Philippe Jambon フィリップ・ジャンボンの初期の頃のワイン1999を開ける!
フィリップ・ジャンボンとは、初リリースから付き合っている。
1997年に1.1ヘクタールのガメ品種の畑を手に入れて、アパートの一角でガレージワインを造っていた。
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新年、色んな人がオフィスに集まってきた。
今年は、世に戦争があったり、天候も一か月間ほどずっと雨と曇り空が続いている。
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チョット、パァーっと明るくやりたかった。
ずっと倉庫の奥に寝ていたワインを、思い切って開けた。
その一本がこれだ!
なんともう24年も熟成した極ナチュールのジャンボンワインだ。 やっぱり、ジャンボンは凄い!


(当時に近いジャンボン・ファミリーのPHOTOS)

今も、フィリップは自然派の極をずっと走り続けている貴重な造り手。
醸造学でやってはいけないといわれていることを、すべてやってきた造り手。
フィリップはいう。
『完璧にナチュールは、造りの過程で、諸々の欠陥が出てきても大丈夫! 悪玉と正義の騎士が今戦っているんだ。最後に必ず正義が勝つんだ!』
24年の歳月が過ぎたこのワインがそれを証明している。
最近、気持ちはわかるけど、一時的に欠陥のあるワインが完全に否定される傾向にある。
でもこんな風になるんだ、と現実証明。将来、必ず科学的にも証明される事実。

こんな実験のようなことを、危険をおかしながら勇気と信念をもって、やってくれる貴重な人。
もちろん、こんなジャンボンのワインに共感して、感動して支えてくれる熱狂的なファンがいる。
時間をかけて乗り越えてきたワインには、何ものにも代えがたい魅力と深い味わいがある。