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Juil

モンペイルー村の天才肌の女性醸造家Julie BROSSELINジュリー・ブロッスラン

9頭身のモデルのようなスタイルのジュリ-。 ワイン造りの感性は天才的。 究極のところ肝心要な醸造上の判断は感性によるところが大きい。 黒葡萄のグルナッシュ・ノワールと白葡萄のグルナッシュ・ブランの半々を同じタンクで混醸造。 しかも、除梗した後潰さないでGrain entierグレーン・アンティエールと呼ばれるキレイな葡萄粒をそのまま発酵槽に入れる造り。 ルモンタージもピジャージもしないジュラ地方の赤醸造方法をこのラングドックで採用。 ピュアーな果実味、透明感のあるミネラル、石灰土壌の軽く潮っぽいタッチが爽やかさを更に演出。 ジュリーのサッパリした性格がそのままワインになった感じ。 ただ、軽いワインではなく、南フランスの太陽と諸々の内容が詰まっている。 それでいて、スイスイ身体に入っていくスタイルのワイン。  まさに天才的。 そして、ネーミングとラベルのセンスも光っている。 Marée basse マレー・バスとは引き潮の意。 引き潮時の海のごとくにボトルのワインがどんどん減っていくイメージ。 (このワインの問合せは、BMO社、東京・恵比寿のトロワザムール店まで)

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Juil

Montpeyrouxモンペイルー村の革新的土壌に根付いたYvo FERREIRAイヴォ・フェレイラ

南仏ラングドックのワインの歴史を変えた村がある。 ラングドックの中心都市モンペリエの街から約40キロ程西北に行ったところにMontpeyrouxモンペイル村がある。 ここには、あの伝説の醸造家エグリエール醸造のCommeyrasコメイラスさんがいた聖地である。 ラングドック地方でボルドーグランクリュを凌ぐほどの高品質ワインを造って世界中を驚かせた人だ。 その後も。この村には変革の“気概”がずっと受け継がれている。 中堅世代のAupihacオーピアック醸造のSylvain FADAシルヴァン ファダさんも健在で頑張っている。 カリニャン単品で途轍もない高品質ワインを造って世界の愛好家にカリニャン品種の偉大さを知らしめた人だ。 そして、今、若手醸造家のリーダーとして活躍しているEscarpolette エスカーポレット醸造のYvo Ferreiraイヴォ・フェレイラがいる。 パリでソムリエを経験した後、ボルドー自然派の古参Ch-Le Puyシャトー ル プイでワイン造りを修行した。 そして、2009年にここモンペイルー村にたどり着いたイヴォ。 独走的で、画期的な自然派ワインを次々と世に出しているイヴォ。 ムスカ・プティ・グレーン品種とグルナッシュ・ブランをマセラッションして醸した黄ワイン。 8月の初旬には一部を収穫開始して酸を確保。 そして、10日間のマセラッション。 絶妙のアメルチューム(ほろニガ味)と酸のバランス。 今日は、30度を超す真夏日、ひときわ暑いモンペイルー村。 この酸とアメルチュームのバランスがこの暑さを吹き飛ばしてくれる! Ivo イヴォさんの気合いの一本! そんじょそこらの流行の黄ワインとは違う! こんなスタイルのワインがこのモンペイルー村で造られるなんて誰が予想しただろうか。 脈々とと変革の精神がここでは引き継がれている。 素晴らしい!の一言。 (このワインの問い合わせは野村ユニソン社です。)

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Avr

愛情タップリのLa Remiseラ・ルミーズ- NO3

★Ivo et Julieイヴォとジュリ日本より生還★ この2人、日本から帰ったばかり。まだ、日本の香り、ピオッシュのパルファンが残っている。 Escarpoletteエスカルポレット醸造のIvoイヴォ Julie Brosselinジュリ・ブロスラン この二人、日本出発の前夜、レストラン、ビストロをハシゴして最後に林さんのピオッシュに行った。 それだけは避けなければならないことをやってしまった二人。 当然、朝帰り。目覚ましをかけたけど、無意識に消した。 目が覚めたのが、飛行出発時間のほぼ一時間チョット前、即飛行場に駆けつけて何とかギリギリで飛び乗った。 イアー、危なかった!と目を大きくして話していた。 二人ともまだ日本から昨日着いたばかりで流石にチョットお疲れの顔。 (特にジュリーは睡眠時間を最低8時間が必要なタイプ)    今日は別々にスタンドを設けてやっていた。でもIvoのスタンドにはジュリのワインも置いてあった。 ★La Petite Pépée ラ・プティトゥ・ペペ(Escarpoletteエスカルポレット醸造) イヴォのワインで面白いは、グルナッシュ・ノワール品種を直プレスで絞って発酵させたBlanc de Noirが面白い。 ほのかに色がでていてややオレンジっぽい。8月に収穫して酸を残している。 どことなくタンニンらしいものを感じる。ユニークな白      ★Mata Hariマタ ハリ(Julie Brosselinジュリー・ブロスラン) 日本語のような名前。意味は聞いたけど忘れました。誰かが答えてくれるでしょう。 グルナッシュ・ブランのマセラッション。美しいオレンジ系黄金色。 タンニンもあり、スパイシーな料理、カレー風味、サフラン風味、パエリャにもいいでしょう。 この二人、常に何か新しいワインへの挑戦・試作をやっている。 Montpeyrouxモンペイル村には、ラングドックワインを大変革させた偉大なるレグリエール醸造のコメイラスさんが居た村。 その変革精神は、今もなお次世代のIvoイヴォ達に引き継がれて、次々と新しいイノベーションが行われている。

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Déc

Ils s’aiment, ils ont trouvé un new terroir !           Terroir pour Deux!

★飛っきり仲の良い二人。二人の新天地を見つけた!★ Ivo de Escarpolette et Julie Brosselin 南仏モンペイル村が動いている。 エスカルポレット醸造のイヴォとジュリ・ブロスラン。 Montpeyrouxモンペイル村と云えば、ラングドックのワインに維新をもたらした醸造家達を育てた村。 そして。今、ここから新たに時代を築きつつあるこの二人。 紆余曲折ありながらも、赤い糸が動きだして納まるところにおさまった。 二人の葡萄園、新天地テロワールを手に入れた。 並外れた才をもったこの二人が造りあげるワインは、もう・・・凄いですよ!    溢れんばかりのヒラメキ、それを実現していくこの二人の実行力には驚くばかり。 お二人のワインを見たら、まず飲んでみてください。