ルシヨンでは欠かせない、若手仲良し3人組

フランスの南にある、ルシヨン地方。ここの風景はまるで人間より自然の方が支配しているかのよう。
目の前に広がる景色はソバージュな自然、まさに山奥って感じがします!
しかし何だろう、この安らぐ感覚は?!ずっとここに居たいという気持ちが込み上がってきます!

そんなこんなで辿り着いたのは、元協同組合が使用していた大きなカーブ。
ここで、3人の仲良しコンビがワイン造りに熱中しています。

ではこの3人の歴史を振り返ってみましょう!

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音楽を愛する男前のロイック・ルール*Loic Roure  
              ドメーヌ・デュ・ポシーブル*Domaine du Possible


ずっと気に入るブドウ園を探していたロイック。
ある日、山道を彷徨っていたら、青や赤、ラメが入った石を、道端に発見。
そこで顔を上げた瞬間、綺麗に並んでいたカリニャンの畑に一目惚れをしてしまったロイック!
ここでワインを造りたい!そんな気持ちが高まり、彼は樹齢100年以上のカリニャンの畑を即購入!


自分の畑を手に入れたものの、彼には醸造所もなければ住む家も無い・・・仕方なく車内で睡眠を取り、アグリ川で体を洗う生活を送っていました。しかしこんな生活も限界に近づき、一刻も早く住む場所を見つけなくては!と焦ったロイックは、ちょうど空き巣になっていた協同組合の醸造所を発見!2003年には、同じ町で自然派ワインを造っているDomaine Le Bout du Monde*ドメーヌ・ル・ブ・デュ・モンドのEdouard Laffitte*エドワード・ラフィットさんと組み、このカーブを購入し、本格的に活動を開始しました!

優しくてシャイなエドゥワード・ラフィット*Edouard Laffite  
          ドメーヌ・ル・ブ・デュ・モンド*Domaine Le Bout du Monde

1997年、エドゥワードはコート・デュ・ローヌの協同組合、「エステザルグ」でワイン造りを手伝っていました。
しかし!!!協同組合といっても、ここは特別な特徴があるのです!
それは“自然に優しい栽培”を行い、丁寧なワイン造りをモットーにしているカーブ。
しかもその時期の責任者は、ラングドックを代表する自然派ワイナリー、ジャン・フランソワ・ニック氏!

彼の元で栽培・醸造を学び、ジャン・フランソワが独立した後も、4年間の間、エドゥワードは醸造責任者として重要な役割を果たしました。
大役をこなすうちに、彼の中には『自分の可能性を試そう』という欲望が膨らんでいきました。
一から十まで自らの手で造る“熱い思い”がこもったワインを皆に飲んで欲しいという意志から、2003年にロイックと共にこのワイナリーを創立したのです!

明るくて好奇心タップリのルーキー、ファビアン・メレノ*Fabien Mereno  
        ドメーヌ・ル・グラン・ド・レゾン*Domaine le Grain de Raison

パリで長年模型製作者として働いたファビアン。
しかし心のどこかで、『本当にこの仕事が好きか?他にやるべき事があるんではないか?』と常に違和感を抱いていた彼。

そこでファビアンは閃きました!
昔からの夢、それはワインを造る事だ!と実感し、その思いを実現するため、生まれ育った土地へと戻りました。

しかしやはり醸造所が見つかりません・・・
そんな時に出会ったのが、上の2人!
彼らの広い醸造所の一部を借り、農業専門学校を卒業した後、ワイン造りをスタート!
2009年がファーストビンテージ、期待でいっぱいです!

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山奥にブドウ畑がある為、葡萄の木はこんなに急な斜面地に植えてあります!しかもこの地区は風がとにかく強く、何ヶ月間もの間ずっと止まなく吹き続けています。
ブドウの木が折れてしまわないように紐で固定を!

風が強い分、風通りは抜群!ブドウ達は病気に罹りにくい!
ここでの耕作作業はなんと馬ちゃんの役目!よく通れるな・・スゴイ!!


土壌は殆どシスト質。

他にも片麻岩や花崗岩質が特徴的です。

触ってみると、大きな破片がボロボロと・・・

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ではでは、皆のワインを試飲しましょう!
今回の特徴は何でしょう・・・?!

ロイックのワイン


彼が栽培しているブドウの樹齢は略全てがヴィエイユ・ヴィーニュ。
シラーは35年、グルナッシュは50年、そしてカリニャンは55年からなんと105年!

