6
Fév

試飲会場で最も幸せエネルギーを出していたシャブリのトーマ・ピコ

大試飲会が南フランスからロワールに移動して、昨日からアンジェの街の近郊で一日に4か所ほどで行われている。 すべてに参加するのは時間的に不可能だけど、いい醸造家が来ているところを選別して参加していた。 全般的に見ると、昨年よりやや訪問人数が減少している感じがある。 小規模のナチュール醸造家が増えている反面、世界的規模で売上が減少傾向にある。 具体的な数値は把握していないけど、醸造家の話や、バイヤーの話を聞くに減少しているように感じる。 今まで見た醸造家で最も幸せそうな顔をしていたのは、シャブリのトーマ・ピコでした。 . 3か月前に赤ちゃんが生まれて、奥さんがおなかにおぶった姿勢で親子3人でブースに立っていました。 もうこのPENITANTEペニタントの会場で,トーマのブースだけが、光り輝いているようにな空間になっていました。   やっぱり、造る人が幸せだと、ワインも飛びっきり美味しくなっていました。私にはそう感じました。 シャブリで、そこまでやらなくとも、黙って売れるのに、と思うけど、トーマはホントのシャブリのテロワールを表現する為に、絶対に妥協しない栽培、醸造、熟成を実施している。シャブリでここまでやっている人はいない。 本物中の本物のシャブリ!! まあ、まあ、黙って試してみてください。 この美味しさに驚きますよ!!  

28
Jan

Vin des Mes Amisには自然派の原点LAPIERREラピエールあり!

このグループは、Vin Natureの初期の頃よりの古参の醸造家が多いのが、このグループの特徴です。 メンバーの数も多いのが特徴。 古参に混じって新しい醸造家も少しずつ入っている。 このヴァン・デ・メザミ試飲会には、Vin Natureの原点を造ったLAPIERRE ラピエール家がいます。 原点のマルセルと共にこの世界を造ってきた奥さんのマリー・ラピエールがまだ元気で頑張っている姿を見るの嬉しいこと。 このファミリーと一緒にいると、いつもマルセル・ラピエールを思いだしてしまう。(マルセルのphotoを添付) ピエール家のワインは、いつも完璧な状態のVin Natureだ。欠点がない。 いつ、どこに、誰に提供しても、安心して、美味しいワインだ。 今は、長女のカミーユとジョルジュが頑張っているおかげで、ますます進化している。 コート・ド・ピ区画の最良の葡萄を仕込んだワインCUVE CAMILLEキューヴェ・カミーユは感動的な美味しさ!! 最近の大進化は、ピノ・ノワールだ!! マルセルに自然派ワインの造りを伝授した故ジュルショーヴェ先生の畑シャペルド・ゲイシャ区画で栽培されたピノ・ノワールを、マルセルから引き継いだナチュール醸造方法で醸したピノである。 これは、超限定ワインなので日本に周ってくるか、今はまだ不明ですが。知ったら即購入ですよ!! ラピエール家は、価格的に安目で絶対美味しいワインもあり、円安の状況下ではお勧めのワインです。 Raisins gauloise レーザン・ゴロワーズです。これは超お勧め!! まだインポーターに在庫あれば、即買うべし!!

28
Jan

試飲会~IREELイレール・グループのGESCHICKTゲシクト醸造

IREELイレール・グループは、比較的若い醸造家が多く新人醸造家もいるので新しい発見もある試飲会だ。 今日ここで、最も感動したのは、アルザスのGESCHICKTゲーシクト醸造のワイン達だった。 今日はオレリーがブースたっていた。 近年より徹底した自然栽培を実施してきた効果が、ワインにハッキリと出ているのを感じることができた。 ゲーシクト醸造では、近年より徹底した自然栽培を実施してきた効果が、ワインにハッキリと出ているのを感じることができた。 アグロ・フォレスティエール農法”を採用している。 葡萄園に樹木を植えて、葡萄木と共に育てている。 鳥や昆虫など多様な生き物が葡萄園に集まり、土壌がイキイキとしている。 テロワール中にも多くの微生物も繁殖している。当然にその一部は、大切な自生酵母が育っている。 ここではその自生酵母のみで発酵している。 つまり、この土壌で葡萄と共に一年間育ってきた酵母菌達が、発酵しながらワインに、この地のテロワールを転写しているのである。

