Paris 3区の貴重な店!伝統のフレンチが食べられる店、Repaire de Cartoucheルペール・ド・カルトッシュにやって来た。
突然、ザ・フレンチの技から生まれる料理が、無性に食べたくなった。
そんなことを思いながら地下鉄に乗っていて、車両がその店がある駅に止まった瞬間に、“ここだ”とひらめいてホームに飛び降りてしまった。
時々、こんな感じになる時がある。
私が、ここに来たら、黙ってこのボトルが開けられて出てくる。
ダール・エ・リボDARD ET RIBOのC’est le Printempsセ・ル・プランタン“春だ!”というワインだ!
22年産はあまり飲む機会がなかったのでちょうどよかった。
昼というのに、ロドルフ・シェフの料理を、こよなく愛している人達が入れ替わりでどんどんやって来る。
1990年台初期にスイスの三ツ星で料理を担当していた本物中の本物、筋金入りのフレンチ料理だ。
今や、フランスといえども、創作料理的なものが多く、“これぞフレンチ”という店が少なくなってしまった
だから、ここは貴重な存在の店となっている。
今日のメニュは珍しいものがあった。
今フランス料理店でスープが飲める店が極端に少ない。
そして、ロドルフがメニューのメーンに魚がでるのは珍しく、鯛があった。
この二つを注文。
ロドルフは料理と料理の合間に、時々テーブルの近くに来て、会話を楽しんでくれる。
ここのファンは、皆このひと時を楽しみにやってくる。
美味しい料理と、根っから明るいロドルフとの会話で元気が出てくる特別な店だ。
それにしても、ダール・エ・リボの“プランタン”22は美味しかった。
日本にもまだ在庫があるのだろうか?
見つけたら、是非、飲んでみてください! お勧めです!
瓶詰めされたオニオン・スープがあったので買って、外に出た。
ホントに、満たされた感じで元気になる店だ。
ありがとう、Merci 、自然に言葉が出てしまう。
最後に、何故、ここで飲むとダール・エ・リボのワインが世界一美味しいか?
自分の店の看板にDard et Riboと書いてしまうほど、ここのワインを愛しているからです。