収穫が終わって醸造も一段落したこの時期からフランス各地で自然派ワイン試飲会が開かれている。

食の季節に突入した時期に、パリで開催、ロワールとジュラの醸造元が集まった。
自然派ワインの勢いは凄い。どこの試飲会も超満員状態だ。

遠くにノートルダム寺院がみえるセーヌ川の畔の会場。

会場内は物凄い熱気!!
私も知らない新人醸造家が多くいた。
どこまで新しい自然派が増えていくのだろう。
楽しみが、どんどん増えていく。
それぞれが皆違うスタイルを狙っている。
エッと驚くような造り、品種を栽培している。
もうAOPアペラッションなど気にしていない醸造家が多い。
この地方に、この品種、などと云う決まった発想がない人達が多い。
造りも、エッと驚くようなことを、平然とやってのける醸造家もいる。

流石、フランスだ!
進化のスピードが違う。
今までのワイン概念では説明できないものが多い。
頭を柔らかくして、ニュートラルな発想で試飲していく必要がある。

イタリアもスペインもポルトガルも、勿論、日本も進化している。
ワインの世界が本当に面白くなってきた。

今までのワイン概念で判断しようとすると、頭が膠着して拒否反応を示す人も多くなりそうだ。
自分のワイン知識、経験を一度白紙に戻すことも必要になるだろう。
今までの知識で判断するのでなく、目の前の現場から事実を一旦受け入れてから消化していく作業が必要になるだろう。
これからの動きが、面白い!