28
Jan

ヴァンナチュール・自然派ワイン、一年で最も重要な10日間

今日から約10日間は自然ワインで働く者にとって大切な期間となる。世界中からバイヤーが集まってくる! 1月25日から2月3日まで、自然ワインの約20グループかそれぞれ会場で繰り広げられる。 この世界で働く人間にとって大変重要な時期である。 OENO CONNEXIONのメンバーも全員で各試飲会に出向いている。 一日に少なくとも25社以上の醸造家のワインを試飲することになり、約150から200種類のワインをテースティングすることになる。 プロとしてもかなりハードな10日間になるけど、徹底的に鍛えられる。 この過酷な状況の中でも、可能な限りの情報を収集することが、求められる。 全神経を集中して記憶と記録しておく必要がある。 が既に付き合っている醸造家のワイン、そして将来性のある新人の発掘も重要な作業である。 今年もどんな素晴らしいワイン、感動的なワイン、感動的な仕事をした醸造家と会えるのが楽しみだ。 もう二日か過ぎた。 最初は南フランスのMontpellierモンペリエの街の周辺で開催される。 IREELイレール試飲会、VIN DE MES AMIS ヴァン・デ・メザミ試飲会、LES  AFFRANCHISレ・ザフランシ試飲会 ZOOMズーム試飲会が行われた。 それぞれのグループはカラーやタイプの違う醸造家が集まっているのが面白い。 古参の有名醸造家が多いグループや、比較的若手で小規模の醸造家が揃っているグループ、自然度たかくやや危ない醸造家がいるグループもある。それぞれの特徴があって、実に興味深い。 すでに感動的なワインを醸す醸造家がいました。 アレキサンドル・バンは、ZOOM試飲会にいました。 フランス貴重な職人技の持ち主です。 彼のワインは心に響いてくるものがある。   2か月前に日本に行ったクリストフ・パカレがVIN DES MES AMIS試飲会にいました。 いつもポジティブで笑顔のクリストフ・パカレのワインはその性格のようにいつ飲んでも気軽にどんな料理にも合わせられる懐が深いスタイルです。それでいてキッチリとワインの旨味を常に備えています。ただ飲み安いスタイルではありません。 感動の美味しさを備えています。   IREEL試飲会には、爽やかさと果実味の旨味のバランス素晴らしい絶品のムスカデを醸すNICOLAS SOUTOUS二コラがいました。ヤアー、ムスカデとは思えない美味しさだ!!

26
Jan

これからの業界の流れが見える試飲会RECREATION大阪

各インポーターのワインを利くことで、ヴァンナチュールの今後の流れが読めるし、新しい自分の好みにも発見がある試飲会となっている。   確実にヴァン・ナチュールを取り組むお店が増えていること感じられる試飲会でした。 今までの以上に熱心にテースティングする姿を見ることができました。 今までで見なかった新しい店の人達が多くいました。リストを見ながら熱心にワインのスタイルと品質そして価格とのバランスを細かくチェックしている姿を見かけました。 やはり円安の中、リーズナブルな価格帯の重要性を皆、探しているのが象徴的でした。 そんな中、この業界ではレジェンド級の人達も多く参加して頂きました。 やはり刻々と変化するワインの傾向をしっかと確認しておく熱心さは流石です。    

26
Jan

レクレアション大阪の打ち上げは、レジェンド萬谷さんお店トルトゥーガ

ここは特別大きなテーブルが一つあるだけ。これだけで店中にエネルギーが充満している。 店に入ったら、皆家族って感じ だされる料理は天下一品。萬谷シェフのエネルギーと愛情が詰まったものばかり。 エネルギッシュで適確なサービスも素晴らしいコンビ。 皆、自然と笑顔になる。 ガレットデロワの今夜の王様は与語さんでした。 料理が終わって萬谷シェフも来てくれました。久々にゆっくりと話ができました。 相変わらず体力があって、山登りに凝っているようでした。 お店の開店が1998年で、私の会社OENO CONNEXION社の開始と同じ年でした。 2年後の20周年記念は一緒にやりたいもです。 店前まで送ってくれたマンタニさんの姿が“しぶさ”というか年輪のような多くのものが伝わってきました。

26
Jan

名古屋も盛り上がって、ポジティブなエネルギーで溢れている!

