以前より自然栽培していたが、10年前より正式にビオディナミ農法に転換、ヴァレリーとフィリップ
真っ白な丸い石が地表を覆っている土壌。
ヴァンソーヴル村の中でも特別な立地だ。ヴァレリーとフィリップはこの地の持っているカパシティーの偉大さを確信していた。
この土壌がとてつもないグラン・ヴァンを生み出すっことが出来ることを。
原石を磨いてダイヤモンドに!
だから土壌を最大限に表現できるビオ・ディナミ農法を採用したのだった。その効果がやっと出始めてきた。
この南ローヌの問題点は太陽が強すぎることだ。
どうしても酸が欠けて、重いワインになってしまう。そして、水不足にも悩まされていた。
ビオ・ディナミ農法を採用して5年目頃から
ワインに変化が表れてきた。根っこが地中深くに伸びている証拠である。乾燥が激しいこの地区にあって、真夏の乾燥時にも葡萄の葉がイキイキとしてること。そして、葡萄がどんなに熟しても酸が必ず残っていること。ミネラル感が味覚上にピュアーさを表現してくれている。
昨年9月に、ESPOAのメンバーがショーム・アルノーを訪問した。
今年はフィリップが日本にやって来た!
2011年1月は日本全国を走り周った。
2週間かけて九州から四国、東京、静岡、名古屋
石川、大阪、京都と各地のエスポア店が開催する
試飲会やワインパーティーに応援参加したフィリップ。
ラグビーの選手だったスポーツマンのフィリップ
最後に京都へやってきて、ESPOA店が全国から集まる
年に一回のミーティング・テースティング会に参加した。実際に自分のワインを売ってくれている人たちと
親交を深めることはフィリップにとって本当に大切なことなのだ。
フィリップは、全国のESPOAの人達が本当に一生懸命販売に努力している姿を目のあたりにして感謝の念を強く持った。お互いに感謝しあっている。
造るのも、売るのも思うようにはいかないことばかりだ。お互いがその努力を認めあって一緒に進んでいけたらいいなと思う。フィリップにとっては感動と感謝の日本滞在だった。
京都の自然派ワイン・バー “ドゥー・コション” にて貸切打ち上げ!
パリにそのまま存在しても繁盛間違いなしのコンセプトとワイン品揃え!
横浜のしんかわやの竹ノ内さん
粟津夫妻、フィリップさん。
本当に心地よい空間です。
ESPOAのワインは竹ノ内さんが横浜から納めている。
オット思うような自然派ワインばかりがサラリと品揃えされている。日本の古都にこんな素晴らし店があるなんて、本当に感激です。
パリのヴェール・ヴォレーから始まって今はフランス全土に広がっているコンセプト・ワイン・バー
フランスでもこのようなコンセプトのワイン・バーが地方にもドンドンできています。
気軽に入って、気軽にスイスイワインが飲めてしまい、多少飲み過ぎても翌日爽快な気分と体調を維持できるワインばかり
DEUX COCHONS(2人の大食漢)
京都市中京区新町通蛸薬師下ル
18:00~24:00 火曜日定休
Phone 075-241-6255
2011年も全国のESPOAP店はパワー全開だ!
店内に気持ちの良い空気が流れている。
皆の話が弾む。
昨年、納得のいくまで頑張った人。
同じ方向に頑張っている同士は目を見ただけで
“頑張っているな!”とお互いに分かる。
また、今年一年の切磋琢磨を誓い合う。
ESPOAグループの素晴らしさは、全国に本気で相談できる仲間がいることだ。
いざ,と云う時はお互いに団結して事に当たれることだ。
それぞれの店が各地方で本当にコツコツ信頼造りの商売をやっている。大型の酒販店は一店もない。
小規模な酒販店ながら、良い商品を説明しながらコツコツと地味な啓蒙活動をやっている。
トップ20店くらいのお店はホントにお客さん達と親戚のような付き合いをしている。これは一朝一夕にはできないことだ。醸造元が畑を耕して、地中の微生物を育てることに似ている。
世の中、本当に佳い仕事をしている人がいるもんです。
南ローヌの片田舎のヴァンソヴル村から日本にやって来たフィリップさんは、ヴァンソーヴルと京都も繋がっているし、日本中と繋がっていることが分かってホントに喜んでいました。
冷たいミストラルの風の中で、ブドウ園にて剪定作業をする時、きっと日本の皆さんのことを思い出すと思います。ドゥー・コションさん、お世話になりました。
頑張ってください。応援しています。伊藤 PARIS