本物中の本物オリヴィエ・クザン。
オリヴィエが葡萄木に触ると、葡萄木が犬のように喜んでいる感覚を感じる。
葡萄木だけではない。
土壌に生息しているミミズ、微生物、自生酵母までが喜んでいるようだ。
いつも畑と共に生きているオリヴィエ、葡萄木や土壌の方がオリヴィエに近づいてきて馴染んでいる。
ここまで土壌と一体化している栽培・醸造家は、フランスにも数えるほどしかいない。
特別な存在だ。
ワインは畑で造られる。
この言葉がオリヴィエ・クザンならの言葉だ。
鶏も馬も、畑の住民はすべて家族。
家族が住む畑を、住みやすいように最大限のことを施している。
自生酵母達もオリヴィエの家族だから、しっかり働いてくれるのは当たり前だ。
人、土壌、太陽、動物・微生物 すべてのエネルギーが一体化して和している
まさに、これぞ自然派ワインの定義の根幹なのだ。