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Avr

ブルゴーニュのBEAUNEで大阪ナイト

日本でゆっくりと逢えない二人、藤丸さん、宮本さんとやっと、フランスのボーヌで一緒に食事ができました。 この二人と一緒に食べたのは7年前、ロワール地方のジャンピエール・ロビノさんの蔵でご馳走になった時以来です。 懐かしい写真がでてきました。 あの時は、大阪の凄いメンバーが来たときでした。 大阪のレジェンド米沢さんもいました。 ここボーヌの美味しい和食・BISSOHで、美味しいワイン、そして素晴らしい仲間と佳き時間を過ごせました。Merci!

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Avr

日仏醸造家の偶然の遭遇・フィリップ・パカレと藤丸さん

なんと、今、日本のワイン業界でも最も活躍中の一人、藤丸さんがボーヌにやって来た。 フィリップとアペリティフをやっているところに、藤丸さんがボーヌに到着。 フィリップ・パカレは、藤丸さんが大阪に醸造所を設立した時に訪問している。 フィリップ 『ムッシュ・FUJIMARUがボーヌにいるなら、是非逢いたい。』 てな訳で藤丸さんがいるBISSOHにやって来た。 BISSOH今夜は超満員。 急遽、裏庭にテーブルを設置してアペロになった。 パカレ・ファミリーと藤丸さん一行、宮本さんの豪華メンバーとなった。   そこでフィリップ・パカレが気前よく2本の豪華なワインを開けてくれた。 ジブレイ・シャンベルタンの一級、ベレールだ。 フィリップ・パカレのワインの中で私が最も好きなキューヴェだ。 繊細なパカレ・ピノ風味、細い線でづっと続くピノ、上品なミネラルが透明感を演出してくれる。どこまでも真っ直ぐに。 とびっきり旨い !! これぞブルゴーニュ ! セロス・ミレジム 超貴重な一本!! ワインが奇跡の出逢いを祝ってくれた! 人生は出逢いだ! 素晴らしいひと時に感謝。  

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Mar

ロワール自然派生産者 弾丸ツアー FUJIMARU編(1日目)

