19
Juil

Nostalgie de La Fete de 14 Juillet de Marcel LAPIERRE

★このラピエール夏祭りはどれだけの人達に“勇気と知恵と喜び”を与えたどろうか!★ La Fete de 14 Juillet a Morgon Chez Lapierre 、a donne le courage ,la sagesse et la joie aux gens. この7月14日になると、自然派ワインを愛する多くの人達の心に、浮かぶ“お祭り”がある。 そう、あのマルセル・ラピエールが開催していた自然派ワインの夏祭りである。 世界中から自然派ワインを愛する醸造家、インポーター、レストラン・ビストロ経営者、愛好家などが集まって朝までラピエールを飲んで、踊って、語り合って、笑って朝まで楽しむお祭りだった。 初期の頃は、前日に造り手達が集まり、色んな意見交換をする“場”でもあった。 このお蔭でお互いの自然な栽培技術・醸造技術が,どれだけ改良・進歩したものであっただろうか。 図りしれない。 このお祭りは、今は大御所的存在になっている醸造家達が若き頃、一度は顔を出す登竜門の一つであった。 マルセル・ラピエール、ピエール・オヴェルノワもいて、多くの若手醸造家達と交流をとっていた“場”であった。 祭りの始めに、マルセルはすべての来場者に直接ワインを配るのが常だった。 豚の丸焼きを朝から準備して、焼きあがった豚を解体するハードな仕事をしたのは石田さんとダニーの名コンビ。 もう、それは格闘技のような作業でした! 食事の後は、ミュージック、とディスコ。語らいとただただラピエールを飲み続けた。 真夏の暑い夜、もう皆、結構出来上がっていました。 暑い中で踊るから一挙に酔いがまわるけど、ワインがワインだけにいつまでも飲み続けられるのが、危ないところ。 夜更けまで、朝まで最後まで飲んでいるメンバーはいつも同じだった。 祭りの後の翌朝も、集まってきて飲み会が始まる。この時は各自が持ち寄ったワインを飲むのでした。 ラピエール家も全員で一緒に楽しんだ。 本当に、忘れられない佳き時代の一コマ。Nostalgie. 7月14日になるといつも思い出す。 Merci Marcel !

21
Sep

La Gueule de MORGON・モルゴンの顔                     Georges Descombes ジョルジュ・デコンブ -no2

ジョルジュの人生を変えたのは、マルセル・ラピエールのワインだった。 ジョルジュは若き頃、トラックに瓶詰機を積み、移動式で瓶詰する会社を兄弟と経営していた。 ボジョレで何十社という醸造所を周りながら瓶詰していた。 正直、ワインなんてどれも同じだと思っていた。 ある時、マルセル・ラピエールの蔵から瓶詰依頼があった。 いつも如くにトラックで出かけた。 ビン詰前に、やはりワインの状態をみる為に最初に試飲をする。 口に入れた瞬間、オヤ!なんだ、これは?! 今ままで、こんなワインを飲んだことがなかった。 ビン詰めしながらも、ずっとワインのことを考えていた。 最後に、再びマルセルの話しを聞きながらワインを飲んだ。 ジョルジュは即、決意した。 『俺のやりたいのは、これだ!』 マルセルに教えを乞いだ。 マルセルはすべてを惜しみなく伝えた。 そして、今がある。

