2月8日ダ−ル・エ・リボのルネ・ジャンから電話が入った。
ルネ・ジャン『どうだい、元気かい』
伊藤『最高だよ』
ルネ・ジャン『明日、パリに行くよ、一緒に飯でも食べないかい ?ヤズが来るんだよ ! 』
伊藤『ああ、ドーヴィルの自然派ワイン見本市の為に来るのは知っているけど、今夜着くのか?』
ルネ・ジャン『そうだよ、ルドルフの所で一緒にどうだい?』
ルドルフとはパリにおける自然派ワインの先駆者である。ル・ペ−ル・ド・カルトゥッシュというビストロをやっているオ−ナ−シェフであある。身長200mという大男である。
ルネ・ジャンをはじめ古参自然派ワインの醸造元の“たまり場”的な存在だ。パリでまだ自然派ワインが全く出回っていない頃から、ワインリストは100%と自然派だった。
ルネ・ジャンとは兄弟のようなファミリ−な関係である。ルドルフがルネ・ジャンを強烈に慕っている。
ルネ・ジャンが店に来るといつもハイ・テンションになって朝まで飲み会が続いてしまう。
ヤズとは東京の自然派ワイン・ビストロ、メリメロのオーナ−・シェフの宗像さんのことである。
ヤズさんとルドルフは修行時代、三ツ星レストランで一緒に働いていたころかからの付き合いだ。
ルドルフ『ヤズは俺が知ってる日本人料理人ではもっとも忍耐と体力があって頑張屋の男だ。』と言い切る。絶対の親友関係がこの二人には存在している。その当時からルネジャンも一枚関わっている3人トリオの友情関係である。
ルネ・ジャン『とにかく、ヤズは凄い』と言っている。
そんな3人がそろったパリの一夜でした。