ロワール地方のブルグイユ地区に2mを超す大男のエルランが10年前にやって来た。元コンピュター技術者だったエルラン。自然が大好きで、自然と共に働きたかった。勿論、ワインが大好きだったエルランは2008年に人生を変えることを決断。そして2009年にロワールのBourgeuilに醸造所を設立。ローランは自然を汚すような仕事はしたくないという信念があった。当然、最初からビオディナミ農法を採用。

16年より、天候不良によって思うような収穫ができない年が続いている。
それでも、不屈チャレンジャー精神はめげることはない。
多くの近隣、フランス中の醸造元仲間が葡萄を送ってくれた。
何とか繋いでいる。

日本の精鋭な酒販店グループESPOAの皆さんと元気つけに訪問。

 

ワインは、造る人、紹介する人、飲む人がいないと存在が成り立たない。お互いの現場を知りあっていることは大切なこと。
どんな人が、どんな気持ちで、どんなところで造っているのか?
ローランのワイン、カベルネ・フランだ。フラン独特の青さが全くない。スーット体入ってしまう。
違う業種からの参入なので、地元のトラディションの壁がない。醸造は殆どがセミ・マセラッション・カルボヌック醸造を採用。
なかなか、地元の醸造家が踏み切れないことを、スーッと実行している。こうして歴史は動いていく。
みんな、どれもトビッキリ美味しいワイン。カベルネ・フランのイメージが変わる!!