フィリップ・パカレが無事に2018年の収穫を終えました。
稀にみる高品質の葡萄が収穫された。腐ったり、傷んだ葡萄が皆無。
選果する必要がない収穫だった。
品質と共に収穫量の方も満足のいくものでした。

フィリップは本来、あまり太陽の強い年は好きではない。
何故?ピノの果実味が濃縮し過ぎるとブルゴーニュの独特のテロワールが覆われてしまうこと
になるから。
プリューレ・ロック時代から数えるともう28年間もブルゴーニュ・テロワールと関わって来た。
テロワールは不動ですが、気候事情はめまぐるしく変化している。
できる葡萄も毎年著しく違う。
ますます、醸造家の腕が問われる時代になってきた。
猛暑の日々が多かった18年、さあ、熟練の域に入ってきたフィリップがどう料理するか、楽しみだ。