名古屋でVin Natureと云えばやっぱり与語さんだ。 与語さんは、ヴァン・ナチュールの販売から始めて、今では、ワイン造りまでしている醸造家でもある。   長野に葡萄畑をもっていて、名古屋のワイン屋としても活動をしているので、名古屋と長野を行き来しながらやっている。 今夜は、わざわざ顔をだしてくれました。 長尾みよこさん、名古屋でヴァン・ナチュールを語る時、外せない女性です。 最初は、与語のところで働いていて、ヴァン・ナチュールの魅力に魅せられて、今は独自でワイン販売している。 みよこさんの熱心さには、凄いものがある。 昨年はフランスまで来て醸造元巡りをやっています。 そして、酒仙堂堀の小久保さんもヴァン・ナチュールの魅力を名古屋で伝える大切な人。 また、その熱い姿勢には凄いものがある。 私達の企画するヴァン・ナチュールの試飲会には東京だろが、大阪だろうが必ず参加してくれています。 勿論、フランスまで、醸造元巡りを私達とやっています。 こんな熱い人達と共に楽しいひと時を過ごせました。 皆さん、ありがとうございました。 フランスより応援していますよ!! お店の皆さん、お世話になりました。ありがとうございまありがとうございました。 美味しいワインを飲みました。 ピエール・ウェベール PIERRE WEBER アルザスのリースリング マセラッション Le debit d’ivresse ル・デビ・ディブレス醸造の P’TIT DEJ プチ・デジュ OLIVIER COHEN オリヴィエ・コーエン

21
Jan

銀ブラ、今宵はG6で、我が友Hiroto MARUYAMAと梅澤さんと会食

90年代前半、共にPARISにいた丸山さんと今日は会食。 ぶらり銀座の光を楽しみながらG6へ。 丸山さんと、梅澤さんと会食。 丸山さんは、“ワイン”で銀座にビルを建てた凄腕経営者。 今日、初対面の梅澤さんは、若きチャレンジャーって感じ。 やる気満々の勢いの乗ったビジネスマンって感じ。   いろんなプロジェを聞いた。是非、実現してほしい!! 頑張ってください。応援していますよ。   元気な人と話すと、こちらも楽しくなってくる。 ビジネス分野は違うけど、全盛期にいる人のチャレンジ精神はいいものだ。

21
Jan

仙台の雄、板垣さんとその仲間達

仙台に凄い人がいる。料理人からVin Natureに魅せられ命を懸ける男。 こんな熱い人が冷涼な東北に居た。 そんな板垣さんから、呼んでいただき仙台にやって来ました。 板垣さんのリードの元、板垣さんとのミニ・トークしながら小さな試飲会に同席させていただきました。 皆さん、温かい人ばかりで、心がほっこりしました。 ワインを通じて皆さんと、こんなカタチで繋がりができてホントに幸せです。 板垣さんのVin Natureに対する真摯な取り組み方が、皆さんに伝わっていて感動いたしました。 仙台にこんな人がいるなんて、凄いことですね。 場所を提供して頂いた47agの皆さん、お世話になり、ありがとうございました。 会食させてい頂いた“銀兵衛”の皆さんにもお世話になりました。 共に楽しいひと時を過ごさせて頂いた皆さま、ホントにありがとうございました。 板垣さん、感謝!! フランスで待ってます!!    

21
Jan

一挙に長野県の諏訪市へ移動して、野村ユニソン社へ訪問

日本でVin Natureを輸入する代表インポーターと云ってもいい野村ユニソン社を訪問。 野村ユニソン社は、これからの日本を支える先端技術の一部を担っている大切な業務をこなしている企業である。 その傍らナチュール・ワインを積極的に輸入している。   今回は、野村会長自らが私を迎えてくれました。 諏訪では、有名な和食レストラン“月とすっぽん”と云う料亭に招待して頂きました。 野村ユニソン社は、社長、会長、自らが、現地フランスまで、醸造元を訪問する程に熱を入れている。 輸入している醸造元も一流の蔵が多い。 ブルゴーニュでは、Philippe PACALETフィリップ・パカレ、Yann Durieuxイヤン・ド・リュー、など一流どころを輸入している。また、Alexandre Bain アレキサンドル・バンや、Marcelle LAPIERREマルセル・ラピエール、  Marcel RICHAUD マルセル・リショ、また,Bruno Schuellerブルノー・シュレール、Dard et Liboダール・エ・リボなど、Vin Nature の超一流の醸造家のワインを輸入している。 日本での販売先も、多くの有名Caviste カヴィストやレストランと確固たる信頼関係を築いている。 日本では、トップ・クラスのインポーターと云ってもよい。 今夜は、ワイン業務を推進する原点となる大きな決断を下した野村会長と久々にお話しができたこと感謝しております。 今夜の料亭“月とすっぽん”シェフの料理、女将のサーヴィスに感謝感激。ありがとうございました。