まだ寒い2月の上旬。関西自然派然派ワイン軍団、ナジャの米沢さん、ワインショップFUJIMARUの藤丸さんをはじめとするロワール横断弾丸ツアーを開催した。 L’Ange Vin への訪問は、すでにホームページにもアップしたが、今回の訪問は、もちろん、それだけではない。ロワールのミュスカデからサンセールまで横断走破した弾丸ツアーであった。 2月4日AM5:00 まだ真っ暗なパリを出発。前夜、レストランで遅くまで食事をしていた、関西自然派ワイン軍団のリーダー、藤丸さん、ナジャの米沢さん、マツケン食堂松本さん、小原さん、うずら屋の宮本さん、そして独立開店前の徳大寺さんたちには、ホテルに戻って、マバタキをしたら、さあ、出発! というような、出発からハードな旅となった。パリからナントまで約500km、高速を使って4時間、一路、ミュスカデの偉大で謙虚な生産者、セネシャリエールに向かった。 **Domaine de la Senechaliere** この時期のフランスの日の出は遅い。8時でも、まだ暗い。 到着時間の9時前頃から、やっと陽が昇り、朝焼けの中のすがすがしい訪問となった。 ドメ―ヌに着くと、すでにぶどう畑の中を 興味深そうに歩きまわっているマルク・ぺノさんがいた。 たかがミュスカデ、されど、このミュスカデは、そこんじょそこらのミュスカデと違うのは周知の事実。 シスト質の岩盤と粘土質も混ざる土壌、その下は、ミカシストといわれる、とても硬い岩盤で、もともとは太古の昔、この辺は、ヨーロッパの中でも相当標高の高い山岳地帯だったそうである。 ぶどう畑を歩くと、石英や、火打石などが、多く転がっていて、ミネラル感あふれるワインの根源が理解できる。 また、除草剤や化学肥料を使わない、ぶどう畑は、活き活きしており、なんと70種類の違う植物が共生しているという。 ワインの品質などとは関係なく、他の理由で一度は倒産してしまったドメ―ヌが、日本の熱烈的なファン達のおかげで、今、また再起を始めている。 2009年は、収穫量は少なかったが、とても熟度の高いぶどうが収穫できたという。 通常のこの地区の生産者は、早めに収穫をして、酸を残し補糖をしてアルコールを上げるなどするが、なんと彼の2009年のフォールブランシュの糖度は11.5度になったという。この熟度とミネラル、これがセネシャリエールの持ち味である。 2009年のFolle Branche、Boheme、Miss Terre、Nuitageをタンクから試飲したが、Folle Brancheは、とてもアロマテックで、チャーミングな脂質を持っていた。 Bohemeは、まだ全て発酵が終らず、残糖が10グラムあった。工業的な造りでは、通常3週間ほどで終わるアルコール発酵であるが、ここでは、自然酵母でゆっくりと6カ月かけて発酵を行うのである。このいろんな自然酵母の動き、時間をかけた無理のない発酵が、セネシャリエールの優しい味わいとなるのである。 Miss Terreは、さすが樹齢が古いミュスカデのぶどうらしく、感熟度を感じる凝縮、素晴らしい!2009年の収穫量はたった20hl/haだという。 Nuitageは、あまりアロマの無いミュスカデというぶどう品種から、ぶどうの皮にある旨みを最大限引き出したワイン。 ガスも残っており、それがフレッシュ感を与える。旨い。。。  まだビン詰めしていない2009年だが、日本入荷が待ち遠しい! そのほか、ビン詰めをしている2007年ヴィンテージ、なんとChapeau Melonの初インテージ2001年も試飲させてくれた。 カラフェをして飲んだが、心地よい酸化傾向の香りに、ミネラル感、熟度が高く、厚みもあり、素晴らしいワインであった。ありがとう!マルク・ぺノ !!!あまりに商売気のないそのよどみのない瞳、ピュアな姿、ワイン造りにかける情熱に全員が感動した。 大半の時間をぶどう畑で過ごし、冷え切った身体だったが、温かいマルク・ぺノの受け入れと、ナチュラルなワインが、身体をほっとさせてくれた。 そして、ミュスカデに分かれを告げ、次は、アンジュの生き方も、ワインも超自然派、レ・グリオットに向かった。今日は、3軒の訪問なのだ。急がねば。。。。 **Les Griottes** 午後1時にグリオット到着。 セバスチャンとパトリックが笑顔で迎えてくれた。 1月末から、サロン・ド・ロワールや、ディブ・ボテイユなど試飲会ラッシュであったが、彼らはどの試飲会にも参加せず、ヨーロッパ各国から試飲会にきたお客を、全員自宅で、食事を食べながら歓待したそうである。人ごみ溢れる試飲会のブースで試飲はできても、ちゃんと話はできない、だから自宅で、食事をしながら、ワインを飲みながらコミニケーションを取ることが大切なんだとパトリック。 これがグリオットスタイルというわけだ。 そして、今回、日本人グループの到着ということで、この自宅イベントの最終顧客として迎えられたわけだ。 この日のランチの食材は、全てこの村周辺で取れたもの。しかも有機栽培。この村では、村長自ら、日本でいう地産地消の活動に熱心で、地元の人間も、出来得る限り自分達の地区で採れた野菜、果物や、地元の小麦で作ったパンを食べるようにしているという。 ワインは、もちろんの事である。  ということで、今日のランチは、地元で採れたニンジンのサラダ、地元で採れたねぎをハムでまいてグラタン風にしたもの、付けわせは、ソバの実。   いやあ全てが素朴で美味い。 みんなが地元の物を食べることによって、地元にお金が回るし、野菜はじめ、自然栽培にてワインを造る生産者のワインを飲むことによって、環境も守れる、だから、みんなもっと、もっと自然派ワインを飲まなくていけないと、パトリックは熱弁をふるっていた。  ヴォルヴィックを1本買うと、アフリカの砂漠地帯に井戸が、というようなプロモーションもあったが、自然派ワインを飲むことで、環境を守ることに協力できるんだということである。 なるほど。 ワインは、できたばかりのムーサイヨン、グリオット2007、2008を飲んだが、ムーサイヨンは、例年よりミネラル感が多く、かついつものごとくナチュラル、グリオットは、2007年も美味いが、2008年は、果実味あふれ、かつエレガントで美味い !!! アペリティフに他の生産者の作ったシュナンのペティヤンも飲んだ!!(写真右端) いつでもどこでも仲良しパトリック&セバスチャンコンビ ここは、ワインはもちろん、人間がナチュラルな蔵元である。一緒にいると、自分も家族の一員になったような気がする、このグリオットワールドのファンがいたるところにいるわけである。 グリオットのワインのお問い合わせは、 オリゾン事務局     TEL :03-5565-5884 有限会社クロスロード  TEL:03-3352-0911 […]

