ボルドーは私の第二の故郷。
24才から30才まで6年間滞在した街。

ボルドーに電車が近づくと、旧ボルドーの街並みサン・ミッシェル教会の塔がガロンヌ河に
浮かんで見える。
30才の時、6年間過ごしたボルドーを去る時、列車の窓から振り返ると、この景色が見えた。
胸がギューとさみしくなったのを覚えている。
『ひょっとしたら、2度と戻らないかもしれない。』
あのサン・ミッシェルの教会の塔が見えなくなるまで追っていた自分を思い出す。

こんな風に、時々ボルドーを訪れることになるなんて、あの時は想像すらしなかった。
あの塔を見る度に、あの時のエモーションがよみがえってくる。

武道を教えながら葡萄を学んだ6年間のボルドーは、私にとっては故郷なんだ。
皆さん、エッと思うかもしれませんが、私の基本はボルドーなんです。
私の心の奥底にはボルドーが流れている。

“やっぱりボルドー”という時代がまたやって来るでしょう。
時代は進化してまわってきまきます。