21
Jan

約10社のVIN NATUREのインポーターが試飲会、RECREATIONを開催

今、日本は円安のレートで、インポーターが苦労しています。 Vin Natureの売れ行きにも、やや不安な影響がでています。 数年前までは1 € が130円でした。 今は180円になっています。 ここまで円のレートが下がると、やっぱり影響が出てきます。 こんな時こそ、インポーターが集まって再構築を狙ってRecreationが必要です。 CLAVE PASSION DU VINが開催しました。   VIN NATURE を普段から飲んでいる人達が、もう他のワインが飲めない人が多いのが事実。 チョット、高くなったからといって、Vin Natureを飲まないことはありません。 確かに、飲む回数や量は、チョット減っています。 Vin natureを販売しているレストラン経営者やビストロ・経営者達が多く集まりました。 皆、品質と価格のバランスがいいワインを探す為に、熱心にテースティングを行っていました。   VIN NATUREに関わって仕事をする人達みんなが、元気でハッピーな年になるように頑張りましょう!!

21
Jan

レクレアションの打ち上げはオザミ銀座本店で

打ち上げは大切。 年はじめに、年に一度は顔合わせてお互いの状況などを知ることは大切。 勿論、競合の部分もありながらも、Vin Natureを取り扱う同士でもあり、お互いに盛り上げいくことも大切。 レクレアションの存在理由はその辺にあり。 やはり円安の影響でやや厳しさを抱えているのは、お互いさま。 こんな時こそ、Vin natureの良さを再確認しあって、確固たる自信をもって拡販する方向性を確認したいものです。 皆、状況が厳しい中でも、それぞれが自分の特徴を生かした営業で頑張っています。 RECREATIONで余ったワインを持ち込みさせてくれたオザミ店に感謝です。 やっぱり、オザミの美味しい料理と自分達のワインを組み合わせてマリアージを試せるの嬉しいことです。 オザミの料理はやっぱり美味しかった。オザミを貸し切り状態で、その上持ち込みOKで感謝、感謝です。

4
Déc

彫刻家の山下さんがPARISに!Sculpteur YAMASHITA a PARIS !!

世界中で数々のVignerons醸造家の樽に、彫刻のアートを残している山下さんが、何と、今日PARISです。 13年にフランスにやって来て、数え切れない樽アートを施して、一旦日本に戻り、オーストラリアに渡り樽アートを残して、現在は九州の佐賀にアトリエを移してアートを続けている。 本当はワインの勉強にフランスに来たのですが、好きな醸造家のところで樽に彫刻したら、それが醸造家仲間で話題になって、本業の彫刻家に専念することになってまった、とのこと。   私とは、数年前にスペインの試飲会で会ったのが切っ掛けでした。 その後は、彼の樽アートは、私が行く多くの醸造家のところで拝見していました。。 是非とも、逢いたいなと、思っていたら、昨日に突然に逢える算段になってしまいました。ラッキーなことです。 昼頃、オフィスに寄って頂き、アペロにブルゴーニュの今勢いのあるAMIアミ醸造のアリゴテをやりました。 今日は月曜日なので、ビストロは殆どお休みで、近所の定食屋さんで美味しいワインがあるMazenayにやって来た。 山下さんは明るい雰囲気を持った気持のいい若者って感じです。 この性格と、兎も角も、ワインが大々好きなところが、多くの醸造家に好かれていて人気ものです。 彼の作品を幾つか紹介します。 シャブリのトーマ・ピコのパット・ルー醸造では、こんなに大きな壁掛けの彫刻もやったようです。   また、来年の秋には、フランスに来るようなので、またヴィニュロンの方々!樽アートをやってもらうチャンスですよ!! Au Vignerons !! IL va revenir l’annee prochaine en automne. Si vous vous interessez de travail avec lui, vous allez me contacter s.v.p. Tres bon artiste et bon buveur. やあー、美味しい定食屋さんでした。 ご馳走さまでした。 山下さん、明日、日本帰国ですね。気を付けてお帰りください! 寄って頂きありがとうございました。    