5
Sep

Haut Languedocオー・ラングドックの山間の美しい村Roquebrunロックブラン

こんな山の中にこんな美しい村が、・・・。サンシニアン、フォジェールを更に山奥に入ったところに隠れるように存在する超美しい村Roquebrunロックブラン村。   ここに15年ほど前から移り住んでいるバイキング人、そうオランダ人の2m近い大男レイモンがいる。 若い頃、マルセル・ラピエールのところで修業して、しばらくは太平洋にある南の島でクリストフ・パカレと共同でレストランをやっていた。 今は、この村に住み着いてワイン屋兼ビストロSt Martinサン・マルタンを経営している。 一時期、スペインのイベリコに行って現地の農家と組んで生ハムを造っていたこともある。 店に7年も熟成している生ハムがある。 『これはLyonのカツミが来た時に食べるようにとってあるんだ』と、レイモンが言う。 美味しいチーズや、アンチョビの缶詰など、ビストロ用のこだわり食材の卸業もやっている。 流石のオランダ商人。    南仏の醸造家達に愛されて、たまり場のようになっている。あのル・タン・デ・スリーズのアクセルも よくやって来る。 私も南に居る時は、時間が許すかぎり寄ることにしている。 テラスにテーブルがあり川と美しい景色を見ながら、時間が止まったようなひと時を過ごすことができる夢の世界。      ここでも、私が知らないワインが時々出てくる。 今日も驚きのトビッキリ美味しいワインを発見!! 微発泡のロゼワイン。 な・な・んて美味しいんだろう。 こんなワインに巡り会うなんて,来てよかった。 近々、日本の皆さんに送り届けます。        Un village mignon, Roquebrun en Haut Languedoc Passant St Chignan et Faugère,dans la montagne plus profonde, on arrive à un beau village mignon isolé, Roquebrun. Depuis plus de 15 ans, […]

28
Août

クリストフ・パカレ醸造設立20周年も兼ねて特別ヌーヴォー18を醸造

今年は20周年記念を期に、日本向けに特別なヌーヴォーを造る予定。 天も味方してくれたので、今年は記録に残る特別なヌーヴォーをつくりたい! ラベルはドニィ・ペノ画伯がペンで丹精に描いた垂直式圧搾がモデル。 伯父さんでもある自然派の伝道師マルセル・ラピエールがクリストフに醸造所設立時プレゼント したもの。 クリストフ・パカレにとってはかけがえのない大切なもの。    自然派ワインの醸造を根本的に開発したジュル・ショーヴェ博士が持っていたシャペル・ド・ゲイシャ村の畑区画の葡萄のみを仕込んだワインをこのラベルにして VIN DE PRIMEUR ヴァン・ド・プリムーの名で特別ヌーヴォーを造ります。 この区画は小さいので量が限られています。        こんな葡萄から造ればトビッキリ美味しいヌーヴォーになること間違いなし!! 2018年、クリストフ・ヌーヴォー Vin de Primeurヴァン・ド・プリムーお見逃しなく!!    Le 20ème Anniversaire de Domaine Christophe Pacalet ★Nouveau Spécial 2018: Vin Primeur★ Il fait un Nouveau Spécial pour le Japon. « A l’aide du Ciel, je veux faire un Nouveau Spécial inoubliable et fabouleux!! » L’image sur […]

11
Août

マルセルがいなくなってから随分と時が流れた

でも忘れたわけではない。 多くの人の心の中に生きている。 今でも時々、誰かがこうやってマルセルを話題に出してくれる。 皆んな、いっとき、時を止めてマルセルの笑顔を思い出す。 ありがとう、マルセル、呟いている。 モルゴン村は、私にとって常に大切なテロワール。 ボジョレに行ったら必ずモルゴンに向かってしまう。 マルセルがよく行っていたカフェバ一で一杯やってしまう。 あの笑顔がやって来そうな感じになる。 この似顔絵をFBに載せてくれた人に感謝。 ありがとう。 (FBより画像拝借)Merci. Après la disparition de Marcel Lapierre, pas mal de temps a passé… Mais on ne l’oublie pas. Marcel est toujours vivant dans le coeur des gens Même maintenant, toujours quelqu’un parle de lui. Les gens se souviennent de lui, son sourire. Merci Marcel. […]

6
Août

ブルゴーニュは、いつも私をドキドキさせる!