シャリヴァリ *Charivari
品種:カリニャン
樹齢:47~90年
土壌:シストと片麻岩
醸造:2/3はマセラシオン・カルボニック + 1/3はエグラパージュ
熟成:8ヶ月間の樽熟成
名前:シャリヴァリとは古くから伝わるカーニバルの名前です。台所用具など、楽器以外の物で音楽を奏で、町の中を回る、ユニークで楽しいカーニバルです。ロイック曰く、カリニャンはルシヨンに最も合う品種なのです。とてもエレガントで滑らかなワイン。赤フルーツのアロマが漂い、スイスイと飲めてしまう、優しくて爽やかな味わい!


クマ・アコ *Couma Acò
品種:シラー
樹齢:35年
土壌:シスト
熟成: 8ヶ月間の樽熟成
名前:クマ・アコはカタロニア語で『こんなものさ』という意味です。
友達との楽しい時間にはこのワインがピッタリ!事前に開けておき、30分くらい待ってみて下さい。どんどんと広がっていく果実の香りと複雑さは本当に感動ものです。このキュべもやはりフレッシュ感が強く、ブドウジュースのように飲めてしまいます!私も大のお気に入りの一本です!

クール・トゥジュール*Cours Toujours
品種:マカブー、グルナッシュ・グリ、グルナッシュ・ブラン、カリニャン・グリ
名前:クール・トゥジュールとは『ずっと走る』という意味。これは、ずっと走り続け、何かを得るということ。酸味もあり、渋みもあり、りんごの香りが漂う、喉を潤してくれる白ワインです!


セ・パ・ラ・メール・ア・ボワール*C’est pas la mer à boire
品種:グルナッシュ、カリニャン、シラー
樹齢:35~50年
土壌:シストと片麻岩
醸造:マセラシオン・セミ・カルボニック
熟成:9ヶ月間のステンレスタンクと樽熟成
名前:直訳すると、『海水を飲むわけでも無いし!』という意味ですが、フランス人は『そんな大したことないでしょう!』という時に使う表現です。『このワインはアッというまに飲めてしまうからジョーク交じりでこの名前をつけたんだ』と半笑いなロイック!
マセラシオン・カルボニックが果実身の深さを引き出し、ミネラル感たっぷりなワイン。繊細で後味が長く残る、ルシヨンのワインとは思えないほど爽やかで飲みやすい!

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エドワードのワイン

彼の畑はとにかく標高が高い場所にあります!
その為風が強いのですが、眺めは抜群!

レキューム・デ・ジュール*L Ecume des Jours 2009
品種:リャンドナー・ペルト(グルナッシュに似た地元品種)45%、カリニャン45%、シラー10%
醸造:3週間のマセラシオン・カルボニック
『レキューム・デ・ジュール』とは、『日々の仕事の積み重ね』という意味。
この地方独特のガリッグ(香草)の香り!スパイスと濃厚な黒実フルーツのジューシーなアロマが口いっぱいに広がります!繊細で細かいタンニンはまさにエレガントそのもの!

アヴェック・ル・タン*Avec Le Temps 2009
品種:カリニャン100%
醸造:3週間のマセラシオン・カルボニック
『アヴェック・ル・タン』とは『時と共に』という意味。エドワードは、ゆっくりと焦らずにカリニャンを育てると、ここまで綺麗なワインが出来るのだと証明したかったのです!
このワインは純粋にきれい!スーっと優しく喉を通り、一瞬で口の中は赤フルーツやお花の香りで満たされます!バランスも上品に整っていて、一度飲んだら絶対に消えない美味しさです!

タムタム*Tam Tam 2009
品種:シラー 75%、カリニャン15%、グルナッシュ10%
醸造:3週間のマセラシオン・カルボニック
『タムタム』とはアフリカの打楽器のことです。そのように、一度感じたら忘れられない、表現豊かなワイン。フレッシュで複雑な香りと、柔らかいタンニンがスーっと体に溶け込んで行きます!

ホップ・ラ*Hop Là 2009
品種:グルナッシュ80%,、シラー 20%
醸造:3週間のマセラシオン・カルボニック
『ホップ・ラ』とは『それ!』とか『はい!』という間役詞。このワインも、この掛け声のようにとても飲みやすく上品!蕩けているタンニンがワインにまろやかさを与えています!

ラ・リュ―ス*La Luce 2009
品種:グルナッシュ85%、シラー15%
醸造:エグラパージュ
とてもエレガント!しっかりとした濃厚なボディーにも関わらず、この爽やかさ!コショウやスパイスが前面に感じられ、ちょっとしたオシャレなお食事にピッタリ!

そして最後のサプライズ:グルナッシュ2010年の試飲!
今年はとても綺麗な実が収穫出来たので、マセラシオン・カルボニックで醸造!
カシス・フルーツとイギリスアメの甘い香りと、フレッシュな酸味が、綺麗に調和されています!
エドワード本人が保証する、最高に仕上がった2010年ヴィンテージをお楽しみに!