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Fév

ネグレットの伝道師 Chateau Plaisance

************世界で唯一ここだけ************ ネグレットというぶどう品種をご存じだろうか?ネグレットのワインを飲んだことがあるであろうか? 大半の方は、NO!と答えるであろう。 そんな、希少価値?のあるぶどうネグレット。それは、 フランス南西部、トゥールーズのちょい北にある、AOC Fronton(フロントン)にのみ存在するぶどう品種なのである。 フィロキセラ以前は、フランス南部全体で植えられていた品種だが、最終的にはこの土地の気候、土壌に あったのか、このフロントンでしか栽培されていない。 このネグレットだけでなく、南西部には、その土地独自の土着品種が、いまだに存在している、マディランならタナ、カオールでは、コット、ジュランソンでは、プティマンサン、グロマンサンなどなど、オリジナル性のとんだ地方である。 ネグレットの名前の由来は、ニグロから来ているようで、その名の通り、色が黒く濃い、樹勢も強く、 収穫量を抑えないと、スパイシーなだけのバランスの悪いワインとなる。 収穫量を抑え、適切な栽培、醸造をすることによって、酸とタンニンのバランスのとれた気品のあるワインが出来上がる。 別名、ピノ・ド・サンジョルジュとも呼ばれる所以は、造り方によって、ピノのような繊細さを醸し出すということであろう。 *****ネグレットの伝道師 Marc PENAVAYRE マルク・ぺナヴェール***** 今回、日本に来日したのは、Chateau Plaisance のMarc PENAVAYRE 。この男、とにかく明るい。 とにかく、よくしゃべる。彼は、AOC フロントンの会長でもあり、ネグレットのポテンシャルを、このはるかかなた日本まで伝えるために、初めて日本にやってきた。 Chateau Plaisanceはこのフロントン地区にあるわけだが、南西部と言っても、カルカッソンヌまで80Km、 地中海性気候の影響を受け、暑く乾燥した気候土地柄である。 段々畑の上のほうは、特に乾燥しており、トップキュベは、標高の低いぶどう畑、保湿性の高い土壌で造られる。 栽培は、有機栽培。 自然をそのまま受け入れながら、健全なぶどうを得るため、最大限の畑仕事を行う。  ***************キュベ紹介*************** ★ Chateau Plaisance 2006 (シャトー・プレイザンス) ネグレット75%、シラー20%、カベルネ・フラン5% 標高200メートル、フロントンでも一番高いところに位置する区画のぶどうで造ったワイン。 ネグレット独特のスパイシーさ、甘い赤い果実の香り、非常にバランスのとれたワイン。 これが、一番スタンダードなキュベであるが、収穫量は、40hl/haと低収量である。 ★ Thibaut de Plaisance 2006   (ティボー・デ・プレインザンス) ネグレット80%、シラー20%。収量:30hl/ha  息子の出生年から造りだしたキュベ、今や息子は19歳、身長190cm。バスケット部だそうだ。(珍しい) 12〜18か月の樽熟成後ビン詰め。完熟したぶどうの濃縮を感じる、スパイシーで、口当たりの良いワイン。やはり、この地区の料理、コンフィ・ド・カナールなど肉料理が食べたくなるワイン。                  とても仲良しぺナヴェール一家 ★Tot Co Que Cal2005(ト・コ・ケ・カル) ネグレット90%、シラー5%、カベルネ・フラン5% 収穫量:20hl/ha ト・コ・ケ・カルとは、オキシタンの言葉で「必要なもの全て」という意味です。天、地、人の全てが入りこんだワインといえます。ネグレットにシラーをアッソンブラージュすることで、ワインに酸味を与えます。 20か月ほどの熟成。スパイスとラズベリーの香りにあふれ、素晴らしくバランスのとれたワインです。 しかし、やはり肉料理、カッスーレが食べたくなるワインです! カニとネグレットはいかが? 他に、娘の名前ヲつけたMaelle(マエル)というソーヴィ二ヨン・ブラン・セミヨンの軽い甘口ワインもあるが、これが、また和菓子のような心地良いワインで美味い!                  カニとタコ焼きとはいかが? **********シャトー・プレイザンスの買えるお店********** ジェロボアム 店主 安東さんとともに。 住所:神戸市中央区元町通1丁目14−18 TEL :078−327-7650  FAX :078−327-7651 オープン11:00−20:00 (日・祝18:00まで) 定休日/月曜日・第3火曜日 www.jeroboam.jp […]