今日は久しぶりのブルゴーニュへ。 ピノ・ノワールとコート・ドールのテロワールをピュアーに液体に刻みこむ名人といえば、そうPhilippe PACALETフィリップ・パカレ醸造に訪問の為、ParisからTGVに乗り込んだ。 繊細なピノは、何ものにも代えがたい感動がある。 私をこの自然な世界に引っ張り込んだワインを醸したのがこのフィリップだった。 今はロマネ・コンチのオーナーになってしまったアンリー・フレデリック・ロックがPrieuré Rochプリューレ・ロック醸造をフィリップ・パカレと醸していた時代のワインだった。90年台前半のワインだった。 私にとって、衝撃だった。 な・なんだ、この液体は?! 若きロック氏とパカレのコンビの作品は最高傑作だった。 ブルゴーニュの真髄のテロワールを有していたロック氏、それをピュアーに液体に写しこんだ液体は、体がしびれるほどの感動だった。 その数日後に、フィリップにマルセル・ラピエールのところに連れていってもらった。 マルセルは10年ミレジムの垂直テースティングをさせてくれた。 これまた、大ショックだった。 SO2酸化防止剤がなくても、ガメ品種がまるでグラン・ブルゴーニュの様な繊細なワインになっていた。 それ以来、私はドップリこの世界に入り込んだ。 その最初の出逢いがブルゴーニュだった。 今、ブルゴーニュに向かうTGVの中でこの記事を書いている。 ブルゴーニュはいつも私をドキドキさせてくれる。 さあ、今日もフィリップの17年産をフィリップとテースティングするのが楽しみだ。  

31
Juil

Pierreピエールさんが大喜び!!

忘れられない一日、 Overnoy-no.4 マルセル・ラピエールがいなくなったボジョレを支えるJean-FOILLARDジャン・フォワイヤール、 自然派ワインの発展に身を挺して尽くしているThierry Puzelatティエリー・ピュズラ、この二人が来てくれてPierre Overnoyピエール・オヴェルノワさんは余程嬉しいのだろう。話しが尽きない。    この3人が楽しそうに話している姿に触れるだけで、こちらまで楽しくなってしまう。 何という幸せな時空間だった。    

20
Juil

16年の歳月をかけてコルビエールを革新させた                    Maxime Magnonマキシム・マニョン -NO1

  2002年にボジョレからラングドック地方のコルビエールにやって来て、16年の歳月が流れた。 私はマキシムを最初から見てきた。 当時、やたら濃いスタイルのワインばかりしかなかった。 『私はコルビエールに行ってボジョレを造る。』とマキシムは云っていたのを思い出す。 デイジョンのワイン学校で勉強して、シャンパーニュのセロスSelosseで修業。 地元のあの見事なシャルドネを醸すPhilippe Valetteフィリップ・ヴァレットが親友。 勿論、ボジョレでは、マルセル・ラピエール、イヴォン・メトラなどに深い教えを享けている。 誰もがマキシムを注目して見守っていた。 マルセルもイヴォンも時々コルビエールまで応援にやって来ていた。 マキシムの葡萄園は広大なコルビエールのほぼ中心にあるDurban-Corbieresデュルヴァン・コルビエール村にあり、このコルビエールでは数少ないシスト土壌のテロワール。標高も高く酸が残る。 マキシムが来るまでは、ブルゴーニュ・ボジョレ方式のMCマセラッション・カルボ醸造をやる醸造家はいなかった。 マルセル、イヴォン指導のMCである。    10年程過ぎた時、マキシム自身の内部にも変化が起きていた。 このコルビエールの地でボジョレを目指さなくても、ボジョレの飲み安さ(ビュバビリテ)の部分を 大切にしながら、やはり、ここコルビエールの土壌、ミクロ・クリマを真っ直ぐに表現することの大切さに気づいた。 10年以上の自然栽培のお蔭で葡萄の根っ子は地中深く伸びている。 水不足による乾燥の年でも、地中深いところの水分を吸収できるところまで達している。 つまり、葡萄が熟す大切な時期にも水の供給ができると、ポリフェノールが熟しても、 酸が残るようになる。 だから、酸を残す為に無理に早く収穫しなくても、葡萄をよく熟させても酸を残せるようになっている。 南フランスであるコルビエールの独特太陽をワインに表現させながらも、飲み安さ(ビュバビリテ)のあるワインができるようになっている。 単に飲み安いワインだけでなく、ワインの酒質もしっかりしながらスーット体に入っていくスタイルが完成している。 ここコルビエールには無かったスタイルのワインである。 特に私が大好きなのはCampagnèsカンパニェス。 シスト土壌で100年弱も生きているカリニャン品種が100%のワイン。 スーッと伸びる涼しさを感じさせるシストからくるミネラル感がたまらない。 シスト土壌とカリニャン品種の相性は凄いと思う。 カリニャンがどんなに熟しても酸がキッチリのこる。 私は大好きだ。

