界に参入してきている。 さあ、変化の時代の到来だ! これからが面白い!! これからをどう生き抜くか!?どの方向に? どんなワインを? 誰と?どんな風に? この分野も今までの、自然派ワインオタクの時代から大海に就航していくしょう。 自然派ワインを嫌いな人も、自然派オタク的な人も、ワインの世界で働くかぎり、違った観点からからのアプロ―チが必要になるだろう。 一般ワインの蔵元もグラン・クリュの蔵も、極めて美味しいワインを造る人達が、実際にやりだしたことは自然派ワインの蔵元がやってきたことをやりだしている。 こんな風に二極分化してくるのではと思う。 1)極めたワイン(グランクリュも含めた美味しいワイン、今の一部の極めた美味しい自然派ワイン) 2)一般ワイン(今までの普通のワイン、自然派ワインの極めない美味しくないワイン) 自然派ワインというくくりで解決できなくなっているし、必要とされない時代になってきている。 自然派ワインがすべて美味しいワインではない。酷いものもかなり多い。 そんな酷い自然派を指さして『自然派ワインなんておいしくないね!嫌いだよ。』と言って避けていた人も多い。 そろそろ目を覚まして、現実を観ていかないとワインの世界では生きていけない時代がくるだろう。 世界中を飛び廻る中湊さんの話は面白い。 現場を渡り歩いた人しか語れない真実がある。 『アジア諸国は日本人が考えているアジアではないことを、』力説する中湊さん。 ここ近年で世界は変わるだろう。そんな中で日本人はいつも中心で活躍していくだろう。日本人の真価はこれからだ! 何故! “和”の哲学をDNAにもっているからです。 世界を大局的にとらえて“和”をイメージできる生き方ができるからである。 国境を超えて日本人は活躍していくだろう! ★Le Temps d’Aimer ル・タン・デメ醸造のSorcellerieソルスルリ ウーン、何て美味しいんだろう!    

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アンジェの街のPASSIONワインバー:A Boire et à Manger

一年に一回の大試飲の前夜、既に多くの醸造家アンジェに結集している。 ここ「ア・ボワール・エ・ア・マンジェ」にも多くの醸造家が来ていた。 試飲会の前夜祭となってしまった。 Vin natureが大好きなアンヌ・エレーヌがいた。 (パリのワインバーの超人気店ガード・ローブをアサミとやっていた女性) 店に入ると、La vie est belle ?が聞こえてきた。そう、あのステファン・ティソ夫婦がいた。      そして、ラ・フェルム・デ・セット・リュンヌ La Ferme des Sept Lunes のジャンさん(Jean Delobre) もいた。 何と、ティエリー・ピュズラさんもやって来た。   ステファン・ティソのテーブルにはニューヨークでVin natureを広めている女性もいた。 ニューヨークも熱く燃えているようだった。      明日からの試飲会の為にやって来た醸造家、バイヤーで溢れて熱気が凄かった。  

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やっぱりMarc PENOTマルク・ペノさんは凄い!!天も味方につけた18年

(Les Affranchis レ・ザフランシ試飲会) あの強烈に酸っぱい品種グロ・プランもペノさんが醸すとまるで別モノ! ペノさんはグロ・プランの別名フォールブランシュという名をつけて出荷している。 ゆったりした果実味の中にシスト土壌のミネラル感とフォールブランシュ独特の酸が見事に 調和している。 人生をワイン造りに賭けてきた天下一品の技が光る! 誰がこんなフォールブランシュ造れるか!?もうペノさんしかいない! 天候不順で3年間も収穫が激少化して、すべてが切迫した状況のなかで、 18年は天も味方してくれた。 苦労した後の最高のワイン!皆に笑顔が戻った。    18年はムスカデ品種でプリムール新酒を醸した。Pour de raisinピュール・ド・レーザン。 これまた、リーズナブルな価格の上に、グイグイ入ってしまう絶品なワイン。 多くの外国人バイヤーも驚きの品質。 (問合せはESPOA)(野村ユニソン社)     

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信念を極めている醸造家

(Les Affranchis レ・ザフランシ試飲会より) レ・ザフランシの会場では、トビッキリ極めた技をもって仕事をしている三銃士。 私が心より尊敬する三人。 ★Jean-Claude LAPALU ガメ品種をトコトン追究しているジャンクロード・ラパリュ エッ!これがガメ品種っと驚くような水に近いスタイルから濃厚なスタイルまでのガメの側面を魅せてくれる。 独自の創意工夫で造りあげた自分のスタイル。 特に2018年は思うようにできたミレジムだった、と言い切るジャンクロード。 (問合せはクロスロード社)      ★Marc PENOT マーク・ペノ  ムスカデ品種を、エッ!これがムスカデ?!と驚くようなユニークなスタイルを造りあげた ムスカデ名人。 北の地でゆったり感とミネラル感を共有させてやさしいムスカデ果実味を表現できる人はマークしかいない。名人芸だ。 18年は過去最高のミレジム、と言い切るマーク。(問合せはエスポア社まで) ★Nicolas Carmaransニコラ・カルマラン フランスで最も寒い地区でもあるAurillacオーリャックの南の小さな集落Le Bruelル・ブリュエルにある。 誰もそこまで行く理由がないの行かない奥地の村で孤高にワインを造るニコラ。祖先がそこでワインを造っていた畑を再開墾して再生させて、冷涼な地でなければできないスタイルを造りあげた。誰にもマネできない超繊細なワインを醸している。18年は満足のいく年だった。 (問合せはイーストライン社まで)     

