L’EBAUCHOIRレボショワール 43, rue Citeaux – 75012 – Paris 01 43 42 49 31 フランス大好き人間 三浦シェフ 『私からフランスを外したら何も残りません。』と言い切るほどのフランス好き。 前世がフランス人だったのだろう。毎年この時期にフランスまでやって来る。 今夜は小松屋のガンちゃん(今はカーヴ・オジェで働いている)と三浦シェフの若手と4名だった。 ビストロ・レボショワールはいつも満員の超人気店だ。 兎に角、料理が抜群に旨い。まさにパリのビストロという感じだ。トラディションでシンプルなスタイルだ。 早めに着いた私はカンターでセバスチャン・リフォーのサンセールを開けてアペリティフがわりに飲んだ。 今、スープがメニューにあるレストランが極端に少ない。ここのメニューを見るとスープがあった。寒い冬にはスープが良い。私と三浦シェフはスープを注文した。歯を治療中の私は柔らかいホタテを注文、旨かった。 肉にも魚介類にも合う“赤”ということで ガンチャンのお勧めでソミュールのビオ・ディナミの第一人者GUIBERTEAU ギィーベルト05を開けた。 爽やかなカベルネ・フランながら05とビオディナミの力が濃縮感たっぷりのボリューム。全員の料理にピッタリ合っていました。 流石、パリNO1ワイン屋で働いている岩田さんこと岩チャンは凄い。 三浦さんの希望でセバスチャン・リフォーのピノ・ノワールも開けました。 もう一週間もフランスを旅してきた三浦さんチームはちょっと胃が疲れ気味のようでした。 フィリップ・パカレ、フィリップ・ジャンボン、大岡さん他、自然派のど真ん中蔵を歴訪して、昨夜パリに無事到着しました。若手教育も兼ねて素晴らしい経験ができたこと喜んでいました。昨夜はヴェール・ヴォレーで一杯やったようです。 ホントに元気ですね。 今夜のこのビストロは三浦さんのご希望でした。 流石、シェフの三浦さんは料理の旨いところをご存じでした。 ワインの品揃いもバランス感覚抜群のリストでした。 食後は、トーマからカウンターに来い!とお呼びがかかり、ディジェスティフをご馳走になった。 偶然にもアルザスのクリスチャン・ビネール醸造元の奥さんが来ていて、ビネールさんのマールをいただきました。ご馳走様でした。 三浦シェフは昔からこのビストロを知っていて、自分のビストロの目指すところもこの感覚だ、ということでした。 『この雰囲気と感覚が理想なんだけど、でも日本では、このままを持って行ってもダメなんだ。』と自店の姿と理想の狭間に思いを巡らしていた三浦シェフでした。 大学でフランス文化論を専攻していた三浦シェフはフランスをもっと近くで理解しようと大学卒業後に辻料理学校に入学した異色のフランス文化通料理人。単に自然派ワイン、フランス料理に凝っている訳ではない深さを三浦シェフに感じました。今夜は、お蔭で素晴らしい一期一会でした。感謝!また、パリにお越しください。 三浦シェフのお店 “RIVE GAUCHE リーヴ・ゴーシュ” 大阪府枚方市市川原町1-2 TEL-072-844-8007