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心地よい仙川のワインバー・サンセール

(BY TAKESHITA)    京王線仙川駅のすぐそばにある素敵な空間のワインバー・ル・サンセール。一歩足を踏み入れると、 時間が経つのも忘れてしまう心地よい空間を作りだすのが、川村さんとみどりさんのカップル。 深夜にもかかわらず、定休日にもかかわらず、久しぶりにもかかわらず、いつもの気兼ねない雰囲気で迎えてくれた。 急きょの深夜オープンにもかかわらず、お店開けた途端に、 近所の常連が集まるわ集まるわ。まさに近隣住民の憩いの場。 そんなサンセールの2人が開けてくれたボトルが2010年のCLUB PASSION DU VINツアーで オリヴィエ・クザンのところに訪問したときに1人1本ずつくれたカベルネ・フラン2007のマグナム。   この時のツアー参加者は、赤穂の47リカーズの岡田さん、御殿場の泉屋酒販の勝俣さん、そして サンセールの川村さんとみどりさん、その友人の日野でバー経営の高田さん。 ツアー1軒目の訪問蔵元がオリヴィエ・クザンだった。 そこからミッシェル・オジェ時代のメゾン・ブリュレ、 もちろんサンセールは必須訪問でセバスチャン・リフォー、ブルゴーニュに行ってエマニュエル・ジブロ、 ラトー、フィリップ・パカレ、ドミニク・ドゥラン、 ボジョレーはデコンブ、石川研修中のラピエール、ラパリュ、 そしてダール・エ・リボ、マルセル・リショー、 ルシヨンのル・ブー・デュ・モンドまで南下したまさに弾丸ツアーだった。 さてオリヴィエのカベルネ・フラン2007は熟成感など枯れたニュアンスは一切なく、ガメイのごとく果実味溢れ、みずみずしい。タンニンはとても滑らかで、カベルネ・フランの持つ気品のある青みが、さらに清涼感を与えてくれた。 …

男は黙ってデコンブ・ヌーヴォー!!                     Descombes Nouveau 2018 -no5

モルゴンの顔のデコンブは、花のParisでも大人気。 何故? ジョルジュ・デコンブは月に一度、パリまで配達にやってくる。 パリのワイン・ビストロでは毎月デコンブがやって来るのを待っている。 ビストロのお客さん達もデコンブの顔を知っているくらいの人気者。 そして、デコンブがオートバイ・キチであることも皆知っている。 若き頃、モトクロスで優勝したことがあるほどのオートバイ・キチである。 ヌーヴォーをオートバイでParisまで運んでくるイメージがデコンブ・ヌーヴォーのラベル。    あさ!猛暑が続いた2018年のデコンブ・ヌーヴォーは期待できますよ! その強烈な太陽を惜しみなく液体に写しだしてくれるのがデコンブ。 世間では軽めのヌーヴォーが人気。 デコンブ・ヌーヴォーはタンニンも確りしていて熟成もきく“男っぽい”ヌーヴォーだ! ありきたりのヌーヴォーじゃ、物足りない!という人も多い。 “男は黙ってデコンブ・ヌーヴォー!!”

皆が終わる頃、ジョルジュ・デコンブが最も遅く収穫を開始 -no3

ゆとりのデコンブ、皆が猛暑でアルコールが高くなり過ぎないように8月末に収穫をはじめた醸造家が多い。 デコンブは動かない。8月末から9月の第一週目、デコンブはコルシカ島にいた。 親友のアントワンヌ・アレナのところで収穫を手伝っていた。 皆が収穫を終えた9月10日に収穫を開始。   デコンブの畑は標高が高い。葡萄が熟すのが遅い。それにしてもよく熟してから収穫するのがデコンブスタイル。 ワインも確りしたワイン酒質を備えている。濃縮感がありながらキリっと酸がきいているのがデコンブ。 2018年も素晴らしい状態の葡萄が収穫できている。 ザ・デコンブのスタイルの果実味、タンニンのしっかりとしたワインができそうだ。  