30
Mai

Voyage dans la Vigne !!!

  毎年恒例、CLUB PASSION DU VIN主催、自然派生産者訪問弾丸ツアーを開催します。 実際にぶどう畑に足を踏み入れ、ぶどう畑を取巻く環境を、生産者の熱い想いを 一緒に体感しませんか!   今回は南仏ラングドック、ルーション地方をスタートにシャンパーニュまで駆け巡ります! たった7泊9日の旅ですが、自然派ワインへの理解がとんでもなく深まる感動のツアーです。 ご興味ある方はCPV竹下までご連絡お願いいたします。 案内書など送付させて頂きます。 日程:2018年6月18日(月)日本出発       6月25日(月)現地発 26日(火)日本到着 参加対象者:酒販店、飲食店関係者のみ 訪問予定蔵元:カゾ・デ・マイヨル/ブー・デュ・モンド/ポッシブル/ル・タン・デ・スリーズ/モン・ド・マリー/マス・ロー/エスカルポレット/ジュリ・ブロスラン/ダール・エ・リボ/ジャン・クロード・ラパリュ/ラピエール/ジャック・ラセーニュ/アレキサンドル・バンなど(変更の可能性あり) クラブ・パッション・デュ・ヴァン 竹下 (筆)

9
Mai

寄り道・Beaujolais モルゴン村

ボーヌを後にしてLyonリヨンまで移動の途中、あまりにもいい天気なので高速道路A6号線をBellevilleベルヴィルで下りた。萬谷さんはまだ一度もボジョレには行ったことがないとのことだった。 そして、現在ある自然派ワインの世界の原点になったモルゴン村に立ち寄り、マルセルに挨拶に行こうということになった。 Morgon村の中心に教会広場がある。 その近所に私がよく泊まるカフェ・レストラン・ホテル L’atelier de Cuisine ラトリエ・ド・キュイジンヌがある。 ここに多くの醸造家が一杯ひっかけにやって来る。 チョット危険な場所でもある。例えば8人の醸造達が居て一人が奢り出すと全員が奢り合いする習慣がある。 だから最低8杯は飲まなければならない。途中で抜ける訳にはいかない。 時間もかかるし、結構酔っ払ってしまう。   今日は、アラン・シャペルの息子さんのダヴィッドさんが農作業から帰ってきてきたところだった。 醸造家に転身して2年目。なかなか美味しいワインを造る。そのワインを一杯ひっかけた。 そして、もう一つの目的である。マルセル・ラピエールさんに挨拶に行った。 Côte de Pyコート・ド・ピィの麓にある墓地にお墓まいりに行った。 マルセルのお墓には葡萄木が4本植えられている。 感謝の念をマルセルに伝えたくて、手を合わせた。 現在、こんなカタチで美味しい自然派ワインを飲めるのは、あなたのお蔭です。 Merci Marcel.     

