スカイツリー越しの眺望は圧巻!ブラッスリーオザミ ソラマチ店

先日、東京スカイツリーに隣接する商業施設「ソラマチ」へ行ってきました。 週末だったこともあり、レストラン階のある30Fまで上がるエレベーターは順番を待つ人で大賑わい! なんと!行列に並び、高層階まで上がるのに15分以上も並ぶ羽目に。。。 しかし流石ソラマチですね~まだまだスカイツリー人気は続きそうです。
 

さて、今回の目的はブラッスリーオザミ ソラマチ店へお邪魔することでした。 兼ねてより行きたがっていた超グルメなOLまさえちゃん(彼女は週のうち5日は食べ飲み歩きをしている)の希望で土曜日のランチを予約しました。
エレベーター待ちの時間を考慮していなかった私たちは13時の予約を20分程過ぎた頃やっとお店の前に到着。
そんな私たちを遅刻したにもかかわらず温かく迎え入れてくれたのは笑顔の爽やかな女性スタッフ!
彼女の笑顔に、エレベーター待ちの疲れと遅刻の罪悪感はどこえやら。。。

 

店内へ入ると、そこはまるで天空のレストラン。
素晴らしい眺望が広がるフロアに所狭しとお客様が溢れかえっているではありませんか!
 


 

予想以上の活気に呆気にとられていると、元気な声で「いらっしゃいませ~!お待ちしておりました。」 気づいて、こちらに笑顔を向けてくれたのは、そうです、こちらの店長さん、今日一番のお目当て!小松さんです。
彼はオザミが本店しか無かった頃からオザミを引っ張ってきたスタッフのひとり。 ワインとサービスに惜しみない情熱をそそぐ若き勇者!であり、オザミいち!優しい心の持ち主と評判です。 そんな小松店長はスタッフからの信頼も厚く、お客様からとても愛されていて、幸せな雰囲気をつくりだす名人! やはり、その笑顔に期待せずにはいられない。 そんな気持ちで席に着くと。。。

 


この素晴らしい眺望。 かつてこんな景色を前に食事をしたことがあっただろうか。。。 そして!きました!間髪いれずのアペリティフ! キリリと冷えた辛口のシャンパーニュが 乾いたのどにしみわたります。 うぅ~もうすでに幸せ~。

メニューは2,800円(税込)のコースから、9,800のスペシャルコースまであります。 プリフィクスなので、全てのコースが、お好きな前菜とメイン、そしてデザート、コーヒーまで選べます。
 
オーダーを終え、私たちが一番最初に食したのは、玉ねぎのムースとコンソメジュレ。いくらと雲丹と共にいただくもの。 これが素晴らしく爽やかで、食感や舌触り、濃厚なこくも楽しめる至極の一品。 そして、このお料理に合わせて出てきたのは<Les Foulards Rouges>フラール・ルージュの<La Soif du Mal’11>ソワフ・デュ・マル。 香りはカラメルやフランボワーズのような甘さがあるのに口に含むとそのミネラル感に驚きます。 いくらや雲丹の塩味とワインの旨みがバッチリ!軽さはあるのに赤ワインのようなポテンシャルを持つこのロゼワイン。旨み感が半端ないのにきっちりドライですっきり飲める! 最初から最高のマリアージュをぶつけてくるあたり、やはり只者じゃない小松店長。ワインへの深い愛情を感じます。

 

オザミ系列のレストランでは、時に、このようにグラスでワインをおまかせ出来ることも楽しみのひとつです。 お料理に合わせてグラスでワインを提供してくれる。 一本のボトルをじっくり味わうのもひとつの楽しみ方ですが、お料理ごとに出てくるワインにワクワクする、そんな楽しみ方も新たな発見があり面白いものです。
そして次の前菜はなんと!まるごとひと瓶キャヴィアのひと皿!にフロマージュブランとパルメザン、そして焼きあげとうもろこしのブリニを添えたもの。
これにはやっぱりシャンパーニュ再び!
贅沢にも出てきたものは<Champagne Jacques Lassaigne>ジャック・ラセーニュ<Les Vignes de Montgueux Blanc de Blanc Extra Brut NV> レ・ヴィーニュ・ド・モングーです。

 

こだわりの自然派シャンパーニュ ジャック・ラセーニュ



ジャック・ラセーニュのエマニュエルが所有する畑はシャンパーニュの最南端に位置しています。
普通シャンパーニュではアロマと甘さを引き出すためにリキュール・デクスペディシオン(甘味添加)という作業を行うのですが 彼は、最南端のしかも南東向きのその畑から健全で完熟した葡萄のみを収穫しているのでその必要は無いという。

鉱物的なミネラル、シャルドネの上質な酸、そしてピュアで透明感のある自然な甘み。

いつまでもつづくきめ細かい泡立ちに、うっとりしながらキャヴィアをいただく。(本当にごめんなさい!)
 

