Parisでは、あまりボジョレ・ヌーヴォーフェアーをやるところが減ってしまった。

何故?一時期、 余りにも美味しくないボジョレ・ヌーヴォーが氾濫して、悪いイメージがパリジャンについてしまったからである。
しかし、デコンブ・ボジョレ・ヌーヴォーは相変わらず人気ヌーヴォーとしてビストロで扱われている。
このラベルが物語っている。
ジョルジュ・デコンブは若いころからオートバイが好きでモトクロスバイクのチャンピョンにもなったことがあるほどである。
そのバイクに乗ってパリまで運んでくる絵がヌーヴォーとなっている。
フランス語でバイクのことをMotoモトという。パリではデコンブ・ヌーヴォーの事をモト・ヌーヴォーと読んでいる。

皆がこのモト・ヌーヴォーを待っているのである。

Parisでモト・ヌーヴォーと呼ばれて人気者のデコンブ・ヌーヴォー

デコンブ・ヌーヴォーは、酒駆がしっかりしている。今、流行の薄ウマなスタイルではない。
ヌーヴォーと云えども、しっかり食事と合わせても飲めるコクを備えている。
このスタイルを好きなファンも沢山あり。
数年寝かせてもいける。
先日、16年のヌーヴォーを開けたけど、まるでピノ・ノワールのような果実味になっていました。
薄ウマもいいけど、しっかりヌーヴォーもお勧めです。

解禁日のパリ、ジョルジュのモト・ヌーヴォーの到着を待っているパリジャンが多い!! 
今年は、モト・ヌーヴォーで突っ走りましょう!! 日本中のライダーの皆さん!
ヌーヴォーはこれですよ!!

最後に、美味しいワインには、いつも女性がいる。
縁の下の力持ちジスレンヌがいるからこのワインがある。