29
Déc

和風系といえば“繊細なうまみ”、黙ってThomas PicoのChablis

Parisにはtたくさんの和食がある。私がフランスのワイン産地を旅してパリに戻った時、一番最初に行きたいお店はここです。 “国虎屋”Kunitora-ya.。日本でも食べられないほど美味しいうどんの店である。 土佐出身の野本シェフのうどんは天下一品である。土佐カツオ仕込みのだしの“Umami旨味”がきいた汁がたまらない。 . フランス田舎の旅でワインとフレンチでチョット疲れた胃と腸が生き返る。 和の旨味が全身に染みわたる。 . そんな野本シェフが、大変身した国虎屋。 夜のメニューは、和の旨味ニュアンスを、フランスの食材をふんだんに使いながらの創作料理の店に大変身。 パリの美味しいレストランを食べ尽くした野本シェフが、描き続けてきた和と洋のエッセンスが詰まったUmami。 . そんな料理にピタリと合うワインと云えば、もうこれしかないでしょう! . もう黙ってThomas Picotトーマ・ピコのシャブリChablis。 一億5千年前の地質キメリジャン石灰質土壌からくるズーッと伸びてくる潮っぽいUmamiミネラル、その上にかぶせるようにヴィバシテーと呼ばれるキリっとしたフレッシュな酸がある。 国虎屋のうまみ料理と共通する旨味とUmamiの競演、そして透明感のあるフレッシュな酸、また次を楽しむ活力が湧いてくる。絶妙なマリアージだ。 . 料理を造る野本シェフのこれまでの歴史、ここに至るまでのトーマの歴史、人と人の歴史の結果である作品がこのテーブルで出合いマリアージする。二人をよく知っている私にとってはたまらないエモーショナルな時空間の世界だ。 ――――――― トーマ・ピコのプティ・ノート 2003年より、お父さんの畑の一部を引き継いで始めた。 20年間のビオ栽培。 シャブリの数少ないビオ栽培、鳥や昆虫などが少ないことが悩みと一つ。 木々が少ないシャブリの畑、鳥や昆虫を呼びもどす為に、葡萄木を抜いて180本の色んな種類の木を植えている。 収穫は人の手で収穫、最も熟した時期に一挙に収穫する為、60人もの収穫人を投入する。 収穫後、4時間かけてゆっくりやさしくプレスしてジュースを絞り、ポンプを使わないで重力で発酵槽に入れる。 . 自分の畑で育った自生酵母のみでアルコール発酵。(つまり葡萄果実に自然に付着していた酵母のみ) . 熟成は、中樽とフードルと呼ばれる大型樽にて熟成。熟成期間も2年から3年の飲み頃になるのを待って出荷するようにしている。シャブリのテロワールのホントの旨味テロワールを表現するには時間がかかる。と考えている。 ――――― 野本シェフの美味しい料理の数々。 もちろん、最後はうどんでしめました。 今日はレベッカとヴィクトールの3人でやって来た。 レベッカは10日間もフランスのワイン産地、アルザス、ジュラ、ブルゴーニュ、ボジョレ、エルミタージ、アルデッシュ、ローヌ、ラングドック、ロワール地方を歴訪、この日パリに戻ったところ。連日の移動、テースティングお疲れさんでした。 最後に、やさしい“うまみ”料理で落ち着きました。 ワインはタン・ド・スリーズ醸造のBlanc de Noirのラ・プール・ドュ・ルージュもあけました。 そして、偶然にも、レベッカが名前とラベルを決めた日本酒“匠”もやりました。 素晴らしい時間をありがとう。 トーマ・ピコThoms PicoのシャブリChablisと繊細な和風料理との素晴らしい相性に感動したひと時でした。