つづく主菜「沖縄産 山原豚(ヤンバルブタ)とイタリア産ソーセージの盛り合わせ」に合わせて出てきたのは<Paul Louis Eugene> ポール・ルイ・ウジェンヌの<Pierre des Sons> ピエール・デ・ソン

孤高の仙人といわれている造り手ポール・デュラン氏は、ワインで得た収入殆ど全てを畑にかけて自給自足の生活をしている。

まさに命を燃やしながら真剣にワイン造りをしている生産者であり、また素晴らしいワインを世に送り出す。


 

孤高の仙人が造りだす究極のピノ・ノワール


特に彼の名を有名にしたのは、このピエール・デ・ソンといわれています。 日照量が多いラングドックで造られるピノ・ノワール100%のワイン。
聞いたことない!ラングドックのピノ・ノワール100%!?
興味深く口に含んでみると。。。。
旨みが濃い~!そしてなんと心地の良い酸味だろう。 乾いた大地の奥底から吸上げる僅かな水分と豊かなミネラルが凝縮感を演出しているのに対して 標高の高い場所に畑がある為ちょうど良い酸もかんじられる。

素晴らしいバランスです。
こんなワイン飲んだことない!

小松さんいわく、還元しているのでグラスに注いでからも、少しづつ空気に触れさせながらゆっくり味を楽しめる。
旨みがずーっとつづく、ずーっと美味しいワイン!
 

美味しすぎる!ペリグーソースとオリヴィエ・クザン!

一方、まさえちゃんがオーダーしたメイン料理は。。。
牛フィレ肉とフォアグラのポワレ。 これがめちゃくちゃ美味しかった!!!
トリュフを使った贅沢なペリグーソースが旨いのなんの! こんなに美味しいソースは食べたことない!と冗談抜きで本気で思いました。
合わせたのはオリヴィエ・クザンのワイン。 ロワールでカベルネ・フランの可能性を追求する生産者。
間違いなく美味しい! 果実味が豊かでエレガント。上質なフィネスは心地よく素直に美味しい! ソースとお互いの長所を引き出す感じ。ついつい飲み過ぎてしまう。やっぱり美味しいね!と言わしめる納得の一本でした。

小松さんはクザンでの研修も経験があり、その時に友情を深めたクザンの息子バティスト君が日本を訪れた際に小松家に1ヶ月以上も滞在したことがあるとか。。。 造り手との信頼関係が強いと思い入れもひとしおで美味しいワインをさらに美味しくするマジックを纏わせてお客さまにサービスすることができる。 ずるいです!

 

夕陽と溶け合うシャトー・ジャンフォー

最後にチーズと<Chateau Jean Faux Bordeaux Superieur>シャトー・ジャンフォー・ボルドー・スーペリュール

満喫しました。
そして長居し過ぎました。
気がつくと外は陽も暮れ始めて眩しいほどの美しい夕焼け。
夕焼けとジャンフォー。やっぱり合うよね。 お料理とだけじゃなくて風景とワインも合わせてくるなんて、さすが小松さん!
夕日に溶ける繊細なタンニンはますます私たちを妖艶に(!?)酔わせてくれます。な~んちゃって。

 


 

後ろを振り返ると、先程までお客さまで溢れかえっていたフロアがこの通り。
スタッフがディナーの準備に取り掛かっています。
 


 

そんななか、デザートまで満喫した私たちは夜のイルミネーションに点灯したスカイツリーもちゃっかり見届け、ようやく席を後にしました。

休日のランチをこんなに満喫したのは何年ぶりだろう。
たまには良いものですね。

 

最高のサービスと笑顔に感謝

  最高のサービスとお料理を提供してくれたブラッスリーオザミ・スカイツリー店のスタッフの皆さんに感謝し、明日からの活力にしようと思えた最高の休日でした。 遅くまでお邪魔してご迷惑をおかけしたにもかかわらず最高の笑顔で見送ってくださった渕上シェフと小松店長、ありがとうございました!
 


 

<Brasserie Aux Amis 東京スカイツリーソラマチ店>

東京都墨田区押上1-1-2
東京スカイツリータウン・ソラマチ30階
03-5809-7477

http://auxamis.com/skytree