La Gueule de MORGON・モルゴンの顔                     Georges Descombes ジョルジュ・デコンブ -no2

ジョルジュの人生を変えたのは、マルセル・ラピエールのワインだった。 ジョルジュは若き頃、トラックに瓶詰機を積み、移動式で瓶詰する会社を兄弟と経営していた。 ボジョレで何十社という醸造所を周りながら瓶詰していた。 正直、ワインなんてどれも同じだと思っていた。 ある時、マルセル・ラピエールの蔵から瓶詰依頼があった。 いつも如くにトラックで出かけた。 ビン詰前に、やはりワインの状態をみる為に最初に試飲をする。 口に入れた瞬間、オヤ!なんだ、これは?! 今ままで、こんなワインを飲んだことがなかった。 ビン詰めしながらも、ずっとワインのことを考えていた。 最後に、再びマルセルの話しを聞きながらワインを飲んだ。 ジョルジュは即、決意した。 『俺のやりたいのは、これだ!』 マルセルに教えを乞いだ。 マルセルはすべてを惜しみなく伝えた。 そして、今がある。

La Gueule de MORGON・モルゴンの顔                    Georges Descombes ジョルジュ・デコンブ -no1

【ボジョレ・モルゴン村】 誰よりもモルゴンを愛し、モルゴンを見下ろす高台に畑と居を構え、モルゴンを番する男。

ボジョレ・モルゴン村Bistroアトリエでアペロ

来週から始まる収穫。嵐の前の静けさ。皆準備中。 発酵槽の洗浄、プレスの確認、1年に一度しか使わない機具などは故障しているものも多い。 そんな作業中でもアペロタイムにはモルゴン村のBistroアトリエに顔を出す醸造家がいる。 今日はマチュー・ラピエールとやって来た。 カリムがアペロをやっていた。 皆の収穫日が気になる。 お互いの情報交換が大切。 早い人で来週28日に開始。 一番多いのは9月3日から。 どんなタイプを狙っているのか、 畑の標高・ミクロ・クリマで違う。 Descombesデコンブ醸造のBrouilly 2013を開けた。 旨いな!デコンブのワインは濃縮感とフレッシュな酸がいつも同居している。 私の大好きなスタイルの一つ。 モルゴン村の教会が夜を告げていた。      Beaujolais Morgon: …

ヌヌーンことジョルジュ・デコンブは月に一回パリまで配達に行く -No3

Parisでは、あまりボジョレ・ヌーヴォーフェアーをやるところが減ってしまった。 何故?一時期、 余りにも美味しくないボジョレ・ヌーヴォーが氾濫して、悪いイメージがパリジャンについてしまったからである。 しかし、デコンブ・ボジョレ・ヌーヴォーは相変わらず人気ヌーヴォーとしてビストロで扱われている。 このラベルが物語っている。 ジョルジュ・デコンブは若いころからオートバイが好きでモトクロスバイクのチャンピョンにもなったことがあるほどである。 そのバイクに乗ってパリまで運んでくる絵がヌーヴォーとなっている。 フランス語でバイクのことをMotoモトという。パリではデコンブ・ヌーヴォーの事をモト・ヌーヴォーと読んでいる。 皆がこのモト・ヌーヴォーを待っているのである。 Parisでモト・ヌーヴォーと呼ばれて人気者のデコンブ・ヌーヴォー デコンブ・ヌーヴォーは、酒駆がしっかりしている。今、流行の薄ウマなスタイルではない。 ヌーヴォーと云えども、しっかり食事と合わせても飲めるコクを備えている。 このスタイルを好きなファンも沢山あり。 数年寝かせてもいける。 先日、16年のヌーヴォーを開けたけど、まるでピノ・ノワールのような果実味になっていました。 薄ウマもいいけど、しっかりヌーヴォーもお勧めです。 解禁日のパリ、ジョルジュのモト・ヌーヴォーの到着を待っているパリジャンが多い!!  今年は、モト・ヌーヴォーで突っ走りましょう!! 日本中のライダーの皆さん! ヌーヴォーはこれですよ!! 最後に、美味しいワインには、いつも女性がいる。 縁の下の力持ちジスレンヌがいるからこのワインがある。

