南仏ラングドックのワインの歴史を変えた村がある。
ラングドックの中心都市モンペリエの街から約40キロ程西北に行ったところにMontpeyrouxモンペイル村がある。
ここには、あの伝説の醸造家エグリエール醸造のCommeyrasコメイラスさんがいた聖地である。
ラングドック地方でボルドーグランクリュを凌ぐほどの高品質ワインを造って世界中を驚かせた人だ。
その後も。この村には変革の“気概”がずっと受け継がれている。
中堅世代のAupihacオーピアック醸造のSylvain FADAシルヴァン ファダさんも健在で頑張っている。
カリニャン単品で途轍もない高品質ワインを造って世界の愛好家にカリニャン品種の偉大さを知らしめた人だ。
そして、今、若手醸造家のリーダーとして活躍しているEscarpolette エスカーポレット醸造のYvo Ferreiraイヴォ・フェレイラがいる。
パリでソムリエを経験した後、ボルドー自然派の古参Ch-Le Puyシャトー ル プイでワイン造りを修行した。
そして、2009年にここモンペイルー村にたどり着いたイヴォ。
独走的で、画期的な自然派ワインを次々と世に出しているイヴォ。
ムスカ・プティ・グレーン品種とグルナッシュ・ブランをマセラッションして醸した黄ワイン。
8月の初旬には一部を収穫開始して酸を確保。
そして、10日間のマセラッション。
絶妙のアメルチューム(ほろニガ味)と酸のバランス。
今日は、30度を超す真夏日、ひときわ暑いモンペイルー村。
この酸とアメルチュームのバランスがこの暑さを吹き飛ばしてくれる!
Ivo イヴォさんの気合いの一本!
そんじょそこらの流行の黄ワインとは違う!
こんなスタイルのワインがこのモンペイルー村で造られるなんて誰が予想しただろうか。
脈々とと変革の精神がここでは引き継がれている。
素晴らしい!の一言。
(このワインの問い合わせは野村ユニソン社です。)