バルセロナで活躍するYUKOさん、来パリとあっては一杯やらない訳にはいかない。
PassionビストロのRepaire de Cartoucheルペール・ド・カルトゥッシュへやって来た
Yukoさんとは4か月前に日本で逢って、一か月前にスペインのタラゴナで逢ったばかり。
いつもバルセロナの太陽の様に明るく元気なYukoさん。
今回は京都の大鵬さんのVerre Voléのイベントに来たらしい。
終了後、大鵬さんとバルセロナのブリュタルでのイヴェントまで同行するとのこと。
忙しく活躍するYukoさん。生きてるね!って感じ。

ここRepaire de Cartoucheルペール・ド・カルトゥッシュに来たら、まずこれでしょう。
René-Jean の白を注文したらいきなりこれが出てきました。
サンジョゼフのPitrouピトル2004年だ。
ヤー、な..なんという液体だ。
もう13年という歳月が流れている。果実味はもう薄れてビシッとミネラルからくる“うまみ”が太くなっている。
このミネラル感は永遠につづくのでは、と思ってしまうほど芯がある。
      

ルネジャン

『エルミタージュやここサンジョゼフのテロワールは、本当は白の方に向いているんだ。昔は、この地区では白の方が多かった。近年AOCの制定以後は赤のイメージが強くなって、皆シラー品種ばかり皆植えるようになってしまった。』
このルネ・ジャンの言葉をいつも思い出す。
Dard et Riboダール・エ・リボの白を飲む度に感動する。
ルペール・ド・カルトゥッシュのカウンターでしばらく沈黙するほど感激してしまった。
エモーション、エネルギーが心、体の奥に伝わってくる。
Pitrouピトルという名前はこの畑の所有者のお祖父さんの名前からとったもの。
この区画は、ルネ・ジャンの家の目の前の急斜面の畑。

白っぽい花崗岩が多く直ぐ下は花崗岩の岩盤。
このピトルの強烈なミネラル感は、この花崗岩からだ。

この美味しいピトルをバルセロナのYUKOさんと分かち合えてよかったです。
こんないい状態で13年間、保管していたルドルフは凄い。
今、パリでは自然派ワインを飲ませるビストロが竹の子の如く増えている、でもこんな希少なワインを持っているところは少ない。やっぱりRepaire de Cartoucheルペール・ド・カルトゥッシュは凄い。

YUKOさん、PARISを楽しんでください。
ありがとう。