今日は、シャンゼリーゼ通り凱旋門の近所にあるロブションのお店にやってきました。

たまには、このようなお店に来るのもいいもんですね。

赤と黒の内装でシックな感じでした。

嬉しいことに、ワイン・リストには、1ページのハウス・ワインの欄にお勧めワインとして、

ラングドック地方のグラン・クリュ畑の銘醸FAUGERSフォジェール村のワインが記載されていました。

南仏ワインの愛好家の中では、誰でも特別なワインとして認めるフォジェールのアルキエ醸造です。

 

Les Grandes Bastides d’ALQUIER レ・グランド・バスティド・ダルエール

勿論、これを注文しました。

 

ウーン、やっぱり、こんな星付きのレジェンドのような店の環境で飲むには、適材適所のスタイルですね。

涼しさを含んだミネラル感、濃縮感のある果実味、ゆったりした深味のある舌触りには、心に響いてくる美味しさがある。

やっぱり、こんな雰囲気のなかで食べながらのワインには、バスティド・アルキエのようなワインがピッタリだ。

フォジェールは昔から南仏最高の立地条件を備えていると云われている。

標高350m前後で、日夜の温暖差があり、何と云っても、テロワールが“シスト”土壌。

この超硬いスレート状の石が敷き詰まれていて、その隙間に葡萄根っ子が入り込んでいく。

このシスト土壌からくるミネラル感が超特別なのが、ここフォジェールなのです。

ちょっと硬いイメージで、涼しささえも感じさせてくれる。

だからこの南仏の太陽を享けて育った葡萄の果実味さえも涼しく感じさせてしまうほどである。

 

私はこのフォジェールのミネラル感が大好きで、特にアルキエ醸造の畑は特別!

遠くに海がかすかに見える畑で、造り手のチボーとソフィーと一杯やるフォジェールは最高だ!!

パリで飲んでいても、葡萄園の景色が浮かんできてしまうほど、強烈なイメージをもっているテロワールなのです。

Les BASTIDES D’ALQUIER レ・バスティーユ・ダルキエ

シスト土壌の本物ミネラルを味わいたい方は是非試してみてください。

(日本での問い合わせは、ESPOAエスポア社です。もしくは、お近くESPOA店でどうぞ!)