VINITALYの周辺で3グル−プの自然派ワイン試飲会が行われた。その一つが“トリプルA”だ。3つの単語の頭文字をとってTRIPLE“A”とグル−プ名を決定。
1 Agricoltori 農家 
2 Artigiani 職人 
3 Artisti 芸術家
主催者はルカ・ガルガノ氏である。
ルカさんはCPVが日本で最初にルネッサンス・デ・アぺエラッション試飲会を2006年11月に開催した時に来日していたイタリア人だ。最初、イタリア自然派が一つにまとまっていた時のリ−ダ−の一人である。今でもニコラ・ジョリのルネッサンス・デ・アペラッションと連動しているグループだ。

イタリア醸造元が33社、フランスが29社、スペインが4社、スロヴァキアが4社、ドイツ2社、その他
の国ワインを含めて約80社という国際色豊かなグル−プだ。
会場の一階がイタリアワイン、2階がフランスなど外国のワインとなっていた。

ニコラ・ジョリのグル−プが中心部分とフランスではフィリップ ・パカレやラピエ−ルなどが中心のVIN NATUREグル−プを主催者のルカ氏がくっ付けた感じになっている。フランス国内では絶対に接近しないメンバ−がここでは同居している。

例えば、ニコラ・ジョリ−とフィリップ・パカレや、プリウ−レ・ロックとパカレの組合せもフランスでは見られない。
ビオ・ワインであるけど自然派ワインとは云えないものが多くあった。しかも強烈に酷いワインものもいくつかあったのは事実。
日本ではビオワインと自然派ワインが同意語のごとく使われている。
明らかに違うものである現実をよく見つめてほしい。

イタリア会場
イタリア醸造元33社の参加、既に日本に輸入されて皆様がご存知のものから初参加のものまで色んなタイプが揃っていた。素晴らしいものから酷い品質のものまで雑多に混じっていた。
ピア〜ノ、ピア〜ノのノンビリした試飲スピ−ドには慣れてきましたが、酷いのに当たった時は困ったものだ。すぐにそのブ−スから離れたくてもなかなか離れられない状況が何度かあった。しかし、精神修養には良い機会だった。確かに人間として、多寡が不味い上手いで失礼な態度を取る訳にはいかない。
同じワインで生活する人間として敬意を払って試飲させて頂きました。

本日の新人賞

このTRIPLE A 会場で私が選ぶ本日の新人賞は
左の彼女だ!!
彼女はフィリップ・パカレのところで修行してイタリアにもどって今ワインを造っている。
まだ販売していない。髪型までパカレ風だ。
本日もパカレの手伝いとしての参加だ!!
しかし、我々だけに、熟成中のピノ・ノワ−ルをこっそり持参してあったものを飲ませてもらった。
正に、イタリア風味を備えたパカレ・ピノ・ノワールだ!!
イタリアの土壌でもあのピノ風味ができるのだ。と確信できた。

フランスとその他の国・会場
ロック、パカレ、ニコラ・ジョリ−、レキュ、マ−ク・アンジェリ、ドュプイ、ダイス、ラピエ−ル、ティソなど早々たるフランスを代表する醸造元が参加。

いつも元気なレキュのお父さん。娘が日本人男性と結婚して、日本 が断然近くなった感じ。

彼の挨拶はいつも 『LA VIE EST BELLE ?ラ・ヴィ・エ・ベル?』 だ。人生を楽しんでいるかい?
竹を割ったようなスカッとした性格、この二人に共通しているのは、いつも元気!であることだ。

超人気ブ−スはここイタリアでも、フィリップ・パカレだ!!

皆パカレを試飲したいのだが、なかなか近づけない。イタリアの醸造元も殺到した。

フランス醸造元がイタリア醸造元業界における自然派ワインの発展に一石を投じている姿には感動した。