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そして最後はファビアンの初ビンテージ!


彼のブドウ木も古い!平均樹齢は 50年、一番古い木は1903年に植えられました!
畑作業、対処方法、そして醸造方法の際、なるべくシンプルで自然に、環境とブドウを尊重しながらワイン造りを行っています。

ピラール・ドナ・カタラーニャ*Pilar Dona Catalana 2009
品種:グルナッシュ100%
熟成:13ヶ月間
ピラール=祖母の名前、ドナ・カタラーニャ=カタロニア語でカタロニアの女という意味です。
これは本当に面白いロゼです。まず1年もの間熟成されたロゼって飲んだことありますか?!干したスモモのような、パワフルでシェリーのような香り。後味が長く続く、とてもユニークなロゼワインです!


ラ・リ・キ・シャント*La Lie qui ChAnte 2010
品種:ミュスカ80%、グルナッシュ・グリ20%
『ラ・リ・キ・シャント』とは、『歌っている澱』という意味。ファビアンは、ワインをフィルターに掛けないので、ワインの美味しい成分(澱)がタップリ残り、よりまろやかに仕上がっています!
柑橘類と白い花の綺麗な香り。キリッとした酸味と、ほろ苦い渋み、そしてミュスカの心地良いアロマのバランスが最高!

プチ・クリュック*PeTit KluK 2009
品種:グルナッシュ100%
醸造: マセラシオン・カルボニック40%、エグラパージュ60%
『プチ・クリュック』とはカタロニア語でお昼寝という意味。
とてもまろやか!熟成されたフルーツの香りがフアーっと広がるワイン!力強いがフレッシュ感もあるので、全体的にバランスが良い!グイグイと飲めてしまう、アペタイザーには最高!彼の一番お気に入りのキュベでもあります!


ボンヌ・ピオッシュ*bOnne piOche 2010
品種:カリニャン・ヴィエイユ・ヴィーニュ50% 、シラー35% + グルナッシュ15%
『ボンヌ・ピオッシュ』とは『大当たり!』という意味。
このワインの特徴は、何と言っても1903年に植えられたカリニャンの木!この樹齢古き木が、複雑感を加え、ミネラルを引き出し、爽やかさを与えているのです!よりしっかりとしている骨格は、お食事などにはピッタリな一本です!

マサ・ポック*mAssa pOc2010
品種:グルナッシュ50% 、シラー35% 、カリニャン15%
『マサ・ポック』とはカタロニア語で少ないという意味。
名前のように、このワインの生産量は本当に少ない!
このワインは他に比べ、ボディーがよりしっかりしているが、とても優しくて女性的なニュアンスが。
チョコレートの香りやバニラ、たまにココナッツなど、とてもエレガントで味わいが豊かなワインです!

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『僕達のブドウは、自然の力で育っているんだ。
除草剤や殺虫剤は一切使用しないし、病気対策には植物で造った煎じ薬でブドウを助ける。
手摘みで収穫を行った後、ブドウが傷まないように冷凍室に保管し、ポンプは一切使わず重力でタンクに流す。
そして自然酵母でアルコール発酵が始まる。
シラー以外は房丸ごと発酵樽に入れるんだ。その方が濃厚な味に仕上がる。
そしてワインの美味しい成分が逃げてしまわぬようにフィルトラシオンもコラージュもしない。もちろん亜硫酸も一切添加しない。』

と、手を加えずに、ナチュラルな方法でワインが出来あがる事が当たり前のように話す3人。

そんな彼らのワインを是非お試し下さい!
どんな場所でも皆さんをハッピーにしてくれますよ!


3人のカーブは何時来ても楽しい!

来るたびに、新しいデコレーションや絵が増えている!
そして新しい仲間が増えています!

今、この2階にロイックのお家を建築中!

皆自由がままに生きているアーティスト。
ここでは笑顔が絶えず、ジョークばかり!

本当に楽しそうです!

Loic Roure * Domaine du Possibleのワインのお問い合わせは、こちらまで!
株式会社オルヴォー
TEL : 03-5261-0243
FAX : 03-5206-8557
MAIL : tanaka@orveaux.co.jp
http://www.orveaux.co.jp

Edouard Laffite * Domaine Le Bout du Monde のワインのお問い合わせは、こちらまで!
株式会社サンフォニー
Tl : 03-5565-5884
Fx : 03-5565-5886
MAIL : oeno-j@sta.att.ne.jp

Fabien Mereno * Domaine le Grain de Raisonのワインのお問い合わせは、こちらまで!
竹下(Club Passion du Vin):
Tl : 03-5565-5880
Fx : 03-5565-5886
E-Mail:passion@basil.ocn.ne.jp