この記事は2007-4-6にNishiさんによって投稿されたものです。


★平年どおり、穏やかな発芽★

短く剪定した枝から新芽が。

フランスでは夏時間に変わって2週間になりますが、毎日、日照時間がグングン長くなっていきます。
パリでは3月末の寒波の戻りも終わって、本格的な春が訪れました。暖かな陽気のせいで、街路樹は幼芽をほころばせ、チューリップも一斉に咲き始めました。

さて、いまごろのぶどう畑はどんな様子なのでしょう?
フランス南部、ラングドック地方では、3月下旬からぶどうの発芽が始まりました。
モンペリエ周辺は、暖冬や寒波が作用しあった結果、平年並みの早さになりました。

ボルドー地方でも4月になった今週初め、カベルネが芽を開き始めました。

どの地方も今のところは順調ですが、ちょっと気になるのは今後の水不足です。
いつもなら冬場に降る雨が地中に蓄えられて、夏の生育時期に必要な水分を恵むのですが、今年は雨が少ないため、夏に渇水の問題が起こりそうです。
春に雨が降ることもよくあるので、それを期待しています。

いま畑では、冬の間ずっと続いた剪定も終わって、畑を耕しています。そして、古くなった杭や針金を替えてやります。
さー、また収穫までの6ヶ月間に渡って、忙しい畑仕事が始まりました!

      《自然派のぶどう畑は野花でいっぱい》