26
Déc

Olivier Cousinのpetit 歴史と円熟期に入ったワインを効く

冒険家オリヴィエも62歳。オリヴィエほど世界を自分の船で動き周った醸造家はいないだろう。 ヨットは自分で設計して、造ってしまう技術をもっている。モノ造りのセンスは凄いものがある。 20歳の時は、大西洋を単独横断したほどだった。その後も、アフリカのギアナまで大海原を走り周っていた。 . 今でも季節になるとジッとしていられないオリヴィエはクレールと近海を走り廻っている。 オリヴィエは1980年よりお祖父さんと一緒に蔵で働いていた。でも季節になるとヨットで出て行ってしまうことが多かった。正式に蔵に戻ってきたのは1987年だった。その前も収穫期には戻ってくるように心がけていた。83年からはお祖父さんと一緒に収穫してワインを造りだした。だから今年41回目の収穫をやったことになる超ベテラン。 オリヴィエも人生62歳、究極の自然児だったオリヴィエ。私が最初に知り合った頃は、ガソリンはよくないから、と云って植物性油で車を走らせていた時期もあった。 . 日本に一緒に行った時も、試飲会場まで移動する時、俺は地下鉄には乗らない、と云って、地図も持たずに歩いてちゃんと試飲会場に辿り着て皆を驚かせた。 . 90年代初期から自然派ワインを最初に造り出した人達は、多かれ少なかれチョット違った能力をもっていた人達ばかりだった。普通の人が、わざわざこんなリスクのあるワイン造りをやる理由がなかった時代だった。 そんな時代をくぐりぬけて戦い続けてきたオリヴィエの最近のワインが面白い。 人生の奥深いところを知り、なお気候変動に対応しながら馬や動物、微生物達と共存しながらのワイン造りに磨きがかかっている。 ここANGERSアンジェは自然派ワインの宝庫、多くの若手がやってきて、色んな手法でワインを造っている。 世間的には、超有名なワイン、造り手が乱立している地方でもある。 そんな中、確固たる自分のワイン造りのポリシーを貫いているオリヴィエ・クザン。 2023年は、久々に収穫量も満足いくものだった。品質も納得いくミレジムだった。 自生酵母も元気があり、アルコール発酵も12月前に終わったほど順調だった。 23年ミレジムは好ご期待です。 Au-dela オ・デラ シュナン・ブラン品種の畑は2006年より人に貸してあった。今年から戻ってきて、15年ぶりに造るオリヴィエ。 収穫後、直プレスして、自生酵母で発酵したもの。軽いアルコール、爽やかな酸、心地よいワインである。 あの丹念に世話をした畑、土壌の風味、ミネラルがスーっと伸びながら、ホワッとしたやさしい深味がある。 PARTAGE パルタージュ 樹齢の古いカベルネを除梗して、潰さない(フラージはしない)で葡萄粒を発酵槽にいれてトラディション醸造。 勿論、自分の畑で育った自生酵母のみで発酵。 そしてシュナンブランを直プレスにかけたジュースをブレンドしたもの。 アルコール度数も低くて、酸も爽やかで、心地よい。 オリヴィエ独特の果実の深味がある。 Le Franc 村の教会の横にある古木のカベルネ・フランを仕込んだもの。丹念に世話をされた土壌達が、オリヴィエが望むミネラルを地中深くから果汁に送り込んでくれた深味を備えている。まさにオリヴィエ香と云っていいホワッとした優しい風味がある。41年のワイン造りの歴史を感じさせてくれる。 蔵に入って熟成中のワインを試飲、23年はどれも、すでに飲みやすかった。 嬉しいことに、幻のロゼ・ペティアンらしきものがあった。まだ、どうなるか決まっていない。品種も昔のものとは違うようだ。 ワインは人である。その人の歴史、たどって来た人生の局面、時期によって全く違ったワインになることは当然である。 熟練期、円熟期に入ったオリヴィエがここにいる。 これからのオリヴィエの醸すワインが、どのように進化していくか、ますます楽しみになってきた。