30年目の収穫!超べテランのヌヌーン、                   ジョルジュ・デコンブ!! -No2

ここの葡萄園はお祖父さんの時代に始めた。当時は、ボジョレでは皆兼業農家だった。 家畜、酪農、チーズ造り、色んなものを栽培していた時代だった。ヌヌーンは農業学校で葡萄栽培・ワイン醸造を学んだ。 その後、お兄さんと一緒に瓶詰業者の会社を設立して一緒に働いていた。 つまり、大型トラックの上に、瓶詰機械を設置して醸造元を移動しながら瓶詰をする専門会社をやっていた。 ある時、マルセル・ラピエールの蔵に瓶詰をしに行った。 マルセルのワインを飲んで驚いた。こんなワインがあるんだ。今まで飲んだことがないスタイルだった。 あまりにもの美味しさに感動したデコンブは、こんなワインを自分で造ってみたいと思った。 マルセルに教わりながら初リリースをしたのが1988年だった。 かれこれ30年の歳月がたっている。 マルセルはヌヌーンのことが好きで、よくデコンブ醸造に来ていた。 独り立ちしたデコンブを常に応援・指導していたのである。 私もマルセルとよくデコンブの自家製ビストロにきてベロベロに酔っ払うまでのんだものだ。 時代は流れて、今はもう次世代の世界が始まっている。息子達も独立した醸造元を立ち上げて頑張っている。 長男のDamien Coqquelet ダミアン・コクレ、次男のKevinケビンも独立して世界中にファンを持っている。 今、ボジョレで最も勢いのあるファミリーの一つがこのコンブ一家である。

モルゴンの重鎮・ヌヌーンことGEORGES DESCOMBESジョルジュ・デコンブの収穫 -No1

誰からもヌヌーンの愛称で愛されているジョルジュ・デコンブ。 今年はモルゴンの標高が高いところが雹でやられた。7月13日だった。 デコンブの区画は標高が高いところに集中している。例年の30~40%程のマイナスになりそうだ。 天には文句が言えない。すべてを受け容れて、笑顔で明日に向かうしかない。 量が少ないだけに残った葡萄の品質は素晴らしい。 トビッキリ美味しいワインができると、喜ぶヌヌーン。 モルゴン標高が高い以外の区画は完璧だった。ランティニ村など下部にある畑は完璧だった。  ヌーヴォー用の畑は素晴らしかった。 9月初旬の雨か降った。収穫は9月10日に初めて、一旦休み13日に本格的に開始した。 デコンブはいつも収穫を始めるのが最も遅い。 今年も周りの人が収穫を始めても、デコンブはジッとして動かなかった。 降った雨の水分が葡萄に入ってバランスが良くなるのを待った。 毎年、デコンブのワインは確りした酒躯を備えていながら、ビジっと酸が共存している。 今年も狙った通りのバランスになるだろう。

MORGONモルゴン村の熊ヌヌーンこと  ………… Georges Descombesジョルジュ・デコンブ

    今年の収穫もあと一週間とせまった8月28日に訪問。 今日も35度を超す猛暑、この夏のボジョレを象徴するような好天候だ。 35度超す日が何度あったことか、それほど太陽には恵まれていた。 お蔭で葡萄園が乾燥していて病気が一切ない。 腐った葡萄も皆無の健全な葡萄達ばかり!! 逆にここにきて乾燥し過ぎるくらいである。葡萄粒が小さく濃縮している。 チョット雨が降ってくれれば最高である。 3日後に雨の予報がでている。ここで雨が降れば理想的な状態になるだろう。 デコンブ醸造には有名な自前のビストロがある。 ここに入ったら最後、酔っ払うまで出れない。 入ってしまった。 今日はジョルジュのお兄さん達と一緒だからチョットいいかな。   

