こんなに美しい景観の中で育った葡萄達も幸せだ。
この景色に惚れ込んだのは、ドイツ人のシルヴァンSylvainのお父さんHenningヘニングだった。
歴史学の研究者だったヘニングさんはエクサン・プロヴァンス大学に教えに来ていた。

ある時、この山の麓の農家が売りに出たのを知って、見に来た。
一瞬にしてヘニングは決断した。
『私の残りの人生はここだ!』
1972年だった。
最初からBio栽培を実行。
標高300mという高さ。昼夜の温度差があって葡萄が酸を残しながら熟成していくミクロクリマを備えている。
そしてミストラル風が強く乾燥して病原菌が極端に少ない。自然栽培がやりやすい。