24
Déc

41回目の収穫を終えたOlivier Cousinファミリーと

クザン家の食事は、すべて自分で造った野菜、ハム、ソーセージなどが主体でシンプルだけど本当に美味しい。 相変わらず天然の奥さんクレールがいるだけでその場が明かるくなって心地よい。 今日は、レベッカとエリーンヌと、エンゾ一と一緒にやって来た。 このレベッカは、もう何回もここにきてテーブルを囲んだことがある。 でもコロナの影響もあって長い間来れなかったので、なんとしてもオリヴィエに会いに来たかったレベッカは大喜び。 スピードが速い世の流れの中、数年でも、時がたつと色んなことが変化している。 オリヴィエもクレールも62歳となって、3人の子供たちも皆独立して色んな人生を走っている。 長男のバティストはもう37歳となって自分の蔵を経営している。子供も二人。 長女のマチルドも35歳となって、同じく二人の子供がいる。 末っ子のクレマンは32歳、イギリスでレストラン業をやっている。 そんな中、オリヴィエも未来の事を考えて、子供たちに畑を分けることを始めている。 まだ元気な62歳なので自分の生活分のワインを造るけど、着々と次世代への引継ぎを進めている。 現在の自然派を造り上げてきたレジェンド達も、そろそろ引退の時期に差し掛かっているのを感じる。 クレールがアルバム写真をだしてきて、彼らが若かった頃の写真を見せてくれた。 写真を見ながら、前から聞きたかった質問をした。 『オリヴィエとクレールは、どうして知り合ったの?』と質問。 『高校性になった時、一番背が高くて目立っていたのがクレールだった。彼女を見て、すぐに決めたよ!』 とオリヴィエ。一番、可愛かったに違いない。 その頃に近い写真を見せてくれた。複写で撮ってピンボケしてしまったけど感じはわかるので添付しておく。 やあー、楽しかった。 オリヴィエ・クザンは、ここロワール地方が“自然派の宝庫”となった原点の人。 妙なエゴは全くなく、天然に自然で、決めたことは何があっても実行する行動の人。 AOPワイン公的機関とも裁判で戦った。 妙な権力には絶対に屈しない人でもある。 オリヴィエと話すと、自然派の過去、現在、未来が見えてくる。 ホントにいい時間を、レベッカ達とともに過ごせた。 ありがとう、オリヴィエ、クレール。 On a passe très bon moment Merci Olivier et Claire .

23
Déc

ロワール地方の究極の自然派レジェンドOlivier COUSIN

本物中の本物オリヴィエ・クザン。 オリヴィエが葡萄木に触ると、葡萄木が犬のように喜んでいる感覚を感じる。 葡萄木だけではない。 土壌に生息しているミミズ、微生物、自生酵母までが喜んでいるようだ。 いつも畑と共に生きているオリヴィエ、葡萄木や土壌の方がオリヴィエに近づいてきて馴染んでいる。 ここまで土壌と一体化している栽培・醸造家は、フランスにも数えるほどしかいない。 特別な存在だ。 ワインは畑で造られる。 この言葉がオリヴィエ・クザンならの言葉だ。 鶏も馬も、畑の住民はすべて家族。 家族が住む畑を、住みやすいように最大限のことを施している。 自生酵母達もオリヴィエの家族だから、しっかり働いてくれるのは当たり前だ。 人、土壌、太陽、動物・微生物 すべてのエネルギーが一体化して和している まさに、これぞ自然派ワインの定義の根幹なのだ。