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これは大切 !! 2月19日東京・自然PASSIONワイン大試飲会

この3人が参加しています。 自然派ワイン業界のレジェンド的存在のダール・エ・リボ醸造のルネ・ジャン 南仏・若手自然派組織のイレールを主催者 エスカルポレット醸造のイヴォ すべてを吹っ切っている女性、ジュリ・ブロスランさん この3人の話しを聞くだけでも、色んなことが分かります。感じます。    南仏モンペリエで行われた自然派ワイン試飲会、リレール試飲会に始まってロワール地方の ディーブ・ブテイユ試飲会まで、毎年、恒例の自然派ワインのデモンストレーションが行われました。 訪問客も世界中から訪れるようになりました。物凄い勢いで広がっています。 造り手も増えて、自然派ワインも大きく進化をしています。 勿論、すべての自然派ワインが美味しいわけではありません。 日本に輸入されているものは、選りすぐりの自然派ワイン達です。 なんと11社のインポーターが集まり各社、選りすぐりのワインを揃えてあります。 自然派ワインの傾向、進化が読めます。 ★東京 2月19日(火) 12:00~17:00 場所;ホテルモントレイ半蔵門 1F  試飲入場料:1000円 ★名古屋 2月20(火) 12:00~17:00 場所:レンタルスタジオ『スタスタ久屋』TEL:052-588-5881    名古屋市中区丸の内3-6-21久屋鍛冶町ビルディング3F 試飲入場料:500円

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包丁一本ひっ提げて世界を駆け巡る、中湊さんの葡呑

世の中には凄い人がいるもんだ。 包丁一本ひっ提げて、イタリア、フランス、台湾、シンガポール、中国、世界中を渡り歩いている中湊さん。 東京のワインビストロ“葡呑”も世界中からお客さんがやって来る。 Bunonの料理もワインも半端ではない。 特に魚に関しては天下一品。 こんなスケールの大きいことできる人は他にいないでしょう。 体力、気力、人間力、行動力、そしてほどほどの資金力が備わらないとできない。 世界の天然記念物級の人と言っていいだろう。   一月のトある日、ESPOAしんかわの竹ノ内さんと神田で飲んでいた。 結構、飲んだあと。竹ノ内さんが 『伊藤さん、葡呑にいきましょう!』 ★勝山さん追悼の杯を葡呑で! ここでの最高の思い出は、勝山さんと昭和歌謡のミュージックで楽しんだこと。 追悼の杯を中湊さん、クマちゃん、竹ノ内さんと交わしながら昭和歌謡のミュージックの世界へ。 クマちゃんが黙って開けてくれたワインはどこまでもやさしいバティスト・クザンのMarie Rose マリー・ローズだった。。   別世界に行ってしまいました。 店を出た時はチョット明るみが。 ありがとうございました。楽しかった!   

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Fév

ダイナマイトが爆発するかのような果実味 Dynamitage ディナミタージ

  Baptiste Cousinバティスト・クザン 偉大なお父さんさんに学び、超えようとしているバティスト。    除梗をしないで葡萄を丸ごと発酵槽に入れるセミ・マセラッション・カルボニック醸造。 典型的なカルボのスタイル。まるで葡萄ジュース。  カエルの子はカエル。 跳躍力の強い子ガエル。 何て美味しいんだろう! 幸せになるガメ。      これが銀座で飲めるとは幸せだ! (美味しいワインが飲めるワインビストロSOYA東銀座にて)

13
Fév

世界一美味しい野菜サラダ!!

歯ごたえ、テロワール、何という一品。 サラダをツマミにワインが飲める。 こんなサラダが、存在するのか! ここSOYAのオーナーの田所さんが、農家と一緒になって栽培している野菜。 そして、ワインはロワールのトビッキリ美味しいこれを開けた。 Baptiste Cousinバティスト・クザンのDynamitageディナミタージ あのオリヴィエ・クザンの息子、バティストが醸すこれまた感動的な美味しさ! テロワールとテロワールが共鳴する。野菜が話しかけてくる。   (東銀座 SOYA) ご馳走さまでした。  

5
Nov

Etonnant ! 驚き!                          Rapport qualité-prix! この価格でこの品質!