H2O Végétal-Part-14 ボジョレ軍団の若大将…….. Damien Coquelet ダミアン・コクレ

スペインの自然派に混ざってフランスからも数社参加。 毎年、このH2O Végétal見本市に参加しているボジョレの若手軍団。 その大将がこのダミアン。 このカタロニアに来ても、この一角だけはボジョレ・エネルギーと空気が漂っている。 のりの良いジョークと笑いが絶えない。 ワインも難しいことは言わずグイグイ!これがボジョレだ。 2009年に独立して8年目のDamien Coquelet ダミアン・コクレ ダミアンのワインファンは多い。果実の濃縮感とキりッとした酸が同居している。 テーブルにおいて、食事しながらグイグイ飲めてしまう。殆どの食事に合ってしまう。 なんて心地よいスタイルなのだろう! 今、ボジョレで最も元気のいいファミリーは、Georges Descombe ジョルジュ・デコンブ。 Kekeことケヴィンもお父さんの蔵を手伝いながらも、独自の醸造元も設立した。

ボジョレ・ライダーの若大将・ダミアン・コクレ*Damien COQUELET

モルゴン村の最良畑、コート・ド・ピィの丘に約4ヘクタールの畑をもつダミアン。 醸造所も独立して、完全に独り立ちしたダミアン。 根っからの明るく飛んだ性格のダミアンは小さい頃からお父さんのGeorges Descombes*ジョルジュ・デコンブにについてモトクロスをやっていた。 ボジョレのオートバイ・グループの先頭を走るライダーでもある。 収穫はライダー仲間が手伝いにくる。 ダミアンの造りは、デコンブの教えを継承、つまり、マルセル・ラピール -デコンブ -ダミアンと続くボジョレ自然派の正統を受け継いでいる。マルセルの孫弟子にあたる。 自然派ど真ん中の醸造方法を継承。 グラップ・アンティエールのセミ・マセラッション・カルボニック醸造、勿論,醸造中のSO2(酸化防止剤)の添加はなし、自生酵母のみで発酵するリスクある醸造を継承。 だからこそ、収穫時の選果はかなり厳しくチェックしている。 本当に健全な葡萄しか発酵槽に入れない。云うは安し。 葡萄園の収穫時に、収穫された葡萄をチェックして品質に問題のある葡萄は、この段階で捨て去る。この段階でかなりに量の葡萄を捨てる。 簡単に、SO2無添加の醸造というけど、もし悪い葡萄が発酵槽に入ってしまうと、雑菌が繁殖してお酢になってしまう。大変なリスクを負いながら、自然派ワインを造っているのです。 色んなことがあった2016年 モルゴン村を襲った3回にもおよぶ雹の襲撃。 5,6,7月の雨と湿気によるベト病の大繁殖。 8月の35度を超す極端な猛暑。それによる水不足。葡萄の乾燥。 最終的に9月初旬の雨ですべてが解決。どんでん返しの結果、こんなに素晴らしい葡萄が収穫することができた。 …

自然派ワイン発祥のMORGON モルゴン村の番人デコンブ、収穫開始

ボジョレ自然派醸造家の中で、いつも最も遅く収穫を始めるデコンブがほぼ他の自然派醸造家より10日遅れで収穫開始。 理由は三つある。 第1にデコンブは常に最大限に葡萄が熟すことでガメの旨味を引き出すことを狙っている。 第2に、デコンブ自身が確りしたワイン質が好きなこと。 第3に、デコンブの畑は殆ど300m~450mと標高が高いので 葡萄が熟すのが遅い。 2016年はデコンブにとって困難な年だった。6月、7月、8月と3回に渡って雹が降った。 ボジョレの中でも標高の高いところが集中してやられた。デコンブの畑は標高が高い。つまり3回とも雹の道筋に畑が出会ってしまった。しかし、残った畑の葡萄をウドンコ病から守るために、息子のケビンと夏休みも返上して戦った。 8月中旬からの好天候がすべてを救ってくれた。 8月の晴天続きが葡萄を乾燥させてくれた。ウドンコ病がミルミルうちに消えていった。 今度は30度から35度まで達する程の晴天が続き過ぎて8月の後半は光合成がストップするほど乾燥してきた。 極度の乾燥の為に葡萄自身が、自身が生存する為に水分を使うようになって、果実を熟成させる為に水分を回さなくなってしまった。 ところが、デコンブの葡萄木は60歳から100歳までの古木が多いので、根っ子が深く伸びていて水分を地中深くから吸収できる。ただ時間がかかる。 ゆっくりとゆっくりと葡萄が熟成していった。9月初旬に最高のタイミングで雨が降った。葡萄の乾燥ストレスは解消できた。でも、デコンブは収穫を開始しなかった。 周りの醸造家がドンドン収穫を初めても、ジッと動かず待った。 9月18日にやっと収穫を開始した。 デコンブにとって心から納得のいく理想の熟度に達して収穫をすることができた。 収穫した葡萄を検品しながら、あまり感情を表現に出さないデコンブの顔に、満足の笑顔が出ていた。 待った甲斐があった。自分が狙った通りの熟度と酸を備えたデコンブ・スタイルのワインができそうだ。 今年はスペインのフラメンコの世界、セルビアの …

