マルク・ペノとYukiさん-NO5

祭りの二次会は、鶯谷・磯次郎で。
何と幻のワインAbouriou アブリウ2002を開けた。
これは、スタッフYoshikoさんが個人の大切なストックから持ち出して来てくれた。
感慨深くボトルを見つめるMarc。
白ワインの名人マルクにも唯一のに弱点がある。
このアブリウはここ10年間、ずっと失敗して出荷されていない。

  

Abouriou アブリウ 2002

フランスでもアブリウ品種は、栽培面積が少なくなってきて、もう絶滅寸前の品種。
葡萄の皮が薄くて栽培、醸造が難しい。マルクはこの品種をグラップ・アンティエール除梗なしの
セミ・マセラッション・カルボニック醸造で醸す。
マルクが尊敬しているマルセル・ラピエールの直伝の造り。
マルセルは一度、ボジョレから遠いミュスカデのマルクの蔵まで来てくれたことがある。

軽めのボジョレのようなワインのスタイル。本来は熟成に耐えられない酒質。
でも2002は酸が強かった年。その酸のお蔭で16年も熟成しているのに、何とか持ちこたえていた。
マルくにとって、激動の16年間、いろんなことが頭を過ぎって感激のマルクだった。

 

それにしても今宵は忘れられないソワレとなりました。
マルクにとっても、私にとっても。エモーションが心に響くソワレでした。
ありがとう、Yukiさん! Merci Marc! すべての人に感謝 !
こんな仕事をしていて良かったな、と思うひと時でした。