美味しい料理と心地よい音楽、 そして美味しいワインの夕べ ~ブラッスリー・ラ・ムジカ~ JR目白駅から程近い街角に、この『ブラッスリー・ラ・ミュジカ』はある。 まだオープンして1年程と新しいお店ながら、オーナーシェフである梶村さんの魅力に引き付けられ、連日多くの常連客で賑わう。 梶村シェフは、毎月末に生演奏を聴きながらシェフの料理を堪能する「音楽の夕べ」を開催している。8月のテーマは「ボサノバ」。この夏は異常なほど暑いので、涼しげなボサノバは、真夏の中のオアシスのようだった。 料理はこの日のために梶村シェフか腕に撚りを掛けて組んだコースメニューだ。 <アミューズ> 活鱧の冷製 トマトのクーリと共に <前菜> 鰹のエスカロップ グリビッシュソース <魚料理> ホタテ貝のグリエ ブランダード添え <肉料理> 骨付き仔羊のロースト <デザート>メロンのバヴァロアとそのスープ仕立て    さらに、自家製パンとカフェ!これは充実している!! 実は私は大のブラジル音楽ファン! 本場のブラジル音楽を体験するために、リオとサルバドールにも行ったことがある。 そんな訳で、もちろんボサノバも大好き! 第一部のスタートはジョビンの名曲『Wave』~ 演奏が始まると、涼しい風が波のようにサ~と流れてきたようだ。 爽やかな『ドメーヌ・リカール“ル・プティオ”』を飲みながら、心地いいオープニングだなあ~と心が落ち着く。 このユニットの特徴は、アコースティック・ギターとボーカルの臼田さんに、チェロのアヤコさんが伴奏しているところだ!ボサノバにチェロは初めての体験だったが、ボサノバの演奏によくあるストリングスの役割をこのチェロが担っている、という訳だ!なるほどこれは理に叶っているし、実にマッチする。しかもアヤコさん、とっても美人!ますます引き込まれてしまった!!(やばっ) 料理は、アミューズの「ハモの冷製」がメチャうま!関西ではこの時期ハモは珍しくないが東京ではなかなか食す機会がない。よくある梅肉の替わりに酸味のあるトマトのクーリを添えてあるところが梶村シェフの技! 魚料理の「ホタテ貝のグリエ」がまたいい。鮮度抜群で味の詰まった大ぶりのホタテと、その下に布団のように敷いてあるジャガイモのブランダードが、好相性だ。ブランダードに和えてある風味の強いオリーブオイルが粋なアクセントとなっている。 共にさっきのソーヴィニヨン・ブランで造られた「リカール」の爽やかで香り高い味わいととてもいい相性だった。これ頼んで正解! 肉料理は「仔羊のロースト」。仔羊の優しい風味が楽しめる一品だ。 ピリッとしたマスタードのソースが味わいを引き締めてくれる。 この料理の為に頼んだのが、ラングドックではとても珍しいピノ・ノワールから造ったワイン「ドメーヌ・ガランス、風」。 インポーターのディオニーさんが、生産者のキノネロさんと共同で開発したキュヴェだ! 風味よい仔羊と、香り高い、それもしっかりした味わいのピノの好相性だ。これも正解! そしてデザートは「メロンのバヴァロア」。これがまた絶品! バヴァロアが黄色いメロンで、スープが緑のメロンから出来ている。 バヴァロアは完熟した美味しさと甘さを楽しめ、緑のスープがスッキリとメロンのぼやけがちな味わいを引き締めてくれる。スバラシイ! 一続きのコース料理を、ボサノバの涼しげな音楽と美味しいワインで堪能することが出来ました! 最後に、「ミュジカ」さんでは今日ご紹介した以外にこんな美味しいワインも皆様のお越しを待ってますよ! ●グランジュ・ブリュレ’04 4800円 問合せ先:クロスロード tel.03(3352)0911 ●シャトー・プーピーユ’06 6400円 問合せ先:モトックス tel.03(5771)2823 ●シャトー・プレザンス’07 5500円 問合せ先:オルヴォ tel.03(5261)0243 <ご紹介したワイン> ●ドメーヌ・リカール“ル・プティオ”’08 6600円  問合せ先:サンフォニー tel.03(5565)8992 ●ドメーヌ・ガランス“風”’08 5500円  問合せ先:ディオニー   tel.03(5778)0170 <美味しいワインが飲めるレストラン> Brasserie la Mujicaブラッスリー・ラ・ミュジカ8  東京都豊島区目白3-14-21 1F  TEL.03(3565)3337 http://www.lamujica.com <ボサノバ・アーチスト> 臼田道成  www.michinariusuda.com