2013年ヌーヴォー情報第四弾! -GEORGE DESCOMBES-

デコンブは最後まで収穫を待ってボジョレー中で最も遅く収穫   10月2日、デコンブのヌヌーンは重い腰をやっと上げた。 自然派の仲間達が次々と収穫を始めた先週もデコンブはジット動かなかった。自然派でない普通の醸造家はもう2週間前より収穫を始めている。彼らは熟度が足りなくともドサット砂糖を入れて補糖(シャプタリザッション)をするから危険を冒して待つ必要がない。自然派は最大限まで葡萄が熟すまで待つ。決して精神的に楽なことではない。 先週は晴天が続き待った甲斐があって葡萄の熟度が上がった。 しかし、今日を境に天気が崩れそうな雲行きになってきた。 もう待てない。デコンブは昨夜、収穫人に明日早朝に収穫開始の合図をだした。   まだ、太陽が昇らない7:10には葡萄園に到着。 深い霧がかかっていることも手伝ってうす暗い葡萄園だ。 霧の中で収穫のゴーサインが落とされた。まるで戦場のような朝靄だ。デコンブが見守る中、収穫人は一斉にハサミの音を鳴らし始めた。 多くを語らないデコンブは、自分のこの遅い決断が果たして正解だったのかまだ確信をしていない。じっと収穫されてくる葡萄を確かめている。何度も何度も食べて葡萄の熟度状態を確認しているデコンブのヌヌーン。 着々と葡萄が収穫されて集まってくる。   デコンブのワインは常に濃縮感を感じられる。だからデコンブは自分のこのスタイルを貫きたかった。この時期に一週間待つというのは一種の賭けのようなところがあった。待ったからと云って天候が良くなるという保証は全くない。この間に災害に遭うこともありうる。厳しい顔のヌヌーンの表情は理解できる。   望んでいた良質の葡萄を確認 自分が望んでいた葡萄の状態を確認できるのには少し時間がかかった。次々と健全な葡萄が収穫されてきた。思わず顔の表情もゆるんできた。 今朝のランシエ村の畑は、今年のデコンブ・ヌーヴォー用の葡萄だ。毎年、デコンブのヌーヴォーはどこよりも力強さがある。デコンブのこのスタイルを待つお客さんの為にも忍耐強く待った甲斐があった。偶然にデコンブのスタイルが出来上がっているわけではない。危険を承知の上でジット動かない忍耐が必要だった。 マルセル・ラピエールとは深い関係 …