9
Mai

萬谷シェフ、フィリップ・パカレと再会                    Philippe PACALET- No1

グランクリュ街道を通ってボーヌの街に到着。 ボーヌ駅の近所にあるフィリップ・パカレ醸造へ。 フィリップ・パカレは萬谷シェフのレストラン・トルトゥーガが大好きで日本にいく度に寄っている。 萬谷シェフの料理人としての実力を大変に評価している。 フィリップは、いい素材を真っ直ぐ調理してくれるスタイルの料理が大好きなのである。 自分のワインのスタイルに共通するものがあるのだろう。 フィリップもこの再会を楽しみにしていた。   フィリップは、今でも時々マルセル・ラピエールと共に萬谷シェフのレストラン・トルトゥーガに行った時の忘れられないソワレの事を時々話す。 その時の写真を額に入れてオフィスと自宅の居間に飾ってある。 萬谷さんもその額を見てまたまた感激。   まずは、2017年、ほぼ全キューヴェを樽より試飲。 村名ワインとプルミエ・クリュの違い。 そしてグランクリュ畑の違いを、フィリップの解説を聞きながらテースティング。 それぞれの区画の石灰石と粘土質の配合具合、石灰岩盤と粘土質層の深さによるワインのスタイルへの影響などフィリップの解説は実に面白い。 プリューレ・ロック時代に銘醸畑を醸して10年、そして独立後、更に17年の歳月をブルゴーニュ・テロワールと向き合ってきたフィリップの話しは深い。      研究者としてのフィリップにとってワイン造りは、物理学、生物学の世界。 理論だてて自然派ワインの造りを説明できる造り手は少ない。 あのジュル・ショーヴェ博士のところに書生として入りこんで、 共に研究活動したフィリップならではの理論。 自然派ワインを、神秘な世界や宗教がかった世界と解釈している人達が多い。自然派ワインは科学の世界の話し。 ただ、人間の邪念、特にお金儲けだけの為に色んな化学剤を使って発酵・醸造を人間の思う方向に曲げないで美味しく造る手法なのである。 自然な素材を自然界で育った元気な自生酵母で、失敗しないで真っ直ぐにテロワールを表現させた時のワインの美味しさは、 それは、それは、もう途轍もなく美味しい。 こんなワイン達を理解しないで人生を終えたら、こんなさみしいことはないでしょう。 失敗したワインや中途半端な自然派ワインを飲んで勘違いしないようにしましょう。     萬谷さんも私も一切吐き出さないで飲み込んでいた。 今日はフィリップの長男レイノ君も一緒だった。

19
Mar

Marc Pesnot の幻のワイン、                    Abouriou アブリウ2002年を開けた!

マルク・ペノとYukiさん-NO5 祭りの二次会は、鶯谷・磯次郎で。 何と幻のワインAbouriou アブリウ2002を開けた。 これは、スタッフYoshikoさんが個人の大切なストックから持ち出して来てくれた。 感慨深くボトルを見つめるMarc。 白ワインの名人マルクにも唯一のに弱点がある。 このアブリウはここ10年間、ずっと失敗して出荷されていない。    Abouriou アブリウ 2002 フランスでもアブリウ品種は、栽培面積が少なくなってきて、もう絶滅寸前の品種。 葡萄の皮が薄くて栽培、醸造が難しい。マルクはこの品種をグラップ・アンティエール除梗なしの セミ・マセラッション・カルボニック醸造で醸す。 マルクが尊敬しているマルセル・ラピエールの直伝の造り。 マルセルは一度、ボジョレから遠いミュスカデのマルクの蔵まで来てくれたことがある。 軽めのボジョレのようなワインのスタイル。本来は熟成に耐えられない酒質。 でも2002は酸が強かった年。その酸のお蔭で16年も熟成しているのに、何とか持ちこたえていた。 マルくにとって、激動の16年間、いろんなことが頭を過ぎって感激のマルクだった。   それにしても今宵は忘れられないソワレとなりました。 マルクにとっても、私にとっても。エモーションが心に響くソワレでした。 ありがとう、Yukiさん! Merci Marc! すべての人に感謝 ! こんな仕事をしていて良かったな、と思うひと時でした。     