26
Oct

銀座オザミの小松シェフ・ソムリエとシャブリのTHOMAS PICOを訪問

銀座オザミで最高に“心地よいサーヴィス”をこなし、多くのファンを持っている小松さんが熱望した訪問先の一つがブルゴーニュ・シャブリのトーマ・ピコでした。 PARISシャルルドゴール空港から一挙のブルゴーニュ・シャブリへ直行した。 ここシャブリは、近年、天候不順で収穫量が極度に少ないミレジムが続いていた。 今年2023年は、猛暑もありながらも、結果的に稀にみる高品質で収穫量も満足のいく嬉しいミレジムとなった。 そんなこともありで、最高の笑顔で迎えてくれたトーマ・ピコだった。 OENO CONNEXION社は、トーマがお父さんからドメーヌの一部を引き継いだ2003年の初ビンテージから付き合っている。 トーマが20年間にやってきたシャブリでの奮闘はMAGNIFIQUEマニフィック・素晴らしい!としか言いようのないものでした。 そんなトーマの20年間の奮闘と現在までの地道な活動の一部を小松さんに語りだした。 トーマはドメーヌを引き継いだ当初から、ここシャブリの現実を目の当たりにみて危機を抱いていた。 シャブリという産地は、フランス中のワイン産地の中でも、“シャブリ”という名前だけで黙っていても売れる産地であること。逆をいえば、何も努力しなくても売れてしまう産地といえる。 つまり、ここには、お金儲けだけを目的にブルゴーニュの大手有名なネゴシアン(ワイン商)が参入していて、畑には除草剤、化学肥料など化学物質が大量に使われていて、しかもグランクリュの畑さえも、微生物が皆無で砂漠のような無機質なものに近くなっていて、本来の“シャブリ”と云われるスーッと伸びてくるミネラルが感じられないワインが殆どという現実になっていた。 トーマが2003年より、やってきたことは、ここの本来の“シャブリ”のあのミネラル感を取りもどして、更により進化させて“深味”のある、まだ他の誰もがやっていないシャブリ・テロワールの真価を表現することに的を絞って努力してきたのだった。。 オザミの小松さんは、トーマの奮闘してきた過程ながら、彼が造るシャブリに、他にはない特別な魅力を感じとっていた。 その訳を知りたくて、今回の訪問となった。 トーマは、ここシャブリの特殊なテロワールからブルゴーニュのどこにも比較できない偉大なシャルドネが表現できると確信していた。 2003 年に、お父さんから引き継ぐと同時にトーマはドメーヌ、PATTES LOUP パット・ルを設立した。 最初は、ほんの一部の畑だけを引き継いで、完璧なまでのビオ栽培を開始した。 完璧主義者のトーマは少しづつお父さんの畑を引き継いで、畑をコツコツと着実に整備していった。 20年間の時を経て、今では16ヘクタールの畑になっている。 勿論、すべて人的作業による完璧なビオ栽培を実施している。 トーマは知っている。シャブリの現実は、グランクリュの畑でも機械を使った栽培、収穫がなされていることを嘆いている。 トーマは、すべて人的な畑作業員を実現したかった。 16ヘクタールとうい面積には、贅沢ともいえる12人の畑作業員を確保して、丹念にビオ栽培を実施している。 この規模で12人の作業員とは、かなりの投資ともいえる。 そして、収穫もトーマにとっては超大切なこと。 葡萄の熟度の最高のバランスと時に、一挙に収穫したいトーマは、何と60人もの収穫人を一挙に投入して最良の熟度で収穫することを心がけている。 そんなトーマの話を聞きながら小松さんは、自分がトーマのシャブリに感じてきたことを納得していた。 また、収穫した葡萄をゆっくりとプレスしたあとは、プレスジュースを発酵槽に入れる作業も、ジュースに圧力がかかると繊細さが欠ける危険性もあるので、ポンプを一切使わないように醸造所を改良して重力で発酵槽に入れるようにした。 そして、白ワインの醸造には、特に醸造所のクリーンな清潔さが重要と考えているので、醸造所内はいつもピカピカなクリーンな状態を維持している。 アルコール発酵はクリーンなステンレス・タンクや卵型のコンクリート槽を使用している。 熟成に関しては、1級畑の場合は600mlのドミ・ミュイと呼ばれる中型樽やフードルと呼ばれている大型樽でゆっくり熟成させることにしている。最低でも2年熟成、試飲結果次第では3年熟成しているものもある。 . トーマは、ここシャブリのテロワールであるキメリッジャン系石灰質土壌のワインの本質が表にでるのは,最低でも2年の熟成が必要と考えている。 トーマにとって、これは実に大切なことである。 資金繰りの状況で、なかなか実現できなかったことだけど、20年の歳月を経てやっと2年、3年と熟成させることが可能となった。自分が試飲して今だ、と思う時に瓶詰めして、飲み頃となった時に出荷できるようになった。 小松さんは、最近のトーマのワインの進化、その美味しさの理由が解明されて、納得としたと同時に敬意を持った。 こんな訳で、今、世に出ているトーマ・ピコのシャブリは、キメリッジャン石灰質の独特の本来のミネラルが表現されているのである。 それでもトーマの悩みは、あまりにも多くのいい加減な造りのシャブリが世に氾濫しているので、世界中からシャブリと聞いただけで拒否される時代が到来するのではと危惧している。 本物シャブリのテロワールを飲んでみたいと思ったら、まずPattes Loup パット・ルー醸造のトーマ・ピコのCHABLISをまず飲んでみてください! これが本物シャブリです。 銀座オザミには、この辺の事情をすべて体感して、このトーマ・ピコの本物シャブリをリストに載せている小松さんがいる。 このトーマ・ピコのシャブリを、日本で最高に美味しくい飲ませてくれるのは、銀座オザミ店の小松さんです。 BY ITO, ENZO