DEGUSTATION JEU DE QUILLES – OFF DE Grands Jours de Bourgogne


DEGUSTATION JEU DE QUILLES – OFF DE Grands Jours de Bourgogne
                        

フィリップ・パカレが小試飲会JOU DE QUILLEを開催

毎年、この時期にブルゴーニュ・ワインのイベント、GRANDS JOURS DE BOURGOGNE,グラン・ジュール・ド・ブルゴーニュが開催されている。今年はPhilippe PACALETさんが個別にOFFの小さな試飲会“JEU DE QUILLE/・ジュー・ド・キーユ”を開催しました。
13社の蔵しかいない小さな試飲会。
場所はボーヌ駅の近所にあるパカレ醸造の蔵で行われた。
会場の蔵の中は,超満員状態。フィリップ・パカレの人気は凄いのもがある。世界中からバイヤーが集まっていた。パカレが醸すピノ・ノワールは独特のパカレ・ピノ風味がある。世界中のピノ・ノワールファンを魅了している。

DOMAINE LA COTE ドメーヌ・ラ・コート

パカレさんと親しくしている蔵元ばかりが集まった。遠くはアメリカのカリフォルニアから美味しいPINOT NOIR を醸すLA COTEが特別参加していた。
ピノの木苺風味が心地よく、太陽を思わせる膨らみもある。石英石の岩盤土壌からくるヴィーフなミネラル感が酸と一緒になってしめてくれている。素晴らしいピノ・ノワールだ。

CHANTEREVES シャントレーヴェ

日本人女性、ボーヌでワインを醸すKURIYAMA TOMOKOさんも参加していました。昨年からグラップ・アンティエール除梗なしの造りに変えたとのこと。やさしいピノ風味が素晴らく上品なスタイル。女性的なエレガントさ、私の大好きな典型的なピノノワール。
短時間でこの品質にたどり着いたTOMOKOさんに拍手を送りたい。

CHRISTOPH PACALET クリストフ・パカレ

フィリップ・パカレとクリストフ・パカレは従兄同士、それもかなり濃い従兄、お互いのお父さん同士、お母さん同士が兄弟である。彼らのお母さんはマルセル・ラピエールの妹である。幼少時代はモルゴンで一緒に暮らしていた時期もあり兄弟のような関係だ。今年から新登場のSAINT AMOUR サン・タムールが素晴らしかった。15年産の共通の特徴は、太陽が強かった年で良く葡萄が熟している。ブラインドではグルナッシュと間違えるほどの濃縮した果実味がある。

17:00から始まったこの試飲会、時間が経つ程に人が集まってきた。他の試飲会を周り終えた各国のバイヤーがやって来た。今や世界中のブルゴーニュファンの間で注目されているPhilippe PACALETである。また、パカレが選択した醸造元にも興味があるのだろう。

私も良く知っているデンマークのインポーターも来ていた。北ヨーロッパも自然派ワインが大人気でグングン伸びているとの事。嬉し限りである。自然派を取り組んでいる人達は皆、仲間である。
レストラン・ノマとも仕事をしているとのこと。ノマが閉まってしまう前に、6月に一緒に食べに行こうとクリストフ・パカレと約束をした。勿論、彼らが予約・同行してくれるとのこと。

リヨンのEN METS FAIS CE QU’IL TE PLAIT,日本人シェフの石田さんも参加

レストランやビストロ業者も集まってきた。リヨンの日本人シェフの石田さんも奥さんのキムさんと参加していた。
今日は特別に臨時休業してきたとのこと。

石田さんの店、EN METS FAIS CE QU’IL TE PLAIT,は自然派ワインの品揃えでは定評がある。そして石田KATSUMIさんの料理は
本当に美味しい。力強さと繊細さの両方を備えた料理だ。
私はリヨンに行くと必ずよる店だ。
もうファミリーの様な存在。

ブルゴーニュを代表する醸造家の一人Philippe PACALET

PHILIPPE PACALETは ピノ・ノワールをブルゴーニュのテロワールごとに忠実に表現する数少ない醸造家。パカレのブースはいつも人だかりでなかなか近づけない。彼のピノ・ノワールとブルゴーニュのテロワールの研究はプリューレ・ロック醸造時代から27年間続いている。
その間に地球の温暖化からくるクリマの変化は、彼にとっても醸造段階において多くの変化をもたらした。
常にパカレ独特のピノ風味、パカレ・ピノ香と云ってもいい独自の果実味がある。優しいタッチの尖った部分とか角張った部分が全くない穏やかなパカレ・ピノ風味がある。
パカレのワインは、若くしても美味しい。でも時間を経って熟成した時に出てくるミネラル感がホントに繊細で素晴らしい。本当にブルゴーニュのテロワールの違いが全面に表現されてくる。

世界中のブルゴーニュファンがその事に“気づき”だした。フィリップ・パカレの真価が判り出した。
段々、日本に回って来なくなる時が来るのではないか、とチョット心配になる。
フィリップ・パカレは自分が育った自分の原点でもあるボジョレに畑を買った。MOULIN A VINである。
ブルゴーニュのグランクリュ畑と同じ手間暇をかけて醸したPACALETのムーラン・ナ・ヴァンは
一飲の価値あり。マニフィックMagnifique としか言いようがないガメがある。
『ピノ・ノワールとガメは従兄同士のような存在なんだ。』とパカレは云う。彼のムーラン・ナ・ヴァンにはピノを感じさせるものがある。
DEGUSTATION JEU DE QUILLES 2次会 2em parti- OFF DE Grands Jours de Bourgogne
テースティングの後は、勿論、一緒に食べて飲んで歌っての懇親パーティー !!
フィリップの奥さん、モニカさんが大活躍。試飲会場の進行、二次会の懇親パーティー、料理の進行、一人5役をやりこなす頑張り屋さん。
シャイで無口なフィリップに代わって場を盛り上げて、ブルゴーニュ独特のラーラーラララララーラ、ラララの唄を歌うモニカさん。

フィリップ・パカレの思い。

参加醸造元にとって、この情報交換の時間帯は大きな意味がある。
普段、孤立して栽培、醸造に集中している醸造家にとって貴重な情報を得る絶好の機会なのである。先輩醸造家やクリマの違う醸造家との会話が、大きなアドバイスや問題解決ヒントになることが多い。人と交わることで新らたなものが生まれていく。皆が良くなっていく。もっともっとワインが美味しくなっていく。いい流れを造っているPHILIPPE PACALET. ブラヴォー 。

太っ腹のフィリップさん、Marcel LAPIERRE本人醸造の最後のミレジム2009年のマグナムを開けてくれた。もう世間では見つからないワインだ。皆、大喜びだ。
一番喜んだのはChristophPACALETだった。
So2添加ゼロのワインでも、全く問題なく熟成する。健全な葡萄だけを仕込んだワインは果汁のエネルギーが違う。So2を必要としていない
ガメが熟成するとピノッテしてくる。09もほんの微かにピノ風味が出ていた。
でももまだ若々しかった。私も久々に飲む09だった。
                   
そして、ドニィ・ペノさん(マーク・ペノの弟)がもっているのは、パカレのGEVREY CHAMBERTIN 2009のマグナム。6年の熟成を経ると、繊細な透明感のあるミネラル感が出てくる。若い時のあのパカレ・ピノ果実味から
ワイン質の奥にスーット一線の透明感が出てくる。これがフィリップの狙っているブルゴーニュのテロワールだ。
上品で、繊細で、石灰岩盤からくる潮っぽい旨味。
これぞ、PHILIPPE PACALETのブルゴーニュ・ピノである。