コロナウイルスの感染者、犠牲者が続いている。

病院の緊急体制がずっと続いている。医療従事者にも感染者が出ている状態。
感染者の軽症者は自宅で療養して、状態が悪化してくれば病院まで運びこまれる。
緊急治療室に入るレベルになると、麻酔をかけられて自動呼吸器の世話しなって3週間ほどそのままの状態が続く。
この状態で亡くなっていく人も多い。目が覚めて助かっても15キロほど痩せている、という。

もう何週間もこの膠着状態が続いている。

フランス社会活動が完全ストップの状態になったままだ。

外出禁止令はかなり厳しい。勿論、学校封鎖。すべてのレストラン、物品販売の店の営業停止。
食料販売品店、薬屋、は営業を許されている。(ワイン屋は営業が許可されている、のが流石フランス!)
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そして、すべての会社に自宅勤務を命じている。
どうしても、自宅勤務ができない職種は、許可証をもって自宅から会社までの移動を許されている。
長距離の旅はできないようになっている。

当初、コロナを舐めすぎたフランス人。

一番の原因は、挨拶の習慣、

1-家庭でも朝起きた時から家族全員と頬キスのスキンシップは超大切。
  友達との間でもチョット親しくなれば頬キス。
  
2-握手 のスキンシップ。

レストランでもカフェでも会社でもこの挨拶は超大切な文化。
特に若者や子供は感染していても症状が殆どでなく、無自覚のまま彼らの近隣が一挙に感染していった。

そして、『コロナなんて大したことない、そんなに怖がる必要ない!』という言葉や文章がネットに人気だった。
パニックになる必要はないけど、注意をすることを怠ってしまった結果が現在。
気にしな方が格好よく映っていた。
『お前、気にしていないだろう!と頬キスや握手をやっている人達が多かった。』

まだまだ感染しても症状に出ていなかった人達が尾を引ているのだろう。
感染して数週間、一か月も経った頃になって、病状がでてくる人が多い。
これが本当に落ち着くまでどのくらいかかるのだろう。

いずれにしても、この食のフランスですべてのレストランが閉まっている、とは想像すらしなかったことが起きている。

流石のフランスも、すべてが初めての経験。

経済的損失は計り知れない。