モルゴンのクマGEORGES DESCOMBES ジョルジュ・デコンブ

モルゴンの熊ことジョルジュ・デコンブが12年の収穫を無事終了。春先の寒波、、3回に渡る雹、色んなことがあった12年でしたが、最終的には、この笑顔を見てください。細かく葡萄を観察して徹底した農作業を実行したお陰で素晴らしい葡萄を収穫できた。 デコンブの収穫はボージョレ中の誰よりも遅い9月20日より開始し。デコンブの村名の畑はすべて標高が高い丘の上にある。12年の天候の特徴の一つとして比較的に標高の高い処が好条件だった。低地の平らな区画が最も被害が多かった。ここレニエの葡萄は驚くほどの完璧な葡萄が多かった。 開花時期は3週間ぐらいかかって長期間かかった。その間に雨も降ったりで結実不良もありミルランデール化した葡萄が多く収穫された。小粒が多い葡萄房だ。皮の面積と比較して果汁が少ないので濃縮されたワインが出来上がる。欠点は量が少なくなること。しかし品質は高い。 初日のミーティング 9月20日早朝6:30に30名が集合。収穫を始める前のミーティング。今年の葡萄の特殊性を強調、選果の注意点を細かに説明する。絶対に熟していない葡萄を収穫してはいけない事を強調。収穫人の半分は毎年来ているベテラン、それでも今年は特別な選果眼が必要である。その他、3週間ほどの共同生活などの注意点や、ルールなどを説明。 さあ!朝日の出る前から収穫開始! 7時には葡萄園に到着。まだ日の出前だ。レニエ地区から収穫開始。5度と涼しい。収穫には最適な気温だ。 済んだ日しか見えないスイス国境のアルプスの山々、真ん中の一番高い山がモンブラン山だ。何とすがすがしい朝だろう!まさに収穫日よりだ。この地方ではモンブランが見えると数日後に天候が崩れると云われている。 望遠でモンブラン山を撮る。奥のアルプスの手前にある山・台地がジュラの山々だ。フランス中央山脈とスイスアルプスの真ん中で両方から押されて隆起したジュラ地方も見える。何て美しいのだろ!感激の瞬間。 レニエの畑の登る朝日は美しい。 しばらくすると、朝日が葡萄園に登った。絶景だ。モルゴンの熊・ヌヌーンの愛称で呼ばれているジョルジュ、二男のケビンと朝日を背に打ち合わせ中。冷やっとしてどこまでも済んだ空気を暖めるように浮かんできた朝日。 収穫初日の緊張感、シーンとした葡萄園にカチッ、カチィと葡萄を切る鋏の音が響く。 朝日が出ると一挙に温度が2度ほどは上がったんではないか、と思うほど暖かい感触が体に伝わってきた。収穫初日の緊張感の中、静かに収穫が進んで行った。 それにしても美しい。葡萄園に浮かぶ日の出。すべてを包み込んで育んでくれる偉大な太陽。宇宙、太陽、葡萄、人が一体になる瞬間。 収穫初日の教育・指示が超重要! 初日の収穫は大変重要だ。収穫人への教育・指示の徹底が一年間の仕事を左右してしまうほどの重要度を含んでいる。収穫人が傷んだ葡萄や熟していない葡萄を収穫してしまえば、台無しになってしまう。ジョルジュ・デコンブは指示の為に葡萄園を歩き回っていた。 熟した葡萄のみを選別収穫 収穫人一人一人に摘み取るか否か?の判断基準を教育・指示するデコンブ。特に今年は開花がゆっくり3週間もかかったので初期に開花したものと3週間後に開花したものの葡萄の熟度が極端にちがう。濃縮度が高いデコンブのワインはここの指示を徹底しているからだ。 2重、3重の選別・検品作業で天と地ほどの差がでる! 収穫された葡萄を再度徹底チェックする息子のケビン。初日の収穫時の大切な仕事は、この段階で収穫人への徹底教育・指示だ。特に自然派は発酵槽に酸化防止剤を混入しないので傷んだ葡萄があると雑菌が繁殖してお酢になってしまうからだ。手間暇が3倍かかるけど、この方法をとる以外に自然派ワインは完成しない。 …