8
Jan

ラピエール醸造の研修生、セイヤ君と久々の               COINSTOT VINO コワンスト・ヴィノ

今年の夏からマルセル・ラピエール醸造で研修中のSeiya君がパリにやって来た。 パリは初めてのSeiya君。 パリで最も活気があるビストロ、Coinstot Vinoにやって来た。 ラピエール醸造の収穫時にアルバイト参加していたソルボンヌ大学のコロンビア人学生も合流。 写真奥左がSeiya君、奥右がコロンビア人学生、私の前は皆さんご存じのKisho君。 今夜はこの後、皆夕食のアポがあり、軽くアペリティフでやって来た。 でも、飲んだワインがトビッキリ美味しくてマグナム一本と普通ビン一本を30分ほどで飲み終わった。 Seiya君の研修はまだまだ続く。 またとないチャンス。しっかり勉強して、今までの先輩に負けないように頑張って欲しい。

20
Déc

那覇の皆さん!自然派ワインがここモンマルトル・ビスで買えますよ!  

Bistro Montmartre ビストロ・モンマルトル/Christophe Pacalet     クリストフ・パカレ-NO6 植村さんは、ビストロの横にワイン屋さんとパン屋さんが合併したお店Montmartre bisモンマルトル・ビスをやっている。 素晴らしい自然派ワインの品揃えと焼きたての美味しいパンが手にはいりますよ! 生チーズもガトーもあり、心地よいフランスの風が吹いています。     素晴らしい自然派ワインの品揃えと焼きたての美味しいパンが手にはいりますよ! 生チーズもガトーもあり、心地よいフランスの風が吹いています。   パリにあってもおかしくない品揃え。 クリストフ・パカレも驚くワインがズラリと並んでいる。 台湾の自然派ワインインポーターのレベッカさんが大好きなパルティーダ・クルーズの“TS”もあり。          クリストフのおじさんマルセル・ラピエール、フィリップ・ジャンボンもあり。 那覇の皆さん! 沖縄の旅に来た人へ、 ここで自然派ワインを仕入れて沖縄の海でやるのも最高ですよ。   

20
Déc

Christophe PACALET クリストフ・パカレ、夢に描いた沖縄に上陸!

Bistro Montmartre ビストロ・モンマルトル/ Christophe Pacalet      クリストフ・パカレ-NO3 クリストフはずっと前から沖縄に来たかった。今回、その夢が実現した。 クリストフは若い時に料理人として修業していた時に、イヴ・カンドボルドとも働いたこともある。 イヴさんはマルセル・ラピエールの親友でもあり、家族のような存在。 植村シェフがイヴ・シェフのところで修業していたこともあり、クリストフにとっては遠い親戚に会いにきたような感じ。 そこで、今夜はボジョレの会。感無量のクリストフ。 若い頃、ヤンチャだったクリストフに料理人としての修業を強制的に指示されて、当時有名だった数か所のビストロにて修業。お蔭で料理人としてフランス領の太平洋の南の島で数年間働いた。フランスに帰国してマルセル・ラピエールの協力を得て醸造元を設立。そして、今夜、ここ沖縄で醸造家としてワインの説明をするクリストフ。    植村シェフは、この機会に大切なお客さんを招いてスペシャル・ディナー。 ビストロ料理に気合がはいる植村シェフ。    相変わらず、クリストフのワインにドンピシャリの料理を出してくる植村シェフ。 ボジョレワインのように、シンプルでありながら内容のあるトビッキリ美味しいもの。       

