世界中みんな同じ敵に攻められている。

フランスも外出禁止令が発令されて久しい。

どうしてもオフィスに用事があってパリ中心までやって来た。(必要時は許可あり)

メトロの中は空っぽだった。

一仕事を終えたところでお昼になった。

すべてのレストランは閉まっている。

でもあのミティークなレストランRepaire de Cartouche ルペール・ド・カルトゥッシュのシェフ・ロドルフは、
ファンの我々の為にテイクアウトをやってくれている!

即、電話して注文。30分後に取りに来い、とのこと。

レストランに着くと、シェフがすべて一人で準備していた。従業員はすべて休ませていた
まだ、注文したものができていない。待ちながらアペロに一杯ひっかけた。(ホントは禁止かも)

『助かるよ、ルドルフ』伊藤
『俺もじっとしているのが嫌いだから、テイクアウトを一人でやっているよ。』ルドルフ

即、オフィスに持ち帰って、昼食開始。こんな時だから、特別なワインを開けた。
久々の本物プロの味に触れる喜びに内臓が喜んでいるのが判る。

Alexandre BAINアレクサンドル・バンのNO89、ピノ・ノワールを開けた。ブレスのプーレの赤ワインソースにピッタリ。
ウーン、マニフィック(ワインの問合せは野村ユニソン社まで予約しておいた方がいいですよ!)

デザートはルドルフのフォンダン・ショコラ!これがまた驚くほど美味しい!!
今、日本でも名店・名シェフのテークアウトが時節がら増えている。本当に、有難いことだ。