濃縮感NO1のデコンブ・ヌ-ヴォ- 2010年

人智尽くして天命を待つ! 2010年はデコンブにとって難しい年だった。 7月、樹齢100年を越す曾お爺さんが植えた古木のあるモルゴンの畑に雹が襲った。約2ヘクタ-ルがほぼ全滅状態だった。天候を相手に仕事をする者の宿命だ。熊のような風貌のデコンブは微動だにせず、ニッコリ笑って『ほぼ全滅だよ』と笑い飛ばした。人間の大きさを見た。『我々は天の与えてくれた条件の中で最善を尽くすだけだよ。』モクモクと畑作業に全力をつくしている姿を見るとグット心に打たれるものがある。幸いにもヌ-ヴォ-用の畑は大丈夫だった。 今年も、自然派ヌーヴォーでは群を抜いた濃縮感を醸す。 デコンブ曰く 『今年も葡萄が良く熟した、 そりゃ昨年の09年に比べればチョット落ちるけど05年に似ていると思うよ。俺は良く他の果実を観察している、参考になるからね。今年はリンゴが良く熟している。葡萄も同じだと思う。でも今年のリンゴは腐りやすかった。気をつけなければと思っているんだ。今年も良く濃縮している理由の一つがミルランデ-ル化している葡萄が多いからだ。(写真あり)小粒の実が多く、ジュースの量に対して皮の面積が多いから、皮のタンニンが熟していればワインに濃縮感がでるんだ。』 家庭的な雰囲気の2週間の葡萄狩り合宿生活 ボジョレの伝統文化を守る 収穫後は醸造所で延々とアペリティフを楽しむ  醸造所の敷地内に食堂とその2階に宿舎があり、そこに20から30名ぐらいは泊まれるようになっている。そこで2週間の大所帯の家族生活が続く。フランスの他の地方では消滅してしまった収穫期の文化習慣である。マセラッション・カルボニック方式での醸造には、葡萄を丸ごと刈る人手しかできないからである。他の地方では、自動葡萄狩機械が活躍している。収穫に人間が要らなくなってしまった。 実に残念なことです。人の力は大きい。 デコンブ・ファミリ-のパワ-全開 甘えるマノン↓↑ いつも仲良いデコンブ夫婦    ヌヌン   ケビン   ジスレン   ダミアン 家族それぞれが各自の役割をこなして進んでいく。奥さんの20名分の食事を2週間も作り続けるシェフとしての役割に拍手を送りたい。 自然派ワイン中、最も濃いヌ-ヴォ-を醸すデコンブは偶然ではない! ワインには造り手の性格、志、感情などが反映されている。デコンブの体格、性格、強い意思は、自然に彼のワインに反映している。ただ濃いだけではなく“優しさ”も同居している。強い性格の中に優しさを備えている正に彼の愛すべき人柄そのままである。 二つの大切な事を実行しています。 1-長いマセラッション 普通は一週間から10日前後でプレスにかけてしまう。ここでは15日から17日間のマセラッションを実行する。単に長くすれば濃いワインが出来るかというとそうではない。皆、ヌ-ヴォ-用に使う葡萄木は若い木やあまり土壌がよくない畑のものを使ったり、フレッシュな果実味を狙う為、あまり熟してない葡萄を使用することが多い。しかしデコンブはヌ-ヴォ-といえども妥協しない。長期マセラッションに耐えうるポリフェノ-ル熟度を備えた葡萄を使用するからである。 …

デコンブ・ヌ−ヴォ− – Descombes Nouveau

モルゴン村 “熊” デコンブ・ヌ−ヴォー 熊のような体格、シンプルで優しい心の持ち主ジョルジュ モルゴン村にはあのマルセル・ラピエ−ルがいる。そしてマルセルの薫陶を受けたジョルジュがいる。ボジョレのモルゴンを語るとき絶対に外せない男である。多くを語らない男である。もくもくとやるべき仕事をこなしていく。日本のサムライ的な心を持ち備えた人物である。葡萄園にいると熊が歩いているようだ。大きなわりには動きが軽ろやかで驚いてしまう。決めたことは、何があっても実行してしまう。どんな壁があろうともズッシリと前に進んでいってしまう。彼はあえて、自分のワインを自然派などと口に出したこともない。当たり前のごとくに自然栽培、自然醸造を実行している。 どんなリスクを負っても決めたことを着実に実行してしまう 『俺はただ当たり前の事をしているだけだよ。地球を汚すような行為はしたくないし、人の体に悪いような造りをしたくないだけだ!ここではお爺さんの頃から変わっていないだけさ!』 AOCの組織から嫌がらせが毎年のごとくきている。AOC BEAUJOLAIS NOUVEAUを何度も落とされかけている。 3年前も出荷直前におとされた。しかも全く理屈にならない理由をつけてだ。彼は絶対に引き下がらなかった。直談判に行って役人達を説得してきた。そんな事を力まず普通に実行してしまう。 熊をしっかり支えている奥さん“ジスレン”の存在は大きい