9頭身のモデルのようなスタイルのジュリ-。

ワイン造りの感性は天才的。
究極のところ肝心要な醸造上の判断は感性によるところが大きい。

黒葡萄のグルナッシュ・ノワールと白葡萄のグルナッシュ・ブランの半々を同じタンクで混醸造。
しかも、除梗した後潰さないでGrain entierグレーン・アンティエールと呼ばれるキレイな葡萄粒をそのまま発酵槽に入れる造り。
ルモンタージもピジャージもしないジュラ地方の赤醸造方法をこのラングドックで採用。

ピュアーな果実味、透明感のあるミネラル、石灰土壌の軽く潮っぽいタッチが爽やかさを更に演出。
ジュリーのサッパリした性格がそのままワインになった感じ。

ただ、軽いワインではなく、南フランスの太陽と諸々の内容が詰まっている。
それでいて、スイスイ身体に入っていくスタイルのワイン。 
まさに天才的。

そして、ネーミングとラベルのセンスも光っている。
Marée basse マレー・バスとは引き潮の意。
引き潮時の海のごとくにボトルのワインがどんどん減っていくイメージ。

(このワインの問合せは、BMO社、東京・恵比寿のトロワザムール店まで)