Jacky Preys ジャッキー・プレイの Silex シレックス 火打石のミネラル感タップリ。 ロワール独特のフレッシュな酸。 何と心地よいのだろう。 美味しい!そして安い。 Paris カルチェ・ラタンのワインバー “SAGAN” にて。 火打石がビッシリと敷き詰められた特別な畑が目に浮かんでくる。 そして、あの陽気なジャッキーの笑顔が浮かんでくる。       

4
Oct

美味しいワインには必ず訳がある                         Nicolas Réauニコラ・レオの並外れた集中力 –no3

美味しい理由の、もう一つ、そうこの男がいる。 ニコラの集中力。 感動するすべてものには、スバ抜けたPassionと集中力が必ずある。 トコトン突っ込んだ人しか見えてこない域がある。  

4
Oct

数億年の地殻変動の形跡が                         Nicolas Réauニコラ・レオの畑の土壌構成! -no2

(美味しいワインには必ず訳がある)   美味しい理由の中にも、不動のものがある。 ミネラル、土壌構成である。 海底だった頃、氷河期、火山、地球には46億年の歴史がある。 地表近くにある土壌構成はそんな歴史を経て今がある。 ニコラの畑には海底だった頃、物凄い熱が必要な石、物凄い圧力が必要な石、色んなミネラルが 混ざっている。 こんな畑は見たことがない。    シスト、石英、アンモナイトの化石、マンガナイト、石灰石など、こんなミネラルが共存している 特別な畑!      

4
Oct

C‘est le Temps d’Apéro!                         今日は久々のCabernet Francカベルネフラン –no1

仕事が一段落した夕方、アペロタイムになった。 何か普段飲まないものをやりたかった。(avec Francois,Kisho,Miho) すぐCabernet Francカベルネ・フランが浮かんだ。 この品種で、近年、驚きの品質を造りあげているNicolas Réauニコラ・レオの顔が浮かんだ。 Clos des Treilles クロ・デ・トレイユ醸造のPompoisポンポワを開けた。 若き頃、プロ・ピアニストになろうと打ち込んでいた。ピアノを教えながらも、同時にワインにも興味を持って勉強していた。しばらくするとワインへのPassionが大きくなっていた。 私が初めてNicolasニコラに逢ったのは2000年9月だった。 カベルネ・フランのレジェンド、ナディ・フコーのところだった。ナディと熱烈なディスカッションをしていた。当時はよくクロ・ルジャールには出入りしているようだった。 それから色んな変化があって5年程前に試飲会で彼のワインを飲んで、飛跳ねるほど驚いた。 な、な、なんて繊細で、上品で、細かなタンニンでグンを抜いて美味しかった。 その記憶が今でもハッキリ覚えている。 ★Pompoisポンポワ2015★  タンニンの粒子の繊細さ、キメの細かさ、凄い!!偉大なカベルネ・フランだ! アペロで飲むには、チョットもったないない。 でも、ホントにおいしものは、何も食べなくても美味しい。     

1
Oct

大きなチャレンジャー、ビオディナミスト                     LAURENT HERLIN ローラン・エルラン

ロワール地方のブルグイユ地区に2mを超す大男のエルランが10年前にやって来た。元コンピュター技術者だったエルラン。自然が大好きで、自然と共に働きたかった。勿論、ワインが大好きだったエルランは2008年に人生を変えることを決断。そして2009年にロワールのBourgeuilに醸造所を設立。ローランは自然を汚すような仕事はしたくないという信念があった。当然、最初からビオディナミ農法を採用。 16年より、天候不良によって思うような収穫ができない年が続いている。 それでも、不屈チャレンジャー精神はめげることはない。 多くの近隣、フランス中の醸造元仲間が葡萄を送ってくれた。 何とか繋いでいる。 日本の精鋭な酒販店グループESPOAの皆さんと元気つけに訪問。   ワインは、造る人、紹介する人、飲む人がいないと存在が成り立たない。お互いの現場を知りあっていることは大切なこと。 どんな人が、どんな気持ちで、どんなところで造っているのか? ローランのワイン、カベルネ・フランだ。フラン独特の青さが全くない。スーット体入ってしまう。 違う業種からの参入なので、地元のトラディションの壁がない。醸造は殆どがセミ・マセラッション・カルボヌック醸造を採用。 なかなか、地元の醸造家が踏み切れないことを、スーッと実行している。こうして歴史は動いていく。 みんな、どれもトビッキリ美味しいワイン。カベルネ・フランのイメージが変わる!!   

28
Sep

パリの和食レストラン Kanadé で Marc Pesnot                   マーク・ペノ

寿司シェフYujiro ユウジロウさんとJulienジュリアンのベストなコンビ。 デザイナー・アーティストから料理人になった感性豊かなユウジロウさん。 超人気ビストロを仕切っていたサーヴィスのプロ、ジュリアン。この二人の名コンビの新進気鋭の店Kanadé 「奏で」。 フランスの田舎に出張に出ていて、パリに帰ってきたら食べたいと思っていたものが揃っている。 どんな料理もとっても美味しい!  デザートも甘味を抑えあっさりしている。 その上、ジュリアンの心地よいサーヴィスでホットする。 そして、あのMarc Pesnotマーク・ペノのワインが飲める。 私にとっては、和食に自然なワイン、心地よい空間、こんな幸せな店はない。