20
Déc

鹿児島でワインならBrasserie Vendange ブラッスリー・ヴァンダンジュの大園さん

(Christophe Pacaletクリストフ・パカレ・鹿児島) ワインの世界で、鹿児島まで来てこの人に逢わずして離れる訳にはいかない。 そうBrasserieヴァンダンジュの大園さんだ。 大園さんとは,今年の4月にBMO20周年記念で東京でお逢いして以来だ。 東京ではマニフィックなシェリーの芸術的デモンストレーションを拝見させて頂いた。     ワイン全体をグローバルにとらえていて、排他的なところなく、自然派ワインも初期のマルセ・ラピエールの時代から 正当に評価している本物のプロフェッショナルな人物だ。 大園さんのBrasserieに来ることができて嬉しいかぎり。 クリストフのムーランナヴァンのマグナムの古いヴィンテージものを開けてくれた。        そして、最後にやはりここは焼酎の国、大園さんお勧めの一本を開けて頂いた。 飲みながら大園さんとお話しができて嬉しかったです。 これからも九州での自然派ワイン、応援をよろしくお願いします。有難うございました。    

6
Oct

自然派ワインの源流Lapierreラピエール家の2017収穫 -No1

マチュとカミーユの代になって8年が過ぎようとしている。 次々と栽培、醸造上のPrecision精確さが増している。 この二人が醸す最近の液体の繊細さ、上品さには素晴らしいものがある。 マルセルから引継いだ部分をより精確に実行している。 マチュの自然(天候)の読み、それに対応するための思索、対応、決断、実行力には驚くばかりだ。 そして、妹のカミーユの醸造センスは素晴らしい。 Cuvée Camilleにみる繊細度は、マルセルの時代には見られなかった。 マルセル・ラピエール,ワインをこよなく愛してきた私にとっては、彼らの進化に心より拍手を送りたい。 ミレジム2017は色々あった年だった。 特に、モルゴン村を襲った2度に渡る雹による打撃は、ラピエール家では初めてだった。 収穫量が例年の半分という状況になった。 その代わり、量が減った葡萄の品質は、素晴らしい状態となった。 雹は自然な青刈りとなった、と云う感じ。 濃縮感、乾燥からきている残酸、最終段階に降った雨で水分を吸収して、稀にみる最良のバランスとなっている。 2017のLapierreラピエールは、本当に楽しみだ。 自然による青刈りで、ガメ品種がここまで少量の収穫になった時の“バランス”を楽しんでもらいたい。

25
Sep

Morgonモルゴンの銘醸地Côte de Py コート・ド・ピィ

BEAUJOLAIS –ボジョレ この山の若き頃、太古の昔は激しく活動した活火山だった。 今はすっかり落ち着いて、なだらかな丘になっている。 この丘の中に秘めている昔の鉱物群が我々に美味しい液体を毎年プレゼントしてくれる。 Côte de Py コート・ド・ピィ、何故、美味しい? ミネラル、鉱物、つまり土壌がモルゴンの一般的な土壌構成と違う。 3億年前の花崗岩を中心に、4億年前の黒灰色系硫化鉄ヴォルカニット・グリーズやノワールが混ぜっている。 激しく活動したエネルギーがミネラルに内蔵されている。 その土壌構成に合った微生物が生息している。 その微生物群の一部が自生酵母群であり、他のモルゴンのものとは同じではない。 自生酵母達がこの土地独特の風味を液体に転写してくれる。他とは違うのは当たり前! 太陽の当たり方も、風の流れも、平地のモルゴン区画とは全く違う。 360度に斜面を持ている。 突き詰めると実に面白いテロワールである。 ここには、 Lapierre ラピエール家 Jean Foillard ジャン・フォワヤール Petit Max プティ・マックス Damien Coquelet ダミアン・コクレ など、モルゴンを代表する醸造家が畑を所有している。 どの方角からモルゴン村に入ってきてもこのコート・ド・ピィの丘が見える。 その都度、モルゴンに来たな、と実感する。 何故か、私はモルゴン村が好きだ。 ボジョレに滞在する時は、いつもこの村に住み着く。 私のモルゴン村への愛着は、深いところでマルセル・ラピエールと重なっている部分がある。 この村に来る度に、この丘が“お帰り”と云っているように感じる。 マルセルはコート・ド・ピィの中腹に永眠している。