この季節は、いいモノを飲む機会が一段と増える。

今日も特別な人が来て、ワイン・カーヴの奥の方から、探し出した飛びっきりの一本を開けました。

Domaine Vielle Julienne ヴィエイユ・ジュリアンヌ醸造の“Reserve”レゼルヴ2005年。

現在、Chateau neuf du papeシャトー・ヌフ・ド・パップ地区でトップ醸造家と云えば、

Vielle Julienne ヴィエイユ・ジュリアンヌ醸造のジャンポール・ドーマンでしょう。

 

あまり、私はワイン評論家による点数などにあまり興味ないのですが、チョット参考の為にだけ書いてみます。

-ロバート・パーカーのwine advocateで Cuvee Reserve 2000,2001,2003,2005 100点 満点

 

-ワイン・スペクティターの2020年間トップ100選 で

Trois Souece16 が世界5位

 

-ロバート・パーカー・ジュニアの後継者ジェフ・タナックによる

2020年 TOP OF WINE で  Les Haut Lieux 18 が世界1位に選ばれた。

 

最近はワイン評論家系ジャーナリトの訪問をあまり受け入れていないようです。

 

私は、このジャンポールがお父さんより引き継いで直ぐの年から日本に紹介しています。

まだ、全くの無名時代からです。

かと云って、色んな評論家に高く評価されるのは、嬉しいものです。

醸造元にとって長い目でみて好いことか、どうか、は一概には言えないものです。

有名になって私達の手に入り難くくなってしまうのは、チョット淋しいですね。

でも、ドーマン家ファミリーはいつも昔から取引している私達を優先してくれているので、ありがたい限りです。

ジャンポールは、もともとブルゴーニュのワインが大好きだった。

特に、90年台のピリューレ・ロックのワインが好きだったようです。

勿論、テロワールは全く違いますが、ミネラル感を伴った優雅さ、上品さの表現が好きだったようです。

シャトー・ヌフの土壌でも、ここには砂状の地質に丸石が混ざっている。

つまり、やさしい優雅さは砂状から、エネルギッシュさは小石と南の太陽から。

凄いスタイルだ!

エネルギッシュなのにスーッと優雅に体に溶け込んでいく。

これが、パップのルージュだよね!

今、ちょうど世代交代の移行期に入っている。次世代のアントワンヌも繊細で落ち着いてじっくり行動タイプの人柄。

楽しみな次世代だ。

新しいミレジムも素晴らしいよ!